[阿舒庵亭主]
2014年4月 1日 14:00
観光ガイドの仕事をしていると「キモノが見たい」というお客様のご希望が多いので、街を歩いていても和服や和装小物の店が気になります。そんなお店の一つが銀座一丁目の「銀座和叶」さんです。
お店の中をのぞいてみるとラベルに英語の説明が書いてあったのでますます興味をもってついには中に入ってみました。最初に目についたのは「花嫁のれん」という加賀友禅に家紋を染め抜いた暖簾。加賀では結婚式の当日、婚家の仏間の入り口にかけられ、花嫁はそれとくぐって仏壇にお参りしてから結婚式に臨むという縁起物です。
そして、帯地だろうか、金襴を額に納めたものや、着物地で作った表紙のノートやリボンなどが展示されています。また、沢山の綺麗な着物が保管されています。マネキンに着せて展示している着物や衣桁にかけた着物も見られます。どれも外国人が好きそうな美しい着物ばかりです。
お店の方に伺うと関西方面を中心に古い着物を集めて、主としてネットで中国や欧米に販売するのが主とのことでした。値段もピンからキリまであるが思った以上に安い価格で販売されています。すでにこの地で七年ほど営業されているとのことですが、近々、日本橋の新しいオフィイスに移転されるとのことでした。この次は海外からのお客様と訪れてみたいと思うお店です。
[阿舒庵亭主]
2014年1月30日 09:00
銀座松屋の屋上にスケートリンクが出来たとの話を聞いて何十年ぶりかでデパートの屋上に行ってみました。私のイメージする屋上は児童遊園地と子供用のお菓子のお店でしたが、すっかり期待を裏切られました。
屋上には SORA x NIWA と書いてあり昔のデパートの屋上とはすっかり様変わりしていました。エレベーターを降りると書斎のような一角があり、何冊かの本が収められていました。壁に向かった長いテーブルには電気のコンセントもありチョッとパソコンで簡単な仕事をする空間が用意されていました。また、4人ほどは入れる放送室もありました。聞けば松屋の営業時間中にネットを利用して放送をしているとのことでした。私が訪れた時には丁度放送中だったので、残念ながら写真が取れませんでした。
外に出ると話題のICE PARK (スケートリンク)がありました。デパートの屋上リンクとしては日本初のもので、3月2日までの期間限定の催しです。料金は5時までが靴付きで2100円、5時以降10時までが2900円。このリンクを見て最初に思ったのは「ある愛の詩」のシーンでした。ちなみにカップルは5時から5000円で靴と飲み物が付くサービスがあるそうです。「もう少し若ければ」と考えました。
スケートリンクの反対側にはゴルフテラスというゴルフの練習場もあり、ゴルフスクールが開催されています。空いているときには打ちっぱなしも出来るそうです。
昔から変わらないのは「龍光不動尊」が祀られていることでした。ビルの屋上にお不動様やお稲荷様が祀られているのは日本人にとってはごく普通の事なんですが何故かホッとしました。
[阿舒庵亭主]
2013年12月10日 09:00
以前から気になっていたが銀座に「ニコラス・G・ハイエックセンター」という変わった建物があります。外国の時計会社のビルのようです。意を決して内部を探訪してみました。
ここで扱われているのはスイスを中心としたヨーロッパのブランド時計、ブランパン、グラスヒュッテ、ジャッケ・ドロー、ブレゲ、オメガ、スウォッチなどです。販売並びに修理をしています。販売する時計は一万円台から数百万円まで色々あるようです。
時計の価値は分かりませんが、このビルは面白い。2007年に坂茂という日本人が設計したものらしい。葉書一枚分の土地が30万円もしようと言われる銀座にずいぶん余裕のある空間を利用した建物です。入ると吹き抜けの壁一面に植物が植えてある。また滝のように水が滴り落ちていたりします。
また地下一階から四階までの各フロアーには時計会社のブティックがあるのですが、どの階にも階ごとの6基の専用エレベーター行けるようになっています。エレベーターは全てガラス張りで丸型と四角型があります。例えばスォッチが見たいのならば地下一階行き専用のエレベーターに乗ることになります。このスォッチ行のエレベーターが面白い。壁には1500個位のスウォッチ腕時計が吊り下げられています。その内の一個だけが正確な時刻を示しているらしい。
18台分の地下駐車場もあり、そこに入る車もガラス張りのエレベーターで降りることになります。30分300円ですから話の種に利用してみるのも一興です。
5階から7階まではカスタマーサービス部門でブランドごとの時計の修理をしています。
ニコラス・G・ハイエクと言うのはスイス時計の救世主といわれる、日本などの時計にビジネスで敗れて息も絶え絶えだったスイス時計業界を立て直した人の名前だそうです。銀座と言えばまず思い出す四丁目和光の服部時計=セイコーのある地にニコラス・G・ハイエク・センターがあるというのはスイス人の矜持を見るようでなんだか楽しくなりました。腕時計に興味のない方もビルを見学するだけで楽しくなることは疑いありません。
[阿舒庵亭主]
2013年11月 5日 09:00
夕方、飲み会までに少し時間があるので東京スクエアーガーデンでアウトドアー用品の店をのぞいた後で、中央FMのスタジオを見に行きました。中央FMには何回か行ったことがあるのですが、その日は大変なことに気づいてしまいました。なんと隣に山口県の旭酒造の直営店「獺祭(だっさい)バー23」があったのです。やはり人間、昼と夜とでは見えるものが違うのだと変な感心をしてバーをのぞいてみました。お店の方に声を掛けられて中に入ってみました。
カウンター席8人、テーブル席8人の小さなバーですがランチタイムには軽い食事ができる店になっています。蝶ネクタイのバーテンダーさんがいてとてもおしゃれなお店です。お店のコンセプトは「酔うため、売るための酒でなく、味わう酒を求めて」とある。ウーン。人間、残念ながら、味わうために飲むうちに酔ってしまいます。
お店の入り口には適度に冷やされたお酒のストッカーがあり旭酒造のお酒を見ることが出来ます。なんと720ミリリットル31,500円の「獺祭 その先へ」という高級酒もおいてあります。私などは、こうゆうお酒は見るだけの楽しみですが、ショットバーの感覚で通りがかりにチョッと一杯、芳醇な日本酒を味わいたいと思っています。
残念ながら当日は既に飲み会の会場が決まっていたのでお話を聞いただけで店を出ました。次回の中央FMの「大好き中央区」の収録は夕方にしてもらい終わったら軽く飲むのはイイな、と思っています。
[阿舒庵亭主]
2013年10月29日 09:00
散歩の途中で小さな路地に迷い込んだ。見ると「リサイクルハウス」があったのでのぞいてみました。
ビルの二階にある店の入り口には小さな張り紙が沢山貼ってあり、「ゆずります」、「ゆずってください」、「さしあげます」とあります。メモには家具、スポーツ用品、楽器といろんなものが書かれています。
店に入ると沢山の衣類がハンガーにかけて展示されていました。文具や小型の電気具等が所狭しと並んでいて、緑色の揃いのエプロンの女性が忙しそうに働いていました。その女性に聞くと、ここは「中央区環境部水とみどりの課環境活動係」が所管しているらしい。
リサイクルコーナーでは区民の不要になったものを預かり有償または無償でリサイクルするシステムです。売り上げは希望すれば「中区社会福祉協議会」に寄付したり「中央区の森寄付金」とすることも可能とのことで区としての総合的な取り組みを感じました。リサイクルハウスの営業時間は火曜日から日曜日までの9時から17時となっています。限りある資源を有効に再利用することを考えてみようと思いました。
家に帰って調べてみると「リサイクルハウス かざぐるま」は明石町にもあることが分かりました。こちらも近々立ち寄ってみようと思っています。
[阿舒庵亭主]
2013年9月17日 09:00
「勝どきに日本最大規模の定期開催型マルシェが誕生」とのニュースを見て早速出かけてみました。会場は月島第二児童公園と隅田川テラスです。今後は毎月二土曜日と日曜日に開催されるとのことです。
「全国から約100店舗が集結!」とのことで野菜、パン、ワイン、繊維製品、石鹸や化粧品、各種ワークショップ、ファーストフード店、等々がありました。揃いのテントや展示ケースも準備されて主催者、「太陽のマルシェ実行委員会」の意気込みが感じられました。
10時の開場時には主催者や関係者の挨拶の後、開会が宣言されました。毎月、旬の食材がテーマとされます。9月はトマトがテーマであり大小様々のトマトが展示販売されていました。トマト以外にも日本各地の野菜が展示即売されていました。
9月は10時から16時まで、10月、11月は10時から16時まで開催される予定です。実りの秋に向けて各地の新鮮な野菜、果物、花卉、そして各種製品の生産者の皆さんに出会えるのが楽しみです。