中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

築地テラスでライスランチ

[ジミニー☆クリケット] 2018年9月30日 14:00

少し前に、このブログでご紹介した築地2丁目のカフェダイニング築地テラス」さんです

新大橋通りに面しており、2階の席からは、通りの向こうの築地本願寺を一望できます

sangen201801.JPG

本日もランチで訪問

ライスランチを注文しました

sangen201802.JPG

三元豚のソテーです

分厚い脂身もおいしい

サラダがついて、ドリンクバーもついており、食後のコーヒーも飲めるので、お得です。

ちなみに、三元豚とは、三種類の品種の豚を掛け合わせた一代雑種の豚のことなんですね

噛みしめると、豚肉の甘味が口の中に広がり、自家製のオニオンソースもよく合っていました

sangen201803.JPG

平日は、朝8時から営業、祝日は、お昼11時半からの営業になります。

平日は、モーニングメニューが充実しています

こちらは、築地本願寺ライトアップされるの利用もお勧めです

前回ご紹介した「築地テラスでランチ」のブログ記事はこちら ⇒

/archive/2018/09/post-5615.html

 

 

今年、創業145年目の割烹〔躍金楼〕

[ジミニー☆クリケット] 2018年9月30日 09:00

先月、私の勤める会社の会合で使わせていただきました

お料理のおいしさ、行き届いた応対もさることながら、その歴史が明治以降の新富町の歴史そのものですばらしいものですから、日を改めて取材させていただき、このブログで紹介させていただくものです

tekki201808.JPG

創業は、明治6年

なんと、今年で創業145年目を迎えるのだそうです

tekki201807.JPG

お店の名前は、「躍金楼」と書いて「テッキンロウ」と読みます

tekki201809.JPG

これは、中国・北宋の詩人、范仲淹はんちゅうえん)の「岳陽楼記」の一節、

長煙一空 皓月千里 浮光躍金 静影沈壁

から名付けられたそうです

光で照らされ輝く波を、魚の鱗が金色る様子になぞらえて、活きのいい料理を出すお店であれ、との思いが託されたそうです

確かにその思いは受け継がれ、先月会合の折、出していただいた「キンキキチジの煮付け」は、本当に美味しかったです

tekkin201822.JPG

ひさごの間」、床の間の「岳陽楼記」の掛け軸とその「躍金」の個所

tekkin201823.JPG

ちなみに、この「岳陽楼記」は、後段に「先に天下の憂いを憂い、後に天下の楽を楽しむ」(為政者の心得)の、いわゆる「先憂後楽」の語があることでも有名です

岳陽楼は中国、湖南省の洞庭湖の北東岸に建ち、北には長江が臨まれる大景観の地です

tekki201801.JPG

(明治11年版行「会席別品競べ月岡芳年筆 躍金楼中庭にて

お店の名付け親は、山岡鉄舟だそうです

山岡鉄舟は、「幕末の三舟」のひとりで、江戸城を無血開城に導いた、書家としても有名な幕末から明治にかけての偉人です

tekki201802.JPG

明治28年当時の営業許可証

お店には、その歴史を物語るような由緒ある品々が飾られており、先月の会合でもそれらの説明を大女将からお聞きすることができました

tekki201803.JPG

明治後期に著された、当時のグルメガイドにあたる浮世絵開花三十六会席に選ばれるほど評判の高いお店だったそうです

その浮世絵は、お店の廊下にも飾られており、お店のコースターにも使われていて、記念にいただくことができました(下の写真)。

tekkin201831.JPG

戦時中は、営業を続けること自体が無理な時代で、荻窪に移られていたこともあったそうですが、戦後、現在の黒塀で囲まれた趣きのある日本家屋の場所に戻られたのが、昭和24年だそうです。

その後、増改築を繰り返されて、今に至られたとのこと。

こちらの建物は、中央区近代建築物調査100選にも選ばれ、「新富の花柳界の名残を伝える、黒塀の料亭建築」と紹介されています

tekki201805.JPG

お座敷は、「広間」、「兎の間、「松の間」、「の間」と、客数によって使い分けられています。それぞれの部屋に、歴史を感じさせる調度品が置かれています

tekkin201824.JPG

明治31年に出た会席御料理番付にも載った「躍金楼」(の字が違っていますが)

tekkin201821.jpg

1階には、割烹とは別にカウンター形式の「すたんど割烹があります

tekki201804.JPG

冒頭述べた「新富町の歴史そのもの」の割烹料亭です

お店の前を通るだけでも、歴史が感じられますよ

是非、一度、お立ち寄りください

tekki201810.JPG

今回の取材に関しましては、大女将の澗岡(たにおか)登紀子様から懇切丁寧なご説明をいただきました。写真撮影のご了解もいただきました

ありがとうございます

tekki201806.JPG

躍金楼のHPはこちら ⇒

http://www.tekkinro.com/

tekkin201832.JPG

中央区近代建築物調査100選で、こちらの建物が紹介されています ⇒

http://www.city.chuo.lg.jp/bunka/timedomeakashi/

kindai_kentikubutu_tyousa/kindai45.html

 

 

亀島橋たもとの海鮮居酒屋〔魚豊〕

[ジミニー☆クリケット] 2018年9月28日 18:00

uoto201805.JPG

八丁堀2丁目、お店の裏が亀島川に面している海鮮居酒屋魚豊さんです

uoto201806.JPG

亀島橋のたもとにあります(こちらは川に面している側)

uoto201809.JPG

魚と地酒」のお店と謳うほど、お酒のラインナップがすばらしい居酒屋さんですが、お昼のメニューも充実しており、利用させていただいております

uoto201803.JPG

本日の日替わりメニューで、お勧めの「さんま塩焼とお刺身定食」を注文

uoto201802.JPG

お刺身は、ハチビキ赤サバ)とクロダイで、新鮮かつ美味

特に、ハチビキはほどよく脂がのっておいしかったです

uoto201804.JPG

今年豊漁のニュースがありがたいさんまの塩焼は、この時季、何度も味わいたい旬の味です

uoto201808.JPG

食事が終われば、亀島橋のたもとの「銀座の柳四世」や「松尾芭蕉の句碑」を眺めながらの八丁堀・新川散策もよいと思います

uoto201807.JPG

魚豊のHPがこちら ⇒

https://uotoyo.owst.jp/

 

 

癒される水彩画展〔ギャラリー銀座〕

[ジミニー☆クリケット] 2018年9月27日 09:00

台風のせいもあるのでしょうか、気温もぐっと下がってらしくなってきました

"芸術の秋"です

kasiwa201801.JPG

銀座2丁目のギャラリー銀座2階では、水彩画の個展が開催されています

柏木 恵子 水彩画展」です

kasiwa201802.JPG

期間は、9月25日)から10月1日)までです。

時間は、午前11時から午後5時までで、最終日の月曜日午後3時までとなります。

kasiwa201803.JPG

千葉県佐倉市在住の水彩画家である柏木さんは、地元での個展は何度も経験されているとのことでしたが、ここ中央区銀座での開催は「」とのことでした

kasiwa201804.JPG

会場には、草花を透明水彩で描いた美しい作品が展示されています

kasiwa201805.JPG

可憐なビオラやカップ咲き中輪のバラなど、そこにあるだけで気持ちが明るくなるようなの作品が多いです

kasiwa201806.JPG

地元の「佐倉草ぶえの丘」の風景を作品にされたものも展示されていて、光と影水辺の空気感までが写し取られたように描かれています

kasiwa201807.JPG

優しくて癒される水彩画展です

まち歩きにも適した季節ですので、是非一度、お立ち寄りください

また、会場に展示された柏木さん愛犬をモデルにしたオリジナルラインスタンプの拡大画も癒されますよこちらは会場でご覧ください

kasiwa201808.JPG

なお、ギャラリー内での写真撮影については、ご了解をいただき、柏木さんご本人から作品やその制作手法についての説明も丁寧にしていただきました

ありがとうございます

ギャラリー銀座のHPはこちら ⇒

https://www.gallery-ginza.com/

芸術芸術芸術

 

 

穴子&蕎麦ランチ〔蕎麦Diningすが〕

[ジミニー☆クリケット] 2018年9月26日 12:00

八丁堀3丁目、鍛冶橋通りに面した八丁堀駅近の本格手打ち蕎麦Diningすが」さんです

活〆穴子が名物で、入り口の水槽にはアナゴが泳いでいます

suga201801.JPG

、日本酒焼酎で肴に活〆穴子手打ち蕎麦も最高なのですが、お昼はカジュアルに蕎麦ランチが楽しめるようになっています

suga201803.JPG

朝〆穴子ランチメニュー」というのがあって、①ミニ穴子天丼ミニそば、②ミニ穴子天丼そば、③穴子天丼ミニそば、④穴子天丼そば、⑤穴子天もりのバリエーションがあります

suga201804.JPG

私は、本日、②の「ミニ穴子天丼そば」を注文しました

蕎麦は、石臼引き自家製粉二八蕎麦です

サクサクふわふわ大きな穴子天(写真では、穴子天の上半分が切れてしまいました)、硬めの蕎麦蕎麦の香り、とても満足です

穴子蕎麦を両方一緒に食べられる幸福感

suga201802.JPG

こちらは、会計を終えてお店を出るときに、飲み物をもらえます

缶コーヒーをいただきました

また、来ます

 

 

中央区のトウカエデ

[ジミニー☆クリケット] 2018年9月25日 14:00

トウカエデ」という木をご存知でしょうか

tokae201804.JPG

サクラハナミズキサルスベリのように、その開花期に季節を感じさせるインパクトも無いですし、ヤナギのように立ち姿自体に存在感があるわけでもありません

tokae201803.JPG

しかし、中央区が管理している街路樹のリストでは、堂々の5位に入っています

しかも、ハナミズキサルスベリを押さえての5位入賞)です

tokae201802.jpg

トウカエデとは、「唐楓」と書き、「中国から来たカエデ」という意味です

中国長江流域を中心とした地域、台湾に分布する落葉樹だそうです

日本には江戸時代に渡来して、現在では、街路樹公園樹として広く植えられています

街路樹高木)の中では植栽本数全国5位だそうです

tokae201806.JPG

樹皮灰褐色で、表面はささくれだって縦に剥がれは、水かきの付いたアヒルの足のような形です

tokae201807.JPG

には紅葉もしくは黄葉し、果実薄い膜状翼型で、10月頃に熟します

tokae201805.JPG

トウカエデ街路樹として好まれるのは、土質を選ばず強健で、公害にも強いからだそうで、目立たなくても「縁の下の力持ち」的に、私たちの日常生活を支えてくれているように思え、とても頼もしく感じました

中央区管理の街路樹のHPはこちら ⇒

http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/midori/gairozyu.html