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2015年3月25日 18:00
3月23日、靖国神社のソメイソシノの標本木で5,6輪以上の開花が確認され、都心の桜開花宣言。
今週末頃満開見込みとの事ですが、ここ晴海トリトンスクエア「花のテラス」では、一足早く「ベニバスモモ(紅葉李)」が既に見頃です。
同じバラ科サクラ属の落葉小高木で、咲き誇る様は一見 "サクラ" と見紛う程。
別名「アカバザクラ」「ベニスモモ」とも。
花は「ヤマザクラ」似。
3月~4月に葉の展開と同時に淡桃色の花を多数つけ、萼は紅紫色でそのコントラストが印象的。
葉は芽吹きの頃から紅紫色で、秋には濃い紅紫色となり、長くカラーリーフとして愉しめ、花材としても利用されると聞きます。
[銀造]
2015年3月25日 14:00
春分の日が過ぎ、温かくなりました。今日は、東京メトロ築地駅から散歩してみましょう。
築地本願寺の北側を築地川公園に向かうと、桜の一品種「陽光」が咲き、その向こうには柳の木の新芽が若々しいですね。
その公園に入り北進すると、ユキヤナギが白い小さな花を沢山付けています。心が洗われるような白さです。レンギョウも黄色い花を付けています。
横断歩道を渡ると、カエデ科のハナノキの花が咲いています。
薄桃色の枝垂れ桜、白い花の大島桜が見ごろです。3月末にはソメイヨシノが満開でしょう。
ちょっと足を伸ばして、聖路加国際大学の構内にお邪魔します。
こちらにも淡い桃色の桜がトイスラー記念館の建物を背景に美しく咲いています。
構内には、紅白の桃の花、クリスマスローズなどの花が咲いています。
あかつき公園では、ハクモクレンの大輪の白い花が咲いています。
この後は、聖路加タワー、もしくは、もう少し足を伸ばして築地市場辺りでの御食事をお楽しみ下さい。
なお、桜の一品種の「陽光」以外は、日本語の学名をカタカナ表記しています。
[下町トム]
2015年3月24日 09:00
今年も桜の季節がやってきました。
中央区にもいくつもの桜の名所がありますが、上野や千鳥ヶ淵と異なり、町の中に人々の生活とともに桜の風景があるのが中央区の特徴でしょう。
中でもぼくが毎年"花見"に出かけるのは「佃公園」です。もとをただせば、石川島の「人足寄場」、さらに「石川島造船所」があった場所です。今は「大川端リバーシティー21」となって、近代的な住宅街となっています。
一時人口減少に悩んだ中央区の人口都心回帰施策として、1989年(平成元)年頃から高層マンションが建ち始めました。かれこれ四半世紀を超えました。
河畔に植えられた桜の木もすっかり成長して、この時季見事に咲き誇ります。隅田川を行き来する船に手を振りながら、まさしく滝廉太郎の唱歌を思い浮かべつつ春の気分を味わうのには最高です。
(写真は何年か前に現地で撮影したものです)
今週末には見ごろを迎えるでしょうか。是非、散策を兼ねてお出かけください。
川の流れにたゆたうこの町の未来をみんなでたしかめることができるはずです。ほら、川面に豊かな笑顔と希望が輝いていますよ。
[サム]
2015年3月22日 09:00
SHISEIDO THE GINZA(銀座7)のショーウィンドー並びに1Fステージに、「桜のペーパークラフトアート」がお目見え。
フランス人アーティストのマリアンヌ・ゲリー氏の作品とのことで、紙の専門商社竹尾が扱う約300銘柄9,000種類のファインペーパーの中から、桜の持つデリケートな美しさを表現するのにぴったりな、NTラシャ(コットン配合の暖かみのある肌触りと色みのペーパー)、テーラー(スペイン語で布という意味の、自然調の色と肌合いの不織布)、彩雲(優美な打雲模様を表現したペーパー)、きらびき(料紙装飾などで親しまれている雲母引《きらびき》の技法を使用したペーパー)、クラシコトレーシング(透明度の高いトレーシングペーパー)、クラシコパール(トレーシングをベースに両面パール光沢加工)、ミランダ(赤青白の3色のガラスフレークで煌めく光沢を表現したペーパー)の7種を選び使用との由。
尚、桜の妖精をイメージしたという女性像の手元の装飾には、コニカミノルタの厚さ0.35mmのフレキシブル有機EL照明が "薄くて柔らかい光る紙" として使用されていると聞きます。
一足早い桜の装いで、華やさが演出されています。
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2015年3月19日 09:00
3月14日の北陸新幹線金沢延伸に沸く沿線縁(ゆかり)のショップのひとつ松屋銀座7階の「福光屋 松屋銀座店」。
1999年5月オープンのすずらん通り沿いの旧店舗「サケショップ福光屋銀座店」は、入居していたビルが東日本大震災後の耐震改修工事の為、2011年7月31日をもって閉店し、2013年2月に現在の場所に装い新たにオープン。
福光屋は1625年創業の金沢の酒蔵で、1960年から "土づくりから" の発想のもと、酒造米の契約栽培に取組み、2001年には全量純米造りに切り替え、福正宗、黒帯、加賀鳶などのブランドに加え、米醗酵技術を活かし、醗酵食品や自然派基礎化粧品の開発も手掛けています。
ショップのコンセプトは「酒蔵の醗酵美」で、米醗酵から生まれる天然アミノ酸などの様々な成分が身体の内外に美しく働きかけることを提案。
物販スペースと飲食コーナー「醗酵バー」で構成されています。
3月18日からは「銀座ファッションウィーク」に合わせ、輪島市「輪島キリモト」の漆器でいただく、桜に因んだメニューの「さくらBAR」(酒粕桜あんみつ、酒粕桜最中、純米吟醸桜酒<酒肴付>)がスタート。
季節限定の、酒粕ロールケーキの上に酒粕アイスをのせて、白桃ジュレとソースをトッピングした「酒粕ピーチパフェ」等も愉しめます。
取り敢えず今回は、「季節限定酒 飲み比べセット 酒肴付」(加賀鳶 純米大吟醸 藍 しぼりたて生 / 加賀鳶 純米吟醸 あらばしり生 / 加賀鳶 山廃純米 超辛口 無濾過生、肴は堅豆腐を半年間味噌に漬け込んだ "豆腐味噌")をオーダー。
バーカウンターは7Fフロアの隅に位置し、静かで心地好い空間です。
お酒に合わせた酒肴付きシリーズの「蔵出し限定酒をたのしむ会」も人気のようです。
(第5回目は3月18・19日、第6回目は6月23・24日開催予定)
✎「世界のGINZAからファッションで日本を元気にしよう」と、2011年10月から年2回、現在は松屋銀座・三越銀座・プランタン銀座が合同で開催する「銀座ファッションウィーク」。
今回は「銀座を楽しもう」を3店共通テーマに、松屋銀座は「ニホンノココロ~SAKURA(さくら)~」、三越銀座は「Sakura咲く」、プランタン銀座は「桜-SAKURA」をテーマに掲げ、各々桜をモチーフにオリジナル商品やイベントが企画され、館内は春の装いに彩られています。
(会期 3月18日~3月31日)
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2015年3月17日 08:30
昭和9年再建された現在の築地本願寺の本堂・三門門柱(正門・北門・南門)・石塀が、当時の最新技術を用いて東洋的な建築を追求した典型例であると共に、秀逸な建築デザインを保持する震災復興期の貴重な建造物(指定基準の "意匠的に優秀なもの" 及び "技術的に優秀なもの" )として、昨年12月10日付で、国の重要文化財に指定されたことを受けての記念行事『ごえん』が、3月14・15日両日開催。
『ごえん』とはさまざまな縁のよって生かされている「わたし」と「あなた」のこととの由。
当該イベントに関しては先日銀造さんが予告ブロクを寄稿されていますが、14日の前夜祭当夜の様子を取り上げてみました。
築地本願寺雅楽会による「舞楽 "蘭陵王" の生演奏」の後、いよいよ本堂への、龍谷大学岡田至弘教授監修による、古代インド様式を取り入れた現本堂が完成するまでの歴史を投影する「プロジェクションマッピング "光がおりなす築地本願寺物語" 」。
関東大震災での本堂の焼失、後に設計依頼へと繋がる建築家伊東忠太と大谷探検隊の中国での遭遇、随所に登場する伊東忠太縁(ゆかり)の妖怪・動物・・・。
19:00と20:00の2回、約10分間のインパクトのある3D映像。
普段目にする姿とは一味違う、色とりどりの光が織りなす幻想的な作品堪能です。
翌15日も、「京橋築地小マーチングバンド」などのオープニングイベントを始め、国立歴史民俗博物館玉井哲雄名誉教授を招いての「記念講演 "建築家伊東忠太と築地本願寺本堂" 」、中央区教育委員会委託研究員の案内で、以前の地図や写真と現在の町並みを照らし合わせて巡る「築地町会ツアー」、創建当時の趣が残る建物内の部屋を、築地本願寺職員の案内で巡る「築地本願寺ツアー」、「大江戸助六太鼓演奏」、「パイプオルガン記念コンサート "和を尊ぶ調べ" 」、築地場外市場・安穏朝市・キッチンカーによる飲食ブース「築地の美味しいフードコート」、本願寺のドームをモチーフにした長さ9mの海苔巻きを皆で巻く参加型イベント「築地本願寺巻」等々プログラム盛沢山です。