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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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築地魚河岸 11月19日オープン 探訪記

[銀造] 2016年11月28日 14:00

 築地場外に、「築地魚河岸」がオープンして、開場当日の到着は15:15となって、入場できず、11月26日に行ってきました。

先ずは、エスカレーターで3階へ上がろうとすると、怖い鬼面の二人組と秋田美人。

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3階は屋上広場になっていて、今回は秋田県と鳥取県が共催して「ハタハタフェスティバル2016」を開催していました。

ハタハタという魚は、鰰と書きます。魚偏に、神様の神が加わります。この魚は、スズキ目ハタハタ科に属し、秋田県では男鹿半島付近の浅い海に大群で押し寄せて来て産卵します。 漁期は11月から12月で、この時期には雷が鳴りだすことが多いので、この様な漢字を当てるようになったとの事です。 一時期、漁は20トンぐらいしか取れなくなったと聞いていましたが、今では800トンぐらい漁獲されているそうです。 鳥取県でも、ハタハタ漁は盛んだそうです。 沢山のお店が出ていました。ハタハタの南蛮漬けを試食、購入しました。 今晩のお酒の肴です。

屋上広場を通って、屋内に入ると、右手には、喫茶、咖口厘(カレー)、揚物、中華料理のお店が続きます。

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 咖口厘(カレー)のお店では、牛丼、ハヤシ600円。カレー550円、カレーとハヤシの合いがけ650円、カレーと牛丼の合いがけ750円、ハヤシと牛丼の合いがけ800円。トッピングも充実しています。揚物、中華料理のお店が続きます。

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揚物の店では、チャーシューエッグ定食1,250円、刺身定食1,350円、フライ盛り合わせ定食1,450円。

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そして、中華料理のお店が続きます。

左手には、リーズナブルな価格の海鮮丼のお店。「あら炊き定食 800円」は超人気の様です。

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 2階は、築地魚河岸に出店している方々の専用スペースです。

1階のお店を小田原橋棟(晴海通り沿い)から巡りました。

入って直ぐ左手の「菊市」さんでは、水槽に生きた伊勢海老が泳いでいました。

美味しそうな鮪の刺身が販売されており、鮭や切り身の専門店も入店しています。

私は、北田水産で鮭の切り身、ギンダラの切り身を購入しました。

海幸橋棟へは、波除通りを渡って入ります。(波除神社の方からも行けます)

鮪の専門店が多く、鮪の解体をまじかで見ることができます。(あくまで、解体ショーではありません)。これは、宮城県塩釜港で水揚げされた鮪です。

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S03の場所にある、「大政本店」は、創業大正11年の茹で蛸専門店です。

茹で蛸の他に、たこやの蛸飯600円、蛸飯おにぎり200円、鯛飯600円も好評です。

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 N16の場所にある、「築地ホクエイ」さんでは、新鮮な鮪の刺身の他に、「築地グロッケ」というのを販売していました。 これは、(まぐろメンチ)で、商標登録しているそうです。2個、3個と買うとお安くなるのですね。

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 さて、今日は、鰰の南蛮漬け、大間の鮪を使った握り寿司、蛸飯、北海道産の時鮭、アラスカ産の銀鱈粕漬を購入しました。 買い物上手になるには、時間が必要かなと思いました。 また来ます。

重要なお知らせ:

営業時間は、1階が午前5時から午後3時まで。3階が午前7時から午後2時までです。:「一般のお客様は、午前9時以降にお越し下さい」との事です。

休館日は、日曜日、祝日、水曜日の一部で、中央卸売市場と同じです

詳細は、「築地魚河岸」のHPをご覧ください。http://www.tsukiji.or.jp/forbiz/uogashi/

 

 

 

ソメイヨシノの紅葉

[サム] 2016年11月26日 14:00

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DSC03051SQRSG.jpg 桜紅葉(さくらもみじ)という言葉もあり、ソメイヨシノの紅葉もイロハカエデ同様美しいとされますが、注目度の点では、後塵を拝しているのが実情です。

イロハカエデの紅葉は、個々の葉の繊細な形状と移ろい行く色味の美しさはもとより、樹全体のまとまりも見事です。

一方ソメイヨシノの場合、紅葉の時期になると、葉がぽつぽつと紅葉して、紅葉が極まったものから順次落葉。

樹全体もまとまりを欠き、すけすけした印象は拭えません。

葉がやや厚手で、裏は地味な色合いもあってか、太陽の光を透かして見ても赤みの鮮やかさが引き立たない点も、ウイークポイントと云われます。

然し乍ら、ソメイヨシノの紅葉にも、赤やら褐色やら黄色やら、様々な色味の葉があり、一枚の葉の中にもグラデーションが見られたりと、各々多様です。

虫食いの跡も、造形美のひとつと聞きます。

敷き詰められた落ち葉を手に取ってみると、個々の違いを再発見できます。

イロハカエデとはまた一味違ったソメイヨシノの紅葉の観賞ポイントです。

浜離宮恩賜庭園では、春の華やかな景観とはまた趣を異にする、落ち着いた晩秋の風情が楽しめます。

 

 

聖路加健康ナビスポット るかなびミニ講座 今日は英語のお勉強

[銀造] 2016年11月26日 12:00

 聖路加国際大学で英語を教えている、Huffman, Jeffrey さんによる、『「グローバルな自分」を育てよう』というセミナ-に、11月17日に参加しました。


 なぜ、英語を学ぶの という題で、英語を学ぶ動機、理由、効能などを教えて頂きました。私たちが、何故英語を学ぶのかには、

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1)コミュニケーション、2)情報・知識の習得、3)文化的能力・感受性を高める為、4)仕事・キャリアアップの為

5)趣味の為、6)Identity、7)Relationships、8)Contribution to Society、9)Cognitive Function、10)Sence of Accomplishment 等、様々であることを教えて頂きました。

9)Cognitive Functionの説明では、

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「脳のアンチ・エイジング」、「総合的に認知能力を上げる」、「知能・記憶力・集中力を上げる」「認知症・アルツハイマー病のリスクを下げる」、「言語を変えたりすることで、脳のトレーニング」、「脳の部分と部分の間の神経経路が増える」こと等に有効ということを教わりました。 良いことばかりですね

是非とも、英語をブラッシュアップして、来街者をおもてなししたいですね。

大変為になる講義でした。
有難うございました。

 

 

国際交流のつどい2016 Int'l Exchange Party by CCIEA

[銀造] 2016年11月26日 12:00

 今年も中央区文化・国際交流振興協会による「国際交流のつどい」が、11月19日(土)築地教育会館で開催されました。

 先ずは、1階で受付を済ませ、4Fの料理教室へ向かいました。

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 スペインオムレツ、炊き込みご飯、かつお出汁のお澄まし、

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食後のスリランカ・ミルク・ティーは大変美味しく頂きました。 外国からの方々も笑顔がこぼれていました。

 2階では、フラダンス、

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昨年に引き続き、「石井智子フラメンコスタジオ」の方々によるフラメンコ・ショー。

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そして、私達初心者向けに初歩のフラメンコを教えて頂きました。Ole'

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今年の「まるごとミュージアム」にも参加されて、一般の方々へフラメンコの素晴らしさをお伝えしています。 偉い 同スタジオには、70歳、80歳の方々もレッスンに通っているとの事。あなたも如何ですか? 私も挑戦しようかな。 同スタジオのHPは、こちらです。 http://www.tomokoishii.com/

 そして、中央区の方々による盆踊り。「これが、お江戸の盆ダンス」などの曲に合わせて、皆さん楽しそうに踊っていらっしゃいました。

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同じ2階には、姉妹都市オーストラリアの紹介コーナーがあり、皆さん興味深く学んでおられました。

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また、お子さん方が楽しめる日本の遊びのコーナーがあり、福笑い、輪投げ、だるま落とし、お手玉などにに興じて、笑い声が響いていました。

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 3Fでは、外国人向けの着付け教室、生け花体験、

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呈茶・茶道体験、墨絵、折り紙、風呂敷の教室が開講されていました。

1階では、和太鼓演奏が行われ、演者には外国からの方も横笛を演奏し、演奏曲目を英語による説明もなさっていました。 

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深い国際交流が行われていることを実感しました。

4階での防災コーナーでは、災害にあった時の非常食試食コーナー、避難場所についての地図などが配備されていて、中央区在住の外国人の方々にも喜ばれていました。

 毎年開催されている中央区文化・国際交流振興協会の皆様に深く感謝するとともに、敬意を表します。 有難うございました。

 

 

ハゼノキの紅葉

[サム] 2016年11月25日 18:00

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DSC_0006RSQRS (2)G.jpgハゼノキ(櫨の木)は、ウルシ科の落葉高木。

別名ロウノキ。中国、インドシナ原産とされ、琉球から最初に渡来したので、リュウキュウハゼとも呼ばれます。

今日本州から九州の山地に見られるのは、木蝋を採取するために植栽されていたものが逸出したものと考えられています。

葉は枝先近くに集まって付き、4~6対の小葉からなる奇数羽状複葉。雌雄異株。

浜離宮恩賜庭園では、「潮入りの池」(大泉水)周辺の八景山や御亭山(おちんやま)のハゼノキの紅葉が見頃を迎えています。

紅葉する "小葉" と緑を残す "小葉" が混じる時期があり、紅葉が進むにつれ、少し控え目な緋色から、次第に全体が鮮やかな紅赤色に変化します。

俳句の世界でも美しく紅葉するハゼノキを櫨紅葉(はぜもみじ)と呼び、秋の季語とされていますが、風情のある紅葉です。

唱歌「小さい秋見つけた」の歌詞「はぜの葉 赤くて 入日色・・・」の "入日色" という表現がぴったりの色合い。

逆光で撮影すると紅葉が一層引き立ちます。

燕の御茶屋を望む八景山のハゼノキの周囲は、落ち葉が足元を赤の絨毯のように埋め尽くし、晩秋の気配濃厚です。

 

 

亀島川水門

[之乎者也] 2016年11月25日 14:00

明け方(11月22日)の大きく長く続く揺れ。。。久しぶりの大きな地震です。幸いながらいままでのところ生死に関わるような直接の大きな人的被害も無いようですが、改めて災害(地震・津波・台風など)の多い国「日本」を認識させられた朝でした。

 

急速に海外からの観光客が増える日本にとっては、歴史・文化などのコンテンツを紹介することももちろん大切ですが、日本における災害に対する備え、安全というものについても発信し、特に地震や台風などの災害に不慣れなインバウンド観光客の方に対して、日本における安全性についても十分な説明をし、今後も安心して訪問してもらうことも大切です。

 

地震も治まったようなので、出勤のため家の近くの南高橋を渡っていくと、日本橋クルーズなどの通り道で、普段は開いているはずの亀島川から隅田川への水門が閉まっています。津波に備えたものなのでしょうか?(気象庁から午前7時26分に千葉県内房・伊豆諸島に津波注意報が出されていました)Kame4.jpg

 

亀島川水門は亀島川流域を高潮の被害から守る目的で作られた防潮水門です。江戸期以降日比谷入り江を埋め立てて発展してきた東京の下町地域は、昔から多くの高潮、津波。洪水などの被害に遭ってきました。中央区も比較的地盤高の低い地域に立地しており、この例にもれません。Kame2.jpg

例えば以前書いたブログ記事(/archive/2014/06/post-2075.html)で紹介しました松本清張の短編小説集『無宿人別帳』(文春文庫)に「海嘯(つなみ)」というお話がありますが、こちらでは江戸時代に石川島にあった人足寄場を津波が襲う話が描かれています。その後明治以降も東京東部低地帯の隅田川などの沿岸は洪水、高潮等の水害の常襲地域となり、関東を直撃したキティ台風(昭和24年)などの大きな被害を経て、高潮対策事業が進められるようになります。

 

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特に昭和35年(1960年)の伊勢湾台風により名古屋地域がA.P.+5.02mという高潮(A.P.は「荒川工事基準面」。新川の霊岸島水位観測所の最低水位をもって定められています。上図参照。)による大きな被害を受けたことにより、1960年代から東京都でも本格的に防潮堤、いわゆる「カミソリ堤防」の建設が進められるようになります。亀島川水門もこの時期、昭和44年(1969年)に完成しています。水門の門扉は8.3mあり、防潮壁同様高潮の亀島川への侵入を防ぐことができます。このような対策の結果、昭和54年10月の台風20号来襲時にはキティ台風を上回る高潮(A.P+3.55m)を記録したものの、破堤することもなく周辺住民の生命を守りました。

 

普段はほとんど目に留めることもない亀島川水門でしたが、今回のように地震や台風などで津波や高潮が発生し河川の水位が上昇したときには、いち早く水門を閉鎖して沿岸への浸水を防ぎ、区民や中央区を訪れる人々の安全を守ってくれていることに感謝の思いを新たにしました。

 

【亀島川水門】

所在地:〒104-0033 中央区新川2丁目31番22号

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