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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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築地のサルノコシカケ

[勝鬨太郎] 2015年5月22日 16:00

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この写真は、築地に生息する'サルノコシカケ'です。

 

中央区築地市場の外構に植えられている木に生えていたものを見つけたもので、元の樹木名や正しい『サルノコシカケ』の名前はよくわかりません。

  

青果門の近くで、ひっそりと、但し堂々としていました。

目測で長い方の直径、20数センチというサイズです。

よく見てみると、年輪のような縞模様が円形に広がっており、多分相応の日時を経て成長したものと推察されます。

 

 

青果門の近くは、正門や市場橋門のようにターレが忙しく行き交うことも少なく、また海幸橋門のように観光客が多く出入りすることのないところで、名前のように草食系の雰囲気が感じられるところです。

築地市場は、マグロやカニ等の水産物の取扱いが特に有名ですが、青果部では野菜や果物そして漬け物や鳥卵も扱っています。

 

地下鉄築地駅から本願寺を参拝し、もんぜき通り(新大橋通り)を抜けてそのまま浜離宮恩賜庭園につながるウォーキングコースもこの季節お奨めです。

 

その際は、このさるのこしかけを見つけてください。

ひょっとしたら、小柄な猫くらいは腰をおろしているかもしれませんね。

 

 

 

手作り"街さんぽ"(その1)

[お江戸のマーシャ・堀内] 2015年5月21日 15:00

今日は"街さんぽ"です。

 
1)週末、日比谷線東銀座3番出口に直結している歌舞伎座木挽町広場へ。

大きな勘亭流文字の歌舞伎座提灯が目印、なんともう風鈴が吊るされていました。
夏への準備、先ずは心地よい音色をどうぞ。
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2)そのまま昭和通りを南へ2block築地方向へ行くと演舞場通り、

綺麗どころとお食事の"東をどり"、今年の5/21-24は行けないので、昨年の写真で雰囲気をお伝えできれば、、。
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3)さて、築地場外市場目指して、築地4丁目の新大橋通りをユックリ歩きますと、外国人観光客が目立ちます。
ここにはお寿司屋さんが沢山あるのですが、私は外国人が多い

"つきじ かんの"という自らセリ番号を持っておられる鮪海鮮問屋で、
この丼をいただきました。(900円)

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4)腹ごしらえした所で、次に築地市場の隣に位置する"浜離宮恩賜庭園"。

江戸時代は将軍家別邸、八代将軍吉宗の時には、1729年長崎からヨッチラ歩いてきてくれた白象さんが、ここで生活してくれていたんですね。
緑と池(東京湾と繋がっているため海水の池もある)、お茶屋で一杯など週末のユックリ休みには最高です。
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5)最後、お帰りは日比谷線の築地駅にある築地本願寺。

ここでお参りをして、毎月違うお札をもらって帰ります。 本のしおりに使えます。
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これから暑さに気を付けて頑張りたいと思います。

 

 

 

ボーダー屋さん

[王冠とあざみ] 2015年5月16日 22:12

築地7丁目の老舗文房具店が閉店し、

また文化の灯がひとつ消えてしまったのかと

心寂しく感じていた矢先、

その店舗あとは、多彩なフレームのショウ・ウインドウの利点を生かして

フランス直輸入のウエアを取扱う、ショー・ルーム『アンカー』となった。

覗き込むと、小粋なボーダー・シャツが並び、一見、ボーダー専門店の様相。

わたしは便宜的に「ボーダー屋さん」と呼んでいるけれど、

基本は卸だし、訪れる方によって「しましま屋さん」等、

好き勝手に呼ばれているらしい。

 

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日本でも大人気の『ボーダーTシャツ』『バスク・シャツ』(バスク地方発祥)は

1820年代ぐらいから、フランス・ブルターニュ地方の

船乗りに着用され続けており、

現地ではむしろ『marinier(マリ二エール)』漁師風、

『Bullton(ブルトン)』(ブルターニュ地方発祥)と

呼ばれているとのこと。

元祖論争は諸説あるものの、いずれにせよ、のちに海軍の制服に採用、

ボーダーの数は、ナポレオン・ヴィクトリーと同じ数と明確に決定づけられ、

今や次第に全世界に広まって、流行の遍歴に左右されない定番として、

老若男女のワードローブに欠かせないアイテムになっている。

ピカソやヘミングウエイが愛用しているポートレート写真も有名ですね。

皆さんも1枚ぐらいは・・・。ボーダー好きなら何枚も、手元にお持ちでは?

 

 

代表の高松さんは、ハウス・マヌカンが台頭していた

バブル期~後半にかけてアパレル企業に就業し、

一握りを除いては、まったくクリエイティブとは言えない

デザイナーズ・ブランド、キャラクターブランドのイージーさに辟易し、

興味が薄れかけていた時、

ファクトリー・ブランドというカテゴリーに出会う。

 

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学生時代からイギリス音楽にはまり、

その文化的背景を知るなかで、産業革命・工業革命がもたらした

イギリスの工場機能の素晴らしさを肌で感じていたことと相まって、

『洋服の原点』=オリジンに気持ちが向かうように。

 

ところが縁が繋がったのは、

イギリスではなくて、フランス、マリンウエアの老舗。

エージェントを引き受けることになり、数人と独立。

渋谷~青山~銀座と展開して来たが、

時代と年齢に伴って、洒落た立地からかけ離れた、築地へ移転。

 

 

あまりにも赴きが違いませんか?という質問に、

「確かにこれまで付き合いがあるところとは、まったくチャンネルが違うのですが

例えば市場で働く人、

エンド・ユーザーから直接声を訊ける面白さがあります」との返答。

築地市場から数分の距離。ゴム長靴を履いたおじさんがふらっと立ち寄り、

質実剛健な仕事着として購入していくようなことが、

彼にとってはまさに、理にかなった原点=オリジンの再確認になっているよう。

 

店内は、実はボーダー・シャツの他、

高松さんが惚れ込んだファクトリー・ブランドが、多数鎮座している。

 

【armor lux(アルモー・リュックス)】ブルターニュ地方

創業1938年。

ブランド名はブルトン語で「海の光」

マリン・ストライプの、肌触りの柔らかいボーダー・シャツが象徴。

子供服、紳士服、ランジェリーまで、幅広く手掛ける。

 

Fileuse d'Arvor(フィルーズ・ダルボー)】ブルターニュ地方

創業1927年。

『ヴィンテージリブ』 と呼ばれる昔ながらの手間のかかる

編み立て生地が採用されているのが最大の特徴のニット。

やはり、ボーダーが象徴的で、現行フランス海軍に支給されている。

 

GUY Cotten(ギ・コッテン)】ブルターニュ地方

創業1964年。

yellow oilskin item」で揺るぎない地位を築く。

ゴムびきのカッパやつなぎがメインで、

フランス漁師ウエアのシェアなんと99%。

いち早くマジック・テープや溶解圧着を取り入れ、

現代が求める利便性、耐久性を追求。

 

【Arpin(アルパイン)】サヴォワ地方

創業1817年の老舗。

アルプスの羊毛のみを使用し、国家遺産の機械と技術で

製糸から織りまでを手掛けている。

最近ではケミカルな素材も取り入れた、機能性重視のウエアが充実。

オススメは、

北極探検家ポール・エミール・ヴィクトールのシグネチャー・モデル。

 

 

「こういう企業には、現場上がりで、

心底ものづくりが好き+技術が伴ったまじめなオッチャンがいて、

日本向けのサイズや、

僕からのリクエストを本当に良く理解して造ってくれるのです。

だからそこに存在する本物の確かさとストーリーは、

きっと、着てくださったら肌で感じてくれると思います。」

 

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(取材当日は奥様もお手伝い。写真右側が奥様。初めてお会いしてすぐに意気投合)

 

わたしにとっては、若い時に、物の良さ、ストーリーなどに気づかず

皆が着ているからというだけで飛びついてみたけれど、

定番だからこそ、なんだか手におえず、難しいものだったのが、

年齢を重ねた今こそ、確立したスタイルで着こなせるように成ったように感じる。

心身共に熟成した世代が着ることにより、服に説得力が現れるのが

ファクトリー・ブランドの底力なのかもしれない。

 

「ボーダー屋さん」は、早くも口コミで人気を得ているが

目利きが多く、江戸の粋を継承する築地に於いては、至極当然のことなのかも。

ぜひ、高松さんから、ブランド・ストーリーを聞きながら、

人生に寄り添う素敵な一着を見つけてください。

 

中央区築地7-11-10

不定休

 

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るかなび ランチタイム ミニ講座&ミニ落語 May 21st, 2015

[銀造] 2015年5月13日 18:00

 るかなび ランチタイム ミニ講座&ミニ落語は、
平成27年5月21日(木)12:30から開催されます。
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今月の講座は、「自分で守ろう、自分の健康」です。
12:35から<ミニ講座>「毎日コツコツ 骨の健康づくり(その2)」があります。
 骨粗鬆症とか骨に関する問題を、自分の体への対策を考える良い機会ではないでしょうか?
12:50からは、<落語>山朝亭半゜佐さん(Sanchoutei-Pansa)さんによる軽快な口調による楽しい落語が語られます。
この方の落語は、以前にお聞きしたことがあるので、面白いのは請け負います。
(以前の様子は、こちらをご覧下さい・・・・・・/archive/2014/01/srsanchopansa.html
では、為になる健康講座と落語、現地でお会いしましょう!

 

 

 

パネル展「延遼館の時代~明治ニッポンおもてなし事始め~」

[サム] 2015年5月 3日 09:00

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R0033351CCRS.JPG 5月1日(金)~8日(金)(7日は休室)、都庁南展望室で、東京都公文書館パネル展「延遼館の時代~明治ニッポンおもてなし事始め~」が開催中。

2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催に向けて、海外からのお客様をおもてなしする施設として、浜離宮恩賜庭園に、近代日本最初の迎賓施設であった「延遼館」の復元が予定されていますが、これを機に、東京都公文書館では、改めて、所蔵資料に加え関係機関の資料調査を開始し、これまで解明の進んでいなかった延遼館の歴史に光を当てる作業を取り進め、その中間報告として、今回のパネル展開催に至った由。

 <展示構成>

 Ⅰ 浜御殿と幕末の海軍施設「石室」

 Ⅱ 明治日本の外国貴賓「おもてなし」

 Ⅲ 西欧式「晩餐・夜会」で「おもてなし」

 Ⅳ 延遼館 外務省から宮内省へ

 

慶応2年(1866)、浜御殿が幕府海軍の管轄とされ、翌年、海軍庁舎・教習施設として「石室」と呼ばれる木骨石造の建物が建造。明治2年(1869)イギリス王子エジンバラ公を国賓として迎えるに当たり、急遽「石室」に営繕を加え、ここに延遼館の名が付けられた近代日本最初の迎賓施設が誕生。明治3年(1870)、旧浜御殿一円宮内省の所轄となりますが、延遼館のみ外務省が所轄。明治16年(1883)鹿鳴館が落成し、外務省主催行事の表舞台の地位は譲ったものの、明治17年(1884)、初めての天覧相撲が開催され、明治以降停滞傾向にあった相撲界にとって、起死回生の転機になったと語り継がれているようです。同年宮内省所轄に移行。明治23年に取り壊しに至るまで、外交上の接遇の主要舞台として、あるいは政府要人らが催す会議や祝宴、イベントの会場として幅広く活用されてきた延遼館の姿が浮き彫りにされています。

国指定特別名勝及び特別史跡の浜離宮恩賜庭園内に、この歴史的建造物が復元される日が待たれます。

 

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「八重黒龍藤」

[サム] 2015年5月 2日 09:00

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R0028613RRSG.JPG 風薫る5月。新緑が眩い、爽やかな季節を迎えました。

浜離宮恩賜庭園の「延遼館跡」、「潮入りの池」の「お伝い橋」前、お伝い橋中程の「小の字島」各々の藤棚は、薄紫色の花色で彩られています。

この時期は、延遼館跡の藤棚を間近で見られるよう、特別に柵を外して解放しています。

フジはマメ科フジ属のつる性落葉木本。

棚仕立てで、"藤紫色" の花穂が垂れ下がって咲く様は、艶麗で、芳香があり、また、"藤波" と表現されるように、風に揺れて咲く有様も、動きのある花として、古来人気があります。

日本固有種にはノダフジとヤマフジがあり、一般にフジというとノダフジを指すようです。

 <ノダフジ> 花穂は長く、つるの巻き方は(上から見て)右巻き

 <ヤマフジ> 花穂は短く、つるの巻き方は(上から見て)左巻き

         別名「カピタン(花美短)フジ」

花色はシンボルカラーの藤色の他に、白・桃・薄紅色などがあります。

尚「キバナフジ」と呼ばれる「キングサリ」はマメ科キングサリ属で別属。

 

R0028752RRSG.JPG園の職員の方の話では、園内はヤマフジが大半とのことですが、「お伝い橋」北端の藤棚には、ちょっと毛色の違う、珍しいノダフジ系の「八重黒龍藤(ヤエコクリュウフジ)」が植栽されています。

別名「牡丹藤」。

雄しべの弁化が著しく、「牡丹咲き」になる特異な品種とされています。