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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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髙島屋 日本橋店の新しいモノ発見④

[shikichan] 2013年7月18日 09:00

ck0909_201307161.jpg暑い日が続いていますが、風情を求める "涼" を日本橋で味わって下さい。

 

日本橋の髙島屋では正面玄関から入ってすぐに金魚の水槽が目に入ってきます。

屈折効果がマジカルな視覚をもたらす12面と18面の多面体のアクアリウムです。

 

水槽には10cm~15cmの立派に育ったブロードテール琉金、ショートテール琉金そして出目金の3種類が日本の百貨店では唯一の重要文化財に指定された建物を背景にシルキーな尾ひれを優雅に操って舞っています。

 

日常を忘れてしまう一瞬ですので多くのお客様がじっと見入っているのが印象的でした。

 

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7月30日まで展示していますので "涼" を楽しまれてはいかがですか。

 

 

また日本橋三井ホールの5階では9月23日までアートアクアリウム2013を開催中。

 

 

和をモチーフにでデザインされた水中アートの展示会で入場料大人1,000円。

 

 

髙島屋 日本橋店の新しいモノ発見③

[shikichan] 2013年6月 9日 09:00

梅雨入りし暑い夏 が一挙に来ました。

4年前に百貨店では初めて国の重要文化財に指定された日本橋髙島屋の屋上。

 

ゆったりした空間の中で庭園をながめながらのひと時は如何ですか?

スターライトガーデンがオープンしました。

8月27日(火)まで休みなしです。

夕方4時から9時まで(ラストオーダーは8時半)、テントの下で仲間と一緒に

ワイン、ビール、カクテルなどを楽しむことができます。

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また8階ではお中元 バラのギフトセンターがオープンしました。

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正面玄関を入ったところのステージが圧巻です。

 

ロックな絵師木村英輝が描いたひまわりのバナーは

展示終了後、

京都の一澤信三郎帆布の工房であらたに

24点のカバンとして生まれ変わります。

 

7月31日~8月6日の期間の応募で抽選販売です。

 

図柄の部分が個々に違う世界にひとつだけのモノ。

 

価格は15,000円の予定。

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ステージの端に展示されている特大型の京うちわ。

 

1689年に始まる御所うちわの伝統を伝える

「京うちわ」

 

祗園ばやし、左上(84,000円)、

 

のし目、右上(6,3000円)

 

虫の音、手前(84,000円)

 

 

 

髙島屋 日本橋店の新しいモノ発見 ②

[shikichan] 2013年4月17日 09:00

春の訪れを髙島屋 日本橋店の正面ステージで紹介しています。春を感じさせる枝垂れ桜やれんぎょうを使った「小原流(おはらりゅう)」を皮切りに、550年に亘る歴史を持つ「池坊(いけのぼう)」の華道家元四十五世池坊専永さんによる「いけばなインスタレーション」が展覧されました。

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201304161255_0001.jpg続いて「草月流(そうげつりゅう)」家元勅使河原茜さんの「花はいけたら、人になる」は八重桜、椿、しゃくなげ、竹などのみずみずしい植物を題材にしました。最後に「花は野にあるように」(写真右)のようにつつましく


優美な花の姿とその心に触れるような「山村御流(やまむらごりゅう)」の


いけばな展が8階ホールで4月18日から4月23日まで入場無料で楽しむことができます。ホッとするひと時を味わうコトが出来るかも。

 

 

 

髙島屋 日本橋店の新しいモノ発見  ①

[shikichan] 2013年3月25日 14:00

1933年(昭和8年)3月20日に日本橋高島屋は竣工し、百貨店初の全館冷暖房換気装置を導入したそうです。

 

DSC_0007 - コピー (2).JPG

 

それから80年経ちました。その間、昭和27年、29年、38年、40年と増築を重ね、2009年(平成21年)に百貨店初の国の重要文化財に指定されました。

 

 開店当時の建物をジオラマ作家の山本高樹氏が制作したジオラマです。重厚な西欧の歴史様式に東洋的な要素を 加味した、高橋貞太郎氏の設計した建物です。当時は市電が走っており、今のような赤いテントはありませんでした。

 

 当時は8階建てのこの建物は遠くからもよく見えたのでTAKASHIMAYAの電飾看板は必要なかったのでしょう。

 

歌人の与謝野晶子さんが「 髙島屋  光る都の面積を 加えたるかな 楼を重ねて 」と詠みました。

 

苦労の「労」と楼閣の「楼」をかけて謳ったようです。

 

 

 

 

 

◎特派員の商店街訪問(第5回)◎伝統と革新で更なる飛躍を!/中央区の中心にある「東京中央大通会」

[shikichan] 2010年6月28日 12:00

商業の中心地・ 中央区 には元気な、にぎわい商店街が数多くあります。

地元から愛され、住民とともに栄え、親しみのある商店街を、特派員が訪ねて、見て、聞いた商店街の"今日そして明日"。そのイキイキとした魅力と活力、とっておきの情報などをお伝えしている、 中央区 の商店会・商店街を紹介する「特派員の商店街訪問」第5弾です。

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◎特派員の商店街訪問(第5回)◎

伝統と革新で更なる飛躍を!

/中央区の中心にある「東京中央大通会」

 

中央通から一歩東京駅側に入った所にあるマツオカビルのオフイスを訪ねました。
「東京中央大通会」の会長 松岡 肇 様に取材をお願い致しました。

80歳にもなるご高齢と伺っていましたが、目の前にいらっしゃる会長はまだまだ60歳代といわれてもおかしくないように元気はつらつ!

 

本題に入る前に健康を維持する秘訣からお伺いいたしました

「歩くこと」通勤に使用する駅を1駅ずらして乗降し歩く。1日に1万歩以上歩く。

「食べること」 年相応の食事、例えば肉を減らして魚にする。果物、野菜を多く摂る。食べる量を少なくし,咀嚼(そしゃく)する回数を増やす。

「ワクワク、ドキドキ」 いつも気持ちを若く保ち、ドキドキをイメージする。

 

誰にでも出来そうな内容ですが、継続して健康を保つ方法は、一に若い精神力と常に向上心を持ち、前進する不屈の魂を持ち続けることだと思いました。            

 

松岡氏1.jpg (8階社長室にある庭園にて)

 

 

やっと本題です!


質問1karaoke 東京中央大通会の創立はいつですか?

 日本橋・京橋地域の再建と復興を図るために、昭和21年12月名称を「日京連合会」 とし会員153名で発足。翌、昭和22年9月八重洲大通りを加え、中央区政の改新に伴い名称も「東京中央大通会」と改め、今日まで連綿と商業活動を続けている由緒ある会でもあります。
 中央区商店会連合会に加盟している商店街(会)は大小合わせて31団体(平成22年4月現在)ありますが、当会は特にトップクラスに位置する規模と活力を持った会です。

 戦後、東京駅から八重洲を通って高島屋・白木屋・三越というような百貨店に、買い物に来られるお客様が沢山いた。物を買う喜びに感動するお客様には、百貨店の往き帰りに道の両側に並んでいた専門店にも多くの魅力を感じていらした。京橋の千疋屋・井上カバン店・いとう靴店・ベニヤ・マツオカ洋品店等など小売店が軒を並べていた。お風呂・肉屋・魚屋等など生活を基準とした商店も多くあった。しかしながら、大きなビルが建ち始め小売店がだんだん減っていき、昔のような活気が無くなってきてしまった。
 この街が活力を取り戻し更なる発展をするために、会員相互の連携をより一層強化し、商業振興を図る必要があります。


質問2karaoke 東京中央大通会はどこからどこまでを言うのですか?

 中央大通り(中央区日本橋1丁目~京橋3丁目まで)、並びに八重洲大通り(八重洲1,2丁目から日本橋3丁目及び京橋1丁目の昭和通りまで)に面した、原則として1階に店舗または事業所を有する企業。文字ずらで"筋"(道路)に面した所になっているが、これを永代通りから外堀通りを通って鍛冶橋通りまで"面"として考え全体の活性化を5年前に会長になって唱えています。

質問3karaoke 東京中央大通会が協力しているイベントは何がありますか?

東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)への協力

地域活性化の一つの起爆剤として、箱根駅伝のコースを日本橋経由にする運動に多くの団体と取り組んだ結果、平成11年から実現した。

 

② 日本橋まつりへの参加、協力

日本橋橋詰広場を中心に、毎年4月3日に近い日曜日正午から催される「日本橋
まつり」に参加・協力しています。平年はスタンプラリー、ワゴンセール、屋台、抽選会等が中心のイベントです。
来年は4月3日が架橋100年にあたりますので盛大に執り行われる記念催しには地域の集客力アップのため、各種イベントには全面的に参加、協力していきます。

活粋ポスター.jpg③ 観光商業まつりへの参加、協力

毎年10月の1ヶ月間「中央区観光商業まつり」が開催されます。当会のメインイベントとして、室町大通会との共催によって毎年開催される「日本橋・京橋まつり『東京日本橋パレード』」で、今年は10月31日(日)に開催されます。その他の催物として、スピードくじ付きセール、中央区観光大使・ミス中央コンテスト等などがあります。

 

④ 地域社会への貢献

NPO法人花街道の推進している花壇植栽活動への協力、夏の風物詩である8月の東京湾大華火祭への協賛、2006年から開催された東京都主催「東京マラソン」にあわせ応援フラッグの掲出をしています。

 

質問4karaoke 東京中央大通会に対して会長の熱い思いを聞かせて下さい

 天下の代表的な百貨店、専門店が多く集まっているこの日本橋、京橋地域では当時は山の手の奥様から下町のお嬢様まで呉服を着て買い物に来られていた。
  しかしながら現在では渋谷・新宿・池袋等着物を着て行くところが無い。
 今こそこの日本橋・京橋地域に着物を着て行って楽しいという昔の喜びを是非復活させたい。古い街でありながら日本の伝統文化を大事にし、確実に後世に残していくという活動を続けて行きたい。そのためには各企業は勿論のことこの地域全体で方策を考え、着物姿の似合う街創りを進めていきたいです。


後記pen

30分位をめどに取材をお願いしたのですが、昔の苦労話、成功した話等など会長の発する珠玉の言葉のひとつひとつに感動を覚え、ついつい1時間を超えてしまいました。
ある意味では会長の語り部としての昔の話を、私達が後世に伝えていかなければならない義務を強く感じました。本当に楽しいお話をありがとうございました。

松岡氏2.jpg  

 

百貨店の屋上、今昔物語(その4・髙島屋東京店)

[shikichan] 2009年10月21日 09:00

髙島屋正面.jpg

髙島屋屋上七福殿.jpg

像の高子.jpg

(写真上) 1933年(昭和8年) 髙島屋東京店オープン 今年6月重要文化財に指定される。

   「西洋の歴史様式に日本的な要素を加味した」当初設計部分と「近代建築の手法を駆使

   した」増築部分からなりたっており、その全体が一体不可分の建築作品として完成度が

   高くわが国の百貨店建築を代表するものの一つとして重要である。と、評されている。

       

(写真中) 1933年(昭和8年) 屋上に七福殿を建立。人間が願い求めるすべての福を収め   

   ており、一周するとご利益があると言われている。福禄寿、毘沙門天,布袋尊、弁財天

   大黒天、寿老神、恵比寿神が祀られている。中は非公開。

 

(写真下) 1950年(昭和25年) タイ国より一歳半の小象を貰い受ける。下関まで船で

    運び、トラックで搬送。銀座通りの正面玄関より クレーンで屋上まで運び上げた。                 

          小象"高子"はお子様を背中に乗せ大いに喜んでもらった。昭和29年には惜しまれて

    上野動物園に行き、その後多摩動物公園で余生を送った。屋上には高子チャンがいた

    モチーフが残っている。