水を撒く、水を打つ。
地面を湿らせることによって、熱気を和らげ、涼を呼び、
埃を立てないようにする。
気化熱を利用して、体感温度を下げる効果もありますが、
打ち水には、場を清めるという意味合いもあります。
店の前や玄関前に水を打ち、
お客さまをおもてなしする風景は、
押しつけがましくない心遣いが感じられますね。
中央区の風情ある街並みから、
涼とともにおもてなしを感じとるのも一興です。
◆中央区日本橋室町・仲通り付近
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楚々 打ち水のおもてなし
水を撒く、水を打つ。 地面を湿らせることによって、熱気を和らげ、涼を呼び、 埃を立てないようにする。
気化熱を利用して、体感温度を下げる効果もありますが、 打ち水には、場を清めるという意味合いもあります。
店の前や玄関前に水を打ち、 お客さまをおもてなしする風景は、 押しつけがましくない心遣いが感じられますね。 中央区の風情ある街並みから、 涼とともにおもてなしを感じとるのも一興です。
◆中央区日本橋室町・仲通り付近 米麹 夏バテ防止に甘酒
「甘酒」はお正月や冬のイメージがありますが、夏の季語になっています。
「飲む点滴」とも称される米麹甘酒は、麹菌によってブドウ糖を分解してくれるので、効率よく体内にエネルギーを吸収できます。そして、アミノ酸やミネラルなども含まれるため、立派な栄養ドリンクです。 昔の人は甘酒のことを十分理解していたので、江戸時代では夏バテ予防の飲み物として町で売り歩く甘酒屋さんが名物になるほどでした。 だからこそ「甘酒」は、夏の季語になったのですね。
ノンアルコールの米麹甘酒味ですっきりとした ソフトクリームです。暑い季節に相性抜群ですね。 東京都中央区日本橋人形町2-4-9 涼々 風趣に富む庭園
エアコンが無かった時代、人々はどのように 暑い夏を過ごしてたのでしょう。
都立庭園では、日差しが強い夏季期間中に、 和傘の無料貸出しを実施しています。 そして、浜離宮庭園の「中島の御茶屋」では、 季節限定の抹茶セットを有料で提供しています。
冷たい抹茶とねりきりのセットを注文。 程よい苦味と甘みですっきり美味しく、 開け放されたテラス側から中庭に通り抜ける風は とても心地良かったです。
水辺の風景は視覚的にも涼しく感じます。 季節の感覚を楽しめる至福の時間でした。 この時期ならではのサービスを利用しながら 歴史ある日本庭園の風情を楽しむのはいかがでしょう。 くれぐれも熱中症対策は万全に! 所作 美しい箸の文化
8月4日は、箸の日。 箸は食事作法として中国から入ってきたものだそうです。
唐に留学し、真言宗を開いた空海(弘法大師)は、衆生済度の誓願を成就するため 「箸を使う者全てを救わん」 つまり、全ての人を救うという表現から、箸の広まりが伺えます。 長い時間をかけて、定着した箸文化。 そこには、箸の正しい持ち方、さまざまな作法があります。 しっかりとした箸使いは不思議と美しく見えますね。 箸の利用は、ゆっくりと食べ、喜びを噛みしめる精神的効能や、 ダイエットや脳の働きを活性化させる効果もあるようです。 箸のことについて振り返ってみてはいかがでしょう。 ◆薬研堀不動院 風鈴 涼やかな夏の音色
夏の風物詩として涼を感じさせてくれる風鈴。 風鈴の起源は、お寺の四隅にかかっている 青銅製の風鐸で、その音が聞こえる範囲では、 災いが起こらないと信じられていました。
邪気除けから涼を感じるものへと変わり、 江戸時代になると、風鈴は大衆に広まっていきます。 高価であったガラス製品が、廉価になり、江戸風鈴が 全盛を迎えるのは、明治に入ってしばらくしてからのことです。
福徳の森の小径に、約200個の江戸風鈴が 吊り下げられ、涼やかな音色を奏でています。 期間限定の生演奏をお楽しみください。 ◆福徳の森、森の風鈴小径
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