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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銀座たまやの和菓子いろいろ

[まぴ★] 2011年1月25日 16:00

たまやといえば、東京土産「ごまたまご」で有名なお店です。
本店は銀座の7丁目、昭和通り沿いにあります。


ごまたまごや桜ひとひらというクッキーなどは
東京駅構内でもよく見かけますが、
本店には、余所では見かけない商品もたくさんあります。

玉乃子あわせといって、自分で最中に餡を詰めて、
作りたてを食べるというのもあるのですが、
粒あんが食べれないので、ごまたまごプリンを買ってみました。

 

tama1.jpg tama2.jpg

 

カラメル部分が黒ゴマペーストになっていて、
なんとも和風な不思議なプリンです(*^^*)

それと、これは最近の商品のようですが、
小ひとつ みたらし餅

 

tam4.jpg tam3.jpg

 

みたらし団子が大好きなので、飛びつきました(笑)
黒ごまとしょうゆの味が、ちょっと濃いめですが美味しい!

サイズが豊富で、6個入りがあるのが嬉しい。
ちょこっと食べたい時にちょうどいいサイズです。
12、20、30、40個入りまであります。

銀座本店の他に、東京大丸、東京駅、空港にも店舗があります。

 

銀座たまやのホームページ

 

 

古きも新しきも大切にする店 [伊勢龍]さん

[ゆりかもめ] 2011年1月25日 14:00

 伊勢龍さんは明治6年に瀬戸物屋 としてはじまりました。

先代がお稽古事が好きだった為に日本舞踊の発表会等の記念品を頼まれたのが縁で瀬戸物、漆器、和装小物等セレクトショップとして御客様のニーズにあった物をメーカーに発注なさっています。

赤ちゃんの「お食い初め」の為に美濃焼き犬張子揃や山中塗天然木朱塗揃、海南塗天然木揃 で御祝いのセットも用意なさっています。

 

お食い初め

子供が一生食べ物に困らないように生まれてから3ヶ月、又は100日目の日に赤ちゃんに食べ物を食べさせる真似をする儀式です。

 

今年の干支の「ウサギ」さんが後に置いてあるお面をつけ替えるるのも楽しいでうね。                         

2011_0117 うさぎのお面売り写真0008.JPG        

 

                   2011_0117 伊勢龍犬張子 写真0005.JPG              

 犬張子の由来

錦絵と共に庶民文化の遺産であり犬は正直で恩を忘れず魔を取り除き、お産が軽く成長が良いと云われている。

「犬」の文字の上に竹をつけると「笑」になり「一家和楽」の縁起物です。

 

 

 

     

2011_0117 稲取つるし飾り 写真0011.JPG

稲取の「吊るし飾り」です。

御雛様でも「山形県酒田の傘福」

「福岡県柳川の さげもん」飾りと共に有名です。 

 

 

 

 

 

   

                       2011_0117 張子 扇 写真0013.JPG      

                                                                        

伊勢龍さんは「水天宮通り」に面して居り水天宮のすぐ近くです。

水天宮へ御参りした帰り道に立ち寄られると楽しいですよ・・・・・

又、明治座の中にも売店を出していらっしゃいます。

明治座のお芝居の合間にも見て下さいね。楽しい商品が多くあります。                           

                                            

 

2011_0120 伊勢龍明治座店1写真0006.JPG

  

 

 

 

 

 

 

 

       

          2011_0120 伊勢龍明治座店ウサギ 写真0011.JPG    

 

 

干支ウサギです。

大きい2匹はお雛様を連想します。

小さな4匹は仲の良い家族を連想します。

御自宅のニッチカウンターに飾ると良いですね。 

 

 

 

 

2011_0120 伊勢龍明治座店タオル 写真0010.JPG

 

 

ハンカチはガーゼ8枚を重ねて作られています。

とても使いやすいです。

タオルは表が綿で裏が化繊だそうですがお風呂での石鹸の泡立ちが多くとても気持ちの良い商品です。 

どちらも一度 試されては如何ですか。

 

 

 

  

 伊勢龍 

  東京都中央区日本橋蛎殻町2-3-8

     TEL&FAX 03-3661-4820

               http://www.iseryu.com

 

                                   2011_0120 明治座ポスター 写真0012.JPG                   

 

 

 

 

 明治座では初春公演で[コント55号 THE LAST!!]

 として

「いかん どっかん あっけらかん」が1月28日まで上演されています。

笑いと涙たっぷりのお年玉です。

是非 お出掛けください。

 

チケットセンター  03-3666-6666

 

 

 

 

名優・富十郎さんを悼む

[下町トム] 2011年1月25日 09:00

 

 

2010kabukiza1000.JPG

歌舞伎俳優の中村富十郎さんが1月3日に81歳でお亡くなりになりました。昭和の名優を惜しむ声があちこちで聞かれました。cloud

日経新聞の1月5日の文化欄では、演劇評論家の上村以和於氏が「いわゆる長老という言葉から連想される老人めいた感覚から、この人ほど遠い人はいなかった。芸の質が若々しいのである。」と述べられています。まさしくぼくも同感です。

時代物の風格ある役は当然素晴らしいのですが、上方歌舞伎にもゆかりのある家系だけに、「封印切」の八右衛門、「河庄」の孫右衛門など、近松物における味わいある役柄もまた忘れられません。若い頃からよく共演された坂田藤十郎さんがインタビューで同様に振り返っておられました。shine

富十郎さんは、中央区に縁の深い方であり、この地域を愛してくださいました。演劇の歴史のゆかりの地である中央区にとっては大切な方でした。歌舞伎での功績はもとより、そのお人柄を讃えて、2008年12月に<中央区名誉区民>の顕彰を受けられました。2009年の新年賀詞交歓会に主賓としてお見えになったときの、富十郎さんのご挨拶の爽やかさが今でも耳に残っています。

歌舞伎座最後の富十郎さん.JPG昨年3月には、京橋消防署で一日署長も務めていただきました。そのお姿が失礼ながら「愛らしい」とさえ感じました。やはり内面から出る心のやわらかさなのでしょう。confident

 歌舞伎に関するレポートを何度か紹介しましたが、今回は本当に残念な中身になってしまいました。しかしながら、昨年の歌舞伎座のさよなら公演で「熊谷陣屋」にご出演になり、この劇場の最後の舞台を飾っていただけたことがせめてもの思い出となりました。

その折には「新しい歌舞伎座が楽しみ」と述べられていました。(写真は松竹発行の当時の筋書きの写しです)

去りゆく名優の記憶を心に留めて、彼の地での安寧を祈りつつ、人生の花道をお見送りしたいと思います。

「よっ、天王寺屋!」

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「日本橋七福神」を巡りながら「集団の魅力」を考えた

[小江戸板橋] 2011年1月25日 09:00

私が小学生の頃、体育館で行われた上映会の「サイボーグ009」に、とても心を揺さぶられました。

特殊な能力を持った9人の仲間が、対立し合い・協力し合いながら、地球の平和を守るために活躍するストーリーです。

石ノ森章太郎先生が描く、魅力的な個性を持った戦士たち。

各々の力がシンクロされたときに、強大なものにも打ち勝っていく姿に、夢中で見入りました。

 

個性が集まれば、相乗効果もマックスに。

ガールズグループの「AKB48」が絶大な支持を集めるのも、この集団の魅力。

 

さて今年の初詣は、新春に相応しく、「日本橋七福神めぐり」に行きました。

恵比寿、大国、毘沙門、弁財天、布袋、福禄寿、寿老人。

一人一人が強力な福を呼び寄せる神様。

それが七人揃えば、超強力なスーパースター軍団。七人の侍、荒野の七人、ラッキーセブン・・。

その神々にお願いすれば、一気にどんな願いも叶ってしまいそう。

 

「日本橋七福神めぐり」は、小網神社、茶ノ木神社、水天宮、松島神社、末廣神社、笠間稲荷神社、椙森神社、寶田恵比寿神社の八社を回ります。

「数が合わない」ですって?

末広がりの八社なのだから、それもめでたくて良いじゃありませんか。

 

神社間の距離も比較的短く、道路の高低差も無いので、気軽に回れるコースです。

参拝者の多寡にもよりますが、ゆっくり歩いて概ね2時間30分。

 

巡拝の順番がきちんと決められているところもあるようですが、

ここは、地下鉄の最寄駅を起点に、気軽に、楽しく、謹んで回ればよいとの事です。

 

さすが正月、参拝者が集中していたのが水天宮。

昨今の「パワースポット」ブームもあって、若い二人連れの姿が目立ちました。

拝殿まで、にじり寄るような亀さんの歩みでも、ふたり一緒なら気になりません。

かえって、体を寄せ合っての参拝が楽しそう。

安産・良縁・水難除け。

ちょっと待って、今日のメインは七福神めぐりです。

辨財天社は、水天宮の階段を上がって、まっすぐ突き当たりの位置ですよ。

 

江戸時代、生産力が高まり、時間的なゆとりができると、ブームになったのが近郊の寺社めぐり。

比較的気軽にできる骨休め。

心身ともにすっきりすれば、明日への活力も湧こうというもの。

 

七福神を始め、三観音、五色不動、六地蔵、六阿弥陀仏・・・百観音・・・。

江戸の人たちも、グルーピングすることによって、集団としての個性がより輝くことを知っていたのですね。

足元の整わない道を、わらじ履きで武蔵野台地を上り下り。

その行程をたどってみると、江戸の人々のタフさが理解できます。

 

「七福神は『宝船』に乗って」やってきます。

宝船は、超高速で移動できる宇宙船でしょうか。

それとも自由に時を駆けることのできるタイムマシーンでしょうか。

最強の神々が乗船する船は、メタリックゴールドに光沢を放って輝いています。

この宝船なら、人間の夢の中に入り込み、初夢・福夢を映し出すこともできるのでしょう。

 

そういえば、実家の天井に近い神棚に、恵比寿・大黒天がちゃんと祀られていました。

 

 

 

 

 

若松屋ギャラリー 「ふたりの古布遊び展」

[銀造] 2011年1月25日 08:45

 おなじみの築地6丁目の若松屋ギャラリーさん。 ご主人の佐藤昌弘さんが、一押しの

「ふたりの古布遊び展」が1月29日(土)まで開催されています。 ちょっと、拝見しますと、

 和服を上手に再生して、今年の干支の兎さんのお人形とか、お手玉を創作されています。

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 粋だと感じたのは、いくつか展示即売の、役者絵の火消し姿。 よっ!江戸の華!

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 役者絵の左には、今年の干支の鞄(鞄という漢字は、何方が考案されたのでしたっけ?)

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 女性お二人による作品展。是非、おみ足をお運び下さい。

色んな小物を充実していますよ。

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 携帯用の用品も結構揃っていました。 Repeat  1月29日(土)までです。

 

 

◆東京都独自の「江戸から東京へ」 都立高教科書案公開される

[巻渕彰/写楽さい] 2011年1月20日 08:45

東京都教育委員会は昨年末(2010/12)、都立高校で学習する東京都独自の歴史科目「江戸から東京へ」の教科書案を公表した(写真はその表紙)。日本の歴史を継続的に学び、自国の歴史と文化を理解することが必要とし、同時に「江戸から東京へ」科目を設置して、平成23(2011)年度から試行導入される。

 

0913_110120EdoTokyoText.jpg公開された教科書案は、東京都の歴史的変遷を近世・近代・現代の時代にわたって総合的に見つめることができる構成になっている。なかでも「学びの窓」コーナーでは、質問形式で歴史的事象や疑問に問いかける仕組みがなされ、読む側で考えたり、判断したりするように編集されている。写真や図版なども多く、平易で分かりやすい。史跡や文化財、歴史的建造物を取り上げ、歴史散歩案内もある。

 

一般社会人が「江戸・東京」の歴史を学ぶには、数多く出版されているいわゆる歴史書や分野別の専門書・研究書などを読んでいる。が、地域史として通史で簡潔にまとまった書籍はあまりないので、副読本として活用するにはこの教科書は格好の出版物といえよう。

 

では、このなかで中央区はどのように扱われているのか、その一端を見てみたい。

 

まず江戸期では、「江戸に来た外国人」として、八重洲の由来となったヤン・ヨーステンやウィリアム・アダムス(三浦按針)を紹介している。「浜離宮に象が来た」のコラムもある。江戸の中心地・日本橋の記述では、「この橋を中心にどのように交通網が整備されたか」と問いかけている。金融制度としては金座、銀座を取り上げている。「三井越後屋」の商法も関心事だ。庶民の楽しみとして「両国の花火」にも触れている。「石川島人足寄場」「蘭学事始」「芝居発祥」など中央区がらみは多い。

 

明治期になると、「ガス灯がともる銀座」「銀座煉瓦街」「銀行発祥の地」といった文明開化への歩みが記述されている。「東京開市 築地居留地」「居留地の学校群」「私学の誕生」のコラムもある。

 

戦前昭和期では、「昭和の金融史を訪ねて」として日銀や東京証券取引所を紹介している。戦後期は、「ラジオドラマがヒットした時代とは」で、数寄屋橋が舞台の『君の名は』を取り上げているのは興味深い。「江戸情緒から見たウォーターフロント」ではバブル期の開発にも焦点を当て、「どうして佃島に新旧混在の景観が生まれたか、を考えよう」と問いかけている。

 

教科書案の終盤は、東京スカイツリーや趣味の都・アキバなど今日的テーマも記述している。

 

■「江戸から東京へ」教科書案は、東京都教育委員会の下記サイトで公開され閲覧できる。

公開ページ数はPDF形式204ページ、52MB。ダウンロードは出来るが、印刷は不可。したがってパソコンやiPad、iPhoneなどで見る(読む)ことになる。

http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/pr101216.htm