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女の手仕事 -創作こぎん刺し作品展ー

[rosemary sea] 2016年10月28日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をディテールとして取材します、rosemary sea です。

 

以前記事を書かせていただいた、こぎん刺し木曜会さん が日本橋髙島屋さんの7階、きものギャラリー [和むすび] にて作品展・展示会を開催しております。

 

ー女の手仕事ー ■ 創作 こぎん刺し作品展 ■ 

DSC01571a.jpg DSC01574b.jpg

↑ 右の写真の右側の女性がこぎん刺し木曜会の髙木裕子先生です。

  左の女性はお客様です。画像アップにご了解いただきました。

 

DSC01584a.jpg DSC01578b.jpg

↑ 左は今回のメインの1つ、風神雷神図のタペストリー。受注販売いたします。

  右も極めて繊細なタペストリー。

壁側3点のうち、中央の一品は永六輔さんのための半纏(はんてん)のデザイン原型です。

 

DSC01576b.jpg DSC01583b.jpg

↑ 左の左は婦人道中着、左の右は婦人コート。

  右は帯 2点。こぎん刺しでの帯は圧巻です。

 

DSC01585a.jpg髙木先生曰く、

「右から永六輔さんの『永』、鶴の絵、髙島屋さんの『髙』。

こじつけですが、永久に髙島屋さんが栄えるように、と。」

 

先生の優しさ、奥ゆかしさが込められた展示です。

DSC01580a.jpg DSC01579a.jpg

↑ 数々のこぎん刺しバッグ。形状や柄、色彩も、質感も様々です。

 

DSC01586b.jpg 小物類です。

こぎん刺しの美しさ、温かみが一堂に紹介されています。

是非ご来場になって、こぎん刺しと触れ合ってください。

お待ち申し上げております。

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↑ 併せて今年7月に亡くなられた永六輔さんを偲び、こぎん刺しを愛され、また、こぎん刺し木曜会講師:髙木裕子先生と交流されたその品々を展示されています。

 

11月1日(火)までの開催です。(※ 最終日は午後5時までです。)

掲載にあたり、髙島屋日本橋店 販売4部 呉服 大見課長にお許しをいただきました。

 

こぎん刺し木曜会 人形町教室

日本橋人形町2-4-9 人形町双葉ビル5階

03-3665-0002

こぎん刺し木曜会さんのホームページはこちら ⇒ http://www.koginsashi.jp

 

 

秋・和菓子・栗 ~日本橋屋長兵衛 日本橋本店~

[rosemary sea] 2016年10月19日 09:00

DSC01500a.jpg『ギフト、そして自分も楽しむ』をアレンジして取材します、rosemary sea です。

 

   

職場のS藤さんご推薦の

日本橋屋長兵衛 日本橋本店さんへは7月以来のお伺いです。

  

秋の訪れとともに商品揃えも変わりました。

栗・栗・栗・・・。

日本橋屋長兵衛さんの店内は今、栗のものでいっぱいです。

 

そのいくつかをご紹介します。

中村店長にお世話になりました。

DSC01499a.jpg DSC01501a.jpg栗きんとん

お店の外にも飾られています。

深く艶やかに実った栗を丹念に裏ごしし、風味をとじ込めています。

白餡のさらりとした口どけ。

秋ならではの味わいです。

11月20日までの期間限定商品です。

 

DSC01489a.jpg栗かすてーら

しっとりとやわらかな食感。やさしい味わい。

小豆の浮島に刻み栗を入れた浮島を重ね、蒸し上げています。

ここで「ロズマリ食リポ隊」の食リポ、披露です。

「食べ易い大きさ。良い意味でふつうの味。」Oさん。

「名前通り、栗かすてーらの食感が楽しめ、ほろほろ感が口の中いっぱいに広がる。」T山さん3号。

「秋の夕日を思い起させる懐かしい味。どちらかと言うと洋風かな?」I倉さん。

「ほろっとした食感がしっとりに変わり、和(お茶)にも洋(紅茶)にも合うお菓子。」F川さん。

1月9日までの期間限定商品です。

 

DSC01498a.jpg深山乃栗(みやまのくり) (右)。

画像は栗きんとん(左)とともにお店の外に飾られているものですが、もちろん店内にも。

しっとりと口どけの良いしぐれ生地。

中はほっこりとした栗餡です。

12月末までの期間限定商品です。

 

DSC01503a.jpg黒豆つつみ

新商品。

名前に『栗』が入っていませんが、これも立派な栗商品。

ふっくらと炊き上げた黒豆。それと刻み栗。

口あたりなめらかな羊羹と絡んで絶妙の味わいです。

1月9日までの期間限定商品です。

 

DSC01496a.jpg栗まんじゅう

味わい豊かな刻み栗入りの白餡。

しっとりと焼き上げました。

こちらは年間商品です。

 

日本橋室町1-6-2   03-3242-3030

日本橋三越さんの新館の前です。

営業時間 9:30~19:00

元旦のみ休業  年末年始営業時間変更あり

日本橋屋長兵衛さんのホームページはこちら ⇒ http://www.nihonbashiya.jp/

 

 

鳩屋海苔店・本店 ~築地 海苔の老舗~ 試食からどうぞ

[rosemary sea] 2016年10月12日 14:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をキーワードとして取材します、rosemary sea です。

DSC01483a.jpg 

築地場外市場の老舗海苔問屋・乾物店の鳩屋海苔店・本店さんをご紹介します。

 

中央区観光協会主催『わくわくツアー』~築地場外市場コースその1~ でのお伺い先でした。

9月15日の回ではロズマリはご案内役でした。

DSC01475a.jpgDSC01474a.jpg1938年(昭和13年)創業。三代目店主:鵜飼友義社長にお話をお伺いしました。

 

前掛けをつけて店頭に立っています人物です。

 

鵜飼社長はサラリーマン生活から引き継ぎなしでお店を切り盛り。

手腕を発揮され、お店の発展、場外市場2店舗目出店、ネット販売等実績を積み上げられています。

 

常にお客様と会話し、プロ料理人、一般観光客を問わず信頼されています。

社長は語学も堪能。外国人客にも気軽にお声かけします。

『バリトンボイスの海苔屋さん』としてテレビ等のメディア露出の多い有名人です。

 

店員さんもみな明るく親切。海苔のことなどいろいろ教えていただけます。

 

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ご紹介。
鳩屋さんのマークから。

 

社長の前掛けをよくご覧ください。

 

『八』の字になった親子鳩。

まさに鳩屋海苔店さんにふさわしいマークです。

 

それでは商品のご紹介です。

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焼ばら海苔

厳選された良質な海苔を使用。

なまたまごとともにごはんに載せたり、お味噌汁に入れて海苔汁にしたり。

使い勝手の良い逸品です。

 

DSC01479a.jpg DSC01480a.jpg

焼のり

こちらも風味抜群。

 

DSC01481a.jpg黒炊き

海苔屋さんの作った佃煮。

伊勢のあおさと地海苔が入っています。

無添加で塩分控えめ、甘さしっかりの絶品です。

あったかごはんに載せてパクリといかがでしょう?

 

DSC01482a.jpg DSC01478a.jpg

アーモンドをはじめ、ナッツ・ドライフルーツ

あとをひく美味しさ。

試食のバラエティは築地でもトップクラス。

海苔も佃煮も、ナッツ・ドライフルーツも試食できます。

 

DSC01473a.jpg築地4-14-16

(新店 築地4-10-10)

先日ご紹介させていただいた秋山商店さんの右隣りです。

03-3541-5523

営業時間 7:00~14:30

(市場休市日 8:30~14:30)

年中無休 (年末年始休業除く)

鳩屋海苔店さんのホームページはこちら ⇒ http://hatoya.tokyo/

 

 

和歌山のアンテナショップ「いこら」

[ジミニー☆クリケット] 2016年10月 8日 14:00

10月に入ると、恒例の中央区観光商業まつりのイベントとして、区内アンテナショップスタンプラリーが開催されますが、今年オープンしたアンテナショップ、「日本橋 長崎館」(3月)、「日本橋とやま館」(6月)に加えて、「わかやま紀州館 東京日本橋店 いこら」もスタンプラリーの対象先です

期間は、10月6日)から20日)までです

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その「わかやま紀州館 東京日本橋店 いこら」は、今年7月にオープンした和歌山のアンテナショップで、日本橋人形町水天宮前交差点近くにあります

開放的な全面ガラス張り紀州産の木材を張り巡らせています

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いこら」は、和歌山弁で「行こう」の意味だそうです

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お店に入ると、和歌山海の幸山の幸、それらの加工品と、特産品があふれんばかりです

品数豊富な中から、本日は、南高梅金山寺味噌を購入しました。どちらも和歌山定番です

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紀州南高梅 紀陽梅 小梅 はちみつ」です

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紀州湯浅名産 丸新本家 金山寺味噌 おかず味噌」です

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紀州の湯浅は、醤油発祥の地でもあり、この金山寺味噌発祥の地でもあるそうです

ちなみに、醤油は、金山寺味噌の製造過程で、味噌樽の底に沈むを採り出したものだとか

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どちらも、ごはんが進む、進む間違いないおいしさです

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営業時間は10時から20時までで、土曜日曜祝日19時までです。

わかやま紀州館 東京日本橋店 いこら」のHPはこちら ⇒

http://w-ikora.net/

 

 

秋・和菓子 ~ 萬年堂本店 ~

[rosemary sea] 2016年10月 7日 16:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をアイキャッチャーとして取材します、rosemary sea です。

 

DSC01459a.jpgDSC01456a.jpg和菓子の老舗、銀座の萬年堂本店さんへのお訪ねは5月6日の記事取材以来です。

職場のN村さんのお勧め先です。

 



本日もお店の若女将、樋口君枝さんにお伺いしました。店内、お客様応対中のかたが若女将です。

 



季節も移り変わり、ショーケースのなかの商品揃えも一部変わりました。

秋の風情を感じます。

 

ですが、やはり『御目出糖』は改めて紹介させてください。前回は歴史のなかでしか書きませんでした。(下の写真の右)

 

DSC01450a.jpg小豆あんに餅粉等、米粉類を混ぜそぼろ状にして大納言小豆の蜜漬けを散らし蒸し上げます。

もちもちとした食感。お祝いギフトにも最適かと。

それと、『挽茶入り 高麗餅』。(下の写真の左)

白手亡(しろてぼう)豆あんに挽き茶、餅粉等を混ぜ大福豆を乗せ蒸し上げています。

御目出糖と同じ製法ですが、手亡あんが小豆あんよりねばりが少ないので御目出糖よりさっぱりほろほろ食感となっています。

不祝儀に使われるのがよろしいかと。

 

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↑ 秋の季節の上生菓子です。

奥、左から里の薯秋の野実り柿。手前、左から菊花うば玉

食するのがもったいなくなるほどの美しさです。

販売期間は「秋が終わるまで」だそうです。

 

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↑ 上の左は半生菓子の川止め

上品なこしあんに砂糖の衣(石衣)がかかっています。

川の増水による氾濫を防ぐ、籠に入れた石。

角のないなめらかな石にみたててあります。

今は、こし・茶・うめ の3種のあんのものがあります。

↑ 上の右は同じく半生菓子の富やき(ふやき)。

「秋が終わるまで」はこの絵。冬になると絵が変わります。

 

DSC01453a.jpg→ 右は季節の半生菓子詰合せ

『秋』が綺麗に箱のなかに収まっています。

 

銀座5-8-20   03-3571-3777

営業時間 11:00~20:00

 

地下鉄銀座駅A3出口が至近です。銀座4丁目交差点の銀座和光のはす向かい、銀座コア隣りのPRADAビル、『加賀屋』のちょうちんの右側に『GINZA ALLEY』と書いてある通路を進み、あずま通りに抜ける前の左側にお店はあります。

 

萬年堂さんのホームページはこちら ⇒ http://mannendou,co,jp

 

 

築地・鰹節問屋 秋山商店 ~香りと味、奥深い鰹節のお話~

[rosemary sea] 2016年10月 6日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をキャピタルレターとして取材します、rosemary sea です。

 

DSC01446a.jpgDSC01447a.jpgDSC01448a.jpgDSC01429a.jpg本日は築地場外市場の鰹節問屋 株式会社秋山商店さんにお伺いしました。

お店は新鮮な鰹節の良い香りに包まれています。

 

中央区観光協会主催『わくわくツアー』築地場外市場コースその1で9月15日の際、秋山商店さんにはロズマリ、お世話になりました。

 

秋山商店さんは1916年(大正5年)、芝で創設の老舗鰹節専門店です。

初代 秋山銀次郎氏が震災後、魚市場の築地移転とともに築地にお店を移しました。

現在の社長、秋山久美子氏は四代目です。三代目故秋山鐘一郎(しょういちろう)氏の奥様です。

当店のモットーは『常に上質な鰹節』『新鮮な香りをそのままに』。工夫、努力を惜しみません。

 

秋山商店さんと言いますと・・・

① 大正時代に『料理店等に削り節をお届けする』という今までになかった仕組みを開拓したパイオニア

それまでは料理店では料理人が、家庭では奥さんや子供が、自ら鰹節を削っていました。

そこで初代が「朝、削ったものを配達しますから。」とお約束。

まさに需要と供給です。

② 糸がきの元祖

糸がき・・・マグロ節を糸状に削ったもの。主に料理の飾りつけに使用。それまでは板前さんが自前でガラスの破片等で削っていました。

当店では『糸賀喜』として販売しています。婚礼等に供されることが多いため、おめでたい文字使いとなっています。

以前には特許権も所持されていた由。

ですが、「このまま所持していても世間に広く浸透しない。」との初代の強い意向により特許を東京の鰹節組合にお預けしたとのこと。

他には、飯田橋近くの千代田区富士見・東京大神宮にも形に良い鰹節を納めています。

 ちなみに神社の屋根には一般的には、・・・

 千木(ちぎ)・・・屋根の両端で交差させた部材。

 鰹木(かつおぎ)・・・屋根の上に棟に直角になるように何本か平行して並べた部材。

            かたちが鰹節に似ているところからいう。

・・・が乗っています。鰹節に関係ありですね。

 

鰹は一属一種。スズキ目サバ科カツオ属。

英語ではbonitoもしくはskipjack tuna。鰹節はdried bonito flakes。

Katsuobushi is made by boiling and wood-smoking fillets of raw bonito and then sun drying them several times after fermenting with a fungus.

(生の鰹をゆでいぶし、カビをつけて何度か天日干しにする)

         ・・・HKさん、いつも英訳ありがとうございます。・・・

 

鰹節自体、結婚式の引き出物としてよく使われますよね。これは鰹節の「雄節(おぶし:背節とも云う)」と「雌節(めぶし:腹節とも云う)」を合わせるとぴったり合う、イコール仲の良い夫婦の象徴。さらに合わせたかたちが亀の甲羅に似ていてこれまた長寿の象徴。「勝男武士」と書いて赤ちゃん誕生祝い、入学祝い、快気祝い。お祝い界のトリプルアクセルです。

・・・寄り道しました。

 

DSC01442a.jpg秋山久美子社長(写真右)と二代目社長の奥様、大女将の秋山和子さん(写真左)にお話をお伺いしました。

教えていただいたこと、いっぱいあります。

 

 お客様はプロが大半。

 魚類を購入後、鰹節・削り節を選びに来店。

ちなみにプロは・・・

①背節を好む。自分好みの味にしたいときに鰹節がしつこいとうるさい。軽い背中が好き。

腹節は脂分を抱えているのでコクがあるが、どちらかと言えば粉っぽい、濁ることがある。

②独自の温度設定。

鰹節は普通、60度を超えると花が開く、揮発性のものなので。

ただ、プロは寸胴(ずんどう)など道具のことも考慮して『(少し下がるから)70度』というように。

 

その他にも秋山商店さんでは鰹節他についていろいろ教えてもらえます。

 鰹節や削り節、保管は冷凍庫、冷蔵庫が良い。

ただし、それでも湿気やカビに注意。

 鰹節を削る際は薄く削ると美味しい。あたりが違う。優しい。

厚いとえぐみが出る。強すぎ。

基本は血合いの部分を除くと大分軽くなります。

力を止める。繊細。色も薄くなる。

 さつま節、荒節(あらぶし)は燻製まで。

荒節にカビ付けし、水分を抜きながら熟成させた本節(ほんぶし)・枯節(かれぶし)・本枯節・仕上げ節。

だからと言って荒節が二級品ということではありません。

 マグロ節はクロマグロの幼魚、メジから作る。もともと血合いは使いません。

・・・大変ためになりました。

料理ごとの鰹節の効果的な使い方を教えてくださいます。

もちろん好みにも合わせてくださいます。ご相談ください。

 

お待たせしました、店頭の商品のご紹介です。クリック拡大してご覧ください。ギフトにもよろしいかと。

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DSC01431a.jpgロズマリ、食リポ

左、かつお削り節 糸けずり。

「細いかたちがごはんによく絡んで美味しい。絶妙。ごはんとこの削り節だけで十分ごちそう。」

右、特選花かつお 血合い抜き 鰹削り節。

「血合いの部分が入っていないので繊細、とても上品。ダシをとるととてもしなやかな感があります。」

 

築地4-14-16  03-3541-2724

築地場外市場の一番奥、波除神社に近い通りの中ほどにあります。

営業時間  5:30~13:30

休業日 日曜・祝日・市場休市日

秋山商店さんのホームページはこちら ⇒ http://akiyamashouten.com