[坂の上のねこ]
2010年12月28日 10:25
何かと慌しい年末、お年賀選びにも頭を悩ませるところですね。
私のおすすめは、入船青柳の菊最中。
菊をかたどったデザインは品格を感じさせますし、日持ちする点もお年賀には便利。
そして何と言っても、あんこ。原料を厳選しているだけあって、本当においしいですよ。
主人の父の好物が最中なので、これまで評判のよい最中をいろいろ試しましたが、菊最中を知ってからは、お土産は迷うことなくいつもこれ。80代の父が何個でもひとりで平らげてしまうのですから、そのおいしさがわかっていただけると思います。
入船青柳は、来年創業120周年を迎える老舗。菊最中は創業当時からの看板商品ですが、その他、季節の和菓子、大福、羊羹、カステラ、おせんべいなど、品揃えは様々です。
店内の神棚、柱時計、古い看板にも風格が。
ちなみに、日本で最初に「森永キャラメル」を販売したのはこちらのお店だったそうです。
住所:中央区入船1-2-8 電話:(03) 3551-0146
クリスマスケーキのあとはやっぱり和菓子。皆様もぜひお試しあれ。
[下町トム]
2010年12月24日 02:42
地下鉄月島駅のすぐ近く、清澄通りを佃大橋から続く新月陸橋がまたぐところがあります。
この交差点の名前は〔初見橋〕といいます。ちゃんと標識にも名前が読み取れますね。
清澄通りの中央分離帯の標識にもはっきりと〔初見橋〕と記されています。
かつて地下鉄有楽町線が開通するまでは、このあたりは都営バスだけが唯一の公共交通であり、「新佃島」という停留所がありました。さらにその前はというと、昭和47年までは都電が走っていたのです。(23系統・柳島方面、昭和43年までは11系統・新宿方面も存続)
つまり、現在陸橋(都道473号線)が通る位置には運河が横たわり、月島と佃島とを分けていたのです。〔初見橋〕は当時月島通り呼ばれていた大通りがこの運河に架かる橋でした。今では名前だけが往時の記憶を留めています。
左の地図は中央区発行の復刻版の引用です。(昭和7年)
当時の月島駅付近を見ると、〔初見橋〕の隣に〔新月橋〕、さらにその横に〔佃橋〕の名が見て取れます。
月島西河岸通りから佃島に続くところに架かっていたのが〔佃橋〕であり明治期から存在していました。その後に、今は〝もんじゃストリート〟となっている月島西仲通から続くところにも橋がかけられ、〔新月橋〕と名付けられました。
佃と月島の間の交流が徐々に盛んになっていったことがうかがえます。
左の写真が現在の月島西仲通りを佃方面から望んだところであり、かつて〔新月橋〕がかかっていた場所です。右のほうが、陸橋の下に少々肩身の狭い格好になっているのが月島西河岸通りに続くところであり、〔佃橋〕がかかっていた場所です。
かつての〔佃橋〕のあたりから佃島に抜けると、児童公園があり、その向こうに、ちょっとした汐溜まりがあります。
ここはかつては月島と佃を分かっていた運河に続く水路であり、まさしく佃は〝島〟であることを実感させてくれます。
今では、住民の憩いの場所となっており、その先に目をやれば、佃小橋や住吉神社の社殿の一部が望めます。その後ろにそびえる〔佃リバーシティ21〕の高層マンション群は、変わり行くこの地域の景色の中に少しずつ馴染んでいくように思えます。
ご存知のように、佃大橋が完成するまでは〝佃の渡し〟が対岸の湊町と佃島をつないでいました。隅田川べりに出て往時の賑わいを偲んでみるの一興です。
今も昔も人々の威勢のよさと温かみが息づくこ一帯は〝よき時代の香り〟を残しています。是非、かつての風景も思い浮かべながら、ゆっくりと散歩してみて下さい。きっと懐かしい気持ちになることと思います。
[下町トム]
2010年12月20日 09:00
中央区の名物であり、隅田川最下流の橋としても有名な〔勝鬨橋〕は、周りの景色を楽しむのにも絶好の場所であり、ぼくのお気に入りのスポットでもあります。
築地市場を背景に川を行く船をのんびりと眺めるもよし、上流の高層マンション群が織り成す風景に親しむもよし、です。
橋のたもとには2種類の説明板がありました。勝鬨橋が1940年(昭和15年)に完成し、1970年(昭和45年)11月29日を最後に開閉しなくなるまでの歴史を偲ぶ事ができます。
また、築地方面に下ったところには〝かちときのわたし〟と記された記念碑が建っています。かつて橋ができるまではここに渡しがあったんですね。
その上流には〝月島の渡し〟や〝佃の渡し〟などもあったということですから、かつては、隅田川を行き交う舟のざわめきが周りにこだましていたんでしょうか。
「かちどき橋の資料館」もすぐ傍にあります。毎週、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日、9;30~16:30 (12月1日~2月29日は、9:00~16:00、ただし、12月29日~1月3日は休館)
勝鬨橋に関する資料が展示・公開されていますので、是非一度のぞいて見て下さい。
それから、特筆したいのは、橋から見る〔東京タワー〕の姿です。いまやスカイツリーが評判ですが、やはり東京の顔としての東京タワーの存在は揺るぎません。
勝鬨橋からは築地市場の奥にしっかりとそびえるタワーを眺めることができます。ぼくの好きな風景一つです。
[ゆりかもめ]
2010年12月14日 08:45
10日程前に「すずらん通り」で地図を広げていたら「何処かお探しですか」と尋ねて下さる方に出会いました。
私は路地を探していましたので「何処でも良いので銀座の路地を教えて下さい」と御願いしたら快く案内して下さいました。銀座町内会のサポートをなさっている方でした。ラッキー~~
豊岩稲荷神社の入口に立つと普段なら見落としてしまう狭い路地でした。
豊岩稲荷神社は路地を入ってすぐ左側にあります。 中央区銀座7-8
縁結び・火防の神様ですが昔から芸能関係の方々の参拝も多いそうです。
豊岩稲荷神社で参拝をしてそのまま突き当たりを左に進みます。
頭をぶっつけないように気をつけて下さい。
気をつけて真っ直ぐ進むと突き当たりは素敵な明るいドアの前に出ます。
この扉は触ると開く自動ドアになっています。
ドアが開くと、中はコーヒー店になっています。
そのまま直進して正面の同じような次のドアを開けて出ると又暗い路地が続き交詢社通りに出ます。
直進せずに御客様が寛いでいらっしゃる店の中を右に進むと中央通りに出ます。
ゆっくり寛げる素敵な御店ですのでここで一服なさっては如何ですか?
中央通りに出てドトールコーヒー店の看板がありました。
この御店の正面入口です。
銀座町内会の方々はとても親切に観光客を迎えて下さるのだなあ・・・・
と感心致しました。
路地と云う歴史のある江戸時代からの生活道路を残しながら建物の増改築を進めて来た、この地区の方々の歴史を大切になさる気持ちは素晴らしい事と思いました。
そして銀座のそれぞれの御店や会社の方々が毎日、早朝にそれぞれの店や会社の前をお掃除なさっているそうです。
チューインガムの痕等も丁寧に取り除いていらっしゃいます。
銀座を歩く時はいつも感謝して汚さずに歩きたいと思いました。
有難うございました・・・・・・
[ゆりかもめ]
2010年12月12日 17:46
現在の銀座は高いビルが並んでいますがその昔は高い建物ではなくモダンな店が並んでいました。
表通りにそって店は並んでいましたが建物と建物の間の裏通りは生活道路として活躍しました。
当時の道幅は1間程あり目立たない所でいろいろな物を運んでいたそうです。
現在は以前より細くなっていますが路地は今もあちこちに残されています。
わかり易い路地は晴海通りを数奇屋橋方面に向かって天賞堂のビルの手前を右に曲がります。
その角は70cm程のキューピット人形が立っています。
そして天賞堂ビルに纏わるように角の鰻屋を左に曲がると路地です。
路地を突き当たり右に曲がった所を少し歩くと宝童稲荷があります。
宝童稲荷で振り返ると路地の中のビルが良く実感できます。
路地の道は中央を低くして排水を考え、水が道路に溜まらないよう工夫されています。
これは佃・月島の路地も同じで良く考えられていると思いました。
宝童稲荷神社 銀座4-3
将軍の子息のが丈夫に育つように祀られた神社で江戸城の中にあったがこの場所に勘請して鎮座しました。
健やかな子供の成長と御利益があると伝えられています。
[まぴ★]
2010年12月10日 22:15
晴海通り沿いの、三越と銀座四郵便局の間にある靴やさんです。
今までに何度も通ったことあったのですが、
外には靴だけでなく靴下やマフラーや傘などが置いてあったので、
ずっと雑貨やさんと思っていました(^^;
そのお店の軒先につるしてあったビニール傘を見て足が止まりました。
えっ!?ビニール傘?めちゃくちゃかわいい~★
柄と縁取りがピンクになっていて、エッフェル塔や凱旋門の模様が書いてあります。
ピンクとパリの図柄弱いので、即買いでした。
なんと525円!
え~っ、透明のビニール傘でも500円するのに!
おまけにジャンプ傘です(*^^*)
色違いで青と赤もありました。
店内には高価な傘も売っていましたが、
靴がずら~っと並び、本格的な靴屋さんでした。
ちらっと見ただけですが、よさげな靴もあったので
今度時間のあるときにゆっくり再訪しようと思います。
やまと屋履物店 東京都中央区銀座4-6-11 03-3561-0795