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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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【番外編】 旅先で見つけた中央区 in 香港

[いのちゃん] 2018年6月20日 18:00

今年のはじめに 香港 へ行ってきました。

 

体中にまとわりつくような湿った空気とそれをさらっていくぬるい風――。

独特の熱気と妖しさがくせになる、訪れる者を飽きさせない魅惑的な大都会です。

 

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人口密度の高い香港らしい景観、通称モンスターマンション。

※私有地のため撮影には事前の許可が必要です。

 

その 香港 の街のなかで「築地」「月島」という文字を見つけました。

 

客を呼び込む "ギミック"(仕掛け)として前面に押し出されていることから、

この地で中央区の町名ブランドのような役割を果たしていることが窺えます。

 

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香港島側の湾仔(ワンチャイ)フェリーピア。

 

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こちらは九龍側の土瓜湾(トクワワン)エリア。

 

「メイド・イン・ジャパン」「日本製」という言葉がもてはやされた時代がありま

したが、近頃はもっとディープに細分化されているようですね。

 

英語と漢字文化をあわせ持つ 香港 では「築地」や「月島」という字面は訴求力も

高いのではないでしょうか。

 

 

 

 

【銀座一丁目】 佐賀牛レストラン 「Sagaya銀座」

[いのちゃん] 2018年5月27日 14:00

 

今日は日本を代表するブランド牛のひとつ「佐賀牛」についてのお話です。

 

佐賀牛佐賀県産黒毛和牛のうち最高級のものだけに名付けられ、その品質は全国の

数あるブランド牛のなかでもトップクラスを誇ります。

 

佐賀県は九州で最も小さな県ですが、そこにはあふれるほどの魅力がぎゅぎゅっと

詰まっており、温泉、名勝、古代遺跡など見どころもたいへん多く、以前に訪れた

短い旅行の間では県内でゆっくりと佐賀牛をいただくことは叶いませんでした。

このたび、われらが中央区で存分に味わってまいりましたのでご報告します。

 

銀座一丁目駅5番出口直結の PUZZLE GINZAパズル銀座)。

テナントの半数以上が肉料理を主軸とするレストランという銀座随一の肉肉しいスポットとして、いま静かに界隈に棲息する肉食動物たちの熱いまなざしを集めています。

 

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そのパズル銀座の6階にあるのが 佐賀牛レストラン Sagaya銀座

国内外の調理法を用い、旬の素材を織りまぜ佐賀牛をさまざまなスタイルで提供して

います。

 

この日は「佐賀牛おまかせコース」に「ワインペアリング」をオーダーしました。

コース料理にあわせて厳選されたワインがタイミングよくサーブされるので、銘柄や

品種に頭を悩ませることなく、気軽にマリアージュを愉しむことができます。

 

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それではコースの全容をたっぷりとご紹介します。

 

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夏野菜のテリーヌ

美しい"まり"のようなお碗には はまぐりのフラン

 

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シェフ厳選佐賀牛の焼肉をロースターで
タン、ネクタイ、サーロインの3種をそれぞれのソースでいただきました。
サーロインは春トリュフと唐津産のごぼう入りサバイヨンソースですき焼き風に。

個室の利用でもお肉は目の前でシェフが焼いてくださいます。

 

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自家製担々麺 肉味噌に佐賀牛が使われています。

 

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佐賀牛のステーキ(ランプ肉)

レフォール(西洋わさび)を使ったトランスペアレントなソースで。

 

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〆のご飯 イイダコと菜の花の土鍋の炊き込み。

 

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上段左:ホワイトアスパラガスをあしらった佐賀牛のタルタルを有明産の海苔に巻いて

上段右:佐賀牛とたらの芽のフライを自家製トリュフソースで

下段左:〆のご飯を鰹の一番だし、香の物とともに

下段右:パティシエによる季節のデザート

    メレンゲの中には甘酸っぱいトロピカルフルーツのコンポート。

    スウィートなマスカットのデザートワインがペアリングされました。

  

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佐賀嬉野茶 玉露 水出し

お茶の水出しに使われていたのは、中央区に本社のあるHARIOのウォーター

ドリッパー。一滴一滴、水を滴下することができる装置です。実際にレストラン

で使われているところは初めて見ました。長い時間をかけて抽出された嬉野茶

口あたりが極めてまろく、ありがたい甘みがしました。

 

佐賀の思い出を呼び起こす有田焼の器に彩られた料理を味わっているうちに、

きらめく銀座の街にあって心はすっかり彼の地を旅していました。

 

佐賀の地酒をはじめとする日本酒も多数取りそろえるこちらのお店では、近頃は

香港や台湾、シンガポールなど海外からのお客様が増えているそうです。

 

イタリア修業のご経験がある料理長は、外国語でのコミュニケーションはあまり得意

ではないと謙遜していらっしゃいましたが、目も心も愉しませる趣向を凝らした料理

おもてなしは言葉などなくとも訪れる人に十二分に伝わることと思います。

 

また Sagaya銀座 では世界で活躍する ウルトラテクノロジスト集団「チーム

ラボ」とのコラボレーションによる デジタルアート が融合する新しい食空間、

『MoonFlower Sagaya Ginza, Art by teamLab』を季節ごとに展開しています。

それはまさに言葉を必要としない世界。今までにない食体験にご興味のある方はぜひ

そちらもご注目ください。

 

 

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佐賀牛 Sagaya銀座(さがぎゅう さがや ぎんざ)

中央区銀座2-5-19 PUZZLE GINZA(パズル銀座)6F
03-6263-0782

銀座一丁目駅・銀座駅・有楽町駅

休業日はホームページでご確認ください。 http://sagaya-ginza.com/info/#holiday

 

 

 

ちょっとコーヒーブレイク―世界で活躍するある道具のおはなし―

[いのちゃん] 2018年4月19日 09:00

 

サードウェーブ(第三の波)と呼ばれるコーヒーが登場して久しいですが、ここ数年
まち歩きをしていても新しいカフェを見かけることが多くなりました。
コーヒーブーム新時代の潮流は日本でもすっかり定着した感があります。

 

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最近のカフェはハンドドリップで丁寧に一杯ずつ淹れるというスタイルが特徴です。

「そんなの昔から喫茶店のマスターがやってたよ」という声が聞こえてきそうですが、
それもそのはず。

 

現在のブームの火付け役となったアメリカのコーヒーショップの創業者は、かつて
日本を旅したときに出会った喫茶店文化から多くの影響を受けたということが知ら
れています。

 

おいしい一杯のコーヒーを求めて、ドリッパーやサイフォンなど昔ながらの道具も

あらためて注目されるようになりました。
なかでも高い支持を集めているのがこちら V60ドリッパー

 

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コーヒー業界にはいくつものコンペティションがありますが、プロのバリスタが

世界一の称号を目指して競う国際大会のステージでも、さまざまな国の出場者が

この V60 を使用しています。

 

円すい形、大きなひとつ穴、上までのびたスパイラルリブ(渦巻き状の凸型ライン)、

たしかに最近のカフェでよく目にするのはこの形です。

 

スペシャルティコーヒーを取りそろえる都内の専門店でもこの通り。※中央区のお店

ではありません。

 

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ONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)
海外からの観光客も訪れる人気店。
V60 はお店のロゴが入った別注品。ピアノブラックが超クール。

 

今や世界中のカフェやコーヒースタンドで V60 が活躍しています。

 

そしてこの V60ドリッパー を作っているのが HARIO株式会社

日本橋富沢町に本社を置く耐熱ガラスメーカーです。
中央区ファンにとっては 登録有形文化財 ハリオグラスビル(HARIOビル)として

おなじみですね。

 

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1枚目の写真にあるガラスのマグも HARIO の製品です。

耐熱なので熱いコーヒーを注いでも大丈夫。

 

V60シリーズ には豊富なラインナップがあり、樹脂製のものは軽くて取り扱いも簡単。

ひとり分ならカップに直接ドリップすることも。

 

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日本の古きよき喫茶店文化の流れをくむ現在のコーヒーブーム。

その一端を 中央区生まれの道具 が支えていました。
きっとこの瞬間も世界のどこかで V60 で淹れられたコーヒーを味わっている人がいる

はず。

そんなことを考えると、いつものコーヒーがひと味違ったものになるかもしれません。

 


HARIO株式会社
中央区日本橋富沢町9-3

 

HARIO の製品は 公式ネットショップ でお買い求めいただけます。

https://www.hario.co.jp/

 

※商品画像の掲載には HARIO株式会社 通販部様 のご承諾を得ております。

 

 

 

【日本橋室町】HARIO直営店「HARIO Cafe & Lampwork Factory」オープン

[いのちゃん] 2018年3月29日 14:00

日本橋室町に新しいお店がオープンしました。
HARIO Cafe & Lampwork Factory
中央区に本社を置く耐熱ガラスメーカーHARIOの直営店です。
 
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1階の HARIO Lampwork Factory は職人さんがひとつひとつ手作りしたガラスの

アクセサリーを展示販売するショップです。

 
2階と3階が HARIO CAFE
 
HARIOの主力商品のひとつである「V60ドリッパー」でハンドドリップした

コーヒーをいただきました。クリーマーはなんとも小さなガラスのビーカーです。

理化学用ガラスの製造から始まったHARIOの歴史と技術がこんなところに。

 

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HARIO CAFE でしか手に入らないオリジナルアイテムの販売もしています。
とってもかわいい V60シリーズ のカプセルトイもありました。
 
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天井を見上げるとガラス製の V60ドリッパー がランプシェードになっていました。

HARIO CAFE ならではのインテリアですね。

 
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HARIO V60ドリッパー については、次回の記事で詳しくお伝えします。

 

HARIO Cafe & Lampwork Factory

ハリオカフェ アンド ランプワークファクトリー

中央区日本橋室町1-12-15
三越前駅・新日本橋駅・日本橋駅
 
2F・3F HARIO CAFE & SHOP 11:00 ~ 19:00
1F HARIO Lampwork Factory 11:00 ~ 20:00
年末年始を除き年中無休
 
 

 

【八重洲】 話題もホットなチーズタッカルビ 韓国料理「土火土火(どかどか)」

[いのちゃん] 2018年3月 5日 09:00

 

鶏肉と野菜を甘辛く炒めた韓国料理「タッカルビ」を熱々のチーズにからめて食べる

チーズタッカルビ

 

若い世代から人気に火がつき、料理レシピ検索サイトのトレンド大賞となるなど、

2017年に最も流行した料理と言われています。

 

今年に入ると大手牛丼チェーンの定食メニューとして登場し、話題となりました。

最近ではスーパーやコンビニでも見かけるようになり、一大ブームになっています。

 

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韓国の首都ソウル随一の繁華街、明洞(ミョンドン)の一角。

この界隈も今はチーズタッカルビを提供するお店がたくさんあります。

 

いま話題チーズタッカルビを中央区で食べたい!

 

そこで今回は八重洲にある韓国料理店 土火土火(どかどか)に行ってきました。

お店の名前には「お客さんがどかどかとやってくるように」という願いがこめられて

いるそうです。

 

東京駅から3分。飲食店が集まるにぎやかなエリアにありました。

 

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案内された2階のテーブルはすべて掘りごたつ式。仲間どうしで寛げる空間です。

 

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それではチーズタッカルビのご紹介です。

 

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チーズタッカルビ 一人前 1,380円(二人前よりオーダーできます。写真は二人前)

手前からモッツァレラチーズチェダーチーズの2色がけ。

 

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具材には火が通っているので、チーズがこんな感じになったら、いっただきま~す!

 

辛めにしてもらった味付けがとろ~りとろけたチーズと相性抜群。

本日の主役の登場に箸が止まらず、あっという間に完食しました。

 

この日は隣のテーブルも、そのまた隣のテーブルもチーズタッカルビを注文されて

いて、皆さんおいしそうに召し上がっている様子がわかりました。

 

チーズタッカルビのほかにサラダナムル、〆(シメ)にはクッパを注文し、

東京の真ん中でおなかいっぱい韓国料理を楽しみました。

 

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食楽屋 土火土火(しょくらくや どかどか)
中央区八重洲1-4-9
03-3272-5475
東京駅・日本橋駅
日曜祝日定休

 

 

 

【東日本橋】 行列のできる担々麺 「チャイニーズレストラン 虎穴(フーシュエ)」

[いのちゃん] 2018年2月24日 09:00

 

東日本橋にある "行列のできる担々麺" に行ってきました。

お店の名前は チャイニーズレストラン 虎穴(フーシュエ

 

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ことわざにある「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の「虎穴」と書いて、

中国語の発音で フーシュエ と読むそうです。

 

こちらは広東料理をベースにした現代的な中華料理のレストランなのですが、

ランチタイム限定で提供している担々麺が評判で人気を呼んでいます。

 

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モダンな店内。女性のお客さんがたくさんいました。

 

ランチメニューは担々麺汁なし担々麺麻辣麺の3種類。

辛さや山椒の量はリクエストできます。

お好みで温泉卵をトッピングしたり、ジャスミンライスを追加します。

 

それではさっそくいただきましょう。

 

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汁なし担々麺 820円
存在感のある粗く挽いた肉と太めの麺。
しっかりとした歯ごたえがあり、辛さと旨さを文字通りかみしめました。

 

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担々麺 820円
見た目よりもあっさりとしていて食べやすい仕上がり。
汁なし担々麺と甲乙つけがたく、人気を二分しているようでした。

 

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香りがよい ジャスミンライス 100円(小盛 50円)

担々麺によくあいます。追い飯風にしている人もいました。

 

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ミニ杏仁豆腐 200円

まろやかでふんわりとした甘み。デザートまできちんとおいしいお店です。

 

麻辣麺はまたの機会にしたいと思います。

 

行列はしていますが、回転がよく、ほどなくして順番がまわってきます。

よほど時間がない場合以外は、あきらめずに並んでみてください。

担々麺好きの方にぜひ一度食べていただきたいランチタイムのおすすめ店です。

 

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CHINESE RESTAURANT 虎穴(チャイニーズレストラン フーシュエ)
中央区東日本橋3-5−16 仙石ビル1F
03-6661-9811
東日本橋駅・馬喰横山駅・馬喰町駅
担々麺は日曜を除くランチタイムのみ(11:30 ~ 14:00)
月曜定休