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2015年7月15日 09:00
7月13日、気象庁生物季節観測情報のひとつである、「東京地方 シオカラトンボ初見」の発表。
平年より13日遅く、昨年より4日遅いとの由。
近所の佃公園でも所謂 "シオカラトンボ" を目にするようになりました。
雄雌とも未熟な時は、体は淡い褐色に黒い斑紋、複眼は薄茶色ですが、成熟度合により体や複眼の色が変化。
雄は、成熟すると黒みが増し、腹部背面が灰白色の粉で覆われ、ツートンカラーの装い。この粉を塩に見立てたのが名前の由来とされます。
複眼は深みのある青色となり、童謡「とんぼのめがね」の歌詞 "とんぼのめがねはみずいろめがね・・・" のモデルと云われています。
雌は、成熟しても体色の基調は大きくは変わらず、俗に "ムギワラトンボ" と呼ばれています。
稀に雌でも粉に覆われてシオカラ型になるものもあるようですが、複眼の色と尾部先端の形状の違いで雌雄の区別が可とされています。
池・湿地・水田・溝・水溜り・人工の水場などに広く適応し生息しています。
東京の都心部でもトンボが比較的健在であることには、いくつかの理由が考えられています。
まず、餌場となる草はらやグランドの存在。即ち公園・庭園や河川敷、野球場/サッカー場の芝といった具合に、一定程度、トンボの餌となるような小さな昆虫が飛び回っている緑地が確保されていること。
そして、羽を休める木立・草むら、産卵をする水辺の存在。
都心部で見られるトンボの多くは、比較的浅く流れの少ない水域を産卵場所に選ぶ種類とされます。
浅い水溜まり、ビオソープの池、学校の田んぼ等も産卵並びにヤゴの生息場所と考えられていますが、もうひとつ挙げられるのが "平成のため池" 学校のプール。
野生の生き物は、実はなかなか強か。
もともとあった自然環境が失なわれても、人間がつくりだしたそれに近い環境をうまく利用して世代を繋いでいるようです。
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2015年7月12日 09:00
毎回その斬新な趣向が話題となるアートアクアリウム。
7月10日、「コレド室町1」5Fの日本橋三井ホールで恒例の「アートアクアリウム2015 ~江戸・金魚の涼~ &ナイトアクアリウム」が開幕。
会期:7月10日~9月23日 (11:00~23:30)
日本橋の夏の涼を体感するイベントとして2011年からスタートした同企画は、江戸期の日本橋で庶民文化として親しまれるようになった金魚を、意匠を凝らした水槽と光・映像など最新の演出技術を融合させ、現代風にアレンジした水中アート展。
会場は照明が落され、幻想的な光の中で舞うようにが泳ぐ約5,000匹の金魚。
前回も登場の、様々な珍しい金魚を丸いアクアリウムで見せる「金魚コレクション」、凸レンズ・凹レンズ・二重レンズを通して中で泳ぐ金魚の視覚的変化を楽しむ「リフレクトリウム」、直径1.5mの球体の水が溢れ出る水槽「アースアクアリウム・ジャポニズム」等々に加え、今回は、①檀上に4m四方の "蓮(はす)の花" をモチーフにした巨大金魚鉢が朱塗りの櫓のなかに浮かび上がる「ロータスリウム」、②万華鏡にインスパイアされた六角柱のアクアリウム「カレイドリウム3D」、③三角柱の水槽が40個合体しミラー加工され無限の奥行を体感できる高さ2.4m幅4mの大型アクアリウム「インフィニトリアム」、④琳派400周年を記念した、"襖(ふすま)" をモチーフにした幅約3.6mのスクリーン状水槽にプロジェクションマッピングにより投影された "燕子花図" "風神雷神図" 等の映像の中を金魚が泳ぐ「琳派リウム」、⑤「手鞠リウム」が新登場。
19:00以降は「ナイトアクアリウム」となり、音楽と照明の演出が変わり、オリジナルカクテル "金魚カクテル" などドリンク片手に観賞できます。
土曜・祝前日は、DJによるスペシャルライブの他、京都・祇園の舞妓による「舞妓ナイト」や、昨秋、京都・二条城で開催された「京都世界遺産登録20周年記念 アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~」にて「アートアクアリウム城 特別講演 金魚の舞」を演じた女形 荒城蘭太郎が舞を披露する「花魁ナイト」など、伝統芸能を現代的な感覚で楽しめる企画も予定されています。
尚、期間中、日本橋地区では、福徳神社の参道の仲通り沿いに100個の金魚提灯を飾り、金魚街道を演出する他、金魚をモチーフにしたワークショップ開設、金魚グッズの取り揃え、金魚(夏)メニューの提供、金魚すくいグランプリ、浴衣イベント、日本橋船着き場からのクルージング<納涼金魚ちょうちん船>等々、江戸時代の知恵と技を生かし、楽しみながら涼をとる夏のイベント、「EDO ECO 日本橋 2015」が開催されています。
[ジミニー☆クリケット]
2015年7月10日 14:00
[ジミニー☆クリケット]
2015年7月 9日 14:00
例年にも増して梅雨らしい天気が続いていますが、その雨も、この時季の植物にとっては生育に欠くべからざるものらしく、歌舞伎座タワー5階の屋上庭園にある芝生は、小雨の中、目に痛いほど「みどりみどり」しています
この屋上庭園には、「先人の碑」や
「黙阿弥の石燈籠と蹲踞(つくばい)」が
ありますが、それらを取り囲む植物も、3年目を迎えてボリューム感を増していました
ちなみに、「先人の碑」は、明治22(1889)年の第一期歌舞伎座の開場以来、歌舞伎座の興行に係ってこられた先人の偉大な功績を永遠に讃えるために建立されたもの
「黙阿弥の石燈籠と蹲踞」は、歌舞伎作者の河竹黙阿弥が、晩年の6年間を過ごした住居(現在の墨田区亀沢2丁目)の庭に置かれていたものだそうです
[遊山ものみ]
2015年7月 9日 09:00
ブログが久しぶりに掲載されたら、中央FMのラジオ出演を依頼されました。まだ放送前ですが、収録は先月半ば。ブログの記事の話から、何故か「B級グルメ?」に話題が移り、『千葉に旅行に出かけた途中、「そばよし」に立ち寄った。私には未経験のような安い蕎麦屋で、自動販売機で食券を買い、出来上がりをカウンターから席まで自分で運ぶ。それが新鮮で、かき揚げ蕎麦の野菜天ぷらが美味しく、出汁もそこそこ満足いくもの。蕎麦湯も自分で、カウンター横に蕎麦猪口を持っていき、入れるのも面白かった。』様な話をした。 東京では「三越本店」近くに「そばよし」があることを聞いたので、収録後に立ち寄ろうと考えていた。また『大好き!街歩き』の私としたことが、築地市場に第五福竜丸の記念碑があるということを耳にしたのに、数度となく出かけている魚市場のどこにあるのか、気がついいていなかったので、出かけてみようと思って~。
築地市場正門横にちゃんとありました。
フランスから一時帰国中の知り合いが、「今銀座です。美味しい日本蕎麦を食べたい!」という電話を受け、「そばよし」から銀座の名月庵「田中屋」さんでの蕎麦食いになってしまいました。
「夏野」さんで日本土産に箸を何膳か購入するのに付き合い、銀座1丁目の「煉瓦の碑」を見、銀座煉瓦街が関東大震災のあと、品川戸越の湿潤の街路を埋め、現東急目黒線の「戸越銀座」の駅名になった話など。銀座の煉瓦は品川の煉瓦工場で作られたので、生まれ故郷(!?)に帰ったとか・・・。その後銀座8丁目の金春通りへ。ここにも「銀座煉瓦の碑」。この辺りのビル工事をしたときに、古いレンガ塀が出てきて、その煉瓦は江戸東京博物館に展示されているナド話しているうちに、「夕食は鰻!」ということになり、帝国ホテル下のうなぎやさんへ・・・。(すみません、千代田区になりました。)
続きを読む: 日本蕎麦の味と銀座煉瓦の碑
[銀造]
2015年7月 7日 18:00
6月初旬、日刊スポーツと聖路加国際大学の間にある、築地川公園の公衆用トイレの横に、2m以上の大きな草が黄色い花を咲かせていました。
近寄って見ると、今まで見たことの無い植物です。
1cmぐらいの黄色い可愛い花を沢山付けていました。 見頃は、7月15日ぐらいまででしょうか?
お花が大好きな方には、わざわざお越しいただける価値があるとおもいます。
タバコの葉っぱに似ていたので、イワタバコ科の植物だと思ってインターネットで調べても、該当する物はありません。
FB友達に助けを求めると、夢の島熱帯植物園のボランティア・ガイドをなさっている方から情報を頂きました。
銀造さん、
ゴマノハグサ科の「ビロードモウズイカ」だと思います。
どこからか種子が飛んできたのでしょうか?都会の真ん中で突然あらわれたらびっくりですね。
ゴマノハグサ科
学名:Verbascum thapsus
花期:夏
葉や茎が灰白色の毛に覆われているので,見た目も触った感じもビロードのようです。
また,雄しべに毛が密生しているので「毛蕊花」という名前がついています。人の背丈くらいに伸びます。
なお、この様に漢字では書くのですね。
ビロードモウズイカ(天鵞絨毛蕊花)