[ジミニー☆クリケット]
2013年4月17日 14:00
銀座マロニエ通りに面したギャラリー銀座で、15日(月)から21日(日)までの予定で、能面展が開催されています。
展示されているのは、般若、翁、小面、姥等の能面で、京都にお住まいの中野芳春さんはじめ能面師の方々によるものです。能面は、「彫る」のではなく、「打つ」のだそうです。能面師が心を面に「打ち」込むからだそうです。
戯曲「修善寺物語」(岡本綺堂作)で、主人公の面作師、夜叉王の「打つ」源頼家の面に、なぜか死相が現れるという話が思い出されました。面に現れた死相は頼家の運命を暗示したかのごとく、その後彼は暗殺されます。
材質は、すべて檜だそうです。能面の表情の柔らかさからは、とても木でできているとは思えません。土、日には、希望者は面打ちの体験もできるそうですよ!
ギャラリー銀座の場所はこちらです。
[滅紫]
2013年4月15日 18:12
「もう行きました?」というのが2日初日以来の仲間内の挨拶に。かくいう私は同行者のスケジュール調整に手間取り、やれやれの後は今度は「何を着るか?」。これも芝居見物の楽しみのひとつとはいうものの・・・。というわけで漸く本日、先ずは第3部、3人連れで2列目のまん真ん中に収まりました。
正面玄関を入ると眼を惹くのは鳳凰をデザインした新しい絨毯。階段が減ったせいかロビーが広々と見えます。流石に杮葺落興行の最初の月、和服姿の方が一際多い。
開場を見ずに亡くなった芝居好きの丸谷才一氏が「新しい歌舞伎座には要望がいくつかあるがその一つは是非ロビーを広くしてご婦人方の着物姿が映える様にしてほしい。幕間に着飾ったご婦人方をみるのも芝居の楽しみのひとつ」と書いていらっしゃたのを思い出しました。
松竹さんの案内によると座席の幅が3cm、前後のピッチが6cm広くなったとのこと。早速感じを確かめてみることに。
確かに。確かに広いでしょう!これだと他の方の移動の際、立ち上がらなくてもよさそうです。隣の方の侵食する腕に悩まされることも少なくなるかも。・・・
次に今までのイアホンガイドの他に「字幕ガイド」が出来たというので、試してみることに。4月中は特別料金でレンタル料500円、「解説チャンネル」と「台本チャンネル」があり
「台本チャンネル」の方は役者さんのせりふと義太夫さんの語りの部分も表示されます。お馴染みの演目でも「え!こんな詞章だったのか!」と実は今日吃驚しました。(無知だった!だけです)そのうち英語バージョンも出来るとのこと。
歌舞伎グッズやお土産の売り場は凄い混雑。幕間が1回しかないので仕方ないかも知れません。新しい商品がたくさん増えているようなので次回の楽しみに。そうそう嬉しいことにトイレの数も飛躍的に増えましたよ。
さて、肝心のお芝居ですが、「盛綱陣屋」の子役、金太郎くんと大河くんがとても可愛く、かつしっかり演じていて、「初お目見え」の時からあっという間の成長振りです。「勧進帳」の四天王は2人のお父さんである染五郎さんと松緑さん、それに左団次さんと勘九郎さんという豪華版。杮葺落公演ならではの贅沢さです。4月公演のチケットは完売のようです。6月までは3部制、「見逃せない」演目ばかりでお小遣いを松竹さんに貢ぐ日々が続くことに。期せずして自然なダイエットが出来るという効果もあるかもですが。・・舞台との距離が以前より近くなったような気がしたのですが「寸法はすっかり建替前と同じ」ということなので新・舞台にかける役者さん方の熱気が伝わってきたのかも知れません。1年続く杮葺落公演是非ご覧ください。
[ジミニー☆クリケット]
2013年4月15日 08:25
銀座マロニエ通りを、昭和通りから築地警察署に向かって歩くと、左手にナチュラルローソンのお店があり、そのビルの地下1階に「銀座金澤翔子美術館」はあります。今年2月にオープンした新しい美術館です。常設で、今後数ヶ月毎に展示物の入れ替えを行うそうです。
テレビでは何度か金澤さんが揮毫されるのを見たことがありましたが、実際に書かれたものを見ると圧倒されます。墨痕淋漓というのか、筆を運んだその勢いが、とても生き生きとしてみずみずしく、その漢字自体が持っている意味と相まって迫ってきます。
当初、「美術館」という名称に、いまいち違和感があったのですが、金澤さんの書を拝見し、それが力強く見る者に訴えかけてくる、美しい芸術作品であるとわかりました。元気がもらえます!
「銀座金澤翔子美術館」のHPは ⇒ http://www.shokokanazawa.net/
[下町トム]
2013年4月 9日 17:00
4月8日は「花祭り」です。お釈迦様の誕生日をお祝いする日です。仏教徒にとっての重要な記念日であるというだけではなく、昔から春の民間行事として親しまれてきました。
そもそも「花祭り」というのは俗称であって、正式には「潅仏会」(かんぶつえ)とか「降誕会」(こうたんえ)とか称するものです。詳しくは知らないのですが、この4月8日という日付にも諸説があるようです。ただ、中華圏ではこの日が古来より仏陀の降誕の日と定められており、日本にも仏教伝来とともに広がったようです。
もともとは旧暦での行事ですから、もっと夏に近い時季のはずですが、日本では新暦移行とともにそのまま4月8日が踏襲されました。ちょうど桜の季節と重なることから「花祭り」と呼ばれるようになったようです。
〔築地本願寺〕では毎年4月8日に近い日曜日に、盛大にフェスティバルとして開催されています。今年は7日(日)の予定でしたが、あいにくの雨と強風に備えて早々に中止が決まりました。本来なら稚児行列やミニ動物園なども実施されていたところで、楽しみにしていた皆さんにとっては残念でした。また来年を楽しみにしましょう。
浄土真宗系の寺院では、昨年から今年にかけて「親鸞聖人750回遠忌法要」が営まれています。〔築地本願寺〕でも4月27日~30日に催されます。また、これにあわせて、4月27日~5月3日には「築地春まつり」として場外市場での特売の企画などが予定されています。大型連休の時期でもありますので、是非一度築地に足をお運び下さい。http://www.tokyochuo.net/news/latest/images/130318/pdf01.pdf
春盛んな築地の町の賑わいを感じながらのご報告でした。
[whatever]
2013年4月 8日 10:00
仏教行事の一つ「花まつり」。毎年4月8日はお釈迦様の生誕をお祝いする日ですが、6日(土)に人形町商店街協同組合主催の「人形町大観音寺花まつり」が開催されました。
薄曇りの中、11:00に始まりましたが間もなく参拝者の長蛇の列が。階段上が本堂です。
お釈迦様の誕生仏に、柄杓で甘茶をかけてお祝いします。甘茶をかけるのは、お釈迦様誕生の際に天に9頭の龍が現れ、甘い露を注いだことに由来するそうです。仏教系の高校に通っていたので、当時も同じように甘茶をかけ歌を歌いお祝いしたことを思い出します。
参拝後に寺報と「人形町 大観音」と焼印の入った重盛永信堂さんのお菓子を受け取りました。また、一人1枚スピードくじを引きましたが、そちらは残念ながらはずれてしまいました。当たると、草加屋さんのお煎餅など人形町名物のお菓子をいただけるそうです。
参拝者には、小さなお盆に載せられたお菓子と供に甘茶が振る舞われます。階段下に腰をかける場所が設けられており、皆さんしばし閑談してお寺を後にしていました。
最近TVでも紹介された人形町のキャラクター「下町KING 人之助(にんのすけ)」も元気に花まつりを盛り上げていました♪