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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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春はもうすぐ

[お江戸のマーシャ・堀内] 2017年2月 2日 16:00

さて、一月も終わり、旧暦で言えば、立春の2月4日が目の前、

その前日は豆撒きの節分ですが、春がもうそこまできているような気配がします。

 

ちょうど今は、旧暦でお正月を祝う中国など中華圏の春節(お正月)の時期、

沢山のアジア圏からの旅行者の姿に出会います。

 

コレド室町1の地下にある<日本橋案内所>NIHONBASHI INFORMATION に、三月三日のひな祭りを前にカワユイおひなさんと鬼が並んで、今の季節感を醸し出していました。より暖かくなりますね!

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河津桜開花

[サム] 2017年2月 2日 12:00

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 新川公園 隅田川テラスの、陽当たりの良い中央大橋北東袂の植樹帯に植栽されている3本の河津桜が早くも開花。

カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種とされ、花色は桃色ないし淡紅色で、ソメイヨシノと比較すると、花弁の赤みが強い印象です。

桜のシーズンの先陣を切って、通常2月上旬

DSC_0937RSG.jpg頃から開花し始め、約1ヶ月後満開になり、かつ満開状態を一定期間保つのも特徴のひとつ。

6~8分咲きの頃が、花に勢いがあり、綺麗な花姿とされます。

開花時期はその年の天候に大きく左右されるようで、開花予測が非常に難しいと聞きます。

尚隅田川テラスの河津桜は、夜間も外灯の明かりで十分楽しめます。

 

 

ニホンズイセンの静謐な香り

[サム] 2017年2月 2日 12:00

DSC_0929 (2)RRLS.jpg 立春目前ながら、まだまだ寒さ厳しい候。

この時期、浜離宮恩賜庭園内の花数はまだまだ限られますが、澄み切った柔らかい陽射しのもと、凛として咲く花のひとつがスイセン(ニホンズイセン)です。

スイセンはヒガンバナ科の多年草。

通常単にスイセンと云えば、「ニホンズイセ

DSC_0927RSG.jpgン」を指すことが多いですが、他の種や園芸品種を含むスイセン属の総称としても使われます。

ニホンズイセンはフサザキスイセン(房咲水

仙)の変種とされ、原産地の地中海地方からシルクロード、中国を経て渡来し、野生化したものとされます。

根際から生える葉は平たい線形。

外側の花被片は白、真ん中にある副花冠と呼ばれる筒状の部分は黄色のカップ型で、小輪で房咲き。

透明感のある清楚な甘さの中に、爽やかなフローラルグリーンの香りが特徴とされ、香気成分としては、シンナミックアルデヒド、ベンジルアルコール、ベンズアルデヒド、オイゲノールなどが報告されています。

冬の寒さを包み込む静かで穏やかな香りです。

 

 

椿開花

[サム] 2017年2月 1日 12:00

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DSC_0921RSG.jpg 1月24日、東京管区気象台より、気象庁生物季節観測情報のひとつ「椿開花」が報じられました。

平年より16日早く、昨年より29日遅いとの由。

ツバキはツバキ科ツバキ属の常緑高木。

ツバキ属の他の種類と区別して、「ヤブツバキ」とも称せられます。

日本に自生する野生種は、「ヤブツバキ(ヤマツバキ)」「ユキツバキ」「リンゴツバキ(ヤクシマツバキ)」の3系統とされます。

ツバキの観賞は、茶道・華道が発達した、室町・安土桃山時代を経て、江戸中期に広く一般庶民の間にも普及したとされ、数多くの園芸品種が作出されています。

浜離宮恩賜庭園には、大手門出入口付近に、「カンツバキ」(サザンカの園芸種とされますが、異説もあり)が、梅林傍らに、枝が縦に伸びる立性品種の「タチカンツバキ」が植栽されていますが、文化財庭園で手を余り加えていないだけに、庚申堂鴨場周辺には「ヤブツバキ」が見られます。

花弁は平開せず漏斗型、多くの枝を分け、こんもりとした樹形です。

因みに、「寒椿」「冬椿」は冬の季語ですが、「花椿」は春の季語。