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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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アブラゼミ初鳴

[サム] 2017年7月29日 16:00

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DSC_0505RSG.jpg 7月23日の「ミンミンゼミ」に続き、7月28日、気象庁生物季節観測情報のひとつ「東京地方 アブラゼミ初鳴」が報じられました。

平年より4日遅く、昨年より15日遅いとの由。

鳴き声は、「ジー・・・」と鳴き始めた後、「ジジジジジ・・・」とも「ジリジリジリ・・・」とも聞こえ、「ジジジジジ・・・」と尻すぼみで鳴き終えます。

名前の由来については、翅が油紙を連想させるとか、鳴き声が油を熱した時の撥ねる音に似ているからとか、諸説あるようです。

体は黒褐色、背部に白帯、四肢と複眼は褐色、翅はセミの仲間には珍しい不透明の褐色。

佃公園のアブラゼミ、暑さを増幅させるような響きの鳴き声ですが、梅雨明けを告げるニイニイゼミ、晩夏のツクツクボウシと並び、盛夏を代表するミンミンゼミとアブラゼミの '蝉時雨' もまた季節の風物詩です。

 

 

ミンミンゼミ初鳴

[サム] 2017年7月25日 16:00

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 7月23日、気象庁生物季節情報のひとつ「東京地方 ミンミンゼミ初鳴」が報じられました。

平年より2日遅く、昨年より3日遅いとの由。

名前通り、「ミーンミンミンミンミンミー・・・」という、体のサイズの割には力強い鳴き声で知られ、「夏の日中の効果音」としてもよく耳にします。

透明な翅に一連の暗色紋、黒い体色に青緑色の斑紋が特徴。

鳴くのは専ら雄ですが、個体の雌雄は、腹面の構造の違いで識別できます。

雌は先端に細長い産卵管があること、雄は鳴き声のリズムや抑揚を付ける役割を担うとされる、発音器の一部の腹弁が発達しています。

佃公園でもミンミンゼミの「蝉時雨」が夏本番を告げています。

鳴き終わると、間を空けずに他の木(枝)に飛び移る「鳴き移り」習性も、顕著に見られます。

 

 

「和傘で暑さを防ごう」

[サム] 2017年7月24日 18:00

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DSC_0671RSG.jpg 7月19日、東京地方は梅雨が明け、連日猛暑が続いています。

一般財団法人日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、昨年に引き続き、東京都公園協会と協力して、都内8ヶ所の都立公園で、7月21日~9月18日の夏季期間中、和傘を無料で貸し出すサービスを始めました。

本プロジェクトは、熱中症罹患者を減らし、死亡者をゼロにすることを目指し、その発生に大きな影響を与える気象情報の発信を核に、より積極的に熱中症対策を呼びかける取り組み。

和傘のデザインは全部で11種類。庭園ごとに異なるデザインが楽しめ、各々和風にデザインされた「熱中症ゼロへ」のロゴマークが配われています。

浜離宮恩賜庭園の和傘は、ブルーの柄物とグリーンの無地の2種。

尚お花畑では、今月初旬から咲き始めたキバナコスモスが今月末には見頃を迎える見込みと聞きます。

 

 

東京タワー <梅雨明けダイヤモンドヴェール>

[サム] 2017年7月22日 16:00

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DSC_0649RS'G.jpg 朝から強い陽射しが降り注ぎ、気象庁が「東京(関東甲信地方)が梅雨明けしたとみられる」と発表した7月19日夕刻、東京タワーでは日没~23:00まで、東京に夏の到来を告げるライトアップ「梅雨明けダイヤモンドヴェール」を1夜限定で点灯。

平年より2日早く、昨年より10日早い梅雨明けとなりました。

いよいよ、本格的な夏の高気圧に覆われ、厳しい暑さが続く、夏本番を迎えます。

本ライトアップは、先端を「太陽」を表現したレッド、大展望台から上部は「青空」をイメージしたブルー、大展望台から下部は太陽を浴びて輝く「緑」を表わすグリーンと、レッド・ブルー・グリーンの3色で構成。

勝どきの隅田川テラスから築地市場越しに、メリハリの利いた輝きを望めます。

 

 

隅田川納涼船シーズンイン

[サム] 2017年7月20日 09:00

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 都内では7月5日から15日まで30℃以上の真夏日が続いています。

梅雨の期間中に11日連続真夏日は史上初との由。

既に厳しい暑さ、夏本番間近です。

昔から江戸の経済を支える水運の動脈として、憩いの場として、人々の暮らしと深く関わってきた隅田川。

心地よい水面の風に吹かれ、昼間の喧騒を忘れ、幻想的な夕べのひとときを過ごすクルージングは夏の風物詩。

いよいよ納涼船シーズン到来です。

隅田川を行き交う屋形船、クルーザーの数も増し、その電飾の灯り、橋梁のライトアップの光り、河岸の明かり等が川面に融合して映り込み、独特の色彩感を醸し出しています。

この日(15日)、19:00~20:00の東京スカイツリーのライトアップは、LED照明器具を最大限に近い明度で白色に点灯させ、輝くように明滅する交差照明と、展望台の赤がアクセントになるようシンプルな演出がなされています。

 

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2017 佃島の盆踊り

[サム] 2017年7月18日 12:00

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DSC_0626RS'G.jpg 毎年7月13日から15日まで3日間にわたって、佃1丁目の「渡場通り」の中央に組まれた櫓の周りで開催される、恒例の「佃島の盆踊り」。

佃地区に古くから伝わる海村郷土芸能のひとつです。

築地の地に、現在の築地本願寺の再建工事完成年の盂蘭盆会で盆踊りが行なわれたのがその起源とする伝承が有力とされます。

現在、盆踊りと云えば、宗教的意味合いは薄れ、地域のイベントとして、近代の盆唄に合わせた振り付けで、賑やかで威勢のよい '納涼盆踊り大会' が主流ですが、今日まで伝承されてきた佃島の盆踊りは、櫓に飾られた提灯の薄明りの下、単調な太鼓のリズムと哀調を帯びた口説き唄に合わせ、行きつ戻りつを繰り返す、ゆったりとした調子の静かな踊りが特徴で、哀愁と無常感とが漂ってきます。

周辺の家々の軒先にも提灯が飾られ、加えて、隅田川寄りの「佃まちかど展示館」前に設えられた「無縁仏(精霊棚)」の所在は、脈々と継承されてきた民間信仰の '慰霊' '供養' の心に改めて想いが及びます。

尚最終日には、踊り手が各自の趣向を凝らした仮装姿での踊りが見られます。

今年もまた、音頭をとる、飯田恒雄氏と、佃島盆踊保存会代表の山田和治氏の味わいのある声色と、踊り手が返す「コラ、ヤートセー、ヨーイヤナ、コラショイ」との囃子詞が響きます。