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お正月の松飾り 竹の切り方 Hotel 編

[銀造] 2015年1月13日 09:00

 お正月の松飾りについて、以前掲載しましたが、

お正月を迎える「松飾り」で、「竹の切り方」について、斜めに切っているのと、節の上で平たく切ってあるもの、そして竹笹を松と一緒に飾っていたり、それぞれのお店で異なっていたりしますね。

 今年の「日本橋七福神めぐり」をご案内した時に何人かのお客様から質問が出たので、改めてご紹介しますと、

門松は地方によって違うそうです。

 

まず切り口ですが、古来は横に切ったそうですが、戦国時代以降、特に武家では斜めに切るようになりました。これを「そぎ」と呼ぶのだそうです。

 京都の伝統を重んじる所では、未だに竹は斜めに切らないそうです。ということは、京都では、「寸胴」が多いのですね。

この基本的な二つの切り方の他に、最近では、竹の上部は危なくない様に、横に切って、竹の節を利用して口の形を残して微笑んだ感じの物もあります。

 

今回は、西洋旅館と言われるホテルの松飾りを写真に収めてきました。

京橋トラストタワーのMarriott Hotel 「そぎ」です。

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銀座国際ホテルの松飾り。 「寸胴」です。

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銀座グランドホテルの松飾りは、「そぎ」です。

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2014年12月にオープンしたMillenium Mitsui Garden Hotelの松飾りは「そぎ」。

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三井ガーデンホテル 銀座プルミエの松飾りは、「そぎ+口」

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Courtyard Marriott 銀座東武ホテルの松飾りは、「寸胴」。

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そして、内幸町まで足を伸ばして、今年125周年を迎えた、現在日本で一番由緒あるホテルの松飾りも見てきました。

こちらは、竹の上部を平たく切って、真ん中に節を残して、下部は控えめに口を開けた感じの、「そぎ+口」です。

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 各ホテルにも、こだわりがあるようで、なかなか面白い探索でした。

 (過去の記事は、これです)

/archive/2010/01/post-237.html

/archive/2010/01/post-239.html

 

 

 

織部とは何者か?没後400年古田織部展ー松屋銀座

[滅紫] 2015年1月 3日 15:00

100_1534.JPG明けましておめでとうございます。銀座松屋さんはここ数年お正月企画は『和の美」「日本の美意識」をテーマにしたものが多いのですが、今年は没後400年になる『古田織部展」です。ゆがんだ形や緑と土色の掻き分けの斬新なデザインで知られている『織部焼」に名前を残していますのでご存知の方も多いことでしょう。古田織部(1544~1615)は信長・秀吉・家康の天下人に仕えた『武将茶人」で利休亡き後侘茶とは対照的な奇抜で斬新な造形美を茶の世界に持ち込んだクリエーターです。今回は『織部の時代」「織部の茶の湯」「織部の茶道具」の3部構成で織部が活躍した華やかな『かぶいた」慶長時代、残された斬新なデザインのゆかりの茶道具、織部が開発した各地の茶碗や水指、懐石道具の名品を一堂に展示ー展覧会パンフよりー

100_1535.JPGとても400年前に制作されたとは思えない斬新な造形を見ていると家康がその中に体制をゆるがす『危険な匂い」を感じとり、『謀反の疑い」をかけ切腹させたのも何だかわかるような気がしました。年の初めにとても現代的ともいってもよい「ひょうげもの」織部の世界をお楽しみになるのは如何でしょうか?

1月19日まで松屋銀座8Fイベントスクエア

10時~20時(最終日は17時)

入場料1000円