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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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『区内で出逢った素敵な人 第4回 ~中央区を愛する人々~』

[下町トム] 2013年11月27日 09:00

  区内の様々な立場の方にお会いしてお話をうかがうシリーズの4回目です。今回は「中央区区政モニター友の会」の活動に随行し、皆さんの活動の一端を取材してきました。

 

P1120441_R.JPG  「区政モニター制度」は中央区の広報課が所管しているしくみです。区政に関心を持つ区民の方が応募し、区政への意見や提言を行うものです。ぼく自身もかつてこの一員として参画し、いくつかの区政テーマについて意見を述べたことがあります。どなたも真面目に中央区のことを考えていらっしゃいます。

 

 「区政モニター友の会」はこのモニターを経験した人の交流組織です。モニターから離れても引き続き地域のことに深い関心と愛着を持ち、独自にテーマを見つけて自主研究したり意見交換したり、定期的に活動されています。ぼくも何年か前から仲間に入れていただいています。

P1120444_R.JPG この日、「区政モニター友の会」として、区内の公共施設を巡りその場所や設立趣旨を再確認するという企画があり同行させていただきました。多くの前向きな皆さんが20人ほど集まり、広報課のご案内で区内を廻りました。いくつかの施設のなかでも印象に残ったのは、今年6月に開設されたばかりの「中央区立環境情報センター」です。再開発中の京橋地区の中心地〔京橋スクエアガーデン〕の6階に設置されています。

http://eic-chuo.jp/

 区の環境対策の実情を知ることができるほか、歴史的な環境問題の変化や今後の課題についても学ぶことができます。銀座や東京駅からも歩いていける範囲ですので、皆さんも是非一度お訪ね下さい。

 

晴海こども園_R.JPG そのほか、〔晴海こども園〕や〔リハポート明石〕なども見て廻りました。中央区は人口増加に伴い、高齢者や若い世代も増えていますので、あちらこちらで公共施設の充実が図られています。区内を散策の折などにも、機会があったらこれらの施設をちょっと覗いてみるのもいかがでしょうか。中央区の普段の姿が浮かび上がってくくるかもしれません。

 

 

 区内見学後、「中央区区政モニター友の会」会長の浜野美代さんに少しお話を伺いました。何でもこの会は前身組織も含めると20年以上活動を継続しているとのことです。浜野さん自身は10年以上前に会長を引き受けてこの会を引っ張ってこられました。一時は会員の減少を心配したこともあったものの、最近は男性会員も含めて新しい会員も少しずつ増えてきているとのことです。地元のことの関心を持つ方が増えるというのは嬉しいことです。

 一方、会を抜けていく方もやはりあって、会長としては会員の定着を図ることと活動をいかに充実させるかということが最も重要な課題と考えていらっしゃるとのことでした。

P1120451_R.JPG 年間に概ね10回程度の例会を開催し、「中央区をもっとよい町にしたい」という真面目な思いに基づいて様々なテーマで話し合いをしたり、具体的な啓発活動を展開されたりしています。このような真剣な活動が実って中央区の魅力が高まれば、地元の方はもとより、区外から来られる方にとっても楽しみなことではないかと思います。

 

 最後に、浜野さんの当面の目標を伺いました。「区役所や関係機関とのコミュニケーションをもっと活発にし、会の意見をできるだけ届けていくことが大事だと思います。思うように伝わらないこともありますが諦めないで地道に取り組みたいと考えています。また、会員相互の交流をさらに深めるためにいろいろ工夫していきたいと思います。」

 けっこうご苦労も多いはずなのに、皆さんの笑顔と中央区の発展を楽しみにして張り切っていらっしゃる浜野さんの姿に触れて、ぼくも勇気づけられました。爽やかな気持ちになった一日でした。

 

 

「浄瑠璃で聴く女たちの忠臣蔵」ーお江戸日本橋亭ー

[滅紫] 2013年11月22日 14:00

今年の秋は猛ダッシュで行ってしまい、もうすっかり冬。Tーシャツからいきなりダウンの変化には対応しきれないこの頃。

今日は「女流義太夫演奏会」-女たちの忠臣蔵を聴きに「お江戸日本橋亭」さんにお邪魔しました。落語好きの友人から「こじんまりとして落語を聞くのにはとてもいいサイズのホール」と聞いてはいたものの足を踏み入れるのは初めて。平土間20席、椅子席50~60席のアトホームな印象でお客さん同志も馴染みの方が多いらしく案内の方と「やあやあ」という会話が聞こえてくるのも何かいい感じ!です。

人の思い込みというのは強いもので私は文楽公演は見ているものの「義太夫は太い男性の声でなければ・」と先週まで思いこんでいました。国立劇場が会員向けに行っている講座で初めて「女流義太夫」の「堀川」を聴き圧倒され馬鹿げた私の先入観は見事に覆された次第。

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「女たちの」と謳ってあるだけに演じられるのは「六段目の身売りの段」「八段目の道行」「九段目の山科閑居」です。何と言っても「舞台が近い」まるでお座敷で演じられる芸をみているようで贅沢、贅沢。人間国宝の竹本駒之助さんと人気の若手竹本越孝さんの息もつかせぬ掛け合いも見事であっという間の2時間でした。江戸期には風紀を乱すとしばしば取締りの対象となった「娘浄瑠璃」「女義太夫」ですが、明治期の漱石や志賀直哉がファンだったというのもよく知られています。この時代のファンクラブの「どうする連」「追っかけ連」が、

今も生きている「追っかけ」の語源だそうです。「食わず嫌い」はやはり損ですね。

お江戸日本橋亭さんでは落語芸術協会の定例寄席の他、講談、義太夫、新内、小唄、長唄等古典芸能中心にバラエテイに富んだ催し物を行っています。www.ntgp.co.jp

お江戸日本橋亭:日本橋本町3-1-6日本橋永谷ビル1F TEL3245-1278

銀座線三越前駅A10出口より2分、総武線新日本橋駅2分

 

 

 

中央区民カレッジ オープンカレッジ シンポジウム 「永井保のみた風景」

[杏葉牡丹] 2013年11月20日 09:00

ck1203_20131119 (1).jpg10月19日から12月23日まで、郷土天文館(タイムドーム明石)では「こどもの絵本、おとなの漫画」というタイトルで、中央区出身の画家、永井保の原画展が開催されています。

 

永井保は大正4年に日本橋で生まれ、昭和初期の漫画、キンダーブック等の絵本、そして「月刊日本橋」や「銀座百点」での人物・風景スケッチ等で幅広く活躍し、平成16年に88才で亡くなりました。

この度、ご遺族から4000点以上の作品や愛蔵品が寄贈され、今回の特別展の開催となりました。

 

この特別展に関連して、公開講座や講演会がありましたが、11月2日には中央区民カレッジ オープンカレッジとして「永井保のみた風景」というシンポジウムが催されました。

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司会は法政大学教授で郷土天文館長の陣内秀信先生、パネラーはギャルリ・プス主宰の市川文江さん、「月刊日本橋」の元編集長の上林武人さん、日本画家の小川幸治さん、郷土天文館総括文化財調査指導員の野口孝一先生です。

 

始めに野口先生から永井保の足跡が紹介され、個人的にも親交があったという市川文江さんからは、その人となりや様々なエピソードが披露されました。

上林武人さんは永井保と日本橋に纏わるお話をされて、小川幸治さんは画家としての目で、江戸時代から中央区がどの様に描かれてきたかを話されました。

 

途中で、客席にいらしたご遺族や、個展のオープニングパーティーのケータリングを必ず頼んだという、たいめいけんのご主人からも、様々なエピソードが披露されました。

 

魚河岸があった時代の日本橋の粋な雰囲気と、多くの人に愛され尊敬された人柄が、縁の方たちのお話で生き生きと浮かび上がってくるようでした。

 

客席からは、あまり話題に出なかった戦争時代の絵が、軍事機密として明かされなかった装備なども詳細に描かれていて、さすがに画家としての視点は素晴らしく、また歴史的にも貴重である、といった指摘もあり、これにはパネラーもご遺族もびっくりしていらっしゃいました。

 

皆様の楽しいお話を聞いた後に見た展示は、本当に永井保のあたたかい人となりや、大正・昭和の日本橋や銀座の情景がよみがえってくるようで、とても楽しむことができました。

 

この特別展「こどもの絵本、おとなの漫画~永井保原画展」は、12月23日まで開催されています。

入場は無料です。

お時間がありましたら、是非いらしてみてください。

詳細は、こちらをご確認下さい→特別展「こどもの絵本、おとなの漫画~永井保原画展」

 

 

 

まち歩き産業コース(築地場外市場)に行ってきました!

[まぴ★] 2013年11月14日 14:00

この日はあいにくの雨でしたが、9名の方と特派員2名、観光協会の職員1名の12名でした。
今日は築地場外市場コースで4店の老舗を巡ります。

歩く距離も少なめで、商店街の屋根のあるところも多かったのでよかったです。

 

◆さて1店めは築地正本さん。 包丁のお店です。
説明してくれた方がこの間まで仕事でアメリカに行っておられたそうで、 今アメリカを筆頭に海外ではsushiブーム。
外国人のお客さんもかなり多いようです。

確かに店内にはツアー組をのぞけばほとんどが外国人でした。 これからは包丁やさんも英語が必要なんですね!

みなさん色々質問されていました。
包丁にはまったく詳しくないのですが、包丁には片刃と両刃があり、 繊細な料理やお刺身などには片刃を使うそうです。
片刃の包丁でも研ぐときは両方研がないとダメだそうです。

私もこの間フランスに行ってたのですが、 リヨンでお寿司やさんが多くてびっくりしました。

正本さんの包丁といえばほとんどの料理人さんが使われてるそうです。

 

 
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築地正本のホームページ 

  

◆次に2店めの玉子焼きの築地松露さん。

ここは以前に記事を書いたことがあるのですが、前回行ったのは支店だったようです。
今回お邪魔したのは本店です。 実際に卵を焼いているところが見られました。

社長さんが色々ご説明して下さり、 実は出来たての玉子焼きは本来の味ではなく、
出汁をたくさん使っているので、冷めて出汁が染みこまないと本来の味がでないそうです。
なのでわざわざ扇風機で玉子焼きを冷ましています。

10人くらいの人が分業で玉子焼きを焼いていて、 どの行程も同じくらい難しいそうです。

みなさん玉子焼きはお好きなのか、質問でかなり盛り上がりました。

ご馳走になった玉子焼きもすごく美味しく、 私は4種類楽しめるパック(525円)を買って帰り、
夜に甲州ワインと頂きました!玉子焼きと日本のワインばっちりです。

 

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築地松露のホームページ

 

◆お次の3店めは築地・紀文さんです。
竹笛などのちくわやゴボウ巻きもよく買いますし、 キティちゃんの蒲鉾も先日買いました。

でも築地のここに本店があったのですね! 2階で店長さんから色々な説明と、お好み揚げを頂きました。
このお好み揚げ、イカが入ってたりして出来たてで美味しかったです。

11月末まで使える10%引きの券も頂きました。

そしてみなさんの質問はやっぱり気になる築地の移転。 ただ、場内だけが豊洲に移り、場外はそのまま残るそうです。
銀座とも近いし、築地は場所的にも集客しやすいと思います。

お店に戻ってお買い物タイムです。 バラエティパックが色々入ってておすすめだそうですが、
私は午後から用事があるので荷物が重くなるし、 ピリ辛ゴボウ揚げ500円を買いました。

ちなみにこれも甲州ワインとばっちりでした(笑)
これからおでんの季節ですし、ますます利用する機会が多くなりそうです★

 

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紀文のホームページ

 

 

◆最後の4店めの吹田商店という昆布やさん。

昆布といえば大阪です。 吹田商店さんも大阪の靱公園の近くに本店があったそうです。
ただこの吹田は大阪の地名とは関係なく、福井県の出身の方だそうです。

私も大阪に生まれ長いこと住んでいたので、 利尻や日高の昆布は常に冷凍庫に入っていて、
おでんやお鍋、寿司飯の時には炊飯器にペキッと昆布を 割って入れます。

東京は昆布より鰹なので、あまり売ってないと思い、 実家や親戚から出汁昆布や塩昆布などよく送ってもらいます。

実際東京ではあまり見かけなかったのですが、 こんなところに美味しい昆布やさんが!!
やっぱり築地にくるといいものがありますね(*^^*)
大阪の有名昆布やさんと同じクオリティですと 社長さんおすすめの潮吹き昆布(630円)を購入。

ちなみに大阪では塩昆布は結構高級品ですが、 東京では高いと売れないそう。 同質のものでも東京の方が安いらしいです。
ワインのシメにこの潮吹き昆布でお茶漬け。 ほんとものすごーく美味しくてびっくりでした! この質でこの量で630円はほんと安いです。

 

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築地・吹田商店のページ

 

この日は雨にもかかわらず七日市で築地はかなりの賑わいでした。
築地には本物、美味しいものがいっぱいありますね!

 

 

 

一都三県・蔵元との交流会

[サム] 2013年11月13日 14:00

R0021659LS.JPG1378786725_hyoshiCRS.jpg 11月12日、17:30より東京国税局管内の一都三県(東京都、神奈川県、千葉県、山梨県)の日本酒、焼酎、地ビールメーカーが銀座フェニックスプラザ2Fフェニックスホールに集い「一都三県・蔵元との交流会(きき酒会)」が開催された。

一都三県には、江戸・明治の時代より伝統を継承し、酒造りに励んでいる酒蔵が数多くあるが、その銘酒の数々を味わい親しんで貰おうとの主旨で、例年開かれている。

入り口の右手から、「千葉」「神奈川」「山梨」「東京」の各コーナーが並び、中央には「焼酎」「地ビール」そして「お燗のコーナー」が設営されている。

試飲を楽しみながら、各蔵元の皆さんと直接 "造り" の "熱き語り" をいろいろ聞かせて貰えるのも大きな魅力のひとつ。

 

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晴海フラワーフェスティバル2013 インフィオラータ in Triton

[銀造] 2013年11月 9日 09:00

「晴海フラワーフェスティバル2013 インフィオラータ in Triton」が11月2日から6日まで開催されました。
初日の朝は、例年通り建物の中で、バラの花を摘み、それを材料に舗道の区画にデザインした上に、一枚一枚貼り付けていくという根気のいる作業です。
雨の中の作業にも拘らず、参加者に皆さんは一所懸命に完成に向けて頑張っていました。

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そんな美しい作業風景と作品をご紹介しますと、
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ご親切に下絵を見せて頂きました。 下絵も十分に芸術作品です。

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出来上がった作品の前で、記念写真。 ハイッ! パチリ!
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花摘みの作業風景は、以前のブログでご覧ください。