[ジミニー☆クリケット]
2018年4月15日 18:00
[サム]
2018年4月14日 18:00

4月12日の都心の最高気温は25.9℃と、今年2度目の夏日となる、6月下旬並みの季節外れの暖かさ。浜離宮恩賜庭園の牡丹園では、"百花の王" "花王" と称されるボタン(牡丹)が早くも咲き始めています。
園内のボタンは約60種800株と聞きます。
ボタンは美しさを象徴する花として、古くから様々な工芸品や絵画のモチーフに用いられ、この時期咲く花の中で圧倒的な存在感を放ちながら、よく見ると儚い程に薄い1枚1枚の花びらが幾重にも重なる様は繊細です。花形は、一重、八重、千重、万重、獅子咲き と多彩で、花色も、紫、赤紫、黒紅、紅(赤)、薄紅、白、黄 と変化に富み、覆輪、底赤(花弁の底部が濃い紅色)、絞り といった花柄も見られます。
ボリュームたっぷりの艶やかな花姿に気品と風格を漂わせています。
[サム]
2018年4月12日 17:20

4月6日、東京管区気象台より、生物季節観測情報のひとつ「ノダフジの開花」を観測した旨、発表がありました。
平年より15日早く、昨年より13日早いとの由。
"フジ" はマメ科フジ属のつる性落葉木本。芳香があり、花穂が垂れ下がって風に揺られて咲く様は、艶麗で、風情ある花姿です。日本固有種には、ノダフジとヤマフジがあり、一般に "フジ" というとノダフジを指すようです。
浜離宮恩賜庭園内には、延遼館跡、「お伝い橋」中程の「小の字島」等に藤棚が設えられており、大半がヤマフジと聞きますが、「お伝い橋」北端の藤棚には、一般に見かける所謂 "フジ" とは花形の違う、ノダフジ系の「八重黒龍藤」が植栽されており、薄紫の花色で彩られ始めました。
雄蕊の弁化が著しく、八重咲きの特異な品種で、ボリュームがあり、趣が異なります。
[湊っ子ちゃん]
2018年4月11日 14:00
はじめまして。今年度、特派員の仲間入りをしました「湊っ子ちゃん」です。どうぞ、よろしくお願いします。

中央区にはじめて来たとき、歩道がきれいなことに驚きました。歩きやすいように舗装された歩道が多く、色や模様も様々で、街路樹が並んでいたり、自転車用レーンを持っていたり、かわいい絵がついていたりと、それぞれ違った表情で語りかけてくれます。中央区でみつけた素敵な歩道たちを、ぜひ紹介させてください。
♪歩道美術館へようこそ!
中央区では、いろいろな通りに愛称がついていますね。生活のなかで、区民にとってわかりやすく親しめる道になるように、との願いが込められているそうです。京橋地域には43路線、日本橋地域には45路線、月島地域には10路線の、計98路線が設定されています。

はじめに、こちらは湊一丁目の歩道です。足元に、「鉄砲」の絵をみつけました。この町がなぜ「鉄砲洲」と呼ばれるようになったか、それには諸説あるようです。ひとつは、鉄砲洲川(今の鉄砲洲通り)と、八丁堀河口から明石町にかけての河岸が、鉄砲(火縄銃の抱え筒)のような形をしていたから、というもの。もうひとつは、幕府砲術役の井上正継、稲富直賢などが、大筒の試し射ちをした場所(現在の湊三丁目付近)だから、というものだそうです。

こちらは、「聖ルカ通り」の歩道です。明治時代、ここが外国人居留地であったことを物語る絵柄が、足元を飾っています。地域の特徴を表すイラストは、愛嬌がありますね。


うえは、築地川公園、暁橋の歩道です。ここには、文字が隠れていました。「区の花つつじ」とブロックの文字が組まれ、その上には赤いつつじの絵が表現されています。反対側の歩道には、東西南北を示す模様が形作られていました。おもしろいですね!
区の花つつじ、が描かれている歩道は、ほかにもありました。

こちらは、中央区役所近くの通りです。

こちらは、「聖ルカ通り」です。
さて、カタツムリのマークをご存知ですか?

昭和58年から平成7年にかけて、東京都により整備された「歴史と文化の散歩道」コース上に設けられている絵柄です。この散歩道は、都内に23コースあり、計240.5kmにも及ぶそうです。
さいごに、橋の上にも素敵な歩道はありました。

こちらは、「佃大橋」です。遠くから見ると、波のきらめきのようですね。足元を流れる隅田川と、ハーモニーを奏でています。

こちらは「相生橋」です。波のうねりを表現していますね。
舗装された歩道は、雨の日もすべりにくく、どなたにも利用しやすい歩道となりますね。中央区は、歩行者にやさしい町ですね。
ここまで、湊っ子のよく知っている道をご紹介しました。まだ歩いたことのない道、行ったことのない場所、これからも道との出会いを大切に、中央区を歩きたいと思います。
中央区観光特派員 湊っ子ちゃん

第1号 2018年4月10日
[下町トム]
2018年4月10日 14:00
4月8日はお釈迦様の誕生日。仏教では「灌仏会」(かんぶつえ)と称するお祝いの日です。一般には「花まつり」と呼ばれて親しまれています。ほかには、降誕会(ごうたんえ)、仏生会(ぶっしょうえ)、浴仏会(よくぶつえ)、龍華会(りゅうげえ)、花会式(はなえしき)などとも呼ばれます。
築地本願寺では毎年この日を温かい雰囲気でお祝いしています。今年は当日が日曜日に重なった上に良い天気に恵まれて、多くの方が参詣されました。

お稚児さんという幼児のいでたちも愛らしかったですし、伝統に沿って仏像に甘茶をかける習いもまた味わい深いものでした。
日本は仏教徒が圧倒的に多い国ですが、昨今はこの伝統行事もあまり意識されなくなってきたように思えます。イエス・キリストの生誕祭はかなり派手に賑わうのに比べて、ちょっと地味に思えてしまいますが、そこがまたお釈迦様の謙譲の美徳なのでしょうか。
これから春爛漫です。生きとし生けるものを尊ぶ心は宗教や文化を超えて普遍的な価値観でしょう。多くの自然の風物の中に感謝の気持ちをはぐくむ季節なのかもしれませんね。
[サム]
2018年4月10日 12:00

4月8日は伝承に基づく釈迦の誕生日。別名「灌仏会」。
母親の麻耶夫人の夢に白い象が現れ、その後懐妊し、ルンビニの花園で釈迦は誕生し、生後すぐ7歩あゆみ、右手で天を、左手で地を指し、「天上天下唯我独尊」と唱えたとされ、この時、天から竜が現れ、甘露の雨を降らせ、その誕生を祝福したと伝わります。この故事に準えて、ルンビニの花園を模した花御堂を設え、中に誕生仏を安置し、甘茶を仏頭より灌いで釈迦の誕生日を祝います。
4月8日、築地本願寺では、釈迦の誕生日を祝う行事「はなまつり」が開催され、11:30からの灌仏会の法要に先立ち、11:00より、築地川公園脇から本堂まで、稚児衣裳を着た子供たちの「稚児行列」(交通安全パレード)が繰り広げられました。
境内には、築地警察署/京橋消防署ブース・移動動物園/遊園地等の体験コーナー、食事コーナー、売店コーナーが設営され、「大江戸助六太鼓」等のパフォーマンスも披露予定です。