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日本橋で「金魚の涼」 ~アートアクアリウム展

[ビッキー] 2011年9月 7日 08:30

「日本橋でオシャレな金魚アートが見られるんだって」

これを聞いたのは夏の初め。「どうせ混んでてじっくり見られないんでしょ」と、流行ものは時期を外して観にいくのが私流。しかし!うかうかしてる間に、今週末でこのイベントも終わりです!急がねば!

ということで、「アートアクアリウム展」が開催されている日本橋三井ホールにあわててお邪魔してきました。

日本橋三井ホールは、室町が誇る新名所「コレド室町」(6月放送のテレビ東京『アド街ック天国』のランキングでは3位!)の5Fに位置しています。1Fのエントランスを抜けるとふわっと香ってくる「にんべん」さんのおだしのにおいに後ろ髪を引かれつつ、エスカレーターへ。受付は4Fにあります。


看板.jpg


和モダン水槽.jpg


入場すると、いきなりこの和モダンな水槽が。

金魚の美しさと、フラワーアレンジの競演が見事。 期待が高まります!


モダンな水槽.jpg

光を反射する美しい水槽に、様々な種類の金魚が展示されています。

まさに「アートな水族館」といった感じ。 出目金をこんなにオシャレなものだと感じたことが、いまだかつてあったでしょうか(笑)


ふたつの多面体.jpg

 

大きな多面体の水槽が2つ。圧巻です。光の反射に反応して、優雅に背びれを動かす金魚たち。キレイ!


提灯をバックに.jpg

 

こちらは、靖国神社の「みたままつり」を想わせる、たくさんの提灯をバックに。

夜店と金魚という昔からのイメージを覆す斬新さです。巨大な金魚蜂「花魁」に泳ぐ鮮やかな金魚たち。かなりの存在感です。




「いったいどんな感じなの?」とよく調べないままにお邪魔しましたが、泳いでいる金魚の数(1000匹以上!)と、光のアートとの完璧な融合に圧倒されてしまいました!"アクアリスト"の第一人者、木村英智氏の世界観をどうぞご堪能ください。


なお、19:00以降はバー・ラウンジに姿を変え、より一層オトナの雰囲気が高まります。


まだまだ残暑の厳しい今週、日本橋の異空間で「江戸の涼」を楽しんでみてはいかがでしょうか。



アートアクアリウム展 http://h-i-d.co.jp/art/ *9月12日(月)で終了となります!お早めに

 

 

 

 

中央区観光協会加盟店紹介14 ホテル龍名館東京 花ごよみ 

[銀造] 2011年9月 6日 08:30

 ホテル龍名館東京は中央区八重洲1-3-22にあり、東京駅八重洲口北口から八重洲通りをはさんで位置しています。 今日は、レストランの「花ごよみ」さんへ、昼食に行って来ました。

1階のエントランスから15階のフロントロビーとレストランへ向かいます。 1階のエレベータ乗り場の前には、創業時の「旅館 呉服橋 龍名館」の看板が立てかけられています。 創業より100年以上の歴史のある旅館だそうです。 


CIMG8989.jpg

 楽しみにしていたビュッフェは、にこやかに歓迎してくれるスタッフの笑顔に、和のおもてなしの心、和惣菜のお料理が丁寧に味付けされています。 こちら「花ごよみ」の昼食は和風ビュッフェで、四季食彩膳」と銘打って、平日は¥1,200です。もう一品銀鱈の西京漬けの焼き魚を加えても¥1,800


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CIMG8996.jpg最初のおかずは沢山とりすぎて、余り綺麗に盛り付けられていませんが、ばい貝の煮付け、すき焼き、

野菜の天麩羅、高野豆腐、玉子焼き、かぼちゃ、川海老のから揚など。

ご飯と味噌汁はお女中が配膳してくれます。

窓際に陣取って、八重洲通りの景色も楽しみます。

夜の待ち合わせ、食事も楽しみ。

CIMG8997.jpg

お代わりした次の盛り付けは、

ぜんまい、ひじき、煮玉子、青ねぎの卵とじ、玉子焼き、ポテトサラダ、真ん中に風呂吹き大根。とても丁寧で上品な味付けです。

お隣は日系と思しき若いカップルが食事と会話を楽しんでいました。

あー、美味しかったなぁhappy01 

今度は、誰かと一緒に来たいな。


龍名館さんとレストラン「花ごよみ」の詳細はこちらです。http://www.ryumeikan-tokyo.jp/

 

 

 

 

 

「日本百街道展」~街道の数だけ日本がある~

[O傘] 2011年9月 2日 10:30

日本橋架橋100周年記念のイベントとして、「日本百街道展 特別展」(パネル展示)が、2011年8月20日~9月21日まで、日本橋室町の地下鉄銀座線と半蔵門線「三越前駅」の間の地下コンコースで開催されています。
IMG_1729coltcomp.JPGずっと遠い祖先が切り拓いた道。大名が参勤交代で通った道。そして地域の人たちの暮らしになくてはならない道。そんな地域に密着した街道や脇往還(脇街道)にスポットをあてています。

IMG_1659coltcomp.JPG展示してある百街道のマップには、奥州街道、東海道、木曽中山道、日光街道、羽州街道の他、塩の道、川越街道、北国街道、郡上街道、美濃街道、熊野古道、因幡街道、土佐街道、長崎街道などが地図上にそれぞれとぎれとぎれに表示されています。(すみません、上の写真は細かい字が見えません。実際会場に足を運んでご覧ください。)

次のように7つのコーナーがありました。
「江戸・五街道」(中央区)、「甲州街道」(千代田区)、「飛騨高山・歴史街道」(岐阜県高山市)、「萩往還」(山口県萩市)、「日本百街道」、そして「甦れみちのくの街道」、「東日本大震災と道路」です。
それぞれ、写真・図や言葉で特徴をコンパクトに表現しています。各コーナーにはパンフレットも用意してありますよ。

IMG_1743coltcomp.JPGIMG_1660coltcomp.JPG
IMG_1755coltcomp.JPG 「 中央区の展示コーナー」

では、日本橋を起点にする5街道の中央区内の街道地図や、震災や戦禍に耐えて人々に力になった日本橋などのパネルが展示されています。


IMG_1696coltcomp.JPG「甦れみちのくの街道」や「東日本大震災と道路」のコーナー

は、日本橋が、今回の大地震にみまわれた東北へのびる国道4号線(奥州街道)の起点であることから、東北の道路の被害状況や復興状況そして東北の街道について、大震災の犠牲者への追悼と復興を応援するための特別展示です。 


 

IMG_1554colcomp.JPG「日本百街道展 特別展」に合わせて


街道物産展「全国街道市」が開かれていて、萩往還の萩市の市(いち)が展示場の隣に並んでいました。


 

この「日本百街道展」は、12月までの4カ月で4つのテーマを展示します。

第1回 「日本百街道展 特別展」8/20~9/21
第2回 「木曽中山道展」9/23~10/23
第3回 「因幡(いなば)街道展」10/25~11/24
第4回 日本橋「しずおか東海道展(仮称)」11/26~12/25


合わせて街道物産展「全国街道市」が開かれます。(開催期間が短いのでご注意ください。)
「桑折・街道市」9/20~21
「萩往還・街道市」8/25~28
「飛騨高山・街道市」9/15~21
「みちのく街道復興市」未定

IMG_1727colcompt.JPG歴史や街道あるいは震災、物産展に興味のある方、是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。また、この展示会場(地下鉄メトロ「三越前駅」地下コンコース)の壁には、写真展示(日本橋周辺の航空写真)「熈代勝覧」が常設展示してあります。
IMG_1725coltcomp.JPG写真展示では、大きな写真パネルが二つ並んで展示してあります。1つは平成18年(2006年)のもの、もうひとつは東京大空襲前の昭和19年(1944年)のものです。昭和19年には千代田区と中央区の区境川「龍閑川」はありましたよね。探せますか?

IMG_1739colcomp.JPG「熈代勝覧」は、江戸時代、11代将軍徳川家斉の時代の文化2年(1805年)頃に描かれたそうで、神田今川橋から日本橋までの7町(760m)の賑わいを詳細に絵巻にしています。

この展示絵巻はベルリン国立アジア美術館所蔵のもののレプリカ(実際は長さ12.3mを1.4倍して約17mに拡大)です。

当時の江戸の町の様子を知る上で貴重な資料ですよね。

三越の前身の三井越後屋はじめ88の店舗と、行き交う人々は1671人、このほか20匹の犬、馬13頭、牛4頭、猿や鷹などの動物も描かれているそうです。見ていると当時の賑わいが伝わってきます。

翌年の文化3年(1806年)に牛町火事(丙寅の大火)にみまわれたそうで、その直前の絵ということで貴重な絵巻です。
もうご覧になった方も多いと思いますが、まだの方は、この「日本百街道展」を見るついでにこちらの方も是非ご覧下さいね。