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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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黙阿弥生誕200年―初春歌舞伎

[滅紫] 2016年1月13日 12:00

坪内逍遥から「江戸演劇の大問屋」と賞賛された河竹黙阿弥は文化13(1816)23日江戸日本橋通二丁目式部小路に生まれました。「黙阿弥の明治維新」(渡辺保)によれば「今の高島屋の裏通りに行く道で幕府の御殿医、久志本式部の屋敷があったところから式部小路という」とのこと。生家は裕福な商家で19歳で歌舞伎作者の道を歩みはじめ300余りの作品を世に送り出しました。現在でも上演されるよく知られたものが多く今月は4座が歌舞伎で幕開けですが、歌舞伎座「茨木」「雪暮夜入谷畦道‐直侍」、新橋演舞場「弁天娘女男白浪」、浅草公会堂「三人吉三」、国立劇場「小春穏沖津白浪―小狐礼三」とずらりと黙阿弥作品が並びました。三越劇場の新派公演も「糸桜―黙阿弥家の人々」です。その中で「黙阿弥生誕200年」を謳っている国立劇場で初芝居。


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国立劇場はお正月恒例の太神楽が開演前のロビーで新年を寿ぎそして「見物に親切 役者に親切 座元に親切 これが作者の心得なりと戯場国(しばいのくに)に脈々と受け継がれたる三親切 その源は河竹の流れのごとく三百有余の狂言を書きも書きたり黙阿弥翁 新玉の歳改まり齢重ねて二百歳、、」とこれも恒例名調子の口上板、役者羽子板と初春気分満載。「小狐礼三」は黙阿弥得意の白浪物にお家騒動がからんだもの。狐の妖術を使う菊之助さん演じる礼三が美しい田舎娘から凛々しい男姿になって鳥居の上での派手な立ち回りとお正月にぴったりの華やかさ。

  

歌舞伎座の入り口で係りの方が「海老蔵さんは演舞場ですよ」と言う声が聞こえました。

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勿論歌舞伎座も満席。「二条城の清正」は幸四郎さん演じる清正と孫の金太郎君の秀頼の組み合わせで大きくなった金太郎君に拍手喝采。玉三郎さん久しぶりの「吉田屋」の夕霧、染五郎さんのすっきりした「直侍」と芝雀での最後となる三千歳の組み合わせと見どころ満載。華やかな晴れ着姿が一杯の劇場で初春気分を味わいませんか。

歌舞伎座は26日千穐楽

お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10~18)

 

 

古代文字アート展〔伊場仙まちかど展示館〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年1月12日 18:00

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老舗扇子店伊場仙」が運営する「まちかど展示館」(日本橋小舟町4)で1月9日)から、古代文字生け花コラボアート展The Birth」が開催されています

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ちなみに、「伊場仙」は創業1590年(天正18年)

江戸時代には浮世絵の出版も手がけたそうです

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古代文字は、3000年前の中国で占いの記録のために生まれた象形文字で、現代の漢字のルーツとされています。

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同展では、扇面用和紙を散らした屏風に(はく)と日本漆を用い、を意味する古代文字作品とともに、国際的に活躍する若手華道家・粕谷尚弘さんによるをベースにした生け花の大型作品が展示されています

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開館時間は8時20時で、入場は無料です

1月29日)までの開催です。

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場所は、下の地図赤○のところです。

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伊場仙まちかど展示館のHPはこちら ⇒

http://www.ibasen.co.jp/gallrey.html

 

 

 

「いきものたち」展〔LIXILギャラリー2〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年1月11日 16:00

京橋3丁目のLIXILギャラリー2で、『「クリエイションの未来展」 第6回 宮田亮平監修 「いきものたち」展 Living Things』が開催されています。

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期間は、昨年の12月5日)から2月23日)までなのですが、「第1期 金属」と「第2期 木彫」に分かれていて、「第一期」は、1月12日)まで、「第2期」は、1月15日)からになります。

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ですから、私が見たのは、「第1期」の金属です。

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LIXILのHPでの説明文】

第一期(金属)では、本展の監修者であり佐渡島伝承の金属工芸技法を現代に生かし、イルカをテーマにした「シュプリンゲン」シリーズの宮田亮平氏と、様々なキャラクターの物語を金属素材の放つ生命感をもちいて現代的な作品を制作する丸山智巳氏、さらに昆虫という小さな生命とその環境を、鐵という重く硬い素材を軽やかに鍛金技法で制作する相原健作氏の作品を展示します。

つづく第二期(木彫)では、馬や羽などをモチーフに静謐で思索的な世界をつくる深井隆氏と、玉眼をもつ猫や狐、幻獣をしなやかでミステリアスに表現する土屋仁応氏、毛並が波型に隆起した写実的な表現で躍動感あふれる狼などを制作する中里勇太氏の作品を展示します。

現代立体造形のトップランナーの研ぎ澄まされた感覚と、彼らの卓越した技術によって現出する「いきものたち」の命の輝きは観る者を捉えて離さないでしょう。

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私の感想としては、作者によって、あるいは作品によって、同じ金属といっても本当にいろいろな使い方があるんだなあと感心しました

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作品表面の質感や重量感を表現するのに、金属という素材が本当にうまく生かされていました

会場は、写真撮影が可能です。

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LIXIL文化活動のHPはこちら ⇒

http://www1.lixil.co.jp/culture/

 

 

 

ポルトガルのタイル展〔LIXILギャラリー1〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年1月10日 12:00

京橋3丁目、警察博物館の隣、東京スクエアガーデンの向かい側にある東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA2階LIXILギャラリー1があります。

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LIXILが行っているギャラリー活動の中で、「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」として、現在、「マカオのアズレージョ -ポルトガル生まれのタイルと石畳-」が開催されています

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開催期間は、2月20日)までで、水曜日は休館です。入場無料です

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「世界のタイル博物館」コレクションより、17~19世紀にポルトガルで制作されたアズレージョの実物7組が展示されています。

伝統的な青色の絵付けタイルだけでなく、多彩色のタイルの色合いや、模様の美しさなどが間近で見れます。

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ポルトガル植民地のマカオは、中国の特別行政区で、世界遺産の街として知られ、2049年の中国への完全返還を前に、大航海時代に遡るポルトガル由来の文化を、古き良き中国の街並みと共に再生する街づくりが進んでいます。

その象徴的な存在が、ポルトガルからもたらされた「アズレージョ」というタイルと、「カルサーダス」という石畳です

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アズレージョとは、ポルトガルで16世紀頃から作られている装飾タイルで、白地に青色単彩のほか多彩色で装飾文様や具象的な図柄が描かれています

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会場では、鮮やかなアズレージョの数々を写真で見ることができます

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LIXILのHPはこちら ⇒

http://www.lixil.co.jp/corporate/csr/culture/

 

 

 

東京マラソンコースを楽しく歩きませんか?名所旧跡、美味しい店でのお買い物タイム有り

[銀造] 2016年1月10日 09:00

  今年は東京マラソンが2007年に始まって10年目の記念すべき年で、2月28日(日)に開催されます。

私も開催年から毎年このコースの名所旧跡や美味しいお店などを巡り、楽しく歩いています。

この楽しい無料ガイドをご紹介します。NPO法人東京シテイガイドクラブ(略称、TCGC)が毎年行っているツアーです。

 

中央区内では、人形町で人形焼や甘酒を買ったり、月島でもんじゃを昼食に楽しむ(これは、各自個人負担です)、有名店のお総菜などをお買い求めできるお買い物タイムも配慮されています。

実施日及びコース

①  1月30日(土)

    集合場所・時間:東京都庁第一本庁舎 1 階 東京観光情報センター  12:50、出発13:00

     コ-ス:東京都庁―新宿大ガード下―花園神社―正受院―市谷八幡宮―飯田橋駅前 

②  2月6日(土)

     集合場所・時間:JR飯田橋駅西口改札口 12:50、出発13:00

     コ-ス:飯田橋駅前―東京大神宮―昭和館―皇居東御苑―皇居外苑―日比谷公園

③  2月13日(土)

     集合場所・時間:日比谷公園日比谷花壇前 12:50、出発13:00

     コ-ス:日比谷公園―増上寺―泉岳寺―その他名所旧跡―品川駅前

④  2月20日(土)

     集合場所・時間:銀座4丁目銀座三越ライオン像前 12:50、出発13:00

     コ-ス:銀座の碑―銀座・京橋の名所旧跡―コレド―水天宮―浅草橋―浅草 

⑤  2月27日(土)

     集合場所・時間:銀座4丁目銀座三越ライオン像前 9:50、出発10:00

    コ-ス:銀座―築地―佃―月島(昼食、個人負担) 

⑥  2月27日(土)

     集合場所・時間:有楽町線「月島」7番出口 12:50、出発13:00

  (月島西仲通り商店街 月島もんじゃ新興会事務所前広場)

    コ-ス:月島―豊洲―東京ビッグサイト 

※集合場所など詳細は、下記までお問合せください。

    申し込み先・問合せ先:NPO東京シティガイドクラブ事務局

    TEL・Fax:03-6912-1518  

    Mail アドレス:tcgcoffice@yahoo.co.jp 

    URL:http://tcgc.5.pro.tok2.com/

詳しくは、こちらのHPでご覧下さい。http://tcgc.5.pro.tok2.com/

 

 

晴海トリトンスクエアで新春グランドコンサート開催。

[kimitaku] 2016年1月 9日 16:00

新春の7日

 グランドロビーコンサート

   (第一生命ホール NPO TRITON ARTS NETWORK主催)

 が 晴海トリトンスクエアで開催されました。

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開催日時は1月7日(木)12:10から12:50分まで。

「春の海」に続き、

 さらし幻想曲」「三番叟組曲」「木遣り」と

琴、長唄三味線、竹笛、能管、フルートの優美な音色が

グランドロビー一面に響き渡りました。

幻想曲、組曲もそれぞれの原曲の持ち味を活かして、

観客は優美なメロディーに酔いしれていました。

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続いて  江戸囃子「獅子舞」

 「屋台」から笛の高音(たかね)に誘われ、獅子が登場。

リズミカルに踊り場を舞い、続けて「昇殿」「鎌倉」の場面、

獅子がミカンと戯れています。

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なかなかみかんをくわえようとしません。あたりを見回すとたくさんの園児たち、獅子の仕草に夢中です。ミカンをくわえ、居眠りをします。あたりに子守歌のゆっくりした

響きが、途端に曲は変わり、獅子も飛び起きて、「四丁目」

観客席に福をもたらそうと駆け回りました。

観客はみな拍手喝さい。

楽しいコンサートで晴海トリトンスクエアは春爛漫に

なりました。

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