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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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репортаж об отелях №1 ホテル紀行#1

[このは] 2017年7月25日 09:00

Я работаю оператором в турфирме. Хочу познакомить Вас с гостиницами в нашем районе Чуо-ку.

Начинаем с единственного пятизвёздочного отеля в Чуо-ку « Mandarin Oriental Tokyo »

 

職業(旅行会社勤務)を活かして中央区のホテルをシリーズでご紹介いたします。

中央区は観光客の関心の高さの割には実はホテルの少ない区です。

 

 

1弾は現在区内唯一の5つ星ホテル「マンダリン オリエンタル 東京」さんです。

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Отель стоит на большом праспекте в центре квартала Нихонбаси. Да,это хорошее расположение. Но когда компания Мандарин решила открыть свой отель в Токио, ситуация была другая. Кв.Нихонбаси был не известен заграницей, и японцы считали его городом любителей классических вещей. Т.е. его любили почти только старые.

Многие других международных сетей отеля выбрали квартал, который уже был известным в мире, или, в котором много фирм и большой вокзал, или, в котором стоят лучшие японские отели. А Нихонбаси был совсем не таким.

 

マンダリン オリエンタル 東京は日本橋三井本館の隣、コレド室町の向かいという好立地に立つ。しかし、2000年前後に進出してきた外資ホテルの中では、日本橋という選択肢はかなりユニークである。他のラグジュアリーホテルの建設地選びは傾向として3つに分けられる。

①世界的に有名で、外国人も多い地域(六本木、銀座など)

②周囲にオフィスビルが立ち並び、複数路線が乗り入れる駅周辺(東京、新宿、品川など)

③日系高級ホテルの近くで、そこからあふれるお客さんを拾える土地

 

当時の日本橋はどれにも当てはまらない。今でこそ日本史ブームを経て、リピーターのインバウンド客が増え、"リアルジャパン"というトレンドが生まれ、日本の歴史・伝統にスポットが当たり、江戸随一の経済拠点であった日本橋も注目度があがり、再開発も手伝って、活気を取り戻しているが、マンダリン オリエンタルが東京進出を決めたころの日本橋は「古いもの好きが集まる渋い町」というイメージだった。

 

 

Почему построили отель здесь? Я задавала этот вопрос менеджеру отеля. Он ответил сразу.

« Sense of Place » - это основная идея компании.

Компания в основе идея « Sense of Place » выбирают место. Ей важно, как хорошо можно знать историю и чувствовать душу местных, когда определить расположение. По такому мнению, сразу решили открыть отель именно в Нихонбаси, где можно познакомиться с душой Токио и Эдо(старое название г. Токио) , не боясь риска. Не так много людей верили тому, что кв.Нихонбаси опять получит большую популярность как на эпохе Эдо и будет таким прекрасным местом, где одновременно живы и мода и традиция.

 

その中でなぜ日本橋だったのか?ふと気になって、仕事でお世話になっている国際営業部の担当さんに聞いてみた。驚くほどすっと答えが返ってきた。

―「センス・オブ・プレイス」。弊社の基本理念です。

 

マンダリン オリエンタルでは「センス・オブ・プレイス」の理念の基、「その土地の感性・心を感じ、それらに寄り添える場所」というのが立地決めの際、最も重要視されるのだそうだ。東京=江戸の心が最も生きる場所として日本橋以外は考えられないというのが、経営陣の意見だったという。リスクもあったはずだ。当時、どれだけの人が日本橋にこれほど活気が戻ると確信していただろうか?

 

 

Компания не слышала вмешательство, а сама глубоко изучала о Токио. Она была уверена в своим решение и сделала большую инвестицию. Такой путь на гэмблинге любили люди в Эдо во время сёгуната. Вот это интересно. В Нихонбаси живет душа Эдо даже в отеле иностранной сети. После прогулка в энергичным кв. Нихобаси отдыхаете в самом отеле или кофе внутри отеля, тагда чувствуете местное сердце.

 

情報に流されず、深く掘り下げ、例え一時勢いを失っていても、積み重ねてきた歴史と自力を信じて勝負に出る粋だなと思った。粋が今なお息づく場所・日本橋にぴったりだ。日本橋では外資系ホテルでも「粋」に出会える。

 

フォーブス誌で5つ星をとり続けている一流ホテルだけあって、お値段は高いが、払う価値はある。高層ビルの中にあり、異国情緒もありながら、夕暮れ時の縁側のような、落ち着いた心地よい雰囲気が漂う。江戸の活気を味わった後の一休みに足を運んでみてはいかだだろうか?

 

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「和傘で暑さを防ごう」

[サム] 2017年7月24日 18:00

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DSC_0671RSG.jpg 7月19日、東京地方は梅雨が明け、連日猛暑が続いています。

一般財団法人日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、昨年に引き続き、東京都公園協会と協力して、都内8ヶ所の都立公園で、7月21日~9月18日の夏季期間中、和傘を無料で貸し出すサービスを始めました。

本プロジェクトは、熱中症罹患者を減らし、死亡者をゼロにすることを目指し、その発生に大きな影響を与える気象情報の発信を核に、より積極的に熱中症対策を呼びかける取り組み。

和傘のデザインは全部で11種類。庭園ごとに異なるデザインが楽しめ、各々和風にデザインされた「熱中症ゼロへ」のロゴマークが配われています。

浜離宮恩賜庭園の和傘は、ブルーの柄物とグリーンの無地の2種。

尚お花畑では、今月初旬から咲き始めたキバナコスモスが今月末には見頃を迎える見込みと聞きます。

 

 

八丁堀 ぶらり散歩 歴史とプチ・グルメ 町の街路樹

[銀造] 2017年7月24日 16:00

 東京メトロ八丁堀駅を下車して、京華スクエアに向かいました。最近、こちらに訪問の機会が増えています。

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京華スクエア入口の右側には、「八丁堀の与力・同心組屋敷跡」に関する説明板があります。

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 八丁堀のすずらん通りには、沢山の飲食店、銘菓で有名な青柳さんも。

 

他の店でも昼食を頂く機会がありましたが、今日は、日本建築が素敵な「山城屋」さんへ。 

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本日の日替わり定食、「メバルの煮付け」です。浅蜊の味噌汁も大変美味しかったです。

他のお客様は、豚カツなどフライ物を注文なさっていました。女性もお一人で入店され、人気の様です。

 

山城屋さんの住所は、八丁堀2-15 、電話:03-3551-5079、3551-8855 です。

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お店の内装も、とても雰囲気が良かったです。(ご飯、味噌汁のお代わり自由ということを忘れていました)

 

 さて、お腹が満たされて、街歩きです。 平成通りを区役所方面に向かうと、街路樹ではないのですが、近所の方が植えたと思われる、「カポック、学名:Schefflera arboricola(シェフレラ・アルボリコラ)が、素敵な実を付けていました。

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滅多にお目にかかれないので、感激しました。

皆様も、「八丁堀同心」の気分で、楽しく八丁堀のぶらり散歩、お楽しみ下さい。

 

 

自然派・新感覚の洗顔石鹸  ~ 東京蒟蒻しゃぼん 東京駅店 ~

[rosemary sea] 2017年7月24日 14:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をリサーチして取材します、 rosemary sea です。

 

DSC02568a.jpg八重洲地下街の東京蒟蒻しゃぼん 東京駅店さん の「蒟蒻しゃぼん」は各メディアでのご紹介が多いので皆さんご存知かと思います。

株式会社ネーゼコーポレーション 営業部マネージャー 小宮さんに記事掲載のご承諾をいただきました。

・・・お店の方にお話を伺いました。

 

蒟蒻しゃぼん・・・

蒟蒻芋(こんにゃくいも)に含まれる繊維・マンナンにはダイエット効果が。

また、蒟蒻芋のセラミド(細胞間脂質)にはお肌の乾燥を防ぐ働きが。

この天然の蒟蒻芋から洗顔石鹸を作りました。それが「蒟蒻しゃぼん」。

DSC02569a.jpg蒟蒻しゃぼんの魅力・・・

つるつるの洗い上がり、たっぷりうるおい肌、心癒されるぷるぷる感、天然精油の香り。

更に更に・・・

純日本製、無添加、全ての成分を明記(キャリーオーバー成分なし)。

自然派におすすめです。どうぞ洗い上がりを体験してみてください。

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また、北海道から沖縄まで10数店に及ぶ蒟蒻しゃぼんさんのショップ。

その店ごとに異なるその土地限定の「蒟蒻しゃぼん」を取り揃えております。

それぞれプラスアルファで美容成分が入っています。

普通はそのお店に行って試すか、通販で購入するかしないと効果を体験できません。

 

でも、この東京駅・八重洲地下街のお店は " 特別なお店 " 。

アンテナショップ形式で、ご当地の人気のものだけをピックアップしてまとめて取り揃えておられます。

新店舗も新商品も増えてまいりますので、東京駅店さんの品揃え、これからも増え続けていくようです。

もちろん東京駅店限定のものも。手に取っていろいろ試せます。

 

DSC02573a.jpg東京駅店さんでの一番人気は「金(きん)」。(左中)

金箔と真珠エキス、ヒアルロン酸まで配合。うるおい成分がお肌にはりを与えます。

二番人気は「桜」 。(右中)

桜エキス配合。みずみずしい透明感あるお肌に変えます。

三番人気は「銀杏(いちょう)」 。(左下)

イチョウ葉エキスを配合。乾燥・肌荒れを防止します。

他に、汚れをしっかり吸着してお肌をひきしめる「竹炭(たけすみ)」 (右下)や、うるおい豊かないきいきとしたお肌にする「実芭蕉(ばなな)」 (左上)、しっとりの「延命草(えんめいそう)」 (右上)がございます。

「竹炭」は男性にも人気だそうです。

「金」「桜」以外はスパイシーラベンダーの香りです。

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さて、数々ある ご当地商品、そのランキングは・・・

1.浅草 金

2.鎌倉 米

3.横浜 染井吉野

4.熱海 金

5.熱海 みかん

6.神戸 いちご

とのこと。ぜひ試してみたいですね。

なお、函館 麦酒(ビール)も男性人気があるそうです。

 

DSC02558a.jpg人気の「金」

左奥:がごめ昆布 金(函館) ラベンダーの香り

右奥:温泉水 金(熱海) ひのきの香り

左手前:金(東京) スパイシーラベンダーの香り

右手前:金(浅草) 柑橘系の香り

 

DSC02571a.jpgいろいろ試せるコーナーはこちら。洗顔台がございます。

周りには主に東京駅限定商品が並んでいますが、ご希望により他のご当地商品もお試しできます。

お肌に合うものをお使いいただきたい、と。

DSC02563a.jpgスキンケア用品も人気です。

洗顔台の上にはギフトにも最適な商品が3つ。

左:スペシャルボディケアセット・・・つるつるお肌に。

ボディスクラブ

ボディオイル(ラベンダーの香り)

中:もち肌スキンケアセット・・・もちもち&しっとり肌に。

化粧水

スキンローション

右:フェイス&ボディケアセット ・・・プレゼントに迷ったらこれ!

ボディソープ

洗顔石鹸

 

DSC02564a.jpg東京蒟蒻しゃぼん 東京駅店

八重洲2-1 八重洲地下街 中1号

詳しくは八重洲地下街に入り、店舗配置図にて「外堀地下1番通り」をご覧ください。

050-3278-4637

営業時間  10:00~20:00

蒟蒻しゃぼんさんのホームページはこちら

⇒ http://konnyaku-shabon.com/

蒟蒻しゃぼんさんのフリーダイヤルはこちら

⇒ 0120-808-469

八重洲地下街さんのホームページはこちら

⇒ http://www.yaechika.com/

なお、この記事掲載につきましては八重洲地下街株式会社 小澤様にご了解をいただきました。

 

 

7月の明石町河岸公園

[ジミニー☆クリケット] 2017年7月24日 12:00

聖路加ガーデンの南東側、隅田川に沿ってある細長い区立の公園です

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お昼休みには、ここで昼食を取る人や、持参したお茶を飲んで休む人で、憩いの場所になります

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リバーサイドに立ち並ぶ高層マンションや行き交う水上バスなどを眺めることができます。

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夏の昼間暑そうに感じますが、たくさん植えられている木々の葉が、この時季、適度な木陰を作ってくれています

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公園内には、サクラムクゲハナミズキケヤキハナモモなどの木が植えられています。

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夜景美しく隅田川からの川風涼しいおすすめのお散歩コースですよ

 

 

◆ 隅田川・両国橋の球体ってなんだろう

[隅田の花火] 2017年7月24日 09:00

そろそろ隅田川に、夏の風物詩「隅田川花火大会」がやって来ます。いよいよ本格的な夏ですね。

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江戸時代から続くこの花火。打ち上げ場所は、浅草に近い桜橋・駒形橋辺りの2ヶ所なのですが、昭和の一昔前までは、少し下流の中央区・墨田区をつなぐ両国橋の辺りでした。

 

両国橋は江戸時代に隅田川で2番目に架けられた橋。その当時、武蔵国と下総国の2つの国をつなぐ橋だったので、いつしか「両国橋」と呼ばれるようになり、人が集まる場所として、花火が打ち上げられるようになったのだそうです。

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今の両国橋は関東大震災の復興で1932(昭和7)年に完成。橋は「桁橋」というタイプで、形はシンプルなのですが、橋に近寄ってみると、親柱にある大きな球体が目を引きます。昔からこの辺りは花火に関わりがあるので、球体はよく「花火玉」を型どったものだ、と言われます。

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よく見てみると、親柱の袖には9つの小さい球体があったりします。また、大きな球体の側面には横に長い四角形があって、中には横の「2本の線」と、縦の「4本の線」があるんですよね。大きな球体もそうですが、何だかよくわかりません。

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そんなある日、昨年の春ですが私は特派員ブログで両国橋の記事を書き上げました。その時、記事に載せた2つの写真を並べた時に、ふと思ったのです。

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「この四角形、橋じゃねぇ?」

 

球体の見方を変えてみるのです。四角形を球体の上に持ってくるような形で90度転がしてみた姿を想像します。それと江戸時代の絵を比較すると、この四角形は、上向きに弓なりになった橋に見えてしまいました。

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ひとたび橋に見えてしまうと、想像が妄想へと発展します。現地で両国橋を見て、思ってしまいました。

 

「この四角形、両国橋に違いない。。。」

 

実際の両国橋と四角形を比べてみます。

 

 

まず四角形の中の横の「2本の線」。

今の両国橋は真ん中に車道があって、その両脇に2つの歩道がありますが、2本の線はその境目を表します。

 

では縦の「4本の線」は何なのか?

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これは「街灯」のある4カ所です。

 

両国橋が架けられた当初からあった、趣のある街灯。歩道と車道の境目のところに、片側に4つ、合計8つ立っています。四角形で考えると、横の「2本の線」と縦の「4本の線」でできる、8つの交点にこの街灯は立っているのです。

 

しかもご丁寧に、この「4本の線」は歩道に引かれているではありませんか。

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四角形はもう両国橋にしか見えなくなりました。

 

 

両国橋は「国と国とをつなぐ橋」。

 

四角形が両国橋だとすると、球体は「世界」とか「地球」のイメージが浮かんできます。球体全体でいうと「世界のどこかの国と国とをつなぐ両国橋」ということになり、「世界平和の祈り」のような思いがこの球体から伝わってきます。

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江戸時代の「明暦の大火」という災難を契機に両国橋は初めて架けられて、近隣にその被災者を弔う回向院が建てられたり、その後の時代に大飢饉の慰霊のために行った水神祭の折、川開きで花火を打ち上げるようになったり(隅田川花火大会のルーツ)と、両国という場所はいろいろな「祈り」がささげられてきた場所です。

 

そして起こった関東大震災という災難。隅田川には新たに橋が架けられたり、架け替えがが行われるのですが、

 

 相生橋  1926年(復興局架替)

 永代橋  1926年(復興局架替)

 駒形橋  1927年(復興局架橋)

 蔵前橋  1927年(復興局架橋)

 千住大橋 1927年(東京府架替)

 言問橋  1928年(復興局架橋)

 清洲橋  1928年(復興局架橋)

 厩橋   1929年(東京市架替)

 白髭橋  1931年(東京府架替)

 吾妻橋  1931年(東京市架替)

 両国橋  1932年(東京市架替)

 

両国橋は隅田川の震災復興橋梁としては一番最後に架けられた橋なのです。

 

復興の祈りをささげる場所として隅田川で一番ふさわしい、両国という場所。震災復興の締めくくりとして、「平和の祈り」を両国橋の親柱に表現したと考えるのも何ら不思議ではありません。

 

 

墨田区の両国駅の近くにある「東京都復興記念館」。ここにある震災復興当時に作られた東京の街のジオラマを見ると、隅田川に架けられた橋は震災復興の象徴であったことがよくわかります。

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この当時の隅田川下流の10橋を「隅田川十大橋梁」と言いますが、新大橋を除いて、残りの9つは震災復興で架けられた橋。東京の新名所となりました。

 

短期間にこれだけの多くの橋を架けることができたのは、この頃、ワシントン海軍軍縮条約で日本は軍艦の製造が制限され、鉄と工員を橋に回すことができたからなのだそうです。

その後の戦争で軍艦は海の藻屑と消えた傍らで、橋は残った訳ですから、軍縮により生まれた隅田川の橋はまさに平和の象徴とも言えるわけです。

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(震災復興下流の9橋・東京都復興記念館)

 

架橋が一番遅かった両国橋。架けられた時には全ての橋が揃っていました。

両国橋の小さな9つの球体ですが、これらにも橋が架かっているのではないか、と頭に浮かびました。大きな球体1つと小さな球体9つに架かる「隅田川十大橋梁」です。

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(十大橋鳥瞰図・東京都復興記念館)

 

隅田川の橋が表現する「世界平和の祈り」。

 ・・・少し妄想に過ぎますでしょうか。

 

 

そんなふうに思っていた矢先、昨年の秋に出版された「橋を透(とお)して見た風景」という本に、両国橋の親柱の球体の正体が書かれました。

 

この球体はなんと「地球儀」でした。「地球」という答えは、間違っていなかったみたいです。

 

でも球体を見てどう感じるかは人それぞれ。平和な感じがする「花火玉」でも良いような気がします。

 

せっかくなので、もっとスケールを大きく考えてみました。

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「四角い窓から望む大きな太陽と、太陽が照らす水金地火木土天海冥の9つの惑星。」

 

冥王星は今は惑星から外されてしまいましたが、アメリカ人により発見されたのが1930年2月。両国橋も1930年2月に着工。9つの惑星は既に揃っていました。

 


冥王星は英語ではプルート(Pluto)。この頃に始まったとされるあのアニメのキャラクターの名前に採用されたくらいですから、世間の注目度は大きかったでしょう。

 

橋の完成は昭和7年。この頃の人々の目は、花火を眺めるように空を向いていて、永遠の宇宙に夢を見ていたと思うのです。

 

 

<参考図書>

東京の橋~水辺の都市景観 伊東孝 1986年・鹿島出版会

半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義 2013年・文春ジブリ文庫

橋を透して見た風景 紅林章央   2016年・都政新報社

 

 

 
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