[阿舒庵亭主]
2012年11月27日 08:05
本屋さんはチョッと考えると知的な職業のようだが、私的な経験ではモノを売る商売の中で本屋さんだけが特別に知的とは思えない。しかし、今まで知り合った限られた経験から言うと古本屋さんというのは結構趣味人が多くて面白い人が多い。新刊書だけを扱う本屋さんは当然ながら趣味というより商売に集中されている。
銀座から日本橋に向かうと、京橋のたもとにLIXILブックギャラリーという小さな本屋さんがある。
新刊書を扱っているから私の仕分けでは普通の商売屋さんだ。ところが、この本屋さんには何か主張があり、古本屋さんのように知的かつ趣味的だ。ザッと眺めてみると建築関係、ガーデニング関係、美術関係、民俗学関係など、一定のカテゴリーの本だけを扱っていて独特の雰囲気がある。
前から気になっていたことを、お店の方に聞いてみた。「この品揃えは誰が考えているのですか?」と。対応してくれた二人の女性が決めて販売しているとのことであった。「お二人は司書とか学芸員とかの資格をお持ちなんですか?」と立ち入った質問をすると「とくにありません。美術を勉強したりはしていますが。この店を10年ほど前からやっていますから先輩方もいらっしゃるし。」との返事であった。要するにこのお二人の感性で品揃えをしているのだ。
この書店はもともとはINAXという製陶会社の文化推進部が始めたものらしい。現在ではINAX以外に、トステム、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリア等の建築関連の各社が昨年統合して作ったLIXILグループの文化企画グループが経営しているとのことであった。この本屋さんの品揃えは基本的には会社業務に沿ったものではあるが、その域を超えた文化活動であり、メセナとしての成功例ではないかと思っている。
更に、この書店の二階にはLIXILギャラリーがあって各種の展示会を常時開催している。私が訪問した時は、白磁の「大谷祐里枝展」、布の芸術「酒井稚恵展」と「建築を彩るテキスタイル展」が開催されていた。余談ながら「建築を彩るテキスタイル展」は京都の川島織物の美と技の副題であるが、明治初期からの川島織物の歴史が見られて非常に驚くとともに感心した。
銀座通りは本屋さんも一味違う。散歩の途中にチョッと寄り道してみたい店である。
[与太朗]
2012年11月26日 15:58
2011年3月11日午後2時40分、みなさんはどこにいらっしゃいましたか? 私は日本橋三越前の地下コンコース、あの熈代勝覧の壁面のすぐ近くで、生れてこの方初めての長く激しい揺れに襲われましたが、奇しくもその同じ場所で『東日本大震災の記憶と復興』展が開かれています。(30日まで。無料。)
死者・行方不明者約2万人、家屋の全・半壊約36万戸・・・大災害から600日余りが過ぎましたが、各地に地震・津波の痕跡が残り、避難生活を強いられる方もまだ多数おられます。被災者・被災地への思いを「忘れない」、大地震と戦った日々を「風化させない」との思いで、このたびの大震災への対応や復興の状況を伝え、今後の被害軽減につながるようこの展示を行ったと主催者は言っています。
展示内容は、大震災の被災物(道路標識、時計など)や津波被災前後の写真パネル、復興活動の紹介パネルなどですが、石巻北上川河口や高田松原の写真は、何度見ても肌に粟が生じる感があります。
その他、興味深いものに東北の災害伝承の紹介があります。岩手・山田町の船越山ノ内「役の小角伝説」、宮城・多賀城市の「末の松山・小佐治物語」など、過去の大津波の経験から安全な避難場所を後世に伝えた伝説です。
契りきな かたみに袖をしぼりつつ 末の松山 波こさじとは (清原元輔)
百人一首でお馴染の歌です。末の松山を波が越える・・・ 起こりえないことのたとえにされる言葉ですが、東日本大震災でも周辺まで津波が押し寄せましたが、末の松山だけが浸水せずに残ったそうです。
※日本橋『東日本大震災の記憶と復興』展
●11月30日(金)まで。 無料
●会場 中央区日本橋室町1-3 東京メトロ三越前駅コンコース
●主催 「東日本大震災の記憶と復興」展実行委員会
●協力 名橋「日本橋」保存会 ほか
●企画 特定非営利活動法人全国街道交流会議
●後援 中央区 ほか
あの3月11日、地上の中央通りでは、翌日開かれる日本橋架橋100周年『江戸古町祭り』の準備が大詰めを迎えていました。私もイベントの一つ「はしご酒大会」の前売りチケットを買って当日を楽しみにしていましたが、祭りはあえなく中止。いずれ東北の酒と肴でのはしご酒大会を復活させていただきたいですね。
【写真上】 会場正面
【写真下】 地震直後、地上の様子(2時55分撮影)。何が起きたのか、まだ誰も知らない。
[銀造]
2012年11月26日 08:37
築地場外市場のお店で、「お年玉プレゼント・セール」が実施中です。 黄色いバルーン(風船)または店頭ポスターのあるお店で「応募ハガキ」を貰いましょう。 1等1万円が10名に、2等3千円が200名に、3等1千円が、何と4,300名様に当たるという、なんとも太っ腹な企画です。 七日市、お正月の用意もしなくちゃ!美味しいもの、品質の確かな物は、築地です
[まぴ★]
2012年11月25日 09:00
前から一度行ってみたかった銀座竹葉亭でうなぎ丼を食べました。
木挽町の本店にも行ってみたいのですが、まずは銀座店から(*^^*)
4丁目の交差点、晴海通り沿いにあります。
うなぎ丼はAとBがあり、Aは2310円、Bは2850円
違いは何なのか・・・聞いておけばよかった(^^;
よくわからないけど、とりあえずBにしてみました。
江戸前のうなぎは背開き。蒸し方も違います。
関西人なので大阪の鰻の方が馴染みがありますが、
これはこれで美味しいですね(*^^*)
鰻食べると元気が湧いてくるような気がするから不思議です(笑)
8月の末で土用の丑の日でもないのに、土日は混んでます(^^;
雨の中、お店の外で待つこと数十分。さすが人気のお店です!
竹葉亭のホームページ
[ナタリー]
2012年11月24日 14:00
先週17日土曜日は、築地社会教育会館(通称:築地社教)で国際交流のつどいが開催されました。主催は、中央区文化・国際交流振興協会ですが、私はこちらのボランティアスタッフをもともとやっておりまして、当日は、スタッフとしてもお手伝いしました。今までは、開催時間中ずっと働いてたのでまわりのイベントを体験したことなかったのですが、参加してみるとほんとに楽しいです!
築地社教1階から4階まで、全て今回のつどいで貸切!生け花、茶道、着付の体験から、和太鼓の体験まで。日本人でも経験ある方は少ないのではないでしょうか。それが、一日でいっぺんに体験できてしまうという・・・素晴らしい!
1階は、和太鼓体験。先生がお手本にうつ太鼓の音にあわせてみんなでマネしてみます。
一緒に太鼓をたたいた人に感想を聞いたら、「Awesome!!」と興奮してました
2階は、踊りのコーナー、日本の遊び・外国の遊び、サリー着付体験など。
12時からは、スリランカ舞踊がありました。写真の踊りは、神様にささげる踊りだそうです。
13時からは、盆踊り。こちらは、参加型です
私も20年ぶりに踊りましたが、最近の盆踊りは、「ダンシングヒーロー」を踊るんですね!
3階、生け花、茶道、風呂敷など、日本文化を中心に体験ができるコーナーがたくさんあります。
私も風呂敷包みの体験をしましたが、包み方はさほど難しくなく、アート的にも美しく、改めて風呂敷の良さを感じることができました。
茶道では、本格的に和菓子も頂き、美味しいお茶を頂きました。
4階、防災、防犯コーナー、スリランカコーナー、スリランカカレーやけんちん汁が食べれる料理コーナーも 国際交流コーナーで交流もできます。
防災コーナーでは、非常食の試食や、防災グッズが見れます。 国際交流がテーマなだけあり、外国人向けの防災情報も提供してました。
こういう取組は大事ですよね。
一日であらゆる体験ができ、大満足のイベントでした。
中央区文化・国際振興協会では、月に1回、中央区に在住・在勤の日本人と外国人の交流を目的に国際交流サロンを開催しています。12月は、日本のお正月の遊びをしながら、国際交流をします。楽しそうですね~
詳しくは
振興協会の国際交流サロンのページをご覧ください。
[まぴ★]
2012年11月24日 09:00
銀座の西五番街の西五番街ビルにある銀座kansei
坂田幹靖シェフのお店です。
フレンチなのに敷居の高くないアットホームなお店です。
ちゃんと厨房にもいらっしゃって、自らワインを聞きに下さったりしてとっても気さくな方です。
クレジットカードのキャンペーンで銀座でフランス料理のランチが
3000円で食べれるという企画で予約しましたが、内容は6000円のランチでした!
ウエルカムドリンクがあり、最初に前菜。
この前菜が色んな野菜を使ったとても鮮やかなものだったのですが、
何故か写真を撮り忘れているのです・・・ショック(>_<)
次に出てきたのがビーツの冷製スープ!ビーツのスープ珍しいです!
自家製パン。この手前の丸いの美味しかった!
ハウスワインはブルゴーニュの白!これもお料理とばっちり。
メインは魚がカレイ、お肉が和牛のなんとか・・・。
このカレイがソースも絶品で白ワインと最高のマリアージュ!
お肉の横の五穀米は日本人シェフならではですね
デザートは抹茶のババロアと塩キャラメルアイス!
本場の濃厚なフレンチも好きなのですが、
日本人シェフによる国産の野菜を使ったフレンチは
美味しくて優しい味がします~(*^^*)
銀座kanseiのホームページ