[勝鬨太郎]
2014年6月 7日 14:00
この虫はナミテントウというてんとう虫で、浜離宮恩賜庭園で見つけたものです。
ナミテントウの背中の模様には色々な斑紋の種類がありますが、写真のナミテントウは黒地に二つの赤紋で、頭を上部に見て見ますと、まるでウルトラマンの顔に見えますし、またお祭りの夜店で売っているお面のようにも見えます。
浜離宮恩賜庭園には、さまざまな動植物が生息しています。
六代将軍徳川家宣が、庭園を大改修した時その偉業をたたえて植えられた三百年の松をはじめ、たくさんの植物、潮入の池には多くのカニや魚、また上空にはカモメや多種にわたる鳥たちが大空を舞っています。
今の時期はちょうどハナショウブの花や咲き始めた紫陽花が見頃でこの週末初夏の浜離宮恩賜庭園に出かけてみませんか。
[ひでくん]
2014年6月 6日 14:00
人形町の甘酒横丁交差点付近の路上で、自家製野菜や食料品の行商をしているおばあちゃんがいます。
千葉県我孫子市で農家を営む、染谷とよさん85歳。とよさんのお母さんも人形町で行商をしていた縁で、ご自身も50年くらい前から人形町で行商をしているそうです。
現在、行商するのは週に2回くらい(雨の日はお休み)で、時間は午前6時半ころからお昼過ぎまで。「朝は60歳になるせがれが車でここまで送ってくれる。昼過ぎまでいると持ってきた野菜はほとんど売り切れるので、午後2時頃の空いた電車でのんびり我孫子まで帰る。」とのことです。
「お客さんは、自分で野菜を選んでお金を置いて行ってくれる常連さんがほとんど。今の時期は特にトマトが甘くておいしいと評判で、今日も早々に売り切れてしまった。昔は行商をする人がたくさんいて専用列車まであったけど、今ではほとんどいなくなってしまった。私もいい年だからいつやめてもいいんだけれど、私が来るのを楽しみに待っていてくれるお客さんがいるからね。町内会長さんをはじめ、人形町の人たちはみんな人がいいので続けられている。」とお話して下さいました。
いつまでもお元気で、人形町に来て下さいね。
[杏葉牡丹]
2014年6月 4日 14:00
先日、銀造さんもご紹介されていましたが、築地の波除稲荷神社のご祭礼「つきじ獅子祭」が、6月6日~10日まで行われます。
8日には、千貫神輿とお歯黒獅子の御巡行があります。
本祭ではないので、もう一基の獅子の方はお休みですが、一時間違いで宮出しが行われる「千貫神輿」と「お歯黒獅子」が二方向に分かれて、うずを巻くようにご巡行される様は、さぞかし素晴らしものになると思います。
そして、このお祭りの期間中の7日は、築地場外市場の恒例の「七日市」です。
場外市場のインフォメーションセンター「ぷらっと築地」では、お祭りの提灯も飾られてすっかり気分も盛り上がっていますが、七日市の当日は、この会場で、2000円以上のレシートで一回できる抽選が行われ、その賞品は、波除神社の御神酒として使われているお酒です。
その名もズバリ「波除」と名付けられたこのお酒、普通では手に入らない非売品ということです。
最近は、観光バスでいらっしゃる方や外国からいらした方もたくさんお見かけする場外市場ですが、この週末はいつもよりも更に、賑わうことでしょう。
[サム]
2014年6月 4日 09:00
♂夏羽 ♀夏羽
今では市街地の公園でも一年を通じて普通に見られ、"都市鳥" 化したハクセキレイですが、換羽した羽色で、巡る季節を教えてくれます。
♂の夏羽は、頭頂部から背は黒、顔は白く黒い過眼線。胸部は黒で、腹以下は白。
(♂の冬羽は背が灰色)
♀の夏羽は、頭頂部は黒、背は濃い灰色で黒い羽毛が混交。
(♀の冬羽は頭頂部から背が灰色)
ハクセキレイはユーラシア大陸に広く分布。
国内では、以前は春夏に北日本の海岸で繁殖し、秋冬は本州中部以南の河川下流域で越冬する、"漂鳥" とされてきましたが、近年になって、水辺に沿い内陸部まで棲息領域を拡大する個体も増え、繁殖地も全国的に拡がり、今日(こんにち)では "留鳥" としても数えられている由。
非繁殖期は、昼間分散採餌し、夜の塒(ねぐら)は橋桁・街路樹・ビルの隙間といった具合に、都市建造物を利用し、都市環境適用力も高いのではないかと考えられていると云う。
「チュチュン」「チュイリー」と鳴きながら尾羽を上下に動かし、ちょこちょこと歩いては立ち止まり、また歩きだす姿をよく目にします。
飛翔時は波状飛行。
黒(濃灰色)と白のツートンカラーと長めの尾のスマートな体形に加え、コミカルな所作もあってか、結構注目を集める野鳥のようです。