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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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"Re-discovery NIHOMBASHI日本橋!-馬喰町、お江戸の旅籠出現!-"(街めぐり その9)

[お江戸のマーシャ・堀内] 2015年10月29日 18:00

寶田恵比寿神社のべったら市@大伝馬町で一杯やったあと、東隣の馬喰横山町に寄りました。
江戸時代以来、当時の大繁華街であった浅草御門に近い宿場町として(馬の売買やケアする馬喰さんも居た)、
そして、多くの品物の問屋さん街として発展し、今では、衣料の問屋街として頑張っておられる町です。

 

10/1、その問屋さん街のビルの一角に、7階建て71ベットほどのホステル"IRORI"がopen、
四万十檜製のシングル/二段ベッド、問屋さん得意の布で仕切り、自炊キッチンがあります。
皆で囲める、時に主人公にもなれる"囲炉裏"がラウンジにチョコッと灰を被って座っている、
そんな素朴で静かな佇まいを感じさせる場所です。(一泊3000円)

 

外国人backpackerさんや旅慣れた人、急なお泊りの日本人利用でも人気があるようです。
夕刻のラウンジには外国人旅行者がWifiを使いながら楽しそうにブログを、二人の女性組は軽くコーヒー
かなにか飲みながらおしゃべりを、、、日本人も静かにPCのキーボードを叩いていました。
新たな日本橋の風景が拡がっていると感じています。

 

IRORIのURL http://irorihostel.com/

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中央区 まるごとミュージアム2015

[之乎者也] 2015年10月28日 09:00

2015年も残すところあと2か月、11月といえば文化の日(祝日)を始めとして学校の文化祭等のイベントが目白押しの季節ですが、中央区でも今週末の日曜日(11月1日)、年に1度の中央区まるごとミュージアムが開かれます。既に区内の掲示板にポスターの案内が出ています。marugotoM1.jpg

まるごとミュージアムは今年で8回目の開催ですが、区内各地で開かれる公認イベントを中心に、その名の通り中央区の持つさまざまな魅力を楽しめる博物館のような1日です。江戸開府以来400年の歴史・伝統を伝えるイベントはもちろんのこと、現代・未来型のイベント、アート(展示、パフォーマンス)、環境活動、バリアフリーなど東京、そして日本をリードする中央区ならではのテーマの催しが目白押しです(イベントの詳細は、文末「まるごとミュージアムホームページ」の情報をご参照下さい)。marugotoM3.jpg

(昨年の「中央区民文化祭」ロビーコンサートの様子。築地社会教育会館会場)

 

区内全域の広い地域が会場となりますが、当日は通常の公共交通機関に加え、無料の巡回バス(左廻り、右廻り)、船ルート(4ルート、周遊ルートも含む)、江戸バス(当日は無料!)があるので移動も心配ありません。スタンプラリーに参加してイベント会場でスタンプを3つ以上集めてアンケート記入をすれば、景品が当たる抽選会にも参加できます。

 

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(昨年の巡回バス乗り場(築地)の様子。オレンジ色のウェアを着たスタッフがご案内します)

 

最後に一つお知らせです。巡回バスは都バスなどの公共交通機関があまり通らないルートを廻りますので、車窓から新しい中央区を発見するチャンスです。さらにはバスには中央区観光協会特派員が同乗してご案内しますので、とっておきの観光情報を聞くことができるかも。。。

お楽しみに!

 

【中央区まるごとミュージアム】

日時:11月1日(日)午前9:00~午後5:00

場所:区内全域。詳しくはHPをご覧下さい。

まるごとミュージアムホームページ: http://marugoto-chuo.jimdo.com/

 

 

◆ 隅田川・清洲橋の「女性的な魅力」

[隅田の花火] 2015年10月28日 09:00

先日、勝鬨橋の脇にある 「かちどき・橋の資料館」に久しぶりに立ち寄ってみました。

この資料館は、勝鬨橋を開くために使用していた変電所を改修して作られましたが、今年で10周年を迎えたそうです。

 

帰り際に、資料館のおじさんから10周年記念の限定ポストカードをいただいたのですが、嬉しくなった私はいい機会と思い、隅田川テラスを歩いた時にいつも思う疑問について、おじさんに質問をしてみました。

 

お聞きしてみたのは、「清洲橋」。

s_hanabi26-1.jpg関東大震災後の復興事業で造られ、国の重要文化財にもなっている吊橋(つりばし)です。

同じ復興事業で造られた「永代橋」が男性的といわれるのに対し、この「清洲橋」はそのフォルムから『女性的』といわれ、隅田川の橋の中でもたいへん人気があり、愛されています。

 

隅田川テラスを歩くといつも私の目がいってしまうのが、この部分。

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遠目で見ると、吊橋の柱の下の方がくびれていて、華奢な感じでなんだかポキッと折れてしまいそう。吊橋の柱は、太くて地面に突き刺さっているイメージがあったので「何でこんなんで大丈夫なんですか」と、超ド素人な質問をしてしまいました。

 

やさしく教えて頂いたのですが、前提知識が無かったり力学の話が出てきたりして少々難解。もう少し勉強してからお聞きすればよかったと後悔をしつつも、下記を覚えて帰りました。

 

・この部分は「水」と「日」を合わせた『沓』という漢字で、『しゅう』と読む。

・沓により、橋の重さによる力の方向が橋脚への真下方向に伝わる。

・橋が沓に乗っかっているイメージ。

 

 

その数日後、図書館などで調べてみると、この部分は『支承(ししょう)』とよばれるところで、英語ではshoe(シュー)、シューズのシューという単語でした。『沓』は「くつ」と読むため、どうやら建築業界用語でこの『沓』という漢字を当てて「しゅう」と読んでいるらしいです。

 

橋の重みを下に伝える部材ですが、橋は温度変化で伸び縮みしたり歪んだりするので、この支承が「あそび」の役割を果たしてうまく調整することもするそうです。

s_hanabi26-3.jpg清洲橋にとってはまさしく沓(くつ)をはいて橋脚に乗っかっているイメージなので、この部分は人間でいうとアキレス腱とか足首なのかも。

とすると、女性の清洲橋さん風に言えば、「か細い 女性の足首」といったところになりましょうか。妙に納得してしまいました(ちょっと失礼カナ?)。

 

 

清洲橋は吊橋ですが、いろいろ調べてみると珍しいつくり方の吊橋で、「自定式吊橋」というタイプ。

 

普通の吊橋は「他定式吊橋」というタイプで、橋の両端にはケーブルを引っ張るための重り(アンカレイジ)があります。

(下の写真は他定式吊橋のレインボーブリッジで、白い巨大な塊がアンカレイジ。)

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しかし清洲橋のような「自定式吊橋」は橋桁の両端にワイヤーを繋げてしまうタイプ。橋の両端に重りが無いため、結果として、スッキリとした見栄えになるようです(因みに清洲橋はワイヤーではなく鋼製チェーンでこれも珍しいそうです)。

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また吊橋は、頑丈な太い柱が地面に突き刺さっているイメージを私はしていたのですが、「自定式吊橋」の場合は沓(くつ)をはく形になることにも関係しているようで、私の清洲橋の柱に対する見かたが誤っていました。

s_hanabi26-6.jpgこの「自定式吊橋」という橋の作り方が、清洲橋の「女性的な魅力」を生み出している、そんな気がしました。

まだ勉強は足りませんが、おじさんにお聞きしてからいろいろと知ることが出来たので、よかったです。ありがとうございました。

 

 

さて、隅田川ですが「橋の博物館」とも言われているくらいいろいろなタイプの橋があります。

11月1日(日)の 「中央区まるごとミュージアム」では何と、無料で船に乗れてしまうのですが、せっかくですのでぜひ船に乗って、いろいろな橋を見比べてみるのはいかがでしょう?

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「清洲橋」は、他の橋と比べるときっと女性的に感じられる所があるのではないかと思います。

s_hanabi26-8.jpgぜひ皆さまなりに「女性的な魅力」を見つけていただけたらと思います。

 

 

やげん堀移動商店街&薬研堀不動院「講談」体験 まるごとミュージアム2015

[銀造] 2015年10月27日 18:00

  平成27年10月24日、やげん堀移動商店街へ行ってきました。

大きな横断幕と商店街の皆様のにこやかな笑顔に迎えられ

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  掘り出し物を探します。高級ベルトもワイシャツも大変お安くなっています。

 

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そして、女性用のお帽子、イタリア製の帽子も 2、3千円の放出価格です。

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また、婦人用、紳士用の靴も半値以下 

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その他、沢山の衣料品、包丁や爪切りなども販売されていました。また、子供たちに人気の「金魚すくい 」、「竹とんぼ作り」のワークショップがあったり、とても楽しいイベントです。

そんな中で、薬研堀のマスコット・キャラクターの、唐辛子の形をした「やげんぼり侍」が人気で、その唐辛子の形をした磁石付きのボールペンを購入しました。これは、便利

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 地元のご婦人によるお抹茶の接待も受けました。結構なお点前で、美味しかったですよ。写真は、ご了解を頂いて撮影した薬研堀不動院の貫首様です。

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交通の便も、都営浅草線、都営新宿線の馬喰横山駅、JRの馬喰町駅より近く、大変便利です。

今度は、近辺のグルメ情報をお届けしたいと思います。

 追伸:ここまで書いた後、まるごとミュージアム2015Vol.2を見ると、㉓薬研堀不動院「講談」体験のお知らせを発見

日時:11月1日(日)、講談会は①11:00~、②12:00~、③13:00~、④14:00~、⑤15:00~の5回あり、定員は各回30名様で、各回先着20名様に七味唐辛子のプレゼントがあるとのこと。

場所:薬研堀不動院(東日本橋2-6-8)、お問い合わせは、電話03-3866-6220、Mail は、yagenbori@coffee.ocn.ne.jp

伝統演芸の講談に親しみ、江戸文化にふれましょう。

やげん堀商店会のHPは、こちらです。次回、及び年末恒例の「納めの歳の市」にお出かけの際にも参考にして下さい。

http://www.yagenbori.net/

 

 

やげん堀講談の会 & やげん堀移動商店街 2015

[銀造] 2015年10月26日 16:00

 第四回「やげん堀講談の会」が、講談発祥の地、東日本橋・薬研堀の薬研堀不動院にて、10月23日に開催されました。

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 主催は東日本橋やげん堀商店会、後援が薬研堀不動院、東日本橋二丁目町会、薬研堀歳の市保存会です。

 

出演は、一龍斎貞花師匠、桃川鶴女師匠で、

最初に、桃川鶴女師匠が世間話、講談と"はとバス"の関係とかのお話から、江戸に玉川上水を引いた玉川兄弟に絡む人情噺が披露されました。

客席との距離が2間、一番後ろの席でも5間ほど、よく通るお声に、皆さん夢中で聞いておりました。私も少しほろりとしました。

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真打は、一龍斎貞花師匠。町おこしのお話から始まり、すうっと

両国橋のたもとの両国広小路辺りにあった茶屋の娘お花と日本橋本町あたりに住む若旦那風の男との恋のお話を展開して行き、それが劇中劇という誠に面白いお噺で、

お客様は咳ひとつせず、熱の入ったお話に引き込まれて傾聴しておりました。 これが話術と言うものでしょう。

すっかり講談のファンになりました。

 10月23日、24日は「やげん堀移動商店街」のお店が沢山出店されていてにぎやかでした。

今回は夜だったので、にぎやかな風景は、こちらでご覧下さい

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 人情あふれる商店街、もう少し知りたいなと思われる方は、

中央区東日本橋2-2-4 東日本橋駅前ビルの「アスカブックセラーズ」さんに立ち寄られては如何?

中央区観光検定の教科書も販売されています。「やげん堀散策MAP」も入手できると思います。

 

なお、10月28日13時から、恒例の講談の会が開催されるそうです。12月末の「納めの歳の市」と同様、見逃せませんね。

薬研堀不動院の電話番号は、03-3866-6220 です。

東日本橋やげん堀商店会のHPは、 http://www.yagenbori.net

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みんなで 寶田恵比寿神社べったら市を楽しみました! (街めぐり その10)

[お江戸のマーシャ・堀内] 2015年10月24日 09:00

平日の10/20(火)の夕刻、協働ステーション中央さんが開催している十思カフェでのご案内で、"べったら市"を共に楽しみました。

   

この大伝馬町の寶田恵比寿神社は江戸開発の中心地、

"べったら市"は"恵比寿講"用に魚や野菜などのお供え物が並ぶ市として続いており、今では500近い露店が並ぶ伝統ある下町らしいお祭りです。 

新しい動きもあり、べったら市地域振興会ではカレーすいとんや鰻の串焼きなどがとても美味しかったです。

 

"べったら市"の名称は、若者により、浅漬大根(べったら)を混雑を利用し、参詣の婦人に「べったらだー、べったらだー」と呼びながら、着物の袖につけ婦人たちをからかったことから、べったらの呼び名になったと伝えられています。

 
ここでは、老舗、大小商社が軒を並べ、商売繁盛、家内安全を祈願し、頑張っておられます。夜の5時からは、懐かしの盆踊りの曲とその地域の方々の踊りの輪が広がっていました。

 

1)最初、江戸城建設のため立退きをしてこの大伝馬町に引っ越しておられた寶田恵比寿神社のご本尊を、
目前で拝まさせていただきました(この恵比寿さんは徳川家康から拝領されたもので、運慶の作との伝、一度修復)。
2)跡見女子大学の"べったら~"サークル、料理レシピいただきました、ありがとうございました。
3)大伝馬町一丁目町内会お立ち寄り所、神田祭、山王祭りで一番目の山車として、ここ大伝馬町の諫鼓鶏の御旗が
入り口に飾ってありました。そこで、おつまみ/べったら漬けで一休み、有難うございました。

熱気ムンムンの中、赤いかぶの"べったら漬"を買って帰途に着きました、来年も良き年でありますように。
温故知新

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