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2014年6月11日 09:00
今年は5月31日、平年より7日早く、東京地方に、「紫陽花(アジサイ)の "真の花" の開花」宣言が出されました。
そして6月5日、梅雨入り。
「花のテラス」「緑のテラス」「水のテラス」の3つのテラスと「ノーストリトンパーク」「サウストリトンパーク」の2つの緑地から構成され、600種10万株以上の植物で彩られる、晴海トリトンスクエアにも、「ヤマアジサイ」「ガクアジサイ」「ツルアジサイ」の他、所謂「西洋アジサイ」(流通名ハイドランジア)、北米産系の「カシワバアジサイ」等、多くのアジサイが植栽されています。
アジサイは交配され改良された品種も多く、
①花冠の形状 (中心部の"真の花<両性花>"を覆って花弁状の萼片の"装飾花<単性花/中性花>"が球形の花序を形成している"手毬り咲き"、装飾花が両性花を取り囲む"ガク咲き")
②装飾花の咲き方 ("一重咲き" 、"八重咲き" )
③花弁<萼>の形状(丸弁、剣弁、細弁、キザミ弁、ヘラ弁・・・)
④変化に富む花色
等々、その多様性を楽しむことができます。
今回は「カシワバアジサイ」3種(一重咲き-①、八重咲き-②、八重"玉咲き"-③)、「ツルアジサイ」-⑥、「ハイドランジア」-⑦~⑩、「アメリカノリノキ」の園芸種 "アナベル"(白-④、ピンク-⑤) を取り上げてみました。
ツルアジサイがツタと共に壁面を這う様はユニークな情景です。
尚冒頭の画像は花のテラスの ハイドランジア"エンドレスサマー"。
通常のアジサイと違い、その年に伸びた枝に花をつけるので、秋まで長く楽しめる由。
① ② ③ ④ ⑤
⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩
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2014年6月 7日 14:00
6月4日夕刻、山本海苔店日本橋本店で第1回「海苔を楽しむ会」が開催されました。
(18:45~19:45)
テーマは「海苔で見つける美の秘訣」。
まずは ①バター+醤油味 ②バター+チーズ+醤油味 の海苔トースト が供され(Ⅰ)、
「海苔のあれこれ話」の座学からスタート。
ついで、①コーンスープ ②クリームポタージュ ③トマトポタージュ 「3種のスープ」 +
①玄米の味 ②ごまの味 「2種のおつまみ海苔」の試食(Ⅱ)。
「海苔の栄養の話」のレクチャーの後は、「焼きたて海苔体験」と「手巻き体験(バラエティ具材試食)」(Ⅲ)。
海苔には、旨味成分に加え、
ダイエットに不可欠な食物繊維、
"海の大豆" と呼ばれる良質な蛋白質、
脂質の1/2はコレステロール対策で活躍するEPA、
更にビタミンC、βカロテン、葉酸、ヨウ素、ミネラル等、数々の栄養素がぎっしり凝縮されているとの由。
なかでも、"ポルフィラン" という水溶性食物繊維の保湿性・皮膚老化抑止機能が注目されているらしい。
「焼きたて海苔体験」は、海苔の品質基準とされる "香り(強弱)" "色・つや(色調・焼色)" "形(厚さ薄さ・穴の有無)" "テクスチャー(食感・歯切れ・口どけ)" "味(旨味・甘味・塩味)" 等々を、改めて体感させていただく機会となりました。
そして想像以上に豊富な "海苔レシピ" の提案。
いろいろとご教示有難うございました。
<Ⅰ> <Ⅱ> <Ⅲ>
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2014年6月 4日 09:00
♂夏羽 ♀夏羽
今では市街地の公園でも一年を通じて普通に見られ、"都市鳥" 化したハクセキレイですが、換羽した羽色で、巡る季節を教えてくれます。
♂の夏羽は、頭頂部から背は黒、顔は白く黒い過眼線。胸部は黒で、腹以下は白。
(♂の冬羽は背が灰色)
♀の夏羽は、頭頂部は黒、背は濃い灰色で黒い羽毛が混交。
(♀の冬羽は頭頂部から背が灰色)
ハクセキレイはユーラシア大陸に広く分布。
国内では、以前は春夏に北日本の海岸で繁殖し、秋冬は本州中部以南の河川下流域で越冬する、"漂鳥" とされてきましたが、近年になって、水辺に沿い内陸部まで棲息領域を拡大する個体も増え、繁殖地も全国的に拡がり、今日(こんにち)では "留鳥" としても数えられている由。
非繁殖期は、昼間分散採餌し、夜の塒(ねぐら)は橋桁・街路樹・ビルの隙間といった具合に、都市建造物を利用し、都市環境適用力も高いのではないかと考えられていると云う。
「チュチュン」「チュイリー」と鳴きながら尾羽を上下に動かし、ちょこちょこと歩いては立ち止まり、また歩きだす姿をよく目にします。
飛翔時は波状飛行。
黒(濃灰色)と白のツートンカラーと長めの尾のスマートな体形に加え、コミカルな所作もあってか、結構注目を集める野鳥のようです。