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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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This is Japanese Hospitality, "Omotenashi".

[銀造] 2017年4月 7日 18:00

ある日の夕方、5時ごろ、雨がぱらつき花冷えのする日でした。

中央区役所で江戸バスを下車すると、外国人のご家族が何やら困った様子でスマホを操作していました。

"Excuse me. May I help you."と声をかけると、 私の知らないホテルの名前を言います。スマホに表示の地図もはっきりしないので、

それでは、貴方の携帯電話を貸して下さい。私が日本語でホテルの人に確認するからとの状況になりました。

ホテルの女性に電話して、正確な住所、目印を聞いても、よくわかりません。

「米国人のタリーさんという方のグループで、2 couples, 2 kids のお客様が、中央区役所の正面玄関の所にいます。 雨も降っていて、傘ももってないので、迎えに来てください」と電話しました。 タリーさん一行と5分程、彼らの地元にある新大統領の別荘の話とかをしていると、そのホテルの女性がを持って迎えにくれました。

 素早い行動で、を持って現れた女性の行動を、私は大変嬉しく思い、"This is Japanese hospitality, Omotenashi"と何度も繰り返し、

笑顔のご一行とホテルの女性が私のカメラに収まってくれました。

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こういう親切な行動が続いてくれる日本の文化を誇りに思います。Ginzo

 

 

花祭 お釈迦様の誕生日

[あすなろ] 2017年4月 4日 09:00

4月8日は、お釈迦様の誕生日。

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各地のお寺では、「花御堂」と呼ばれる
小さなお堂をつくり、時節の花々で飾ります。

 

参拝者は、お堂の中の立像に甘茶を灌いでお祝いします。

 

この甘茶で硯に墨をすり
「千早振る卯月八日は吉日よ かみさげ虫を成敗ぞする」
と書いて家の柱に張ると、虫よけの呪いになるとされ、

また砂糖が高価な時代、子供たちをはじめ多くの人たちが

参拝しました。

 

人形町大観音寺では、甘茶とお菓子が振る舞われる予定です。

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人形町大観音寺 花まつり
東京都中央区日本橋人形町1-18-9

 

 

浮世絵がエモい!・・・って何だ? [日本橋茅場町]

[GPP] 2017年4月 3日 14:00

かつて中央区京橋1丁目には、人気浮世絵師「歌川広重」の住居がありました。歌川広重の代表作「名所江戸百景」等からは、江戸の名所や街の様子、および、当時の人々の暮らしを知ることができます。浮世絵は、美術品としてだけではなく、時代を物語る資料としての価値もあるということです。

 

先日訪れた「スーバー浮世絵 江戸の秘密展」(2017年1月28日~5月21日 日本橋茅場町)は、一風変わっていました。デジタル加工され、アニメーションのように動く浮世絵を、片岡愛之助さんのナレーションや効果音付きで楽しむものでした。

 

参照: スーパー浮世絵 江戸の秘密展 https://superukiyoe.com/

 

続きを読む: 浮世絵がエモい!・・・って何だ? [日本橋茅場町]

 

京橋大根河岸おもてなしの庭 大賞受賞

[銀造] 2017年4月 3日 12:00

 「京橋大根河岸青物市場跡碑」のある一帯が整備されました。

その碑の前には、一対のお祝いの生花が供えられていました。

そして奥まったところに、和風庭園の趣のある鹿威し風の設えも出来ました。

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京橋川の護岸も出現しました。

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 「天正18年(1590)、徳川家康が江戸に入った後に開削された京橋川は、両岸に河岸があり城下町の物流に重要な河川でした。その後、現代に入り、その役目を終え、昭和38~40年に埋め立てられました。護岸の一部は近代以降に積み直されたもので、埋め立て当時の形状のまま地中に残されています。」との説明があります。

 この様に、東京都中央区京橋の一角を整備し管理することは大変な事です。そこで、2017年3月に、

『緑の環境デザイン賞「おもてなしの庭」大賞』が、『京橋大根河岸おもてなしの庭』に贈られました。

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香りの老舗  ~ 銀座香十 ~  ②

[rosemary sea] 2017年4月 2日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をレギュレーションとして取材します、 rosemary sea です。

 

DSC02118a.jpg御香所 香十(こうじゅう)さんは創業が天正年間、ということは前回述べさせていただきました。

今回は香十さんの歴史について触れたいと思います。

今回も銀座香十 東京店 北澤店長に取材のお許しをいただきました。

 

香十さんの初代:安田又右衛門源光弘さんという方は鎌倉幕府成立時の遠江国守護(とおとうみのくにしゅご):清和源氏安田義定の十二代末裔。

御所御用を務めていたとされます。

そして第二代:政清さんは太閤豊臣秀吉公に、第四代:政長さんは徳川家康公に召されたとのこと。

 

江戸時代には第八代:高井十右衛門さんが多くの銘香を創り、名人と言われました。

この方、お香の世界ではとても有名な人物。

ここから先は香十さんの主人は「十右衛門」を継承するようになります。

そして光格天皇献上香「千歳」はじめ、表千家へ「九重」、茶道薮内に「若草」の銘香を家元へ納められたと記録されています。

ここのおいて香十練香(ねりこう 後述)の名声が高まりました。

※ 練香=薫物(たきもの)とも言います。粉末状の香木などを蜂蜜等で練って固形状にしたもの。

十右衛門さん、「香十 十右衛門家傳薫物覚書(じゅうえもんかでんたきものおぼえがき)」を書き遺しました。

 

明治・大正・昭和では京都の室町下長者町に「御香所」ののれんを掲げて営業されていました。

 

香十さんはその後、現代に生きる香専門企業として東京で「銀座香十」の名で香に携わってきました。

半世紀を経て香十さん、平成28年4月に京都に里帰りしまして、二寧坂にお店を出しました。

生まれた地に戻ることができました。

 

DSC02117a.jpg「香十」の名前の由来ですが、「香十徳」というものがあります。香の有用性や優れた特性を漢字四字十項で書き表したものです。元は中国の漢詩。

この香十徳を有名にしたのは室町時代の臨済宗の僧・一休宗純、その人の書によります。

あのとんちのモデルになった「一休さん」ですね。

学者、詩人という面もあり、また香の愛好家でもあったそうです。後小松天皇のご落胤ということも云われております。

後小松天皇も香を愛し、「後小松院宸翰薫物方(ごこまついんしんかんたきものがた)」という薫物調合・研究書を書き遺しました。

※ 宸翰・・・天皇自筆の文書

その写しの古文献が香十さんに現存するそうです。

 

天正年間、この有名な香十徳の、香の十の徳を広める名として香十さんの初代:安田又右衛門源光弘さんが「香十」を名乗ったとされています。

四百余年の年月を経て香十さんは、伝統の香十練香「黒方(くろぼう)」をはじめ、名人十右衛門の名を冠したお香など、価値ある香製品の数々をお届けされています。

 

DSC02116a.jpg銀座香十 東京店

八重洲2-1 八重洲地下1番通り中2号

詳しくは八重洲地下街へ入り、店舗配置図にて「八重洲1番通り」をご覧ください。

03-3274-4006

営業時間  10:00~20:00

香十さんのホームページはこちら ⇒ http://www.koju.co.jp/

八重洲地下街さんのホームページはこちら ⇒ http://www.yaechika.com/

なお、この記事掲載につきまして八重洲地下街株式会社 小澤様にご了解をいただきました。

 

 

グリル銀座スイス 70年の歴史 天皇の料理番とともに 築地店のご紹介

[銀造] 2017年4月 1日 14:00

 「グリル銀座スイス」のレストランは、 銀座ガス灯通りの他に、 築地にもレストランがあります。お店の佇まい、スイス風です。 

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 元、読売巨人軍の大スター『千葉 茂さんの、「カレーにカツをのせてくれ」の一言で、名物のカツカレーが誕生した事』は、大変有名ですが、

こちらの歴史を知り、そしてフレンチのアラカルトを食べてみると、思い込みは吹っ飛んでしまいます。 コロッケは、小ぶりですが、大変美味しくて、アラカルトで注文したくなる一品です。

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次に、 創業者が「天皇の料理番」と言われた方と一緒にお仕事をした「宝亭」についての記述、

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そういう過程を経て、創業者、岡田進之助さんの息子さんの「岡田義人さん」は、帝国ホテルで修行をつんだ後、の昭和22年、銀座7丁目に「グリルスイス」に開店しました。

昭和23年に、元、読売巨人軍の大スター千葉 茂さんの、「カレーにカツをのせてくれ」の一言で、名物のカツカレーが誕生した事』のです。

 こちらの築地店、宵闇が迫ってくる少し前には、Happy Hour のサービスがあります。

メニューの一部を看板で紹介しましょう。

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そして、 今日は独りなので、「晩酌セット¥980」を頂きました。

コロッケが、フレンチです。(元々、フランス生まれですが・・・。)

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 二階は、25人程がパーティをするにはちょうど良い広さです。 静かにDinner を楽しめる雰囲気です。

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 これからの新入社員の歓迎会などで御利用をお勧めします。 感じの良いシェフとイケメンのソムリエが丁寧に応対してくれます。

住所:中央区築地2-8-1、電話:03-3545-3933 、店名:バー&グリル 銀座スイス です。