中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

ブールミッシュ 日本橋髙島屋店 ~本格的フランス菓子の銘菓勢揃い~

[rosemary sea] 2016年8月11日 14:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をカテゴリーとして取材します、rosemary seaです。

 

フランスの香り漂う洋菓子のお店、ブールミッシュ 日本橋髙島屋店さんにお伺いしました。

髙島屋日本橋店 和洋菓子売場 木村課長にお世話になりました。

DSC01284b.jpg

ブールミッシュさんは1973年渋谷発、2004年銀座本店開店の、日本の本格的フランス菓子の草分け的存在です。日本橋髙島屋店さんは出店して30年です。

 

店主:吉田 菊次郎氏の情熱と技術を余すところなく表現した美味と美の焼菓子・生菓子が並んでいます。

「ブールミッシュ」はパリの大通り、ブールバール・サンミッシェルを縮めた呼び名、これを店名としています。店主のパリ修行のルーツです。

 

商品をご紹介します。

DSC01292b.jpg

焼菓子ではトリュフケーキ。中に丸ごと一粒トリュフチョコレートを入れて焼き上げてあります。

ガトー・オ・マロンとともに世界食品コンテスト モンドセレクション 最高金賞受賞の続く傑作です。もちろん2016年も最高金賞受賞の栄誉に輝きました。

他にもマドレーヌヌーヴェルガレットフィナンシェスフレの数々。どれにしましょう。

迷います。

 

ここで職場のN村さん、食レポです。

「焼菓子はどれも甘すぎずちょうど良い感じ。どれも美味しいです。」

DSC01297b.jpg

↑ ギフトに最適な焼菓子のセットです。

 

DSC01278a.jpg

↑ 7月25日新発売のミルフレット。網目模様の香ばしい生地を3段に重ね、口溶けのよいクリームをサンドし、さっくりザクザクとした未体験の食感に仕立てました。バニラ・チョコレート・フランボワーズの3種。これもギフト最適です。

 

ここでロズマリ、食レポです。

「さくさく3層のワッフルにサンドされたなめらかなクリームがしっかりと主張しています。まさに【ミルフィーユのようなワッフル】ですね。」

 

DSC01286a.jpg

↑ 生菓子ではシブースト。4層のうち下から2層目にバターでソテーしたリンゴと生クリーム、3層目にクレームシブースト(カスタードクリームにゼラチン、ムラング[=メレンゲ]を合わせたクリーム)が入っています。創業当時からの看板商品。

名高い宮廷菓子職人であったシブーストの書き残したレシピを、店主が150年ぶり発掘再現したものです。

 

DSC01287a.jpg

↑ マンゴのタルト。アーモンドクリームをシュクレ[=砂糖入りの]生地に絞り焼いたタルトに、ディプロマット[直訳:外交官の]クリーム[カスタードクリームと生クリームを混ぜ合わせたもの]、マンゴーコンポート、マンゴーゼリーなどを盛り、クラッシュゼリーをちりばめました。

 

DSC01295a.jpg

↑ マンゴの涼菓。杏仁プリンとマンゴープリンの組み合わせ。コンカッセ[=粗く潰した]ゼリーとマンゴー、ブルーベリーで飾りました。

他に白桃の涼菓メロンの涼菓山梨産巨峰の涼菓・・・。

白桃にはグロセイユ[=赤すぐり、レッドカーラント]の飾りも。

 

DSC01282a.jpg

↑ チョコレートケーキ6号、チョコレート細工 ウサギ オーダー。

ロズマリ2度目の食レポ、家族の誕生日ケーキとして購入しました。

「やわらかチョコクリームの層とふわふわチョコスポンジの層とが優しく舌に絡みます。板チョコが上部に刺さっていて食感に変化をもたせてくれます。全体的にしつこくないのでいっぱい食べられます。」

 

日本橋2-4-1 髙島屋日本橋店 地下1階

03-3272-0320

ブールミッシュさんのホームページはこちら ⇒ http://www.boulmich.co.jp

 

 

TOKYO 2020 OFFICIAL SHOP in Tokyu Plaza

[銀造] 2016年8月 7日 16:00

こちらは、東急プラザ6階のキリコラウンジの半分のスペースを使っての、「特別販売ブース」です。

既に他の特派員が報告していますが、

 初日7月29日は主催者の予想外に多くのお客様がご来店になり、レジが1台での対応だったため、3時間待ちだったそうです。
次の日よりレジを2台に増やし混雑緩和をしたそうです。私が行ったときは、(8月4日19:45頃)、がらがらでした。
理由は商品のほとんどが、超人気でポロシャツやウエアー等が、既に売り切れているからだそうです。Tシャツはまだたくさんありました。
公式ユニフォームなどの展示。 2020に向けて、明るい夢と希望が膨らみます。
1470368853005.jpg
 
 日本のアニメが外国の方々にも評判ですね。日本のpop culture で、世界の人を喜ばせましょう。 そして、オリンピック、パラリンピックでは、沢山のメダルを獲得しましょう。
1470368822271.jpg
 
 鉄腕アトム(英語では、Astro Boy)、ドラゴンボールなどを描いたT-shirts、バッグ、水筒なども販売されていました。
1470368782233.jpg
こちらは、お子さん、お孫さんに喜ばれると思いました。
欲しいが欠品している商品の入荷予定については、下記の問い合わせ先、
電話:03-3520-9200に連絡すると入荷状況を教えて頂けるとのことです。
DSC_1602.JPG
 ポロシャツやウエア―については、8月末くらいに入荷予定だそうですが、上記の電話番号でご確認された方が良いかと思います。
ポロシャツなどのプリントの柄が、オリンピックとパラリンピックで違うので、購入時には要注意です。
向かって左がオリンピック用、右がパラリンピック用です。
1470368843552.jpg
 今日は、西新宿の東京都庁で購入出来なかった、ピンバッジ&ストラップを購入しました。
ピンバッジは、お気に入りの帽子に。 ストラップは、特派員としてのインタビュー時に使用すると、「格好いいな」と夢見ています。
1470266932240.jpg
 
追伸:
  キリコラウンジは、天井高約27mの大吹抜け空間です。数寄屋橋交差点に面し、昼夜問わず銀座エリアの景色を一望できます。
その内装は、江戸切子にマッチするように、竹細工の鼓の様なランプ・シェードが、吊り下げられて、照明を柔らかくして、日本的で上品な雰囲気を醸し出しています。
(昼) 銀座の街並みをご覧になりながら、 静かにお話が出来る、素敵なカフェです。
1470292849724.jpg
(夜) 静かにワインを傾けるに相応しい、落ち着いた雰囲気です。素敵な夜をお過ごしください。

1470369724436.jpg 

 

 

 

20周年の野草のお店〔野の花 司〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年8月 6日 14:00

野の花 司」は、野草・茶花の専門店です

20nono01.JPG

銀座3丁目、松屋銀座の中央通りに面した方を「おもて」とすると、松屋銀座の「うら」に面した通りにお店はあります

銀座マロニエ通りから入ってすぐです。

20nono02.JPG

お邪魔したのは真夏日のお昼どき、開放的な店構えにもかかわらず、お店に一歩足を踏み入れると、驚くほどひんやりとしています

20nono04.JPG

店内には、キキョウリンドウワレモコウオミナエシカワラナデシコテッセン等々の可憐な野の花があふれています

20nono03.JPG

お店には、全国から、自然に咲く花々が直接送られてくるそうで、お店の方に名前を教えていただいた「オーツムギ」(上の写真中央)も野草だそうです

20nono05.JPG

お店の入り口には、キキョウカワラナデシコハス苔玉が涼しげに並んでいます

20nono06.JPG

こちらの営業時間は、午前10時から午後7時までで、日曜祭日午前11時から午後6時までだそうです

20nono07.JPG

野の花山野草を贈り物にして、全国発送も行っているそうです

20nono08.JPG

銀座散策の折には、一度お店をたずねてみるのもよいのではないでしょうか

お店は、今月、開店20周年を迎えます

20nono09.JPG

店内での写真撮影については、ご了解をいただきました。ありがとうございました

野の花 司」のHPはこちら ⇒

http://www.nonohana-tsukasa.com/tsukasa.html

 

 

鉄舟 木村家のあんぱん

[あすなろ] 2016年8月 6日 09:00

 
 西郷隆盛と勝海舟の会談に先立ち、単身で西郷隆盛と
面会したのが山岡鉄舟ですね。

 

こうした行動は、西郷にして「金もいらぬ、名誉もいらぬ、
命もいらぬ人は始末に困るが、そのような人で
なければ、偉業は成し遂げられない」と言わしめました。
身辺警護をしたのが清水の次郎長親分であり、話題に事欠きません。
今年は、鉄舟生誕180年でもあります。

 

 この鉄舟が好んだのが「木村家のあんぱん」
銀座本店(銀座四丁目)の看板の字も山岡鉄舟の字です。

銀座木村家.jpg

            <銀座木村家>

ところで、「木村家」と「木村屋」の違いが少し気なって。。。
木村屋總本店のページでは以下のように

 -----
「木村家」は、山岡鉄舟の書による看板「木村家」が
由来とされており、銀座本店(株式会社銀座木村家)、
直営店向け製品のブランド名として使用。

創業者が銀座に構えた店の屋号は「木村屋」で、後に
「木村屋總本店」をスーパー・コンビニ向け製品の
ブランド名として使用。
 -----
のようにブランディングされているようです。

 

 140年以上も同じ製法で作られているあんぱん。
桜あんぱんは鉄板ですし、季節のあんぱんも目が離せません。
 

◆木村屋總本店
 http://www.kimuraya-sohonten.co.jp/

◆銀座木村家
 http://www.ginzakimuraya.jp/

 

 

こぎん刺し木曜会 ~永六輔さん愛用の半纏~ ②

[rosemary sea] 2016年8月 4日 14:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をモニュメントとして取材します、rosemary seaです。

前回に引き続きこぎん刺し木曜会株式会社 人形町教室にて、主宰のこぎん刺し作家・講師の髙木 裕子先生にインタビューです。

 

DSC01264a.jpg⑥ 教室入会について

「入会金は5、000円、月謝は6、000円(ともに消費税別)で月2回、2時間づつのコースとなります。見学自由です。体験講座も随時受付しています。体験講座ははさみ、ものさし、筆記用具持参で2、500円(消費税別)です。」

「教室では3作まではオーソドックスな基本形で作っていただきます。それが終わったら作品は自由です。4作目からは作りたいものを作っていただいて構いません。タペストリー、バッグ、テーブルセンターなど、様々なオリジナルこぎん刺しグッズが作れます。・・・若いひとの発想や色彩感覚には驚かされることがあります。私自身、いくつになっても学ぶことがあります。実際私も伝統を守りつつ、東海道五十三次のような絵画的なものも作成しています。」

 

⑦ NHK文化センター 国際交流祭について

「今年で30回となりますが、すべて参加しています。ヨーロッパ諸国が多いですね。去年はハンガリーのブダペスト、今年は11月にベルギーのアントワープの予定です。」

「海外へ行ったときはほとんどの作品は持って帰りません。これと国内の展示会等で販売してしまう関係で、私の手許には私の作品はそれほどありません。現在このように生徒さんが増えてしまっていますと、自分で刺している暇がなかなかありません。」

 

⑧ 永 六輔さんとの出会いについて

DSC01245a.jpg

「7月7日に亡くなられた永 六輔さんとの出会いは、NHKの生放送バラエティ番組『夢であいましょう』です。と言いましても、私はそのときの出演者ではありませんでした。私の弟がたまたま出ていましたので、『来ない?』と誘われ撮影を見学しました。そこに永さんですとか、作曲家の中村 八大さんがいらして、お知り合いになりました。永さんは地方によく行かれていましたので、こぎん刺しのこともご存じでした。それからのお付き合い、50年ほど前のことです。」

「申しましたとおり、私自身の作品の手持ちは少ないので、10年近く私の展示会ときには永さん所有の私の作品を借りて展示する、ということをしていました。これが『永 六輔コレクション』です(下の2枚の写真)。これは2年前の日本橋髙島屋さん(創作こぎん刺し作品展)でのもの。こちらの写真は亡くなる前に永さんから送ってこられた写真です(上の写真)。この半纏も私の作品です。永さんを偲ぶ某テレビ局の映像では、この半纏を着ないで膝に載せていました。」

DSC01249b.jpg DSC01250b.jpg

DSC01265a.jpg←「これは永さんの半纏のために作った柄です。」

 

⑨ 次回の日本橋髙島屋さんでの展示会について

「10月19日(水)から25日(火)まで、日本橋髙島屋さんにて『女の手仕事 こぎん刺し作品展』を開催の予定です。ぜひ遊びにいらしてください。」

 

⑩ ギフトについて

「展示会でもそうですが、この教室でも作品を販売しています。ここにもたまに覗きにいらっしゃるひとも。地方出身のひとが田舎へ帰るときにおみやげとして。お手頃のもので、バッグですとか小さなお財布のような小物が出ます。手前のお財布ですと、4、000円前後です(下の写真)。」

DSC01268a.jpg

日本橋人形町2-4-9 人形町双葉ビル5階

03-3665-0002

こぎん刺し木曜会さんのホームページはこちら ⇒ http://www.koginsashi.jp

 

 

こぎん刺し木曜会 ~永六輔さん愛用の半纏~ ①

[rosemary sea] 2016年8月 2日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をエッセンスとして取材します、rosemary seaです。

本日はこぎん刺し木曜会株式会社 人形町教室にお伺いして、主宰のこぎん刺し作家・講師の髙木 裕子(たかぎ ひろこ)先生にお話しいただきました。

最初にこぎん刺し(こぎんざし)の説明。

DSC01263a.jpg

↑ 髙木先生。後ろには作品の半纏等。

藍(紺)の布地に白い木綿糸で独特の幾何学模様を刺しあげていく、青森県津軽地方で生まれた伝統の技、民芸刺繍、伝統工芸。他の刺し子との違いは、縦の織り目に対して奇数の目を数えて刺すこと。

1724年(享保9年)、「農家倹約分限令」により農民の仕事着に厳しい規制がされました。木綿地の着物の禁止、北国の寒い地域なのに許されていたのは麻の着物。裏地をつけることもダメ。

そこで津軽の女性は考えました。

麻の着物の肩や背中、腕の部分に細かく刺繍を施しました。刺繍をすることで生地を厚くし保温効果を高め丈夫にし、更に美的にも進化させるという逆転の発想。

これがこぎん刺しのルーツです。

津軽地方では野良着のことをこぎん(小布、小巾とも)と呼んだため、この名がつきました。

伝統を守るとともに、新しいデザイン、カラフルな染め糸でアレンジした現代創作こぎん刺しも盛んです。こちらの教室の得意とするところです。

DSC01252a.jpgここからは髙木先生へのインタビュー。

 

① こぎん刺しとの出会いについて

「たまたまお友達と十和田湖へ行って泊まったホテルのなかに小さなこぎん刺しがあったのです。それを見ておかみさんに『これ、何ですか?』って聞いたらこぎん刺しだった、『じゃ、これ、どこでやってますか?』って聞いたら、青森では今やっているひとはいませんって言われました。収集しているひとなら青森市内にいますよと教えられ、そのひとを紹介していただいたのですが、そのひとが民族学者の田中 忠三郎さんです。もう亡くなったのですけどね。そのかたのところへ飛び込んでこぎん刺しの話をしたら、『え、東京のひとがねー、やってみるかい?』って言って、小さな切れ端をいただいて、それがはじめ。」

 

② NHK文化センター講師となられたときのお話

「NHKに知り合いがいまして、そのひとに『やってみたら?』って言われて。それと週休二日制で土曜日曜と退屈して暇だったので、それでよかったらって言って入ったのが土曜日だったのです。」

 

DSC01259b.jpg③ 悠美会(悠美会国際美術展)について

「会長さんと知り合いでした。それで一般の会社勤めの仕事を定年で辞めたときに参加しましょうっていうことで・・・、今は副理事長をしています。」

 

④ 人形町教室について

「4年前からです。それまでは人形町の自宅で教室を開いていました。ビルのオーナーの『とうふの双葉さん』と知り合いでしたので。ほかにも関東一円や神戸、名古屋、静岡に10教室あります。」

 

⑤ 自己の作品について

DSC01254b.jpg

↑ 東海道五十三次・日本橋

「私自身は今は注文がきたらそれをこなしています。このような半纏(はんてん)で、図案から糸染めから全部、それまで計算すると1年という時間が必要です。各教室も回っていますので、自分で刺している時間がなかなかありません。やりかけの仕事も詰まっています。本当は東海道五十三次をメインにしたいのですが。図案としてやりやすいところからやっています。・・・オーソドックスなものから、五十三次のような絵画的なものまで、作品は幅広くなっています。」

・・・続きは次回に繰り越させていただきます。

日本橋人形町2-4-9人形町双葉ビル5階

03-3665-0002

こぎん刺し木曜会さんのホームページはこちら ⇒ http://www.koginsashi.jp