[サム]
2014年10月30日 09:00
10月26日オープンした「銀座NAGANO~しあわせ信州シェアスペース~」。
連日、OPENING WEEK SPECIAL EVENT も組まれ賑わっていますが、今回は28日に開催された、「おいしい信州フード(風土)」大使を務める、玉村豊男・中村勝宏・小泉武夫各氏のトークショーを聞きながら、日本一の健康寿命をもたらす食文化とライフスタイルを支える厳選された「おいしい信州ふーど(風土)」食材を試食する、『"おいしい信州ふーど(風土)" の夕べ』 のご紹介。
長野県では、美しい山々に囲まれ四季の変化に富んだ風土の中で育まれた農畜産物を、「プレミアム」(厳選素材・厳選基準準拠)、「オリジナル」(独自開発ブランドや全国シェア上位品目)、「ヘリテージ」(伝統野菜や郷土食)の3つの基準で厳選し、「おいしい信州ふーど(風土)」という統一ブランドを冠して、県内外に発信しているとの由。
サプライズなシャインマスカットとシャルドネのマリアージュを手始めに、銀杏切りした「ふじ」にシナモンを加えて煮込んだデザート感覚の、おやきと一言では片付けられない "おやきりんご" 等々・・・
バラエティーに富む "おいしい信州ふーど" の一端を体感。
お品書き
「プレミアム」食材
・長野県原産地呼称管理制度認定ワイン
ヴィニュロンズ リザーブ シャルドネ/メルロー
(ヴィラデストガーデンファーム&ワイナリー)
・ゴーダチーズ/味噌チーズ(長門牧場)
「オリジナル」食材
・スモーク信州サーモン(辰巳)
・シナノスイート/シナノゴールド/シャインマスカット(長野県農業大学校)
「ヘリテージ」食材
・おやき<野沢菜/林檎>(小川の庄「縄文おやき」)
・下栗二度芋(飯田市上村)
・戸隠大根味噌浸け(信州木の花屋)
✎「銀座NAGANO~しあわせ信州シェアスペース」は、長野県が信州の魅力をまるごと共有(シェア)して貰おうと、信州のコト・ヒト・モノをトータルに発信し継続的で双方向な繋がりを生み出す場、首都圏総合活動拠点として開設。
1階は信州の古民家をイメージしたショップスペース&信州味わいコーナー、2階は高原の別荘をイメージした、オープンキッチンを備えたイベントスペースと観光インフォメーションコーナー、4階はコワーキングスペース(ビジネスマッチング・移住・週末暮らし・U/Iターン支援等)。
3階には、信州食材をテーマにした和食の店舗がオープン予定。
尚有楽町の交通会館内の長野県東京観光情報センターはこのほど閉所し統合。
[サム]
2014年10月20日 09:00
10月17日、新川1丁目の新川大神宮に於いて、富岡八幡宮宮司により、「新川大神宮ご例祭」が執り行われました。
江戸期、上方から船で酒が運ばれていた時代、集積地となったのが水運が便利な新川で、酒問屋街として栄え、今日に至っています。
新川大神宮は江戸時代から新川の酒問屋の守護神として崇敬を集めており、毎年新酒が入荷すると「初穂」として神前に献じ、その後、商いに供していたとされています。
ご例祭は現在も地元の酒問屋などの業界関係者が集い、酒類業界の発展を祈念しています。
祭礼後、隣接する酒フーズ健康保険組合ホールに移動しての直会(なおらい)では、江戸時代から伝承される、"商談の成立を祝い売り手と買い手の双方の繁盛を祈念して行なわれる" 独特の手締め「新川締め」が繰り広げられます。
参会者は次々と、なみなみとお酒が注がれた大盃を、"ご繁盛ー" の掛け声・手拍子に合わせ飲み干し、飲みっぷりが悪いと「罰盃」というペナルティがあると聞き及びます。
✎新川締め手順
1.「ございました!」
(最初の発声で、酒が盃に注ぎ終わったという合図。商いの成立を確認する意味とも。)
2.「お手を拝借」(みんなに手拍子をお願いする合図)
3.「いょーーーぃ!」(いよいよ手締めを始める合図)
⑦ ヨイ ヨイ ヨイ (コラ) ヨイ ヨイ ヨイ (コラ) ヨイ
⑤ ちょん ちょん ゴ ハ ン
③ ジ ョ ウー
カタカナ下線部は発声+手拍子。ひらがな下線部は手拍子のみ。(カタカナ)部は発声のみ。
7・5・3というリズムで手打ちすることから別名「7・5・3締め」とも呼ばれています。
[サム]
2014年10月13日 14:00
茶席(中島の御茶屋) 野点(中の橋袂)
10月11・12日の両日、浜離宮恩賜庭園で「東京大茶会2014」が開催された。
茶道に馴染みのない人にも「お茶の文化」や「茶の湯」を気軽に楽しんで貰おうと2008年から始まったイベント。
日本の伝統文化の魅力を国内外に発信する「東京発・伝統WA感動」の主要プログラムのひとつで、お茶の文化とそれを育んできた江戸・東京の文化を紹介することを目的に、数々の流派が一堂に会し、様々な趣向の茶会が楽しめる。
今年は1964年東京オリンピック・パラリンピック50周年記念と題し、園内では「茶席」(中島の御茶屋)「野点」(中の橋袂)「茶道はじめて体験」(花木園)」の3プログラムの他、江戸の行商・江戸太神楽のパフォーマンス、相撲甚句・日本舞踊・尺八演奏のステージイベント、飴細工・江戸切子・茶菓子/抹茶 等の出店に加え、1964年東京大会を振り返り、パネル展示ブースが設営されている。
「野点」コーナーでは、板橋区・北区・中央区の各茶道連盟による「野点」(計3席)の他、目黒区茶道連盟による「イングリッシュ野点」、東京都高等学校文化連盟茶道部門による「高校生野点」が組まれている。
中央区茶道連盟の野点の席で、流派により作法の違い等の解説にも耳を傾けながら、お手前をいただいた後、展示された茶道具に纏わる話を伺う。
当日は表千家、裏千家、有楽流が交代で担当との由。
茶道は景色・道具・作法等すべてにおいて究極の美を追求した総合芸術で、独特の哲学の根底には、"おもいやり" の精神があるとされる。
秋空の下、奥深い茶の湯の世界の一端に、垣間触れるひとときでした。
[サム]
2014年10月11日 09:00
10月8日夜、月が赤銅色に鈍く光る「皆既月食」が見られた。
皆既月食は、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによる現象。
皆既月食が国内で観測されるのは2011年12月以来凡そ3年ぶりとの事。
18時15分頃欠け始め、19時25分頃から20時25分頃迄皆既食となった。
太陽光のうち波長の長い赤系の光が地球の大気で屈折・散乱されて、微かに月面を照らす為、真っ暗にならず、鈍い赤銅色に見えるとされる。
部分食を含め、全体で約3時間20分の天体ショー。
次回皆既月食が国内で見られるのは来年4月4日という。
左上写真は、中央大橋主塔の間から望む、18時45分頃の "部分食" 進行中の一コマ。
[サム]
2014年10月 7日 18:00
今年は10月6日が旧暦9月13日に当たり「十三夜」。
旧暦8月15日の「十五夜」はちょうど収穫期の里芋を供える風習から「芋名月」というのに対し、「栗名月」「豆名月」とも、また「後(のち)の月」とも呼ばれます。
十五夜・十三夜の一方の月見を欠かすことを「片見月」といい、忌む風があるともいわれます。
日本固有の習俗とされ、かつては秋の収穫祭のひとつだったと考えられているようです。
一般には十三夜の夜は晴れることが多く、「十三夜に曇りなし」という言葉も耳にします。
今年は、午前中台風18号が通過し、午後には青空が広がったものの、夜になると斑模様の雲。
ライトアップされた佃公園の石川島灯台の"頂" に輝く "雲の波間に漂う月" もまた風情があります。
[サム]
2014年10月 4日 09:00
10月に入り、朝晩はめっきり涼しくなり、草木の葉も次第に色づき始め、吹き渡る風に秋の気配を感じます。
晴海トリトンスクエアの「緑のテラス」「花のテラス」でも、もうすぐ色とりどりの"秋の彩り" のシーズンを迎えます。
園内では「キンモクセイ」の芳香が漂っています。(右上写真)
今回は、10月2日に開催された月例「ミニガーデンガイドツアー」のテーマ <実物(みもの)と春の花芽> に沿って、色づきつつある実物と、来春の花芽が、時のくるのを待ちながら、少しずつ成長している様をご紹介します。
因みに「プランツ・ウォーク」とは公園や街中(まちなか)を散策しながら、プランツ=植物 を愛でる "緑" を切り口にした "街あるき" とされています。
市街地の意外な魅力の発見と日々の暮らしに彩りを添えます。
ヤマブキ(5弁花、葉は互生)の白色版と思われがちですが、バラ科の別属のシロヤマブキ(4弁花、葉は対生)の実は、光沢のある黒色。
小枝がよく分枝し、小児の掌を立てたように並ぶ様から名付けられたとされる、ヒノキ科のコノデガシワの実は、突起のある独特の形状。
ハナミズキ・ハチジョウキブシ・タムシバ・ロウバイ・・・早くも来春の花芽の準備、着々と進行中です。
シシユズ キンカン ヒメリンゴ シセントキワガキ サンシュユ
シナヤマボウシ ソヨゴ コノテガシワ セイヨウニンジンボク シロヤマブキ
ヒイラギモチ ハナミズキ ハチジョウキブシ(花芽) タムシバ(花芽) ロウバイ(花芽)