[滅紫]
2014年2月 7日 09:00
雪の立春となった翌日は空気の澄み切った上天気ですが、「冬本番」はこれからと思わせる冷たい風に震えながら歌舞伎座昼の部へ。
今月の歌舞伎座は昼の部「心謎解色糸」、夜は「青砥稿花紅彩画」と南北、黙阿弥作品の通し上演を若手花形が演じるというのが話題。特に昼の部の「心謎解色糸」は前回の上演が昭和48年の国立劇場以来という久しぶりのもの。(見たはずなのにまるで記憶がありません)菊之助さんの新聞のインタビュー記事によれば前回は「祖父同士が演じた役を今回は孫同士である染五郎さんと二人で演じる」という歌舞伎の世界ならではのめぐり合わせ。「二転三転する家宝の色紙の行方と絡み合った糸が巡り巡って解けていく南北幻の名作」というのが松竹さんのキャッチですが、染五郎さんのあ!と驚く早変わりや菊之助さんと七之助さんのため息の出るような美しさに見とれているうちにあっという間に大詰めに。「東西」「南北はこれまで」という染五郎さん演じる左七の「切り口上」が洒落ていて客席大拍手。
時々上演されている「お祭り佐七」(三世河竹新七作)の先行狂言なので筋立ては大分異なっていますので念のため。
2月歌舞伎座公演は25日まで。
お問い合わせはチケットホン松竹 0570-000-489 10:00~18:00
[みど]
2014年2月 6日 14:00
絵本シリーズ「ぐりとぐら」の誕生50周年を記念した展覧会が、
2月27日から3月10日まで松屋銀座8階「イベントスクエア」で
開催されます。
今さら説明は不要かと思いますが、「ぐりとぐら」は、"絵本の
原点"とも言われており、姉・中川李枝子の文章と妹・山脇百合子
の姉妹による作品で、1963年の刊行から累計2400万部を超える
人気作です。
松屋銀座での展覧会は貴重な原画約170点のほか、初版本、海外
版などを展示されるとのこと。
「ぐりとぐら展」では3章に構成され、"絵本の森"に入り込んだ
ような気持ちになるそうです。
第1章「ぐりとぐらの原点」では物語のはじまりを初版本で演出。
第2章「ぐりとぐらの世界」では約1メートルのかぼちゃなどを再現。
第3章「広がるぐりとぐら」では作品原画を展示。
実際に作品を読める読書コーナーも併設したり、オリジナルグッズも
販売する予定だそうだ。『ぐりとぐら』ファン必見のイベントと
なること間違いありません。
■「誕生50周年記念 ぐりとぐら」展
会期:2014年2月27日~3月10日
時間:10:00~20:00(入場は閉場の30分前まで)
場所:松屋銀座8階イベントスクエア
入場料:一般1000円、高大生700円、中学生500円
問い合わせ:松屋銀座 03-3567-1211(代表)
http://www.matsuya.com
[whatever]
2014年2月 6日 09:00
いつから出てたのよ、この貼り紙 少なくとも週に一度は前を通っているつもりですが、まったく気付きませんでした
なので、「待った、待った、待ってたよ〜」という待ち焦がれ感は私にはちっともありませんが、きっと多くの方が待ちわびていたのだろう・・・と思うと、じゃ、試さなきゃということで、お店の扉に手を掛けました。
いつも「あんみつ食べたいな・・・」とショーケースを覗いては通り過ぎていたのですが、この日は思い切って中に入ると、店内は昭和の趣が残る内装で、この時はお客さんも少なかったせいか、空気がゆっくりと流れているような空間でした。
「甘味処 初音」は、天保8(1837)年の創業。歌舞伎や落語が好きな初代が「初音の鼓」に因んで名付けられたそうです。なるほど、よく見ると扉や窓が鼓の「調べ」(紐)になってますよね。
家に持ち帰り、早速お皿に取り分けていただきました。こちらは通常のきなこではなく、なんとも鮮やかな「うぐいす粉」です。店名からすればそうなりますね くずもちはもっちりとしていて、黒蜜とほんのり甘いうぐいす粉と合わせると、とても上品な味になりました。美味しくいただきました。さすが人形町、間違いないですね
次回は、店内で風情を感じながら、味わいたいと思いました。
甘味処 初音
中央区日本橋人形町1−15−6
無休
[サム]
2014年2月 5日 14:00
近年、都市部でもメジロがごく普通に見られるようになったとよく耳にはさむ。
確かに晩秋~冬期はサザンカ(山茶花)・カンツバキ(寒椿)、春先になればウメやヤブツバキの花を訪れている姿をよく見かける。
この時期、浜離宮恩賜庭園では梅林傍らのタチカンツバキ(立寒椿)の木立ちにメジロが頻繁に通ってきている。
メジロはスズメ目メジロ科に属し、スズメより小さく、留鳥あるいは漂鳥とされる。
頭部から上面は黄緑色で、喉から胸の上部は黄色、目の周りに白いアイリングがある。
胸から脇腹は淡褐色。
嘴は黒く基部は鉛色で、脚は鉛色。
日本では冬季の寒冷地を除く全国で、低地から山地にまで広く棲息し、市街地の緑地でもよく見かける。
甘い蜜を好み(筆状になった舌先で絡めた蜜を口の中に運ぶとされている)、比較的警戒心は緩く、里山や市街地でも庭木や街路樹などの花を巡って生活していることから、昔から人々に親しまれてきた野鳥のひとつ。
メジロの特徴的な行動に、枝の上にとまって休む時、何組かが集まってぴたっと寄り添い互いに押し合う習性があると云う。"込み合っていること" "物事がたくさんあること" の譬え<目白押し>の語源と聞く。
カンツバキはサザンカの園芸種とされる。(但し異説もあるらしい)
若い枝や葉柄、葉の裏などに毛はあるが、サザンカより少ない。葉の表面は濃緑色で光沢があり、縁には鋸歯がある。遅咲きで12~2月に開花。桃紅色の八重で、先端は浅く裂け、縁は波状。
一般に低木で、高さ3m程になる品種はタチカンツバキ(立寒椿)と名付けられている。
メジロが頻繁に訪れた足跡として、タチカンツバキの花弁の下部がだいぶ傷んでいる。(左上写真)
尚、園内には当該タチカンツバキの他、大手門出入口付近にはカンツバキが、庚申堂鴨場周辺にはヤブツバキが植栽されている。
メジロは多くの小鳥と同じように春夏は虫を、秋冬は木の実も食べるが、花の密も好物。
近年都市部では、マンション・事務所ビル等の公開空地やファサードの生垣・植込みにカンツバキが植栽されるケースが多いと聞くが、街でメジロが増えたとすれば、冬場も間断なく花密源がある環境が整いつつあることも一因に数えられるのではないかと考えられている。
[サム]
2014年2月 5日 09:00
暦の上では立春を迎えるといっても、寒さ厳しき折ですが、隅田川河岸ではまだまだ水鳥たちが賑わいを見せてくれています。
なかでも冬鳥として日本に渡来する小型のカモメ類の大半を占めるとされる「ユリカモメ」。
その冬羽の頭部は白く、虹彩は黒で周りに白色のアイリング、目の後方に黒っぽい斑点があり、嘴と脚は赤色。
黒目がくっきりとして愛くるしい顔立ちです。
冬の淡い陽光を浴び、河岸テラスの欄干に整列して佇んでいる姿もよく見かけます。
それも多くの場合、一斉に同じ方向を向いて。
一般には風のある場合、風上に顔を向け、
①危機回避にも備え、効率よく飛び立ちやすくしているのではないか
②風をうまく逃がすことでその影響を減じ、バランス並びに体温を保っているのではないか
と考えられていると聞きます。
同じように見えますが、よく見ると個体各々の顔立ち・表情・しぐさは微妙に異なり、人間模様にも似て興味深い。
[銀造]
2014年2月 4日 15:00
皆さん、「タビカレ」ってご存知ですか?
20142月1日、2日の2日間、国際展示場、通称、東京ビッグサイトにて開催されたイベントです。
中央区観光大使・ ミス中央の高原友美さんのブログ記事を見て、勇躍駆けつけた次第です。
http://tabicollege.jp/curriculum03.html
インターネットの案内と頂いたパンフレットによると、
「今までにない国内観光の魅力を遊んで学ぶ場」として始まった「日本タビカレッジ」(通称「タビカレ」)。
その集大成のイベントが、"タビカレ学園祭"です。
これまで魅力ある旅行商品づくりに励んできた78地域が集結し、その成果をお披露目します。
また、一般来場者や業界関係者の方々からの投票により、78地域の中から、新定番観光地を決定。
日本の観光地の新たな魅力に触れられる貴重な機会なので、ぜひお楽しみください!
とありました。
北は北海道から南は沖縄までの各地の自慢の料理のブースが出ていました。
中央区からは、飲食ブースに「中央区日本橋老舗の海苔と人形焼」が出展されていました。
中央区観光大使・ミス中央の接客が功を奏し、沢山のお客様がお見えになっていました。
そして、青森、つくば、我らが中央区、大島、伊豆の河津町、宮崎県の日向の代表によるご当地プレゼンがありました。
中央区観光大使・ミス中央による中央区の観光PRは、
日本橋、銀座の紹介と老舗料亭を巡るツアーが紹介されました。
詳細は、http://www.chuo-kanko.or.jp/edo-machiaruki/
皆さんの息がぴったり合っていて、これは一等賞とおもいましたが、遠隔地から来ている人に花を持たして、2位の高評価を得ました。
そして、ご当地アトラクション体験コーナーでは、投扇興の体験です。
優しいお姉さんのご指導で、小学生の女の子も何度か挑戦した後に、見事的を落としました。
投扇興 的を落として 桃源郷・・・詠み人 銀造