[えだまめ]
2017年4月13日 14:00
前回の「春の日本橋おさんぽツアー」のつづきです。
つづきまして。
日本橋を渡り切ったところで振り返ると。
そこには
獅子さんがこんにちは
ここで中央区観光検定でよくみかける問題でクイズ。
Q:この獅子さんは大事なお役があります。何でしょう??
「何か持ってるよね?」
「船によくついてる舵?」
正解は・・・「東京市の守護」。
獅子さんが持っているのは今でも東京都の紋章として使われているマーク。
今だと東京都のお知らせなどには緑色のイチョウの葉っぱの形のマークが使われていることが多いから
意外とこの紋章の方をあまり認識してない人も増えているのかもしれないですね。
ちなみに気づいてた?橋の真ん中には
麒麟さんがいるんだよ~
「え、キリン???」
あ、首の長い方じゃなくって・・・
「ビールのラベルになってる方ね♪」
という大人の皆様の素敵な反応でした。
こちらも中央区観光検定でよくみる問題。
「東京市の繁栄」を表しているんですよね。
さて。そろそろお時間。
本日のメインイベントに参ります!
~つづく~
[銀造]
2017年4月13日 09:00
コレド日本橋の東側を「たいめいけん・凧の博物館」の方へ歩いて行こうとした時でした。
楽しいイラストが目に入りました。 大きなパネルには、「日本橋かるた」と大書してあります。
「いろはにほへと」から始まる「かるた」には、日本橋地区の各町の特色が粋に表現されています。
例えば、"い"は、「いつの世も 道の起点は日本橋」、 "は"が、「初鰹 初物好きで 見栄っ張り」は、日本橋、江戸っ子の心意気、気風の良さを表わしているのでしょう。
人形町を表現した「かるた」は、「玄冶店」転じて「源氏店」の「与話情浮名横櫛」です。
お富さんらしき女性が、あだ名姿の洗い髪に、斜め横に櫛をさしています。いやぁ、粋ですねえ。
通りを歩いていた外国人の方々もカメラのシャッターを切り、「日本のひとこま」をお土産にしていました。
日本橋のお散歩の際には、こちらもお楽しみ下さい。
おっといつもは此処で記事が終わりますが、「何処かでこの素敵な販売をしていないかな」と思い、調査しました。
こちらで、「日本橋かるた」作成に至る経緯、販売店などを紹介しています。
日本橋地区では、コレド室町1 地下1階の「日本橋案内所」☎ 03-3242-0010で販売しています。
早速、買い求めに行ってきます
http://www.nihonbashi-renaissance.com/karuta/
[あすなろ]
2017年4月12日 09:00
4月9日。春の名橋「日本橋」まつりが催されました。
普段、日本橋の真ん中にある「日本国道路元標」に近づく
のは不可能ですが、イベント当日は、通行止めにより
日本の道路の起点に触れることができました。
五街道の起点であり、ヒトとモノが行き交う「日本橋」
の誕生日(4月3日)を祝って、橋上にクラシックカーが集いました。
桜を纏った名車が絵になる光景でした。
[えだまめ]
2017年4月11日 09:00
友人たちとの同窓会となった「春の日本橋おさんぽツアー」。
ランチを終えたらちょっとだけお散歩。
三越日本橋本店を出てすぐの「日本橋」に行ってみましょう。
小学生ちゃんたちの反応は「橋?」「どこに?」「川は??」
高速道路の下には川が流れてるんだよ、というと「えっ!そうだったの!?」って。
近くまで行かないと水が見えないから
ちょっとわかりにくかったかな?
三越の目の前に整備されたのが「元標の広場」
そこにあるのはこちら。
「日本国道路元標」のレプリカです。
ここが日本の道の基準点なんだよ~。
だからね、こんな風に
ここから何キロ、って日本の街の名前が書いてあるよね~。
そんなお話をしてみたら、
「札幌までこんなにあるんだ!」
なんて、小学生ちゃんたちもちょっと興奮気味。
そして。「粁」という漢字に大人もびっくり。
「これでキロメートルって読むんだ・・・!」と。
メートルを表す「米」にキロ(=1000倍)を表す「千」を合わせた字。
現在ではほとんど使われることはなくなってしまったものですが、
今まで日本になかった概念を表現しようとした
明治時代の先人の苦労がうかがわれる文字だなぁ、と
改めて思ったのでした。
そして、橋の真ん中へ。
遠目から、道路の真ん中に金属の何かが埋まっているのがわかります。
「あれだ~!」「あそこだ!!」
道路元標の「ホンモノ」の方ですね。
上を見上げてみると、
高速道路にくっつけるような形で
道路元標の位置を知らせる柱が。
こんなお知らせの仕方もあるんだな~って。
ちょっと面白いですよね。
上に高速道路があるからこそ、の表示の仕方なんだなって
ちょっと感心したりもしたのでした。
~つづく~
[クラさん]
2017年4月10日 18:00
4月8日は、御釈迦さま誕生の聖日です。
人形町の大観音寺では、毎年「花まつり」のイベントが開催されてきました。
今年は、御釈迦さま誕生の聖日が土曜日となり、大勢の人々がお参りをしました。
境内に花々で飾られた「花御堂」をつくりお堂の中の立像に甘茶をそそぎ、お祝いをします。また、御本尊の特別開扉もありました。
当日は、参拝者に甘茶と和菓子のサービス、人形町の名品が当たるお楽しみ抽選会も行われました。
お参り後、小判型煎餅を頂戴しスピ-ド籤を引き、当たれば人形町の名店から色々な賞品が頂けます。籤が外れても階段下のテントで甘茶と和菓子を頂けます。
小さなお盆に載せられた甘茶と和菓子が振舞われ、赤い毛氈を敷いた縁台に座り食べました。その傍らでは、人形町のキャラクター「人之助」も愛嬌を振りまいていました。
時々小雨の降る日でしたが、参拝して清々しい気分になりました。
[滅紫]
2017年4月10日 12:00
桜に誘われ銀座をぶらついていたら8丁目のタチカワ銀座ショールームの前にこの案内を見つけました。江戸好きの私としては見逃せません。早速地下の会場へ。三河屋さんの暖簾の先の壁面を美味しそうな料理とレシピの写真がぐるりと取り巻いています。中央のテーブルにもお料理の写真。隣にはレシピのコピーしたものが置いてあり。「ご自由にどうぞ」。嬉しくなってみんないただいてしまいました。
今回は「江戸料理百選」から代表的な料理を選んでの展示です。江戸料理で有名な「なべ家」ご主人の福田浩さんと女子栄養大学の島崎とみ子先生が料理を再現し、写真は料理写真の第一人者の佐伯義勝さんという豪華版の料理本です。
江戸の料理本といえばあの「八百善」の四代目・栗山善四郎が書いた「江戸流行・料理通」(文政5年1822年刊行)がよく知られていますが、天明期に入った頃には、谷崎潤一郎がすべてを試作したといわれている「豆腐百珍」(天明2年1782年)が発刊されこれが大ヒット。柳の下のどじょうで「鯛百珍」「柚子百珍」「大根百珍」など続々と。中でも人気だったのが「万宝料理秘密箱」別名「玉子百珍」です。享和期に入ると「名飯部類」(享和2年1802)も。そして文化・文政期の最盛期に。この「江戸料理百選」はそれらの料理書の中から選りすぐりのものを再現したものですが、本の案内によると「当時の技術を忠実に再現し現代生活にも応用できるよう作り方に工夫を加えて解説」とのこと。私は「巌石とうふ」(すり鉢ですった豆腐と骨ごとたたいた鶉の肉を合わせ椀種に)と「玲瓏(こおり)とうふ」(とうふを寒天でくるみ冷やしたもの。練り辛子と酢醤油または黒蜜をかけてデザート)に惹かれています。
レシピ見るだけで美味しそうでしょう。原田信夫先生の「江戸の食文化」によると、料理にランク付けがされていて「尋常品」「通品」「佳品」「奇品」「妙品」「絶品」の6等級に分けられていたとか。遊び心が何とも洒落ていますね。因みにこの2つは「奇品」です。
「今の食の原点は江戸だった」とあらためて感じさせてくれる展覧会です。
三河屋さんは「江戸を学ぶ」をテーマにした講演会なども企画されており江戸料理の普及に取り組んでいらっしゃいます。元禄期創業の江戸と共に歩んで来たお店には「江戸のDNA」が色濃く引き継がれているようです。今回の料理本「江戸料理百選」は三河屋さんで特別価格でお求めになれます。お問い合わせは三河屋さんまで。TEL3248-0528 FAX3248-0530
「江戸料理あれこれ展」タチカワ銀座ショールーム(銀座通り)B1 4月16日まで
「銀座・三河屋」銀座8丁目8-18 TEL 3571-013