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2014年9月22日 14:00
アキアカネ ショウジョウトンボ
今朝、佃公園を散策中、アキアカネ・ショウジョウトンボの2種の "赤トンボ" に遭遇。
期せずして本日9月21日東京地方に「アキアカネ初見」が報じられました。
平年より4日遅く、昨年より3日遅いとの由。
アキアカネは6月初旬から7月上旬にかけて羽化し、一旦山間部に移動(この頃の体色は淡黄色)しますが、秋になると、腹部が特有の赤色になって平地に戻ってくると云われています。
この腹部が赤い個体を初めて見た日を「初見日」といい、この時季の「生物季節観測」のひとつに数えられています。
アキアカネは所謂 "赤トンボ" の代表種のひとつ。
"赤トンボ" とは体色の赤いトンボの総称で、一般にはトンボ科アカネ属を指すようですが、アカネ属以外の体色の赤いトンボ(ハッチョウトンボ、ショウジョウトンボ、ベニイトトンボ等)をはじめ、体色は黄色ながら、夏の終わり頃から群れをなして出現するウスバキトンボ(左写真)も "赤トンボ" と呼ばれることが多いと聞きます。
アキアカネに似たナツアカネは、全体の生息期間自体は差異がないとされ、全期間を通じ平地に出現し、頭・胸・腹部の全てが赤くなることで区分されます。
因みに童謡「赤とんぼ」に出てくる "赤トンボ" は、おんぶされた子供にも見える点からは群れで飛びよく目に付く「ウスバキトンボ」、竿の先に止まる習性からは「アキアカネ」、の可能性が高いと考えられているようです。
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2014年9月17日 14:00
隅田川は中央大橋上流の佃2丁目地先で東に分流し、春(晴)海運河に繋がっていますが、この隅田川派川沿い、中央大橋~相生橋南に至る間に位置するのが石川島公園。
スーパー堤防の採用により、公開空地と一体となり、水と触れ合えるよう親水性が確保され、ジョギングや散歩を楽しむ人で賑わっています。
水鳥も多く飛来し、干潮時には水が引いた岸辺で、採餌する姿も見られます。
左上写真は満潮時の様子。左からウミネコ(看板の上)・カワウ・ダイサギ。
中でもその優雅な容姿から目を引くのが、シラサギ類。
"シラサギ" とはコウノトリ目サギ科のうち、全身が白いサギ類の総称で、国内でよく目にするのは、ダイサギ・コサギの2種。
この他、チュウサギ・アマサギ・クロサギの白色型等が加わります。
大きさや足指の色、冠羽の有無等で、各々識別されます。
9月に入り、親水テラスでは冬羽の装いのダイサギ・コサギが間近で見られます。
ダイサギ: 夏羽時、黒色だった嘴が、黄色に変化。
コサギ: 夏羽時、目立った2本の長い冠羽が、短くなり目立たない。
こんなところにも季節の変わり目を感じます。
ダイサギ コサギ
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2014年9月12日 09:00
今年は9月8日が旧暦の8月15日に当たり、中秋の名月(十五夜)。
昨年は9月19日、一昨年は9月30日だったから、ちょっと早めの到来。
当日は残念ながら、東京地方は雨模様。
尤も、中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないことを「無月」、雨が降るさまを「雨月」と呼び、寧ろほのかな風情を楽しんだともされてはいますが・・・。
翌9月9日は一転、月見日和。
大川端リバーシティ21のマンション群の窓灯りの脇、澄んだ秋空に真ん丸な "お月さま" が輝いています。
月の満ち欠けの周期がピッタリ1ヶ月でないことから、中秋の名月(十五夜)が必ずしも満月とはならず、実は今年は9月9日が満月。
現代に伝わる "お月見" は、古来の月を観賞し愛でる風習と、この時季農作物の収穫期に当たるため、豊作祈願や収穫感謝の祭事が合わさって広まったものと考えられているようです。
「月月に月見る月は多けれど、月見る月はこの月の月」(読み人知らず)
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2014年9月 7日 14:00
花のテラス 中央区大江戸農園(サウスパーク)
西日本を中心に記録的な大雨と日照不足をもたらし、30年に1回以下の割合で起こるとされる「異常気象」に見舞われた8月が過ぎ、9月に入り、肌に感じる風は日毎爽やかさを覚えるようになりました。
晴海トリトンスクエアの「緑のテラス」「花のテラス」等でも、季節の変わり目。
秋の前触れの自然の息吹が感じられます。
今回は、9月4日に開催された恒例の「ミニガーデンツアー」のテーマ <夏のおわり、秋のはじまり> に沿って季節の花々を取り上げてみました。
淡紅色の小花をつけ、赤い果実はビタミンCの宝庫として知られるアセロラが、キントラノオの仲間というのはちょっと意外です。
宿根ロべリア・ファン(別名サワギキョウ)は、ブルー・バーガンディ・スカーレットの3色が楽しめます。
4シーズン目となる、サウスパーク内に設置された大型プランターの田んぼ「中央区大江戸農園」では、近隣の小学生を交え田植えされた稲が、こうべを垂れ、収穫を間近に控えています。
ファウンテングラス ルリマツリ ルリマツリモドキ ホトトギス シコンノボタン
ミズヒキ キンミズヒキ オミナエシ タマスダレ ガウラ
ロベリア ファン ロベリア ファン ロベリア ファン キントラノオ コムラサキシキブ
ブルー バーガンディ スカーレット
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2014年9月 4日 09:00
清澄通り「フジマート」脇の道沿い(月島1-27-9)に、昼前後の一時(いっとき)、行列が出来る気になる店があります。
平成24年10月オープンの、フクロウと触れ合えるカフェ、「フクロウのいえ」です。
営業時間は水・木曜日は14:00~18:00、金曜日は14:00~20:00、土曜日は12:00~21:00、日曜日は12:00~18:00で、1時間毎の入替制。(月・火曜日は定休日)
開店の1時間前に当日の席の受付が開始され、希望時間帯の席を確保したうえで、予約時間5分前に再来店するシステム。
一旦時間をつぶし、指定時間に店に戻ると、丁度前回のお客さんが次々と店から出てくるところ。口々に「よかったね」「癒された」と皆さん満足げな表情。期待が膨らみます。
いよいよ入店。
目に飛び込んでくる、腰ぐらいの高さの止まり木にじっとしているフクロウさんたちが気になりますが、まずは指定された席に座って飲み物をオーダー。
因みにドリンク代は、触れ合い・撮影料込み、フクロウさんグッズのお土産付きで、2,000円の均一料金。
次いで店内での注意事項などが案内されます。
そしてまずはひとしきり写真を撮リ終えると、フクロウさんたちとの触れ合いタイム。
お気に入りのフクロウさんを指名して、お店の人に頼み、思い思いに頭や肩や手首に乗せて貰ったり、頭をなでなでしたり・・・。
フクロウの温かい体温が伝わってきます。
ここのフクロウさんたちは人馴れしているのか、大人しいし、
首を傾けたり、キョロキョロしたり、瞬きをしたり、とにかく表情豊かで愛くるしい。
方々で、「かわいい!」「このまま連れて帰りたい!」との声が・・・。
但し糞には要注意。
そうこうするうちに、1時間があっという間に経過。
お店の人の一言、
『殆どの皆さん、55分立ちっぱなしで、残りの5分でドリンクを一気に飲まれるようです』は、まさに言い得て妙。
暫しの憩いのひととき、心が和みます。
アフリカオオコノハズク コノハズク ベンガルワシミミズク オオフクロウ モリフクロウ