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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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大手町と日本橋をつなぐ「竜閑さくら橋」の美しい夜

[柴犬] 2018年12月20日 14:00


今年の春に、千代田区大手町と中央区日本橋をつなぐ歩行者専用の大きな橋が新しく架けられました。その名も「竜閑さくら橋」。場所は新常盤橋と鎌倉橋の間、日銀本館まで歩いてすぐの場所です。

大手町を日本橋をサッとつなぐ橋があったらな...とは、この辺りで働く・暮らす人々の共通の思いでしたが、ついに!二年半の工事期間をかけて完成しました。

江戸初期、この付近には防火対策のため作られた竜閑川という掘割がありました。竜閑川は、日本橋川から浜町川・隅田川へと抜けるバイパス的な枠割もあり、水運に欠かせない存在でした。その後埋め立て・再掘割を経て、戦後にがれき処理のため埋め立てられ完全に姿を消しました。

現在でも竜閑川の痕跡は見られます。また、竜閑と名のつく公園や場所も残っています。今回の「竜閑さくら橋」もそうした経緯から、公募で名称が決まりました。

JRの高架橋と首都高八重洲線が重なるこの場所は工事が大変困難で、着工にあたり数々の最新技術が駆使されました。その結果!!首都高の出入り口や高架橋を行き交う車両、戦前の化粧煉瓦アーチ龍閑河岸橋高架橋、もちろん下には日本橋川という新旧入り混じる不思議な光景を眺めることができるミラクルな橋となりました。

そして夜にこそ、その異世界感が現われます。

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ビジネス街なので夜になると人もまばらで、耳には川の音と電車の音しか聞こえず、目にはすぐ近くの日本橋や銀座の賑やかさが感じられ、東京というダイナミックな都市の根幹に触れられる場所のように思います。

ちなみに竜閑さくら橋はクリスマスや年末年始の特別なライトアップやイベントは予定されていないそうです。残念!

すぐ近くの日本橋三越付近のライトアップもなぜか魔都感のある色彩になっているので

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近未来の東京と、どろりと怪しげな戦前の東京が混じるような世界観がお好きな方は是非、冬の「竜閑さくら橋〜日本橋」エリアを散策してみてはいかがでしょうか。美しい銀座や華やかな夏とは一味違う奥深さがあります。


 

 

平成時代の建造物

[CAM] 2018年12月19日 14:00

 『ものしり百科』巻末の「中央区の主な出来事」に挙げられている「平成時代の建造物」を訪ねてみました。

 まずは、「銀恋の碑」。歌謡曲「銀座の恋の物語」が大ヒットしたのは昭和36年(1961)でしたが、この碑が建立されたのは平成2年(1990)のことでした(『ものしり百科』39頁)。

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 中央大橋が創架されたのは、平成6年(1994)でした。佃大橋が創架されたのは、東京オリンピック前の昭和39年(1964)のことで、これによって、渡船が廃止されたのですが、さらに中央大橋が架橋されたことにより、佃島から東京駅方面への交通が便利になりました(『ものしり百科』60頁、106頁)。

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橋の中央部の橋脚上には「メッセンジャーの像」が設置されています。

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 リバーシティ21の敷地内に「パリ広場」が造られたのは、平成11年(1999)。

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 「友情から未来へ」と題されたモニュメントが設置されています(『ものしり百科』111頁)。

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 歌舞伎座(第5期)の新装開場は、平成25年(2013)でした(『ものしり百科』43頁)。

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 東京メトロ東銀座駅と直結した地下2階の木挽町広場は、歌舞伎座ならではの土産物を購入できるほか、災害時に帰宅困難者を収容する施設としての役割も担っています。

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 また、歌舞伎座タワー5階には空中庭園もあります。

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 「築地大橋」の創架は、平成26年(2014)のことでした。これにより、本橋が、隅田川河口から第一番目に架かる橋となりました。

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清洲橋は工事中です

[wienerhorn] 2018年12月17日 14:00

清洲橋IMG_6917.jpg国指定重要文化財である清洲橋は、関東大震災後の震災復興橋梁のひとつで、永代橋とともに隅田川に架かる美しい橋の一つとして有名です。
その清洲橋を対象に、来年秋まで2種類の工事が行われており、橋は仮設の足場などで覆われた状態となっています。
一つは、老朽化した「景観照明」を改修する工事です。照明はLEDになります。
もう一つは、鉄部分の塗膜の劣化によるさびを防ぐための塗り替え工事です。
美しい清洲橋の姿はしばらくお預けとなりますが、メンテナンスして長持ちさせることは重要ですね。

 

 

中央区第九の会 -2018トリトンスクエア公演-

[サム] 2018年12月16日 18:00

PC151776ELS'.jpgimageRS'G.jpg 師走恒例の「ベートーベン第九コンサート」。12月15日12:00より、晴海トリトンスクエア2F グランドロビー特設会場にて、佐藤雄一氏指揮「中央区第九の会」の、今年で12回目を迎えるトリトンスクエア公演が開催されました。

「中央区第九の会」は、中央区在住・在勤者を中心に、2007年に編成された中央区第九記念合唱団と、1994年設立の中央区交響楽団で構成され、すべてアマチュア。

第一部の、中央区交響楽団によるオープニングファンファーレ、中央区立月島第一小学校合唱団による合唱、中央区立佃中学校有志合唱団による合唱、中央区第九記念合唱団による合唱(中央区第九の会版 "お江戸日本橋" 他 )に続き、第二部のベートーベン作曲交響曲第9番ニ単調作品125「合唱付き」より第4楽章の演奏がいよいよスタートです。ベートーベンが第九に込めた「人類すべてが兄弟になる」という平和への思いを託し、力強く歌い上げられました。

 

 

MIKIMOTO GINZA TREE 2018

[サム] 2018年12月15日 12:00

DSC08037ELS'.jpgDSC08038RS'G.jpg 2014年まで40年近くにわたり、銀座の冬の風物詩として親しまれてきた「ミキモト ジャンボクリスマスツリー」に代わり、ミキモト銀座4丁目本店ビル竣工に伴い、昨年来新たに登場した「MIKIMOTO GINZA TREE」。

今年もミキモト銀座4丁目本店の高さ7m、幅7mの大きなショーウィンドウに於いて、展示・演出が始まりました。

会期:11月23日~12月25日 11:00~23:00

金や銀のリボンを纏ったオブジェやパールをモチーフにしたオーナメントが幻想的に浮かび上がり、クリスマスシーズンを彩る華やかな意匠。

オブジェの一部が動き、キラキラと輝く雪の結晶が現れては消えるような繊細かつ優美な演出です。

 

 

メタセコイアの紅葉

[サム] 2018年12月14日 14:00

DSC08077ELS'.jpgDSC08024RS'G.jpg 朝日新聞社東京本社(築地5)前の新大橋通りに植栽されているメタセコイアが色づき、樹幹が直立し、樹冠は円錐形の、端正な樹形群が目を引きます。

メタセコイアは、スギ科の外来種で、落葉性の針葉樹の高木。現生種は1属1種です。

和名のアケボノスギは、英名の "dawn redwood" を訳したものとされ、秋に橙赤褐色に紅葉します。

枝に小枝が対生し、その小枝に扁平な線形の小葉が密に対生し、鳥の羽根のような形状で、一見羽状複葉のように見えます。

雌雄同株で、この時期、長い柄がついた小さなマツボックリのような球果を付けます。

新緑、紅葉、冬枯れと四季を通じて楽しめます。