今、NHKで毎週土曜の夜に「3月のライオン」というアニメをやっています。
幼い頃に両親を亡くしたプロ棋士の高校生、桐山零が、川本家や棋士仲間との交流を通じて成長していくお話ですが、原作コミックは大変有名な作品で、来年の春には神木隆之介くん主演で映画にもなる作品です。
その舞台は、中央区新川、佃~月島エリアになります。
アニメ→http://3lion-anime.com/
映画→ http://3lion-movie.com/
漫画やアニメを見ていたら、「おーこの景色は!あるある~!!」と思うところばかり。
なので、お天気の良い日に、それらを辿ってみることにしました。
アニメご存知ない方には、なんのこっちゃ??かもしれませんが...お付き合いください m(_ _)m
まずは、昭和通りから鍛冶橋通りを八丁堀方面にずんずん行くと、最初のシーンで、零が義理父との対局に向かうため渡っていた「高橋」。
ここから東京駅に歩いたようですが、まぁまぁ距離があります。。(´・ω・)
でも、会いたいゆえに会うのがこわい、みたいな緊張の再会に向かうところだったわけだから、ちょうどよかったのかもしれませんね。
「高橋(たかばし)」は江戸時代の創架。
通船に差し支えないよう高い太鼓橋にしたのが名の由来らしい。
奥に見えるのは「南高橋」。道路橋としては都内最古の鉄橋で、区民有形文化財です。
高橋を渡って少し行くと、右手に「中央大橋」がみえます。
ちなみに高橋を渡った後、中央大橋を右に見ながらそのまま直進すると、三日月堂...じゃなくて、「翠江堂」があります。ここの苺大福は、あんこにくるまれているのに、苺が大きくてみずみずしくて、超超超おいしいんです
( ゚д゚)ハッ!...脱線しました。 中央大橋に戻ります。
作品のメインともいえる「中央大橋」。
零が住んでいる六月町(= 新川?)と、川本家の皆が住んでいる三月町(= 月島?)を結ぶ架け橋になっています。
孤独だった零が、川本家でもらった温かいからあげを抱えて、この橋を渡って帰るシーンが個人的に好きです。
(私もからあげも好きだし、、って関係ないか...(^^;) )
中央大橋は平成5年創架、フランスのデザイン会社が日本の兜の形をイメージして設計したとのこと。隅田川とセーヌ川の友好を記念した「メッセンジャーの像」がスカイツリーの方角を向いています。
帆船を抱く女性像はフランスの船の守護神。
零くんの部屋から見える風景はこの辺???いいところに住んでいるんだなぁ^^
Chapter2の表紙などで度々出てくる「霊岸島水位観測所」
日本の水位測定の原点です。
Chapter3のはじめに出てくるところ。ここでボーッっとするのは落ち着きます。
パリ広場も一息つくのにいいですね。
ここもよくでてきます。Chapter5の扉絵とか...
零くんがふらりと現れそう。
中央区の橋や川のある風景や街並みが、零の孤独や葛藤、川本家の温かさを表現するのに一役買っています。
私も、子供を自転車の後ろに乗っけて「わー、きれいだなぁ」と思いながら橋を渡ったり、
川の近くの高速の下で「なんだか不安...」な気持ちになったり、
地域の人たちとの交流で「あたたかい~」気持ちになったり、
美しくて特色がある橋や川と、人の温かさがたくさんあるこの街が大好きです。
だからか、登場人物の心理描写に「わかるわー... (>_<) 」と、他の作品よりも感情移入しまくっています。如何せん将棋に明るくないので、そこがわかればもっと楽しめるのですが...
ニャー将棋で学びます
...と、ここで散策はタイムアップ。(少なッ)
月島の方がもっとたくさんスポットがあるようなのですが、中央大橋の周りが居心地よすぎてのんびりしたため、今回はここまでです。
興味のある方は、コミック片手に散策してみてください。
3月のライオンの世界に浸れます