[kimitaku]
2014年4月23日 14:00
桜散る晴海公園を散歩していると、岸壁が何か騒々しいです。
全員が甲板に整列し、号令のもとそれぞれの持ち場に向かいます。
船内放送では、これから出航の準備に入る模様。みなそれぞれの持ち場で迅速に動いています。
岸壁では、黄色服の港湾職員が、それぞれの係留ロープ(もやい)に待機して、船長からの支持を待っています。
後ろの公園からは、「メジロ」それに「ウグイス」の鳴き声が聞こえてきました。公園は何となくのどかです。
港湾職員に、船の行先を尋ねると、笑顔で 「どこに行くのかは、知りません」とのことでした。
ほどなくして、対岸の竹芝から「曳航船」が到着。
「照洋丸」にロープをかけ、引き始めました。そして係留ロープは外され、出発の準備が完了。
「ボーウ」巨大汽笛が空に轟きます。
汽笛は、全身を震わせ、私を春の居眠りから完全に引き戻しました。
そして、曳航船に引率され「照洋丸」は、レインボウブリッジをくぐり外洋に向かいました。
「照洋丸」は、これから太平洋の水産資源調査に向かうそうです。そして、黄色服の港湾職員も、黄色の港湾船でどこかに消え、曳航船はそのまま竹芝ふ頭に向かいます。
ときどき、晴海埠頭では、このような船出シーンが見られます。
[TAKK...]
2014年4月22日 08:09
春の一日、旧跡をたずね、花を楽しみながら、変わりゆくウォーターフロント、石川島・佃島界隈を散策することにしました。
①江戸湊発祥跡
出発は新川、隅田川テラスです。
江戸湊発祥跡を示す碑が設置されています。
この地はかつて、貨客船航路の発着地として、房総方面の木更津、館山や相模・伊豆方面へは浦賀、三崎、下田、伊豆諸島などを結んだ航路が運行され、賑わっていたそうです。
②霊岸島検潮所・量水標跡
明治6年(1873)に霊岸島検潮所が設置され、標高の基準となる平均潮位を測定していた場所です。
日本の近代測量に貢献した歴史的意義を後世に伝えています。
③佃小橋と藤棚
中央大橋を渡り、石川島公園、佃公園を通って、佃小橋付近にやってくると、藤の花が咲いていました。
しだれ桜も楽しめました。
④たかさご
結構、歩いてきました。お腹がへってきたので、肉のたかさごさんでお弁当を買います。
たかさごさんと言えば、焼き豚やローストビーフが有名ですが、コロッケ等のお惣菜やお弁当も販売されているのです。
どれも美味しそうで目移りしますが、オムライスと「お肉の山」というお弁当にしました。
数々の賞を受賞した名店です。
⑤石川島公園
たかさごさんで買ってきたお弁当を、公園で食べることにしました。
公園からの眺めものどかで、とてものんびりとした気分になります。
さて、肝心のお弁当ですが、まずはオムライス。
卵の下には、角切りの焼き豚がゴロゴロ入ったケチャップライス。
かなり豪勢です。
そして、このお弁当。
コロッケ、焼き豚の細切れ、豚のしょうが焼きと目玉焼き。
焼き豚の細切れは、カレー味で仕上げる細やかな配慮が光ります。
また、目玉焼きが添えられているのも、こころにくいところです。
ローストビーフや焼き豚はインターネット販売されていますが、今のところ、お弁当はお店に行かないと買えません。
季節の花や旧跡、お得なグルメも楽しめるコースでした。
[銀造]
2014年4月20日 14:00
「お江戸文化村 in 浜離宮恩賜庭園」が、初めて開催され、初日の4月19日に行ってきました。
始めに、矢田区長はじめ来賓の方々のご祝辞がありました。ミス中央・中央区観光大使も花を添えます。
今回のコンセプトは、
1.食文化を味わう
2.江戸製品を知る
3.江戸芸能に触れる というものです。
開会のご挨拶の後の、和太鼓の演奏がとて力強く、元気をもらいました。
江戸製品を知るという意味では、大野屋總本店の足袋を購入しました。
この小さな足袋は、「お足(money)が貯まる」と、大変評判になっています。
銀座平野園さんでは、美味しい日本茶を購入し、翌日美味しく頂きました。
「お江戸にぎわい出店コーナー」には、中央区の名店が。
さて、お楽しみの昼食は何にしようかな?
私は、さんざん迷った挙句、人形町今半のすき焼弁当と助六弁当を購入しました。
すき焼は大きな和牛が上品に味付けされ、大変美味しかったです。
助六は、お稲荷さんの上に、すき焼き肉が載せられ、ローストビーフ風の握り寿司も旨かったなあ。
このイベントが毎年続くことを楽しみにしています。
[隅田の花火]
2014年4月19日 09:00
現在、隅田川の最下流部に新しい橋を作っていますが、先日上から見る機会がありましたので見てきました。
写真上のほうが下流方面、
左が勝どき、右が築地・浜離宮庭園方面です。
橋脚の部分はだいぶ出来上がっているように見えるので、近々、橋げたの設置もされることと思います。完成した姿を想像するとワクワクしてきます。
この橋は中央区の築地と勝どきを結ぶ橋で環状第2号線という道が通ることになるのですが、
築地に代わる新市場、臨海地区、また2020年東京五輪の競技エリアに通じる道として重要な役割を担うことになります。
今までは隅田川の最下流部の橋は『勝鬨橋』で、長年にわたって「隅田川の門」として君臨してきました。
勝鬨橋ができたのは戦前の1940年(昭和15年)で、あの「幻の東京五輪」が開催される予定の年でした。
さらに1つ上流の橋の『佃大橋』も前回の1964年(昭和39年)の東京五輪開催の年にできました。
といったわけで、隅田川の下流3橋はそれぞれの東京五輪の時代を映す橋になることになります。
新たな「隅田川の門」となるこの新しい橋ですが、後世の人に名橋と呼ばれるような橋になってほしいものです。
まだ名前が決まっていませんが、ふさわしい名前になることを期待します。
[サム]
2014年4月 9日 08:26
カモメ類の多くは秋、主にユーラシア大陸北部から渡来し、春になると再び北方の繁殖地へ渡去する所謂冬鳥。
その中で、ユリカモメは日本に渡ってくる小型のカモメ類の大半を占めるといわれています。
ユリカモメの特徴のひとつに、冬羽と夏羽の装いが全く異なることがあげられます。
普段よく目にする冬羽は、頭部が真っ白で目の後ろに黒っぽい斑が入り、脚と嘴は赤。
全体にすらっとした流線型で、色白で愛くるしい顔立ちです。
一方夏羽は、目の後方から首回りにかけ頭部の2/3ほど黒頭巾をすっぽり被ったようでユーモラスな容姿。
脚と嘴も暗赤色に変化し、目の周りには前方が切れた白いアイラインがくっきり見えます。
ユリカモメの "ガングロメイク" は、春が訪れ、北に帰る準備が整ったことを示す「旅立ちのサイン」。
隅田川テラスで見かけるユリカモメも、日に日に頭の黒くなった個体が増えていくようです。
この時期は、既に夏羽に切り換わりつつある "用意周到な個体" と、まだ冬羽の面影を残す "のんびり屋さん" が隣り合わせで並ぶユニークな光景を楽しむことができます。
[之乎者也]
2014年4月 7日 14:30
前回、東京駅から都バス(東16)に乗っての隅田川での花見のお誘いをしましたが、今回は花見歩きのご報告です。
開花宣言以来、雨が降ったり春の嵐が来たりと荒天の日が続き、この週末の天気も心配でしたが、4月5日土曜日の朝は青空も広がる絶好の花見日和でした。普段であれば会社に出かける時間、のんびり川沿いを歩いてみました。
東16に乗ってお出かけの方は住友ツインビル前で降りると、目の前に兜を模った真っ白な中央大橋と佃島の高層マンション群が見えるはずです。そのまま歩道を橋の方向へ向かって歩くと橋の手前左側が新川公園です。永代橋に向かってぶらりと歩いてみましょう。
天気が良いので隅田川テラスを歩いても気持ち良いですが、今は桜が満開なので堤防の上の歩道を歩いて見ましょう。犬と一緒に散歩をする人、ジョギングをする人、そして花を賞でる人と様々です。心配していた桜の花もまだ散っておらず、青空の青、同じく堤防上に咲く様々な花の黄色、紫色、葉の緑との鮮やかなコントラストが楽しめるのもこの季節ならではです。永代橋まで歩いたあとは元へ戻って中央大橋を渡ります。
親日派としても知られるシラク元フランス共和国大統領がパリ市長を勤めていた1992年10月に東京都に贈られたO.ザッキン(Zadkine:フランスの彫刻家)作のメッセンジャー(Le messanger)越しに記念に1枚。新川公園のピンク色の桜、隅田川と青空の青、そして遠くに見える永代橋とスカイツリーが鮮やかです。ここは夜になると永代橋がライトアップされ、また多くの屋形船が行き交い夜景がきれいな場所としても有名ですね。
橋を渡って左側へ行くと石川島公園。北端にはパリ市との友好を記念して作られたパリ広場があります。、先ほどの中央大橋とともに映画やドラマ(Good luck、瞳など)でもロケ地としてしばしば登場しますね。ここではきれいなソメイヨシノに加え枝垂桜(シダレザクラ)も満開です。
石川島公園から道路を渡って佃島小学校の脇を抜けて島の反対側へ出ると佃島公園に出ます。ここは学校の歴史の教科書にも出てくる石川島人足寄場のあった場所ですが、1866年にできた石川島灯台を模したモニュメントの周りも花や緑が鮮やかです。石川島といえば水戸藩藩主で、最後の将軍慶喜の実父としても知られる徳川斉昭が1853年に造船所を作り、後の石川島播磨重工業(IHI)の礎となった地としても有名です。土曜日(と水曜日)は、ピアウエストスクエア1階にある石川島資料館も開館(10:00から17:00)しているので、ついでに足を伸ばしてみたらいかがでしょうか。造船所の歩み、佃島の歴史などを手軽に学ぶことができる場所です。お腹がすいたら近くのレストランで一休憩するのも良し、月島まで足を伸ばしてもんじゃを食べるも良し、楽しい土曜日となることでしょう。
石川島史料館
ホームページ:http://www.ihi.co.jp/shiryoukan/
電話(03)5548-2571
所在地 〒104-0051東京都中央区佃1-11-8ピアウエストスクエア1階
毎週 水曜日・土曜日 入場無料
午前10:00~12:00
午後1:00~5:00(入館は午後4:30まで