中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

東京マラソン 特別出店 中央区観光協会

[銀造] 2014年2月25日 09:00

 東京マラソンが2007年に開催されて早や8回です。

中央区で江戸時代創業の名店の中でも特に歴史のある

榮太樓本舗、にんべん、山本海苔店さんの3店のお手伝いと中央区の観光振興のために

中央区観光協会の山崎さん、三浦さん、第31代中央区観光大使・ミス中央の新宮志歩さんが

2月22日、東京ビッグサイトにて、御当番で売り込みに頑張っていらっしゃいました。

20140223 062.JPG

 観光協会の売り物は、粋でいなせな中央区をイメージした風呂敷です。

某有名レストランではお客様対応の芸術 「バンダナ」として活用されていますよ。

 私の知り合いは、愛を包んで温かいお弁当を旦那さんに用意しています。

今回は、江戸紫の色が加わり三色からえり好みができるので大変人気です。

http://www.chuo-kanko.or.jp/furoshiki_JF/index.html

出店されていた榮太樓総本舗、にんべん、山本海苔店さんの商品で目新しいもののうち

山本海苔さんの、ネギみそ味の 味付け海苔。 これは、郷愁をそそる味付け海苔です。

20140223 063.JPG

まるで、3.0年以上も前に賞味した朴葉味噌を思い出させる

懐かしい味付けで、試食の後には迷わず買ってしまいました。

これです。 This is ! 早速、おにぎり にして賞味しました。

是非、榮太樓さん、にんべんさんの逸品と併せて、一度お試し下さい。

 

 

◆中央区 ここに歴史あり(56) 日本初の火力発電所 ~電燈供給発祥の地~

[巻渕彰/写楽さい] 2014年2月21日 09:00

日本初の火力発電所は中央区にあった。日本橋茅場町に「電燈供給発祥の地碑」(写真)がある。明治20年(1887)11月21日、東京電燈会社(現東京電力)が発電所を建設し、付近の会社に電燈を供給したという。

 

0913_56_140220hatsudennsho.JPGのサムネイル画像記念碑には、配電線による最初の電燈供給で、30馬力の横置汽機を据え付け、20KWエジソン式直流発電機1台を運転。210ボルト直流で、電燈は日本郵船会社、東京郵便局などに供給された、とある。

 

エジソンが発明した世界初の火力発電所は1881年、ニューヨーク市への電力供給であったそうだ。その技術が6年後、日本のこの地にも導入されたことになる。石炭を燃料に発電した電力量は、白熱電球でわずか1600個分という。当時は電燈のみに電力を使っていたので、それで足りたようだ。しかも直流(現在は交流)で供給していたので、送電範囲は数km程度と狭かったようだ。明治期の古地図を見るとこの地には「電燈局」の表示がある。

 

明治初期から第一国立銀行の創設をはじめとして、この地域一帯をビジネス街として計画していた実業家・渋沢栄一は発明したエジソンと会っていた。明治42年(1909)、渋沢を団長とした渡米実業団一行はエジソン電気会社を訪ねている。

 

作家・谷崎潤一郎は自叙伝『幼少時代』で、発電所の音が聞こえるこの付近に住み、坂本小学校に通った、と著している。この発電機は上野の科学博物館に「エジソンダイナモ」=日本最初の事業用火力発電所で使われた、として展示されている。@巻渕彰

 

 

東京みなと館

[橘] 2014年2月20日 14:00

中央区・江東区連携事業である「船上ガイド育成研修会」が行われた"東京みなと館"へ行ってきたのでご紹介します。

tokyo-minato-kan.jpg
東京湾はかつて江戸湊と呼ばれていた頃から発展し1941年に国際港として開港し、時代の流れと共に在来船からコンテナ船への対応が功を奏し東京港は外貿コンテナ貿易額が日本一となりました。


sinnkawa.jpgcy1.jpg

    (隅田川から新川への入口)                    (青海コンテナヤード)
 

そして、当地区は現在臨海副都心として開発が進められていますが、当館はその流れを大型模型や記録写真等で紹介しています。

fukutosinn.jpg当館は青海地区にあるビルの20階にあるので、360度とはいきませんが、とても見晴らしが良く周りの風景が楽しめます。

miharasi.jpgkesiki.jpg

東京みなと館
  江東区青海2-4-24 青海フロンティアビル20階(ゆりかもめ/テレコムセンター駅 1分)

   TEL: 03-5500-2587 

  開館時間:9時半~17時

  休館日: 月曜日

  入場料: 200円

 

 

レトロな喫茶店〔喫茶去 快生軒〕

[ジミニー☆クリケット] 2014年2月20日 09:00

kissa1.JPG

 

 

の残る週末、
人形町通りと甘酒横丁の交差点からすぐのところにある「喫茶去 快生軒(きっさこ かいせいけん)」で一休みしました

kissa2.JPG

 

 

こちらの創業は大正8年(1919年)

月並みな表現ですが、レトロな雰囲気。赤いエナメル調のソファ・椅子、通りに面した窓のステンドグラスと天井からのランプがいい感じです

kissa3.JPG





注文したブレンドコーヒーは、香り高く、苦みと酸味のバランスがよく、なめらかです

kissa4.JPG 

 

お店全体から感じられる清潔感が、とても居心地の良い癒しの空間となっています

ちなみに、「喫茶去」とは、禅語で「どうぞお茶でも召し上がれ」という意味だそうです

 

喫茶去 快生軒(きっさこ かいせいけん)

東京都中央区日本橋人形町1-17-9

東京メトロ日比谷線人形町駅A2出口からすぐ

日曜・祝日休み


 

 

 

開設350年、京橋・大根河岸をゆく

[下町トム] 2014年2月19日 14:00

数々の歴史に彩られた中央区は、どこを歩いても興味深い史跡やゆかりの場所に遭遇します。この日は京橋界隈を歩いてみました。

 京橋親柱201402_R.JPG

昨今、このあたりも再開発が進み、観光特派員とも縁の深い〔FM中央〕のスタジオがある〔京橋スクエアガーデン〕も新たなランドスケープになってきましたね。

 

そのビルからもほど近いところに、皆さんおなじみの「京橋親柱」が残されています。前のオリンピックのときに首都高速建設のために埋め立てられた京橋川に架かっていた「京橋」。1959(昭和34)年に川が無くなって半世紀を超えました。しかし、この親柱を見ると、往時のことが偲ばれます。

 

昔の京橋.jpgかつて京橋川の北西側には野菜の荷揚げ場があり、〔大根河岸〕と呼ばれて大変賑わったそうです。東京近辺の農村から運ばれてくる野菜をここで取引していたわけで、今で言う青果市場の原型です。以前は近郊野菜である〝亀戸大根〟や〝練馬大根〟などが水運を利用してたくさん運び込まれ、その印象から「大根河岸」と呼ばれたようです。

やがて、関東大震災の後に、市場の機能は築地や神田に継承されていきました。

 

 

京橋大根河岸1_R.JPGなんと今年は大根河岸ができてから350年目の記念すべき年にあたるそうです。(2月が生誕の月という説があるのでまさしく今がそのときです!)

江戸幕府4代将軍・家綱の時代にルーツを遡れると聞くと重みを感じます。「京橋大根河岸会」の皆さんがそれを記念して2年前から毎月中旬に大根や各種野菜を無料配布するという記念行事を開催されています。2月は14日(金)の予定でしたが、あいにく大雪で中止になったようです。次回は3月14日(金)正午から開催される予定ですので、一度是お訪ねください。

 

 

 

京橋大根河岸2_R.JPG〔大根河岸〕の跡地には記念碑が建立されており、歴史と風格を感じます。また、地元の方がこの由緒にちなんでプランターに大根を植えて育てていらっしゃいます。現代にささやかな〔大根河岸〕の再現ができることを楽しみにします。

 

それから、余談ながらお話ししますと、歴史小説の金字塔「鬼平犯科帳」には、この〔大根河岸〕にあったという〔万七〕という料理屋が登場します。夏場は店を閉めているというこの店は、〝兎汁〟で有名だったという設定です。鬼平ファンにはよく知られたスポットです。

江戸時代は原則肉食禁止でしたが、いろいろ工夫して食べていたことは知られています。〝ウサギ〟も鳥の一種だと無理やりみなしてOKサインだったのですね。したがって、ウサギは鳥と同じように「一羽、二羽・・・」と数えます。

 

いろいろそんなことを考えながら歩く京橋界隈。このあと、銀座に向かうか、日本橋に向かうか、ぼくにとっては、江戸の〝思案橋〟でもあります。

 

 

銀座のトリュフ専門店 ムッチーニ

[杏葉牡丹] 2014年2月19日 09:00

最近のファミレスのメニューに「トリュフソース」というのがありましたが、私のような庶民にはまだまだ馴染みの薄い高級食材『トリュフ』。

ところがさすがに銀座、そんなトリュフを専門に扱うお店が、昨年オープンしました。

ck1203_20140218(9).jpg ck1203_20140218 (2).jpg

 

場所は歌舞伎座うら、都営地下鉄東銀座駅の出口の近くで、有名な落合シェフの「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」を始め洒落たイタリアンのお店が何軒も並ぶ、人呼んで『裏銀座イタリアンストリート』。

 

お店の「ムッチーニ」という名称はイタリアのガストロノミーのブランドのことだそうで、アドリア海に近いマルケ地方の高品質のトリュフの魅力を凝縮した、様々な商品を提供し、ドライトリュフ・トリュフ塩・トリュフのオリーブオイル・トリュフソースなど、様々なアイテムがあります。

 

店内にはカウンター5席があり、こうした品々をイートインのような感じで食べることもできます。

ランチもあって、トリュフを使ったパスタやリゾットに、グラスワイン、浅野屋のパン、コーヒーにデザートがつきます。

この時は友人と2人で行ったので、トリュフの風合いがより味わえるという「黒サマートリュフのリゾット」と「黒サマートリュフのタリアテッレ」を頼みました。

 

先ずワインに続けて出されたパンには、早速トリュフ塩とトリュフのオリーブオイルが添えられています。

普段はバターをつけて食べるパンですが、トリュフの風味がつくと、本当にふくよかな感じになってビックリです。

ck1203_20140218 (3).jpg ck1203_20140218 (1).jpg

 

リゾットは生のお米から煮るのでちょっと時間がかかるということで、最初は黒サマートリュフのタリアテッレから。

ck1203_20140218 (8).jpg最初から2人分にシェアして出して下さったのですが、意外に量はありました。

私が知っているのは「○○のトリュフ添え」とか「○○のトリュフソース」とかで、こんなに豪華にドーンとトリュフがメインになっているのは初めて。

香りだけでなく、ちょっとコリコリした食感も印象的です。

トリュフそのものが主役という何とも贅沢なメニューは、このお店ならでは、ではないでしょうか。

 

ck1203_20140218 (4).jpgそして次に出されたリゾットは、お店の自慢のメニュー。

シンプルにブイヨンを使っているだけだそうですが、トリュフの魅力が全て溶け込んでいるという感じす。

 

ちょうどイタリア直送の最高級の白トリュフもあって、ソテーしたり、目玉焼きと一緒にいただけるメニューもありました。

 

昨年のオープン当初は、新しい歌舞伎座の開場の時期に重なったこともあって、テレビや雑誌などの様々なメディアでも取り上げられましたが、高名な評論家の方も絶賛されて何度も来店されているそうで、美食家の間では既にその名は轟いているようです。

 

ck1203_20140218 (5).jpgトリュフ塩・トリュフソース・オリーブオイルなどの様々なアイテムが並ぶ店内には、トリュフに関する専門書もあって、シェフやお店の方が、トリュフの種類や旬の季節等の知識や料理方法等を、とても親切に教えて下さいます。

 

昨年末は、クリスマスや年末年始に自宅でちょっぴり贅沢にという方が多かったのか、大変に忙しかったそうです。

私も知り合いのイタリアンのシェフから、トリュフ塩をほんのちょっと使うだけで、パスタの味が全然違ってくると言われたので、ぜひ試してみたいと思っています。

友人もそう思ったらしく、食後に早速トリュフソースを購入していました。

 

この店で様々なトリュフの魅力に触れて、気に入ったアイテムを購入して使えば、家庭での料理がグレードアップするのは間違いありません。

ちょっとした贅沢を皆様もいかがでしょうか。

ck1203_20140218 (7).jpg ck1203_20140218 (6).jpg

 

ムッチーニ

 

銀座3-12-7

電話(3542)1086

定休日 日曜・月曜

 http://www.muccini.jp/

食事の場合は、なるべく事前にご予約下さいとの事です。