[小猿]
2019年3月 2日 18:00
第11回の中央区観光検定試験からはや2週間、悲喜こもごもの皆さんのブログ、身につまされます。私も勉強したつもりが、、、つもりではいけないと思い知らされましたそれでも春は巡ってくるのですね。ボーっと生きていた頭に目ざめるような黄色が映りました。日本橋三越の入口がすっかり春になっています。
春のファッションキャンペーン「花々祭」で、3月26日まで店内が黄色い花で彩られています。
3月8日は国際女性デー。イタリアでは「ミモザの日」と呼ばれ、男性が女性へ日頃の感謝を込めてミモザを手渡すそうです。これにちなんでフランス人アーティストのフィリップワイズベッカー氏がデザインしたミモザの花が今年のメインビジュアルに3月8日(金)、9日(土)には三越各店で、「アイシングクッキー・プレゼントキャンペーン」も行われます。
こちらは浜離宮の一面の菜の花です。昨年10月23日に種まきした畑にいっぱいの花が咲いて、立ち並ぶ高層ビル群の一角にも春が訪れていました。
花々祭2019 2月20日(水)~3月26日(火) 本館・新館
浜離宮恩寵庭園 菜の花の見ごろは4月上旬まで。
[小猿]
2019年1月18日 18:00
文豪・泉鏡花の名作「日本橋」は、もともとは小説として書かれたものを、鏡花自ら戯曲化するほど思い入れが強い作品です。同じ男性に思いを寄せる清葉とお孝という2人の芸妓の姿を描きました。金沢出身の鏡花の江戸文化への憧れが色濃く出ている作品と言われ、明治当時の日本橋の空気が伝わって来ます。昨年自筆の原稿が見つかったことでも話題になりました。この「日本橋」が新春花形新派公演として三越劇場で25日まで上演されています。
新派創始から130年の記念公演で、初演の際は花柳章太郎がお千世を演じて出世作となりました。日本橋西河岸地蔵寺教会には花柳章太郎が奉納した「板絵着色お千世の図額」が現存していて、区民有形文化財に登録されています。物語の舞台はこの西河岸橋から始まり、章太郎も祈願に訪れました。
鏡花の本の装丁をしていたのは日本画家の小村雪岱で、図額も章太郎が雪岱に依頼した物です。この日はお寺が閉まっていて、図絵を見られませんでしたが、お寺の方がいて、お願いすれば見せて頂けるそうです。写真は雪岱の描いたお千世の絵馬です。意匠の天才と言われ、装幀や挿絵、舞台美術も手掛け、発足間もない資生堂意匠部にも在籍した「デザイナー」でもありました。
「日本橋」の装幀
「日本橋」は三越劇場で、平成11年に日本橋架橋88周年記念、平成23年に架橋100周年記念としても上演されました。
三越劇場 中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本館6階
[小猿]
2019年1月17日 12:00
築地1丁目の京橋築地小学校の向かい側に十二支の彫刻が壁に並んでいるビルがあります。その名も「築地えとビル」。竣工は平成8年(1996年)のオフィスビルです。3階以上は普通のオフィスビルなのですが、1,2階がクラッシックな石造りの外観です
亥年の始め、今年は縁起が良いような気がして、ブログとツアーが上手く行くように祈りました
ビルの角にはカリヨンのオブジェが置かれていて、正午を知らせていました きっと将来は中央区の建築めぐりガイドに載るかもしれませんょ
築地えとビル 中央区築地1-12-6
東京メトロ日比谷線築地駅 2番出口より 徒歩3分
[小猿]
2018年12月28日 14:00
今年も残りわずかとなりました。子どもの頃は、お正月に近くの野原にたくさんの凧が揚がって、凧揚げは楽しみでもありました。隅田川の川べりでも、そんな光景が見られたでしょうか。全国の凧好きな人たちが集まって1969年に発足した「日本の凧の会」。発起人は日本橋の洋食の老舗たいめいけんの故・茂出木心護さんです。たいめいけんの5階には珍しい「凧の博物館」があって、さまざまな凧が展示されています。
茂出木心護さんはたいめいけんの初代社長、子どもの頃から凧が大好きで、収集した凧は3,000点以上、館内は壁も天井も凧がいっぱいです。展示はオリジナルの江戸凧で、江戸凧は江戸時代に鎖国の元、庶民と武士の中から生まれました。
12月29日(土曜日)には凧市も開かれます。今年はお気に入りの凧を買って、新春の空に揚げましょうか。こちらは昨年の凧市の様子です。
凧市は 2018年12月29日(土曜日) 10時~15時
東京ベルサール日本橋タワー広場にて開催。
凧の博物館 中央区日本橋1-12-10 たいめいけん5階
11:00~17:00 日曜・祭日は休館
[小猿]
2018年12月23日 18:00
東京メトロ三越前駅からJR新日本橋駅に向かう地下通路は、現在拡張工事中です。この50m程の通りの仮囲いに「NIHONBASHI 彩字記」と称して絵が描かれています。
これはイラストレーターの木下ようすけさんが漢字の意味と日本橋の風景やイベントに因んでデザインされたものです。
日本橋の橋 師走で皆走る
祭りも多い中央区、皆で踊ろう。
愛は喜びですネ。
木下ようすけさんのイラストは年末まで、その後は他のイラストレーターの絵になります。