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2015年7月27日 09:00
7月24日、銀座ソニービル(銀座5)にて、今年で48回目を迎える「沖縄美ら海水族館」との恒例コラボ企画、 "銀座の夏の風物詩" 「Sony Aquarium」が開幕。
会期:7月24日~9月6日
屋外のイベントスペース「ソニースクエア」には今回も14トンの大型水槽が設営され、美しいサンゴ礁の海に生息する生き物の世界を再現。オオテンジクサメ・ニセゴイシウツボ・ドクウツボなど、約20種類800匹の美ら海の魚たちが開催期間中に順次登場の予定。
オープニングイベントでは沖縄県副知事や美ら海水族館長などを迎え除幕式が行われました。
水槽の裏側から覗くと、銀座の街頭を借景に魚たちが泳ぎ回っています。
給餌タイム(16:00~16:30)には、餌やりシーンにも出会えます。
1Fエントランスホールの水槽には、色とりどりの熱帯魚・イソギンチャク・エビ・シャコガイなどが展示されています。
ホール奥には全長9.1mのジンベイザメの顎(標本)が飾られ、人の顔もすっぽり入る程大きな顎と一緒に記念撮影が楽しめます。
8F「コミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)」では、ジンベイザメや沖縄の海の生き物たちの4K撮影映像を迫力ある大画面、臨場感溢れるハイレゾサウンドで上映されています。
期間中の7・8月の土日には、親子で学べる 沖縄美ら海水族館の飼育員による「出張授業」が予定されています。
この他にも、スタンプラリーをはじめ様々な展示・イベントが組まれているとの由。
今年も、「沖縄美ら海」の魅力満載です。
左からニセゴイシウツボ、ヘコアユ、クマザサハナムロ、サザナミヤッコ
左からヒフキアイゴ、ニジハギ、ヒレナガハギ、モンツキハギ
続きを読む: 「48th Sony Aquarium」 ~Meet Doki Doki 美ら海の世界と出会う夏~
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2015年7月23日 18:00
関東地方が梅雨明けした7月19日、気象庁生物季節観測情報のひとつ「東京地方 ミンミンゼミ初鳴き」発表。
平年より2日、昨年より3日早いとの由。
名前通り「ミーンミンミンミンミンミー・・・」という鳴き声で知られ、TV映像等でも "夏の日中の効果音" としてよく耳にします。
日本に生息する代表的セミのひとつ。
翅は透明で一連の暗色紋、黒い体色に青緑色の斑紋が特徴。
鳴くのは専ら雄ですが、鳴いていない個体の雌雄の識別ポイントは腹部の構造の違い。
雌は腹面先端に産卵管になる突起があること、雄は腹弁が発達していることで識別されます。
佃公園でもミンミンゼミの "蝉時雨" が真夏本番を告げています。
体のサイズの割に鳴き声の大きさには驚かされます。
腹部の発音膜を振動させ、空洞部(共鳴室)で増幅し、大きな音を出して鳴くと聞きます。
腹弁は音の強弱や音調を整える役割を担っているようです。
しばしば一回鳴き終わると数秒後に飛び立ち、他の木に移ります(鳴き移り)。
涼やかで優雅な響きのあるヒグラシの音(ね)に比べ、炎天下に暑苦しさ倍増の印象は拭えませんが、これもまた夏にしか味わえない環境音、風物詩です。
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2015年7月17日 09:00
本年度の中央区観光協会主催「まち歩き」ツアーが先月末よりスタート。
今回は、7月14日に開催された新コース「 特別産業コース」<観光協会特派員と歩く築地周辺>のご紹介。
当日の日本列島は高気圧に覆われ、南から暖かく湿った空気も流れ込み、全国的に気温が上昇。東京の最高気温も34.3℃を記録。
定刻の10:00前に当日の参加者6名が集合場所の「タイムドーム明石」に揃ったところで早速スタート。
まずは、公使/ 領事をはじめ、伝道・医療・教育関係といった、所謂知識人層が多く居住し、文教地区の様相を呈した築地居留地の特徴的な足跡を巡り、次いで異国文化の隣接地、家並みに昭和の面影が色濃く残り、隠れたグルメスポットとも称される築地7・6丁目界隈 "裏築地" を散策した後、お目当ての築地場外市場へ。
創建350余年の波除稲荷神社の建つ一角は、時代のうねりのなかで大変遷を遂げながら、神社は一貫して築地の氏神であり続けています。
最後に場外市場の老舗のひとつ「玉子焼き大定」さんを訪ね、お店の歴史や商品の話を伺い、伝統を継承する商いのこころに触れさせていただきました。
(集合地点)~聖ルカ通り~居留地中央通り~築地7・6丁目"裏通り"~波除通り~(解散地点)
「大定」さんは、創業80余年。
「味」「素材(地養卵<漢方処方の特殊飼料で蓄養した鶏の卵>を厳選して100%使用)」「技」の3つの粋を極めた玉子焼がセールスポイントとの由。
寿司店向きの定番「つきじ野」、創業当時宮内庁御用達の味の復刻版「江戸前」、出汁を効かせた日本料理店向きの「江戸だし焼」、砂糖に代え蜂蜜使用の「小粋なハニー」を始めとして、具材のバラエティ等々を合わせると、その数はなんと30種以上‼。
出汁や甘味が違う <旨み四品~かおり~> 、彩りと食感が違う<風味四品~ゆたか~> の "お楽しみパック" もあります。
店奥には22台もの玉子焼器が並び、職人さんが次々と焼き上げる姿は壮観です。
11:30、ツアー終了。
大定 石井課長、お忙しい中、貴重なお話有難うございました。
ご参加の皆さん、お疲れ様でした。
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2015年7月15日 09:00
7月13日、気象庁生物季節観測情報のひとつである、「東京地方 シオカラトンボ初見」の発表。
平年より13日遅く、昨年より4日遅いとの由。
近所の佃公園でも所謂 "シオカラトンボ" を目にするようになりました。
雄雌とも未熟な時は、体は淡い褐色に黒い斑紋、複眼は薄茶色ですが、成熟度合により体や複眼の色が変化。
雄は、成熟すると黒みが増し、腹部背面が灰白色の粉で覆われ、ツートンカラーの装い。この粉を塩に見立てたのが名前の由来とされます。
複眼は深みのある青色となり、童謡「とんぼのめがね」の歌詞 "とんぼのめがねはみずいろめがね・・・" のモデルと云われています。
雌は、成熟しても体色の基調は大きくは変わらず、俗に "ムギワラトンボ" と呼ばれています。
稀に雌でも粉に覆われてシオカラ型になるものもあるようですが、複眼の色と尾部先端の形状の違いで雌雄の区別が可とされています。
池・湿地・水田・溝・水溜り・人工の水場などに広く適応し生息しています。
東京の都心部でもトンボが比較的健在であることには、いくつかの理由が考えられています。
まず、餌場となる草はらやグランドの存在。即ち公園・庭園や河川敷、野球場/サッカー場の芝といった具合に、一定程度、トンボの餌となるような小さな昆虫が飛び回っている緑地が確保されていること。
そして、羽を休める木立・草むら、産卵をする水辺の存在。
都心部で見られるトンボの多くは、比較的浅く流れの少ない水域を産卵場所に選ぶ種類とされます。
浅い水溜まり、ビオソープの池、学校の田んぼ等も産卵並びにヤゴの生息場所と考えられていますが、もうひとつ挙げられるのが "平成のため池" 学校のプール。
野生の生き物は、実はなかなか強か。
もともとあった自然環境が失なわれても、人間がつくりだしたそれに近い環境をうまく利用して世代を繋いでいるようです。
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2015年7月12日 09:00
毎回その斬新な趣向が話題となるアートアクアリウム。
7月10日、「コレド室町1」5Fの日本橋三井ホールで恒例の「アートアクアリウム2015 ~江戸・金魚の涼~ &ナイトアクアリウム」が開幕。
会期:7月10日~9月23日 (11:00~23:30)
日本橋の夏の涼を体感するイベントとして2011年からスタートした同企画は、江戸期の日本橋で庶民文化として親しまれるようになった金魚を、意匠を凝らした水槽と光・映像など最新の演出技術を融合させ、現代風にアレンジした水中アート展。
会場は照明が落され、幻想的な光の中で舞うようにが泳ぐ約5,000匹の金魚。
前回も登場の、様々な珍しい金魚を丸いアクアリウムで見せる「金魚コレクション」、凸レンズ・凹レンズ・二重レンズを通して中で泳ぐ金魚の視覚的変化を楽しむ「リフレクトリウム」、直径1.5mの球体の水が溢れ出る水槽「アースアクアリウム・ジャポニズム」等々に加え、今回は、①檀上に4m四方の "蓮(はす)の花" をモチーフにした巨大金魚鉢が朱塗りの櫓のなかに浮かび上がる「ロータスリウム」、②万華鏡にインスパイアされた六角柱のアクアリウム「カレイドリウム3D」、③三角柱の水槽が40個合体しミラー加工され無限の奥行を体感できる高さ2.4m幅4mの大型アクアリウム「インフィニトリアム」、④琳派400周年を記念した、"襖(ふすま)" をモチーフにした幅約3.6mのスクリーン状水槽にプロジェクションマッピングにより投影された "燕子花図" "風神雷神図" 等の映像の中を金魚が泳ぐ「琳派リウム」、⑤「手鞠リウム」が新登場。
19:00以降は「ナイトアクアリウム」となり、音楽と照明の演出が変わり、オリジナルカクテル "金魚カクテル" などドリンク片手に観賞できます。
土曜・祝前日は、DJによるスペシャルライブの他、京都・祇園の舞妓による「舞妓ナイト」や、昨秋、京都・二条城で開催された「京都世界遺産登録20周年記念 アートアクアリウム城~京都・金魚の舞~」にて「アートアクアリウム城 特別講演 金魚の舞」を演じた女形 荒城蘭太郎が舞を披露する「花魁ナイト」など、伝統芸能を現代的な感覚で楽しめる企画も予定されています。
尚、期間中、日本橋地区では、福徳神社の参道の仲通り沿いに100個の金魚提灯を飾り、金魚街道を演出する他、金魚をモチーフにしたワークショップ開設、金魚グッズの取り揃え、金魚(夏)メニューの提供、金魚すくいグランプリ、浴衣イベント、日本橋船着き場からのクルージング<納涼金魚ちょうちん船>等々、江戸時代の知恵と技を生かし、楽しみながら涼をとる夏のイベント、「EDO ECO 日本橋 2015」が開催されています。
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2015年7月 4日 18:00
7月2日は七十二候のひとつ「半夏生」。
二十四節気の夏至を3分した末候で、季節をより詳しく捉えるため設けられた特別な暦日<雑節>のひとつにも数えられています。
半夏<サトイモ科の烏柄杓(からすびしゃく)>が生える時季《半夏生ず》との意とされていますが、半夏生と呼ばれるドクダミ科の別名片白草の茎の上部の葉が白くなる頃にも当たります。
農家にとっては大事な節目で、田植えの終期の目安とされていたと聞きます。
現在とは季節感の異なる旧暦ですが、歳事と密接に結びつき、その時代に生きる人々の思いや生活感を彷彿とさせてくれます。
晴海トリトンスクエア館内ポケットプラザ「花・水・木」のグリーンアドバイザーの案内で園内を散策する毎月恒例の「ミニガーデンガイドツアー」。
7月2日開催の今回のテーマは「梅雨の合間に映えるブルー」。
「花のテラス」「緑のテラス」「朝潮運河沿いの"スロープガーデン"」「桜の散歩道」「ノーストリトンパーク」の植え込みのなかから、清々しい寒色系の花々を中心に取り上げてのプランツ・ウォークです。
梅雨時、鬱陶しい日が続きますが、水のせせらぎ・緑陰に加え、涼やかな彩りは、気分を落ち着かせてくれます。
なかでも、水色の小花を沢山つけた「常緑アジサイ 碧の瞳(あおのひとみ)」は特に印象的。秋になると、瑠璃色の美しい実がなるようです。
尚7月1~7日の期間、トリトンの七夕「笹に願いを」が催されており、 ①グランドロビー受付 ②ふれあい通り ③トリトン通り ④花のテラス に、七夕飾りが置かれ、願い事を記して貰えるよう、短冊・筆記具も用意されています。
右上画像は花のテラスのアジサイ「エンドレスサマー」。
左より、サルビア ウルギノーサ(ボックセージ)、メドウセージ、ルリマツリモドキ、アガパンサス、ユウギリソウ
左より、ジョウリョクアジサイ "アオノヒトミ"、エボルブルス(アメリカンブルー)、イソトマ、キキョウ、トレニア カタリーナ ブルーリバー