今年もまもなくおしまいですね。一年の流れは早いものです。中央区は商業の町ですので、この季節は各商店やデパートなど、まさに書き入れ時。お正月の準備のために買い物客であふれています。
一方、区内の多くの神社では大晦日に"大祓"という神事が行われます。一年の穢れを祓い、来る年の安寧を祈る重要な行事として古来から営まれてきました。特に信仰ということではなくても、一年の自身の失敗や不十分な出来事を反省し、嫌なことは忘れて新しい年に思いを馳せるという意味でも、ひとときの心の安らぎになるのではないでしょうか。
それぞれ地元の神社にお参りされるのもよし、買い物の行き帰りに気になるお社を訪ねてみるのものいいでしょう。
中央区には「日本橋七福神」や「銀座八社めぐり」などの文化・歴史とウォーキングを同時に楽しめるルートもありますから、年末年始の休日に散策を兼ねて参拝されるのもおすすめです。
それから、築地市場にお正月料理の材料の買い出しに来られる方は、是非〔波除稲荷神社〕にお立ち寄り下さい。今月半ばから1月10日まで本殿の前に"茅の輪"が設置されています。この輪をくぐって厄落としすることができます。あわせて新年の誓いをされてはいかがでしょうか。
日頃神社にあまり行かない方でもお正月には"初詣"に出向く方も多いと思います。ある方にうかがったのですが、本来神様に現実的なことをいろいろ頼むのはよくないのだそうです。むしろ、自らの誓いや反省、感謝の気持ちを神前でおごそかに振り返ることに意味があるそうです。その姿勢次第で神様のご加護もあるとか・・・。だから歳末まだそう混雑していない境内で静かに一年を振り返るのはけっこういいんじゃないでしょうか。
皆様にとって来年が一層よい年になることをお祈りします。
本年もお世話になりありがとうございました。
(写真:2014/10/11 中央区勝どきから隅田川対岸・汐留の風景・1964TOKYOオリンピック50th)
(写真:2014/11/2 中央区まるごとミュージアムでの日本橋無料クルーズ)
今回はこの橋について取り上げてみました。
渡船自体にもいろいろな変遷があるのですが、この石碑は昭和2年に当時の東京市が運営していた渡船の運賃が無料になった時に建てられたものです。
この建物の四方にはそれぞれ異なる佃島にちなんだ彫刻が施されていて、その1つが「石川島の灯台と佃の渡しの風景」になっています。
もちろん佃の街並みやリバーシティのマンション群なども目に飛び込んできます。
隅田川最下流にできた「築地大橋」のアーチ1つと手前の「勝鬨橋」のアーチ2つが、

