[小猿]
2018年2月28日 18:00
以前からご紹介したかったギャラリーです。日本橋コレド室町3の4階の奥まった静かな一角にあるちばぎんひまわりギャラリー は、千葉銀行が地域における文化・芸術活動の発展に貢献するために開設している無料のアートスペースで、有名作家の企画展、千葉県にゆかりのある作家の公募展を開催しています。
いつもは撮影禁止なので、ブログに載せることを半ばあきらめていました。この日、展示されている日本画家の本多翔さんが会場にいらして、撮影がOKになり、お話を伺うことができました。
本多翔さんは千葉県生まれ、東京芸術大学卒業後、2013年、第68回春の院展にて初入選、以降、多くの展覧会で入選を果たされ、数々の賞を受けている新進気鋭の日本画家です。作品は自然をモチーフに、木の生命力、美しさを表現するために、様々な技法が駆使されています。画材は和紙に岩絵の具、金箔、銀箔、錫箔を重ねて、繊細で豊かな質感、思わず見入ってしまいます。「日本各地で取材し、心に響いた風景を絵を通して鑑賞する皆さんと共有して頂けると幸いです。」 とのこと、34点の美しい自然に囲まれるギャラリーへ皆さんもぜひ。
本多翔さんの日本画展は3月18日(日)までです。
ちばぎんひまわりギャラリー
中央区日本橋室町1-5-5 Tel.03-3270-8898 10:00~18:00 月曜日定休
[小猿]
2018年1月24日 16:00
新春の歌舞伎座は、高麗屋の親子孫三代同時襲名披露に沸いています。夜の部では、二代目松本白鸚、十代目松本幸四郎、八代目市川染五郎の口上に続き、歌舞伎一八番の「勧進帳」、 新・幸四郎が弁慶を、新・染五郎が義経を演じています。
新・染五郎は12歳の中学一年生、身のこなしも台詞もしっかりと、一言一言に心が込められて、追われる身の悲しさと弁慶に対する感謝が伝わってきました。新・幸四郎演じるお家芸の弁慶、命をかけて義経を守り抜こうとする姿に、安宅の関守の富樫ばかりでなく、観客も心を動かされます。
晴れ着の人も多く、ロビーも華やいだ雰囲気、江戸の空間に迷い込んだようなひと時でした。新・幸四郎さんは、歌舞伎を世界に広げたいとの夢を持って舞台に臨まれている、とのこと、庶民の娯楽の未来が明るく開けるようです。
歌舞伎座1月公演は、1月26日まで、2月公演も襲名披露があります。
[小猿]
2017年12月27日 12:00
日本橋のたもと、川沿いに蔵造りの料理店〈日本橋室町 豊年萬福〉はあります。「かわてらす」も設置されており、飲食はもちろんのこと、物販や講座などで、文化情報を発信しています。こちらで毎月開催されている豊年萬福塾に参加しました。今回の講師は和菓子の老舗〈榮太樓總本舗〉の細田安兵衛相談役、御年92歳の日本橋界隈の生き字引のような方でした。
何故、日本橋と名付けたか、には4つ説があるそうです
1.東に筑波山、西に富士山を望み、海上に朝日が昇るのが見え、日本一景色がよいから。
2.江戸の中心にある橋で、全国への街道の起点であるため。
3.徳川家康が江戸の町作りをした時に、全国の諸大名が、人、金、物 を提供して出来た橋だから。
4.慶応義塾大学の池田弥三郎氏の説で、日本橋川が平川と呼ばれていた江戸時代に、一ツ橋、竹橋、板 橋などど同じように二本橋と呼ばれていたものが、いつの間にか日本橋と呼ばれるようになった。
橋柱の銘板を書いたのは15代将軍の徳川慶喜公で、読みやすく美しい書体です。この橋銘の日本橋、本の字の真ん中の横一本の線(一)が、点(、)なっているとのこと、弘法も筆の誤りと言ったところでしょうか、トリビアでした
さらにトリビアなのが橋の上にいる麒麟像、「麒麟の翼」という映画にもなりました。実はこれは翼ではなく、「麒麟の鰭」なんだそうです。翼は元々鳥の前足が進化したもので、確かにこの麒麟にはしっかりした前足が 関東大震災まで魚河岸だったこの地で、 「ここから世界へ飛び立とう」ならぬ「日本橋川から世界へ」という思いが込められているのですね。
明治44年に木造から石造アーチの橋に架け替えられた時、総工費の10分の1が装飾美術に費やされたという美しい橋を、1964年の東京オリンピックの為に首都高速道路が出来て真上を覆いました。それ以来、細田さんはじめ地元の皆さんが、景観を取り戻し、耐震の不安をなくすために運動を続けられて50年、集めた署名は49万人!
今年、首都高の老朽化に伴って、日本橋の景観の復活と日本橋周辺の再開発を目指し、高速道路の地下化が検討され始めました。近い将来、この景色が変わる日が来るのでしょうか。
豊年萬福塾のお問い合わせは月刊日本橋編集部まで。
03-6202-1221 (平日10時~18時)
次回は1月20日(土)14時~16時
日本橋から世界を発信[フランス編]です。
[小猿]
2017年10月31日 09:00
日本橋七福神の一つで、中央区内に現存する数少ない木造の神社建築物としても貴重な小網神社、お稲荷大神、弁財天、福禄寿が祭られています。検定試験でもおなじみですね。10月27日(金)に弁財天大祭が行われていました。
強運厄除の神さまとして、古から信仰を集めていて、この日もたくさんの参拝の方が並んでいました。財布から出したお金を洗う姿も見られました。氏子の企業からの提供品で、はずれなしのくじ引き、私はカップシュガーを頂きました 繭玉と金運のおみくじが人気だそうです。福禄寿も皆になでられてピカピカに光って笑ってます。参拝して戻ると、心なしか豊かになったような気が。やはり福の神でした。
11月27日(火)には、五穀豊穣に感謝して、新嘗祭 「どぶろく祭り」 が行われます。
小網神社(こあみじんじゃ) 中央区日本橋小網町16-23
[小猿]
2017年9月22日 14:00
ここはドイツの街角? と思うのはタンネさん。 浜町で1993年にオープンしたドイツパンの専門店です。赤と白を基調にした二階建て、入口にはゼラニュームが咲いて、清潔感あふれる店内には50種類の南ドイツのパンとお菓子が並んでいます
社長の佐藤由木子さんにお話を伺いました。 24年前、梱包会社をされていた先代の社長のお父さまが、仕事で通われていたドイツのパンが大好物で、楽しみに小さなお店をやりたいと始められたとのこと、当時は東京、横浜から名古屋までドイツパンを扱う店はなかったそうです。当初から伝統的な製法を守るため、招へいしたドイツ人マイスターは15名、材料を厳選し、技術を磨いて、真のドイツパン作りに取り組んでます。
ドイツパンと言うと、ライ麦の酸味がある固めのパンを思い浮かべますが、タンネさんのパンは小麦の取れる南ドイツのパン、真っ白なフワフワの物から、ほのかにライ麦が香る薄茶色のパン、ドーナッツの原型と言われる揚げパン、チーズをのせて焼いたパン、種やフルーツの入ったパン、など様々な形や色があります。
お店の一角はカフェになっていて、パンはもとより、ドイツソーセージ、ハム、チーズ、ケーキ、コーヒーも頂けます。ランチのパンは食べ放題で、たくさんの種類を試してもらえるよう小さめに作られています。ドイツ語のタンネはモミの木を意味するそうで、クリスマスに向けて名物のシュトーレンも楽しみですね。 お店の向かいには緑道が続いていて、水路だった江戸の名残が。この浜町でドイツの伝統を守る素敵なお店です。
ドイツパンの店 タンネ
月~金 8:00~19:00
土 8:45~18:00
中央区日本橋浜町2-1-5
Tel. 03-3667-0426
tannebrot.info@gmail.com
[小猿]
2017年8月 1日 18:00
7,8月、日本橋の街は金魚であふれています。 毎年長蛇の列のアートアクアリウム以外でも、生きてる金魚、提灯や団扇の金魚、お菓子の金魚等々。今年は金魚船も登場。江戸の夏から金魚売りも出て来そうな。
|
|
コレド室町の仲通り
|
福徳神社の森
|
|
|
金魚のスィーツ&バルを食べて 3つのスタンプをもらうと、 賞品があたる抽選に参加できます。
|
アートアクアリウム2017 日本橋三井ホール 2017.9.24(日)まで開催
|
|
|
三越デパートの入口
|
高島屋デパートのショーウインドウ
|
|
|
金魚ちょうちん船に飾られている 山口県柳井市の特産品 |
金魚ちょうちん船は 8月30日までの火・水・木曜 日本橋船着場から運行 |
お問い合わせは 新日屋 www.shinnichiya.com まで