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久松小学校の『祝い神輿』が第28回中央区大江戸祭りオープニングパレードでいなせで威勢がイイ‼

[桜やよい] 2017年9月14日 14:00

中央区制施行70周年を飾る第28回『中央区大江戸まつり盆踊り大会』が、8月25・26日に浜町公園で盛大に開催されました。このお祭りは、中央区ならではの催しとして有名です。25日のオープニンクパレードを人形町にある区立小学校で製作された神輿を担いで、児童たちが甘酒横丁を練り歩く光景は見応えがありました。今年は久松小学校を取材させていただきました。

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沿革ー久松小学校は明治6年(中央区日本橋久松町7-2)第1大学区第一中学区2番小学校として、伊予松山藩主末裔・久松定謨伯爵の巨額の寄付により創立されました。平成29年度に開校145周年を、また同じ敷地内にある久松幼稚園(昭和16年開園)も開園75周年を迎え、式典が10月21日に挙行されます。大変、歴史のある小学校ですね。1番校ー阪本小学校、2番校ー久松小学校、4番校ー常盤小学校、6番校ー有馬小学校が明治6年学制制定の年にできた中央区の小学校です。小学校16校のうち4校も145年の歴史があるというのは、さすが『教育の中央区』といえますね。

 

地域ー歴史と伝統のある日本橋の地であり、主に呉服やこれに関係した小物などを扱う商業を正業にしてきました。また、浜町や柳橋に代表される「粋でいなせ」な江戸文化を残す地域でもあります。「お客様あっての商売」という考えから、品がよくて気持ちのよい礼儀作法、立ち振る舞いが重要視されています。

 

創立90周年式典に昭和天皇皇后陛下行幸。創立100周年式典に皇太子(現今上天皇)同妃殿下行幸。開校110周年式典に浩宮徳仁親王殿下のお成り。開校120周年秋篠宮文仁同妃両殿下のお成り。開校130周年式典常陸宮同妃両殿下のお成り。開校140周年行事秋篠宮文仁紀子親王、佳子内親王殿下ご来校。(久松小学校要覧より抜粋) このように中央区唯一の皇室が行幸、お成りになる学校でもあります。 

 

同時に教育内容にも光るものがあります。伝統の中に新しい時代にチャレンジしていく精神を大切に教育活動を実践していらっしゃることを、久松小学校校長 酒井寛昭先生から伺いました。児童数600名(平成29年9月1日現在)

 

教育目標強く・正しく・豊かにー心身共に健康で、自律と自立のために強い意志と向上心をもち、自らよりよい成長を目指す・ものごとを正しく見つめ、正しい判断と行動のできる主体性を身に付ける・豊かな心情や創造性を高め、互いに尊重し合い、思いやりの心を持ち、共生社会の担い手となる-中・長期目標楽しさのある学校・厳しさのある学校・信頼感のある学校ー短期目標知・徳・体のバランスと調和を重視し、特に豊かな心と健やかな体を育てる。一人一人の主体的で対話的な深い学びを通して<主体性・かかわる力・健康と体力>温かい人間関係を育む・学び合う集団づくり・小集団活動自己管理能力を育成・健康教育を推進教育基本的な生活習慣・規範意識の定着自ら課題を解決実行できる力・体験や学び合いを6年間での学校目標に掲げて児童を育成されています。

 

研究にも力を入れていらっしゃいます。『オリンピック・パラリンピック教育推進校』として、東京都・中央区から指定を受け、平成27年度~29年度にかけて大きな実績も残されています。研究発表の一部をご紹介させていただきます。

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校舎・施設ー平成28年に増改築が終了した、素晴らしい校舎です。外観・内装とも既存の校舎との調和を大切にし、木を多用し、木彫の色彩に仕上げてあります。淡い色とスクールカラーのグリーンを調和よく使用体育の時間や遊びの空間確保のため、6階プール兼アリーナ(久松スカイプール&クリーンアリーナ)になっています。可動床のため、水泳指導の際は上下し、学年に適した水深が可能な25mプールとして使われています。水泳指導がない季節は床を上げ、アリーナとして体育や休み時間の遊び場として使います。幼稚園・近隣の保育園にも開放しています。

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環境教育の視点ー壁面緑化(自動灌水)人権教育の視点ー誰でもトイレ国際教育の視点ー階・各部屋の英語表記安全教育の視点ー階段転落防止柵があります。

 

著名な卒業生ー詩人の立原道造(たちはら みちぞう1914(大正3)年7月30日- 1939(昭和14)年3月29日没)がいます。昭和初期の詩人、13歳で歌集『葛飾集』『両國閑吟集』、詩集『水晶簾』をまとめ、東京府立第三中学(現都立両国高校)から第一高理科甲類天文学に進学し『詩歌』に投稿、『校友會雜誌』に物語『あひみてののちの』を掲載。自詩集『こかげ』を創刊。四行詩集『さふらん』編纂。詩集『日曜日』『散歩詩集』製作。東京帝大工学部建築学科を卒業し、石本建築事務所に入所し『豊田氏山荘』を設計。物語『鮎の歌』を『文藝』に掲載し、詩集『ゆふすげびとの歌』、詩集『萱草に寄す』、『曉と夕の詩』と立て続けに出版、発表し建築と詩作の双方で才能を見せました。1939年(昭和14年)、第1回中原中也賞を受賞したが、結核のため24歳で没。詩以外に短歌・俳句・物語・パステル画・スケッチ・建築設計図などを残しました。道造の優しい詩風には今日でも共鳴する人は多く、文庫本の詩集もいくつか刊行されています。(出典:wikipedia)校友会では才能溢れていたにも関わらず、若くして亡くなった立原道造の業績を校友会便りで語り継いでいらっしゃいます。

 

『祝い神輿』製作ー神輿1基・纏(幼稚園・小学校)2本を、3.・4年の児童が30名近く集まって製作しました。保護者も一緒に手伝い、心を籠めて最後の仕上げを丁寧に作っていました。シンプルなデザインの中に品もある素晴らしい『祝い神輿』が出来上がりました。製作記念撮影は神輿を中心に、児童たちが達成感溢れるいい顔になっていますね。

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大江戸祭り『祝い神輿』の練り歩きー17:00久松小学校校庭に集合ー全校児童600名の内1年生から4年生まで総勢117名が集まりました。ねじり鉢巻・久松校章入りのスクールカラー緑の半纏がお祭り気分を盛り上げていますね。

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人形町通りに神輿待機ー『祝い神輿』は、日本橋小学校を先頭に、次は有馬小学校、トリは久松小学校の順に人形町通りに設置されていました。児童たちは、1.2年生が青の風船を持ち、3.4年生が神輿を担ぐので、出発を今か今かと、逸る気持ちを抑えながらの待機でした。久松小学校の『祝い神輿』の図柄は、正面に『祝久松小学校145周年』、側面に『七福神と鶴』、裏面に『祝久松幼稚園75周年』の絵柄でした。正に祝いの気持ちが全面に表れている神輿です。

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17:30神輿出発ー人形通りから、いよいよ神輿の練り歩きです。「ワッショイ!ワッショイ」と児童が気持ちを一つにした力強い掛け声が近づいてきました。沢山の観客が甘酒横丁の歩道から声援を送っています。「久松小学校が一番掛け声が大きいね」という声が聞かれました。特派員も同じ想いでした。PTA会長さんにその話を伝えると、「いつも久松小学校は 元気がいいんですよ。それも自慢です」とおっしゃっていました。

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甘酒横丁から浜町公園まで、清洲橋通りの横断歩道を神輿が渡ります。ここまで3.4年生が担ぎ手を交替しながら威勢のいい掛け声で、練り歩きます。児童の交通安全のために多くの警察官・PTA・地域・区の方々がサポートしていただいています. 

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浜町公園通りの横断歩道も渡り、浜町公園前緑道に入りました。もう少しで浜町運動場です。ここまで久松小学校の掛け声「ワッショイ」は威勢よく響き渡ります。いよいよ入場ですね。隊列崩さず、うちわ・纏・祝い神輿と隊列が美しいです。

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117名の児童は浜町運動場の久松小学校神輿台に、『祝い神輿』を先頭に到着しました。全員の顔が高揚して、成就感に溢れていました。最後まで、気持ちが一つになった瞬間でした。運動で待っていた保護者も児童を温かく出迎えていました。

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無事「祝い神輿」を大江戸祭り会場に設置後、久松小学校PTA会長村上浩一郎さんの音頭、手拍子で〆ました。カッコよく決まっていました。迎えにいらした保護者に笑顔を交わしながら、児童たちは解散していきました。

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18:30-大江戸祭りオープニングー木遣・梯子乗り・纏ふり「江戸消防記念会」・盆踊りです。久松小学校の児童たちも保護者と一緒に「大江戸縁日コーナー」・中央区オリジナル音頭『これがお江戸の盆ダンス』などを思う存分楽しんでいたことでしょうー25.26日の2日間は櫓提灯の煌びやかな灯りと太鼓の音で、大勢の人が中央区の夜を楽しんでいました。ー21:00

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(久松小学校の許可を得て、撮影させていただいております)

 

 

元月島第一小学校跡地にある25mプールを畑にした「月一園」で無農薬野菜を大収穫

[桜やよい] 2017年8月 5日 12:00

23区の中で、唯一中央区内の月島地区に25mプールの広さの畑を持っている学校があることをご存じでしょうか?それは、月島第一小学校・幼稚園です。元月島第一小学校・幼稚園跡地(中央区月島4-2-1、学校・幼稚園から徒歩5分の場所にある)に、平成9年から月島第一公園内の小学校25mプールを農園として活用しています。児童・園児が毎年沢山の「無農薬月一園産野菜」を収穫したり、食べたりして教育活動に活かしていらっしゃいます。

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4月に「月一園」に伺うと菜の花が咲く畑で、冨川重信さんがにこやかに笑っていらっしゃいました。「月一園」の近くにお住いの冨川さん(昭和5年8月20日生まれで、もうすぐ87歳)が、平成9年からずっと20年間も毎日畑を2回以上も見回って畑の世話をしてくださっています。今日は、これから5月に小学校の児童や幼稚園児が畑に種や苗を植えに来るので、その準備をしているそうです。

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「月一園」は、この猛暑の時期に朝夕畑の水やりを冨川さんがやってくださっているお陰で、5月に植えたキュウリの苗が7月には大人の背丈以上に勢いよく育っていました。幼稚園5歳児の収穫を取材させていただきました。6月は玉葱、ジャガイモ、キュウリ、ミニトマト、ピーマン等を収穫したそうです。今日は人参の収穫です。どんな人参が出てくるかが楽しみです。松原淳子園長先生に「月一園」の魅力をお聞きすると、「日々植物が成長変化する様子を見て命を感じたり、葉や実に触れ感触を味わったりすることを体験しています。お店の野菜と違う様々な形や大きさの野菜に驚く子供たちを見ていますと、どの子も五感が刺激されて豊かな感性が育まれています。」とおっしゃっていました。3年間の栽培計画があり、主に5歳児が「月一園」を活用しているそうで、3歳児は5歳児が植えたサツマイモを10月に保護者と一緒に掘ることから始まり、4歳児の2月に種ジャガイモを植えます。他の野菜は、身近にある園庭のプランターでも栽培しているそうです。

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5月に苗を植えたサツマイモを担任の大川綾子先生が「こんなにサツマイモの葉っぱとツルが伸びてきているね」と園児に見せています。「青いトマト、早く赤くならないかな~。まだ食べられないよね。あと、もう少しだね」「大きいキュウリ、こんなところに見つけたよ」

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 「ピーマン、大きくなってきている。まだ、もうちょっとかな。」「赤ちゃんトウモロコシだ」背丈ほどの野菜の中に入っていく園児たちは探険隊の気分です。

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「人参、掘れた~。僕も。私も。見てみて!」と大興奮です。沢山採れた人参を幼稚園まで一人一人がスパー袋に入れて運びました。「人参の数を並べて数えよう」吉澤恵美先生が「どの人参が大きいかな?」 みんなで長さや太さを見比べて、人参チャンピオンを選びました。

 

7月13日は、5歳児が大活躍のカレーパーティーの日でした。

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包丁を持つ反対の手を「猫の手」にして人参・ジャガイモ・玉ねぎを、園児たちは慎重に切っています。恐々切っている様子ではないので園児たちに聞いてみると、家でも包丁を使って野菜を切る練習をしてきたとのことでした。納得です。小学校家庭科室でお母さん方がカレーを作っているところを見学に行き、グツグツ煮える様子やカレールーの匂いに5歳児たちも嬉しそうです。3歳児の保育室にカレーのお鍋を届け、5歳児たちは、自分たちが育てた野菜を包丁で切ったことを自慢げに伝えていました。

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3歳児の担任渡邉大二郎先生が、お弁当箱に半分入ったご飯の上にカレーをかけていきます。カレーが大好きだという子供たち。アッという間にペロリと完食、お弁当箱は空になりました。苦手な野菜がカレーに入っていても「美味しい。カレー大好き!」の連呼です。遊戯室では、「月一園」をいつもお世話をしてくださっている冨川さんと生田真弓さん(「月一園協力隊」チーフ)を「カレーパーティー」に招いて、4・5歳児がお二人に聞きたいことやお世話をしてくださっている感謝の気持ちを伝えました。冨川さんは「子供たちが収穫している時の笑顔を見るのが一番嬉しい。それが畑の世話をするエネルギーとなっている」とおっしゃっていました。4・5歳児と一緒に冨川さんもカレーをいただきながら、子供たちとの会話が弾んでいました。

 

小学校の「月一園」は、学年毎に栽培物を決め、6年間の栽培計画に基づいて有効活用をしています。冨川さんとともに「月一園協力隊」の保護者もこの教育活動を支えています。

 

「月一園」や冨川さんに対しての想いを三木滋校長先生に伺うと「冨川さんの『月一園』に対する20年の功績は大きく、昨年は中央区からも文化・生涯学習関係者功労者として表彰を受けられました。月島第一小学校としても冨川さんのお蔭で『月一園』を教育活動に活用できていることに真に感謝をしております」 幼稚園・小学校それぞれの発達段階で、栽培・食育活動が子供たちの成長のプラスになっていることを改めて確認することがができました。

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小学校3年生の収穫を取材させていただきました。児童たちは、キュウリ畑で背丈以上の葉っぱをかき分けながら、「わっ、大きいキュウリ見つけた!」「ここにもある!」と一人1本を収穫。畑の作物の成長を促すためには、雑草取りが一番大変な作業です。児童は思い思いの場所に行って雑草取り競争です。山地由希子先生が「雑草見せて!」と声を掛けると、一斉にクラス全員が「オー!」と声を上げ、雑草を持った手を高く差し上げました。

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雑草取りのチャンピオンを決めるときは、児童たちの眼差しは真剣です。チャンピオンをたたえる拍手の後、リベンジを誓って「次の雑草取りは頑張るぞ!」の声も聞かれました。生田さんから、ミニトマトを、あーんと開けた口に入れてもらっています。「美味しい。トマト大好き。甘い~」(雑草取りで手が汚れていたので、大サービスだったようです。でも、たまにはこういうこともアリですね。)いつも畑では、冨川さんにお礼と感謝の気持ちを伝えています。

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これは、1年生の収穫です。ジャングルのようなキュウリ畑に入っていくのは、スリルがあります。「わっ、大きいキュウリ見つけた!」「わっ、曲がったキュウリがある!」「キュウリのイガイガが痛い!」それを聞いて、冨川さんは、「トゲがあるほど新鮮なんだよ」と。「ピーマン、好きだよ」という1年生に、「ナスもこんなに実がなっているよ」と冨川さん。なぜか、1年生はピーマンを収穫している児童の方がが多いように感じました。ナスは苦手なのかな~。

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最後に生田さんから、キュウリの「葉っぱクイズ」が出されました。「元気な葉っぱ」「病気の葉っぱ」「萎れた葉っぱ」はどれ?1年生は全員この問題に正解。病気の原因はうどん粉病にかかり、そして萎れてしまうことを学習していました。1年生は、担任の廣瀬綾香先生と「冨川さん、いつもありがとうございます。」とお礼を言って、収穫物を嬉しそうに持って帰りました。

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月島第一公園で夏休みが始まった7月21日からラジオ体操が開始しました。ラジオ体操後、「月一園協力者」の保護者が当番制で「月一園」の鍵を開けてくれ、児童・園児と一緒に水やりや雑草取り、野菜の収穫をします。

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ピーマンが赤くなっているのに、児童たちは大喜び、大興奮です。「どうして赤くなるのかな~」「パプリカだよ。家に帰って調べようかな」ピーマンも収穫した後、ほっておくと完熟熟して赤くなります。パプリカとは違いますね。「月一園」での発見は、夏休みに入っての楽しみの一つです。

 

「月一園」には、害虫・病気だけではなく、ねずみやカラス・野鳥などの被害もあります。その都度「月一園協力隊」と知恵を出し合って対策を立てながら、冨川さんが野菜を守っていらっしゃいます。子どもたちの笑顔を見ることが冨川さんのエネルギーとなり、また子供たちも冨川さんに「ありがとう」の気持ちを伝え合うことで、感謝の心が育っています。本当に互恵性効果のバランスがよく、「月一園」があることで冨川さんと児童・園児の心が生涯に亘って繋がっていくと特派員は信じています。

(月島第一小学校・幼稚園の許可を得て、撮影させていただいたおります)

 

 

「世界チーズ商会」ガレージセールモッタイナイ精神満載の楽々購入術

[桜やよい] 2017年7月10日 16:00

「世界チーズ商会」が毎月1回、一般の人に販売を行っています。販売日はホームページで公開されます。販売時間は13時~19時(セール商品が無くなり次第終了します)ですが、いつも長時間並んでやっと買えるほどの人気です。7月の販売日は28日です。そこで営業部の方にガレージセールについてのお話を伺ってみました。「開催主旨としましては、業務向け・小売り向けに卸している商品で賞味期限ルール(賞味の7掛け) から外れた卸すことができない商品をモッタイナイ精神で格安に販売し、より皆様にチーズを食してほしい、知ってほしいのコンセプトで行っています。」とのことでした。 まさに今課題の「フードロス」に向けた取り組みですね。私達消費者にとっても大変嬉しいセールです。チーズファンが毎月のこのセールを心待ちにしていることでしょう。毎月チーズの種類が違うので、それも楽しみの一つです。               

東京支店〒104-0054 中央区勝どき2-4-11   ☎03-3531-4236fax03-3532-4617

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昨年は、11時から並んでも15番目でした。13時の開店を待つ客で長蛇の列になります。その日は、テレビで公開された直後でしたので、放送を見て来た方も多いようでした。毎月買いに来られない方は、大量に購入していきます。デパートやスーパーで見る値段から比べても、珍しいチーズが低価格で購入できることもあります。但し、賞味期限が割と短いので、要注意。私も前回大量に購入し過ぎて しまい、食べ切れず、親戚や知人に配って大変な思いをしました。

 

今回は5月26日に3千円位の予算で、あまり並ばずにお得なチーズを購入できる方法を検証して皆様にお知らせしたいと思います。

 

その前に今回、私が購入したお勧めのチーズをご紹介したいと思います。

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 写真:上の左から

わさび(オランダ)  とまと(オランダ)  クリームプレーン(オーストラリア)

モッツァレアパッカ(イタリア)  カマンベール(フランス) ロックフォール(フランス)世界3大チーズ

 

まず、私の体験から列に長時間並ばずに購入出来る時間帯をお教えします。

 

12時午前中の大雨にも関わらず、やはりもう11時前から並んでいるとみえて、晴海通りの2ブロック先まで列ができていました。そこで、チーズ商会のすぐ傍にあるトリトンスクエアでゆっくり昼食を済ませてから、開店する13時に並ぶことにしました。

 

13時から並びました。12時時点と比べて、思ったほど列は増えていなかったので、安心しました。13時から並んでお店に入るまでに1時間かかりました。店舗には、10人ずつの入場制限があります。

 

14時やっとお店の前で籠をもらい、買い物がスタート。この時点で、珍しいチーズは、残りわずかでしたが、運よく購入することができました。しかし、14時30分に買い物スタートでは、チーズが売れ切れて無くなったショーケースは、撤去されていき、どんどん品数が少なくなっていきます。

 

15時からの買い物スタートでは、さらにショーケースが少なくなっています。裏の倉庫からチーズを補充してくれるのですが、珍しいチーズはほとんどありませんでした。

 

 

私の体験では、13時から並ぶのが一番並ばないですむように感じました。しかし、午前中が天気だった場合は、違う結果になったかもしれません。

 

11時から並ぶと2時間待ちです。13時から並んだ場合は、お目当てのチーズが手に入らないこともありますが、運がよければ美味しいチーズを手に入れることもできます。皆様もトライしてみたらいかがでしょうか。自分の大好きなチーズがゲットできた時は、とても幸せな気分に浸れますね。

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トマトとわさびチーズをダイス型に切り、彩サラダを作りました。夏にピッタリですね。

 

(世界チーズ協会に許可をいただいて撮影しております。)

 

 

ジャガイモ堀りを足立区の畑で収穫体験するってイイね!「非行のない明るい街づくり久松連絡協議会主催」

[桜やよい] 2017年6月16日 16:00

毎年開催される、久松警察の足立区の畑で、小学生が6月にジャガイモ堀り(10月にはサツマイモ堀り)が体験できる「非行のない明るい街づくり久松連絡協議会」の催しに、特派員として同行させていただけることになりました。

6月11日(日)天気は晴天、収穫日和。気分はウキウキです。久松警察前に集合後、朝の挨拶も「おはようございます。」と小学生や地区委員さん、町会長さん、町会の手伝いの方々、久松署員の方々、総勢25名の元気いっぱいの声です。

久松警察署長より「雨が多くなると、傘を持って歩く時に前が見えなくなり、事故が多くなっています。車も雨で人が見えにくくなっています。車に十分気を付けて、しっかり前を見て歩きましょう!」とのお話がありました。子どもたちやシニアの方たちにも通じる梅雨時の交通安全のお話でした。これからも傘を正しくさして、気を付けて雨の日を安全に過ごしたいと思った特派員でした。

いよいよ大型バスに乗り込んで9時に出発しました。車中では「ジャガイモいっぱい掘れるといいな~。」という話題でもちきり。20170611じゃがいも (2).JPG

武蔵野の路「神明・六木遊歩道」川で釣り人もたくさん見受けられ、何を釣っているのかを聞く暇もなく、ひたすら畑に急ぎました。

住宅街を通過してまもなく、ビニールハウスや畑が広がり、のどかな風景にほっとしました。バスを降りた場所は埼玉県八潮市。川を越えると足立区六木の表記がありました。

畑に到着。長靴に履き替え、軍手をはめていざ堀り始ました。3月に種ジャガイモを植えたとのことですが、掘り始めてジャガイモの枝葉を抜くと、大きなジャガイモがごろごろ出てきました。小さな可愛いジャガイモもしっかりと掘って大収穫。籠にジャガイモがいっぱい溢れて何箱にもなって、嬉しい悲鳴が上がりました。最後は大きなスコップで土を掘り返して、ジャガイモを残さないようにしっかりみんなで確認。

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最後にジャガイモの大きさを選別して、参加者人数分を均等に分ける作業をしました。昨年よりも大収穫だったことを喜び合いました。

 

20170611じゃがいも (6).JPGお土産のジャガイモ袋を持ってバスに乗り込みました。今日は、ジャガイモでどんな料理をして食べるかの話題で帰りのバスは、賑やか。11時には久松警察署に到着。警察の方から「10月のサツマイモ堀りには、今回よりも多い児童の参加をお待ちしています。」こんな楽しい収穫体験があることも知らない人が多いようです。このような土に親しむ体験ができる10月のさつまいも堀りには、是非たくさんの日本橋地区の児童が参加してくれるといいですね。もちろん私もまた参加させていただきたいと思っています。ジャガイモを持って、収穫の喜びを感じながら各自、帰路に着きました。1袋は、家に帰って計った所、2.2㎏ありました。農家の星野さんが、かわいいミニ大根をくださったので、早速大根を新鮮なうちに家でいただきました。サラダにして、パリパリの歯応えがたまりませんでした。何よりも嬉しかったことは、大人も童心に帰ってしまうほどの収穫体験の楽しさを味わえたことが最高に幸せでした。ジャガイモをお世話して育ててくださった農家の星野さんに心から感謝をして、収穫したてのジャガイモを堪能できる幸福感を久々に感じました。

(「非行のない明るい街づくり久松連絡連絡会」の許可をいただいて撮影しております。)


 

 

益川ロランスさんのお店 人形町でモンマルトル発祥のフランス家庭料理を味わおう!フレンチカフェ「シェ・アンドレ・ドゥ・サクレクール」

[桜やよい] 2017年5月24日 09:00

2008年開店「Café Chez André du Sacré-Coeur カフェ シェ・アンドレ ドゥ・ サクレクール」

営業時間11:00~20:30(LO.20:00)  定休日 第1.3月・日・祝日 日本橋人形町1-8-5  ☎fax03-6228-1053

http://park7.wakwak.com/~chezandrescoeur/index.htmlをご紹介いたします。

 

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フランスのパリ・モンマルトルで祖父母が飲物メインのカフェとして立ち上げ、その後、両親が継いで食事も提供するようになったそうです 。パリのお店は閉店しましたが、それを引き継ぎたいというお二人の夢は、2008年に人形町に「カフェ シェ・アンドレ ドゥ サクレクール」をオープンすることで叶えられました。パリの家庭料理を中心とする両親のレシピをご主人良雄さんがしっかりと受け継いでいます。パリの家庭料理を人形町で味わえるなんて、素敵ですね。

 

ロランスさんはフランスのモンマルトル生まれ。パリにいる時から日本文化が大好きで日本語を学び、アメリカ留学を経て、1989年留学生(大学院)として初来日。卒業後、日本橋の外資系企業に勤務する傍ら、足繁く、老舗蕎麦店『人形町 松竹庵』に通い、1999年、店主のご子息、良雄さんと大恋愛の末に結婚。日本在住29年になるそうです。とっても日本語がお上手です。

 

ロランスさんのご両親の想いを受け継ぎ、パリのママンの味を大切にしている家庭料理のメニューが好評です。ランチやディナータイムは、日替わりでメニューが変わるので、毎日のメニューが楽しみ、わくわくです。お茶の時間のスイーツもお勧めです。

 

今日は、キッシュとグラタンを紹介します。キッシュは、パイ生地に包まれたオムレットのようなふわっとした食感がたまりません。グラタンは野菜たっぷりのミートソース、マッシュポテトとチーズのお味です。スプーンを運ぶ度にまろやかな味が濃厚に口の中に広がってきます。

 

ランチセットは、お代わりOKのフランスパンとスープ付き。スープカップが素敵。ロランスさんに伺うと、ナイフ・フォークはフランス製。カップもフランス製かと思いきや、日本で調達。お祖母様の手作りのコースターを大切にお店で使ってらっしゃるとのこと。心が暖まりました。

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皆様にもアットホームな雰囲気のカフェで、ロランスさんやスタッフの方々の笑顔に癒されながら心からのおもてなしを感じつつ、美味しいお料理を是非召し上がっていただきたいです。

(ロランスさんに許可をいただいて撮影しております。)

 

 

私の大好きな鮭を売っている「北乃幸 牧野商店」

[桜やよい] 2017年4月24日 14:00

「北乃幸 牧野商店」2017.4.21取材

営業時間9:00-19:00休-日・祝日(GW中5月6日のみ休)

月島4-10-1☎03-3534-0088✉makino-shouten@ybb.ne.jp) をご紹介いたします。

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月島第一公園の近くの、商店街から少し離れた所にお店はあります。

店主の牧野福次さんにお話を伺いました。昭和54年に鱈子卸専門店として開店。その後、鮭、干物、シラスなどと品数を増やして販売。口コミだけで広まり、今ではカタログを見て全国から注文を受けるまでに。全国的にファンが増え続けています。すごいですね。

 

2.jpgさらに牧野さんの鮭の美味しい秘密を伺うと、なんと一切れずつ丁寧にサランラップで包み、鮭のうまみが逃げないように心を籠めて作業されているとか。また、「食の安全」「食べて美味しい」「美味しいと思ったら、友達に紹介してほしい」をモットーに自信をもって、販売しています。そして、リーズブナルなお値段での提供も。嬉しい限りです。

  

3.jpg早速、厚切りの鮭の切り身 (薄切りもあります。私の好みは厚切り)を買って帰り、焼き魚にして食べました。食が進んで、ご飯を何倍もお代わりしました。甘塩の塩加減が微妙で美味しいこと。

こんな鮭を食べて、幸せを感じてしまう私でした。

 

皆さんにも是非召し上がっていただきたいです。私のイチオシです。

(牧野さんに許可をいただいて撮影しております。)