[クラさん]
2015年7月28日 14:17
7月26日の日曜日、日本橋の夏の風物詩である「日本橋」橋洗いが行われました。このイベントは名橋『日本橋』保存会が毎年7月に開催し、日本橋の美化保存を目的に道路を封鎖して地元の方々や周辺の企業に勤めている人など街ぐるみで橋を洗ってきました。
日本橋は、江戸時代の五街道の起点であり、「日本国道路元標」を始め路面等を洗い、今年で45回を数えます。
11時からオープンセレモニーが行われ、続いて日本各地の名水を橋の車道の中心に埋めてある「日本国道路元標」に注ぐ「名水水あわせ」が行われました。
先ずは、東京国土事務所の散水車が3台並んで橋の車道に水をまき、参加者による「日本橋」橋洗いが始まりました。
橋の上にある首都高・高架にある「日本橋」の看板には、東京消防庁のはしご車に乗った小学生たち等によって磨かれ、最後には、北詰・南詰とも同時にダイナミックに高水圧の放水で汚れが洗い流されました。
そして散水車が放水して仕上げ洗いを行いました。
今回も多数の人たち(約1800名)が参加し、約2時間にわたって、デッキブラシやタワシを使って1年間の橋の汚れを手作業で落としました。
[見たい行きたい伝え隊]
2015年7月27日 14:00
どこかで聞いたような台詞ですが、
時は「明治」、 小林清親作の一枚 『海運橋 第一銀行(雪中)』 です。
思い描いてみて下さい。
ある雪の日、橋に向かって歩く女性の後ろ姿。
赤い帯に番傘をさして、その傘には銀座・岸田の文字。
女性の右手には、柳の木。
そして橋の向こう左手奥には和洋折衷の立派な建築物、あの初代「第一国立銀行」が。
ちなみに、上記の第一国立銀行は、
清水組二代清水喜助の設計施工による木骨石造、擬洋風建築の最高峰といわれています。
また、岸田の文字は岸田吟香の楽善堂(目薬の精錡水)ではないでしょうか?
しかし、今日の主役、実はこの錦絵の「橋」 なんです。
とは言うものの、平成の現在、この「海運橋」はもうありませんし、
下を流れる楓川(もみじがわ)も、残念ながら昭和37年に埋め立てられてしまい
ただ親柱が2基残されているだけなのです。
昭和通から兜町に入ると、地下はパーキング、地上は高速道路。
そんな道の端にある広場と呼ぶにはあまりにも小さな空間に「かいうんはし」と刻まれた
石橋の親柱がひっそりと時を経て存在しているのです。
右に目を向けると、木々に埋もれたもう一基。
かろうじて読めるのは「紀元」「五年」「海」。 (= 紀元二千五百三十五年六月造 海運橋)
細い道路の向こうには、当時の場所に、姿は変われど銀行が・・・。
宝くじ売り場の壁には、楓川時代の地図があり、
左へ左へと、その銀行の建築物の歴史を読むことができます。
その先へ歩を進めると、
突きあたりに「日証館」(明治のころは渋沢栄一邸)、左隣は「兜神社」です。
右方向へ歩けば、「鎧橋」(明治5年までは「鎧の渡し」でした)を渡れます。
鎧橋を渡った左手には案内板を見つけられます。
東京で最初のカフェーとされる「メイゾン鴻の巣」)
今日の一枚!から、話は流れ流れてきましたが
昔を懐かしんで(?)、散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
[サム]
2015年7月27日 09:00
7月24日、銀座ソニービル(銀座5)にて、今年で48回目を迎える「沖縄美ら海水族館」との恒例コラボ企画、 "銀座の夏の風物詩" 「Sony Aquarium」が開幕。
会期:7月24日~9月6日
屋外のイベントスペース「ソニースクエア」には今回も14トンの大型水槽が設営され、美しいサンゴ礁の海に生息する生き物の世界を再現。オオテンジクサメ・ニセゴイシウツボ・ドクウツボなど、約20種類800匹の美ら海の魚たちが開催期間中に順次登場の予定。
オープニングイベントでは沖縄県副知事や美ら海水族館長などを迎え除幕式が行われました。
水槽の裏側から覗くと、銀座の街頭を借景に魚たちが泳ぎ回っています。
給餌タイム(16:00~16:30)には、餌やりシーンにも出会えます。
1Fエントランスホールの水槽には、色とりどりの熱帯魚・イソギンチャク・エビ・シャコガイなどが展示されています。
ホール奥には全長9.1mのジンベイザメの顎(標本)が飾られ、人の顔もすっぽり入る程大きな顎と一緒に記念撮影が楽しめます。
8F「コミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)」では、ジンベイザメや沖縄の海の生き物たちの4K撮影映像を迫力ある大画面、臨場感溢れるハイレゾサウンドで上映されています。
期間中の7・8月の土日には、親子で学べる 沖縄美ら海水族館の飼育員による「出張授業」が予定されています。
この他にも、スタンプラリーをはじめ様々な展示・イベントが組まれているとの由。
今年も、「沖縄美ら海」の魅力満載です。
左からニセゴイシウツボ、ヘコアユ、クマザサハナムロ、サザナミヤッコ
左からヒフキアイゴ、ニジハギ、ヒレナガハギ、モンツキハギ
続きを読む: 「48th Sony Aquarium」 ~Meet Doki Doki 美ら海の世界と出会う夏~
[銀造]
2015年7月26日 18:00
シャネル銀座店の壁面イルミネーション。
クリスマス・イルミネーションが有名ですが、夏の夜は、金魚が泳いでいます。
火照った体と気持ちを癒してくれます。
黄昏時の夕涼み、そぞろ歩きで、夜の銀ブラもお楽しみ下さい。
[之乎者也]
2015年7月26日 09:00
海の日の連休とともに中央区も一気に梅雨明けですね!ようやく待ち望んだ夏到来ですが、街なかを歩いていてもものすごい暑さです。中央区にも浜離宮庭園や浜町緑道など緑の豊かな場所もありますが、銀座から日本橋にかけての商業地区はビルも多いためか緑も少なめです。
さて、日本橋ですこし遅めのランチを食べて中央通りを京橋方面へ戻ります。中央通りは歩道の車道寄りに花壇が続く「はな街道」
(特派員の○傘さんの「2011年5月14日のブログ記事(/archive/2011/05/post-793.html)もあって、季節毎の花が楽しめる素敵な場所ですが、残念ながらほとんど街路樹の木陰が無くこの季節は歩くのもちょっとつらいなぁと思いながら汗を拭き拭き歩いていくと、目の前に突然緑の豊かな空間が。。。そう、京橋の丘です!中央通り、鍛冶橋通り沿いの歩道はもちろんのこと、ビルの地下1階から5階までのベランダまで緑の樹木や草花で覆われていて、どことなくリゾート気分です(1階にはアウトドア用品専門店のmont-bellもありますので、そのまま登山にも出掛けられそうです(笑)。)
さて、既に多くの特派員の方がブログ記事を書かれているので、詳細はそちらをご覧戴ければと思いますが、この素敵な空間は東京スクエアガーデンという24階建(高さ124メートル)の超高層ビルです。この場所にはもともと大正時代に建てられた旧片倉工業本社ビルが建っていましたが、それを建て替えて2013年にオープンした新しいビルです。観光協会特派員も登場する中央エフエム84.0MHzの番組「大好き!中央区」の収録がこちらの地下1階のスタジオで行われているほか、ビルの6階には京橋環境ステーション(中央区立環境情報センター)もあります。
緑豊かな「京橋の丘」に「京橋環境ステーション」。。。
以前「変貌する京橋地区~マリオットと明治屋~(2014年4月11日)」というブログを書いて、歴史的建造物を生かした地域の魅力・価値向上への取組みについて紹介しましたが(/archive/2014/04/post-1962.html)、京橋は地域の地域環境の改善ということでも、中央区そして日本をリードする「エコタウン」の実現へ向けて変貌を始めていたのでした。
中央区では2012年6月に「中央区エコタウン構想(http://www.city.chuo.lg.jp/kankyo/seisaku/kankyotopikkusu/ecotownkousou.html)」
を策定し、構想を具体的に進めていくための2つのモデル地区のうちの一つとして東京駅前地区を業務系モデル地区に指定しています。
京橋環境ステーションは東京駅前地区のエコタウンづくりの重要プロジェクトの一つとして「最先端の環境関連技術の情報提供、普及啓発」を行っていくことを具体的な役割とされており、エコテク(環境関連技術)への取組みに積極的な企業による展示・紹介がされているほか、環境に関心の高い区民向けの講座やイベントなども幅広く行われています。京橋環境ステーションを中心としたエコタウンへの動きにより、今後東京スクエアガーデンに限らず、中央区が緑の豊かな住みやすい街になってほしいなあと思いながら午後の仕事に戻りました。
[サム]
2015年7月23日 18:00
関東地方が梅雨明けした7月19日、気象庁生物季節観測情報のひとつ「東京地方 ミンミンゼミ初鳴き」発表。
平年より2日、昨年より3日早いとの由。
名前通り「ミーンミンミンミンミンミー・・・」という鳴き声で知られ、TV映像等でも "夏の日中の効果音" としてよく耳にします。
日本に生息する代表的セミのひとつ。
翅は透明で一連の暗色紋、黒い体色に青緑色の斑紋が特徴。
鳴くのは専ら雄ですが、鳴いていない個体の雌雄の識別ポイントは腹部の構造の違い。
雌は腹面先端に産卵管になる突起があること、雄は腹弁が発達していることで識別されます。
佃公園でもミンミンゼミの "蝉時雨" が真夏本番を告げています。
体のサイズの割に鳴き声の大きさには驚かされます。
腹部の発音膜を振動させ、空洞部(共鳴室)で増幅し、大きな音を出して鳴くと聞きます。
腹弁は音の強弱や音調を整える役割を担っているようです。
しばしば一回鳴き終わると数秒後に飛び立ち、他の木に移ります(鳴き移り)。
涼やかで優雅な響きのあるヒグラシの音(ね)に比べ、炎天下に暑苦しさ倍増の印象は拭えませんが、これもまた夏にしか味わえない環境音、風物詩です。