[ビッキー]
2011年6月17日 09:00
さて、先日竺仙さんにて浴衣の反物を選び、大満足の土曜の午後。
同じく、仕立てあがった浴衣と素敵な帯を手に上機嫌の上司とともに「今宵は『粋』にお蕎麦なんかどう?」と、もう初夏の夕暮れを楽しむ江戸っ子さながらの私たち!
ところが・・・日ごろから贔屓にしているお蕎麦屋さんは、どこもかしこもお休み。残念。
散々迷った挙句、江戸の『粋』つながりで、京橋の伊勢廣さんへ向かうことに。竺仙さんからは少し距離がありますので、ここは地元の足・メトロリンクでLet's Go! 「京橋1丁目」で降りれば、お店はすぐそこです。本当に便利なバスですね♪
こちらが外観。少し歩けば、八重洲、銀座にも近く、高層ビルの立ち並ぶ京橋に在って、ここだけはどこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。
きけば、創業は大正10年。歴史を感じます。ちなみに原敬が東京駅で暗殺された年です(・・・若い人には分からないかな?)。
土曜の夜ということもあり、ほとんど予約でいっぱい。
カウンターのお席でしたら・・・と伺っていたのですが、それは焼き手さんの目の前の「It's 焼き鳥屋!」とも言うべき最高のお席でした!(お席の前には、ガラスの仕切りがありますので、顔の前でモクモクする心配はありません)
いただきましたのは、12品のフルコース。「鳥一羽をまるごと味わう」という名目通り、食後には羽が生えてきそうなほど、鳥を味わい尽くすことができます!
火力の強い備長炭で焼き上げるため、1口も大きめ。ちまちましたのを好まない江戸っ子にはピッタリかもしれません。
笹身から始まり、鶏スープまで味わいつくして大満足の6,300円。もっとカジュアルに楽しみたいという方には、ランチがお勧め!お昼のフルコースは9本にスープがついて3,600円です。13:00から1時間限定の「3本丼」は、人気のもも肉、団子、笹身が乗って1,000円とこれまたお得!
お店の外に掲げられた立派な木彫りの看板。よく見ると、文字の外側をふち取るように彫られ、「伊勢廣」の文字が盛り上がった形になっています。
「店の名前がくぼむなんて絶対にだめだ!」という初代の店主さんのこだわりなんだとか。なるほど、江戸っ子らしい頑固さが伝わってきますね。
しかし、今回なぜ肝心の焼き鳥の写真が1枚もないのか・・・。カメラを構える前に焼きたてあつあつをすぐに食べたい私の性格がありありと出てしまいました!
なんだかんだ、私が一番江戸っ子なのかもしれません。かたじけない(笑)
伊勢廣 京橋本店
中央区京橋1-5-4 03(3281)5864
平日 11:30~14:00 16:30~21:00 土曜 16:30~20:30 日曜・祭日は お休みです
[ビッキー]
2011年6月14日 11:45
夏が来るたびに「あぁ、今年こそは浴衣を着ようかな。でももうだいぶ昔に仕立てたものだし・・・どうしよう」と、葛藤しながら、いつの間にやら秋を迎えてしまう私。
今年こそは!と一年発起し、数年振りに浴衣をあつらえることに!
訪れましたは、日本橋・小舟町の竺仙さん。1842年創業の老舗です。
1901年(明治34年)、公益社発行の『東京名物志』の一説。『「竺仙」の染物を着せざるなく、之を着せざれば、未だ以って通を談ずべからずと云ふ』ー竺仙を着たことのない者は、通を名乗ってはいけないとまで述べられています。竺仙さんがどれほどまでに世に認められていたのかが、よく分かります。
この一風変わった「竺仙」という屋号。なんでも、初代・仙之助さんの背が低く「ちんちくりんの仙之助」と呼ばれていたことに由来するのだとか。これを縮めて「竺仙」と命名したのが、歌舞伎役者の市川左團次ということからも、歴史を感じます。
さてさて、ご挨拶を済ませますと、さっそく反物が次々に登場!どれもこれもとっても素敵です。
ベテランでいらっしゃるのにとっても気さくな児島さまが私の雰囲気に合うものを次々に見立ててくださいます。「あれも素敵」「これも渋くていいね」・・・どんどん目移りしてしまって、なかなか決められません(笑)
お忙しいなか、代表の小川文男さまにもご挨拶させていただきました。五代目をおつとめ、粋な笑顔の江戸っ子さんでいらっしゃいます!
貴重なショットがこちら(緊張気味の私・・・)
仕立て上がりまでに、ひと月ほどかかります。素敵な浴衣になって戻ってきてね~!
さて その頃はもう梅雨明け♪ どこに着ていこうかな。盆踊り?演舞場で歌舞伎を観ようかな?
中央区は楽しい夏のイベントがいっぱいですからね!
みなさまも、地元・中央区の竺仙さんの浴衣で、「粋」な夏を迎えませんか?
株式会社 竺仙 http://www.chikusen.co.jp/
中央区日本橋小舟町2-3 (03)5202-0991
営業時間 09:00~17:00 土日祝・お休み
*7月までは土曜日も 営業されています
[ビッキー]
2011年5月23日 08:30
みなさま「銀座ハチミツ」をご存知でしょうか?
「今日はどこのお店でスイーツを食べようかしら?」と、いつものように楽しくパソコンを弄っていたところ、銀座・資生堂パーラーの見目麗しいメニューのなかに、気になるものを発見!
「銀座で採れた蜂蜜で味わうフレンチトースト」
銀座で蜂蜜?蜂蜜って「ナントカ養蜂場」みたいなところでできるものじゃないの???気になったら即チェックです!
何でも「銀座ミツバチプロジェクト」というNPO団体さんが立ち上げた組織で、銀座の紙パルプ会館屋上で実際にミツバチを飼育されているそうです。 銀座ミツバチプロジェクトさんのhpはこちら http://www.gin-pachi.jp/0/topics/1
ここ数年で 都会のど真ん中・銀座でも急速に緑化の動きが高まっているのだとか。早速hpに登場した 銀座三越の屋上にお邪魔してきました。
9Fの「銀座テラス」は、私たちのこどもの頃のようないわゆる「屋上遊園地」はないものの、緑がいっぱいでとても気持ちの良い空間。お子さま連れのママさんたちや、外回り中のスーツ姿の男性たちなどでいっぱいでした。
その一角にあるのが「テラスファーム」。12月に京橋築地小学校の4年生の手によって植えられたという菜の花はすくすくと成長していました。
また、ガーデンのエリアにはさまざまなハーブも植えられ、ラベンダーが咲いていました。このいい香りに誘われて、ミツバチが飛んできていましたよ。
なるほど。銀座のど真ん中でも、こんな地道な努力が実を結んでいるのね・・・と「勉強」を終えたところで、フレンチトーストへの期待感は最高潮に!はやる気持ちをおさえつつ、資生堂パーラーへ。
こちらが「銀座で採れた蜂蜜で味わうフレンチトースト」(1,480円) こんがりと焼き色のついたトーストに添えられたハチミツの存在感!黄金色に輝いております。
かわいらしい店員さんが「本日はニホンミツバチの蜂蜜をご用意しました」とにこやかに教えてくださいました。ニホンミツバチは西洋ミツバチよりさらに希少なのだそうです。うれしい!
エレガントでセレブな内装のカフェで、文字どおり「お皿をなめるように」して味わったのは言うまでもありません!
都会で暮らしていたって、私たち人間はもっともっと自然と仲良くしていかなければなりませんね。ミツバチに感謝!
銀座資生堂パーラー サロン・ド・カフェ http://parlour.shiseido.co.jp/index.html#/top
中央区銀座8-8-3 03-5537-6231 *毎月曜日はお休みです
[ビッキー]
2011年5月12日 08:30
さてさて、前回の「証券取引所見学」に続き、今回は日本銀行の見学に行ってまいりました。憧れの重要文化財の内部に潜入!ということで、ワクワク&ドキドキです。
こちらの見学は完全予約制。1週間前までに電話にて予約を済ませると、こんな書類が届きます。これを手に、いざ日銀へ!
こちらは、西門を入って直ぐのショット。本館の玄関に当たります。奥に聳えるは日本橋三井タワー。
[ビッキー]
2011年4月27日 08:30
春はなんだか新しいことに挑戦したくなる季節。街歩きも楽しくて良いけれど、ちょっと知識を深めたい・・・そんな思いで、「東京証券取引所」の見学に行ってきました!
丸善と髙島屋の南側を走る「さくら通り」の桜を愛でながら・・・
こちらが正面玄関。堂々たる建物です。(見学入り口は反対側)
簡単なリーフレットを頂き、早速見学スタート。エスカレーターで2Fにあがります。
さっそく目に飛び込んできたのはマーケットセンター。「チッカー」と呼ばれる円形の電光掲示板には、見慣れた社名がぐるぐる回っています。これこれ!これが見たかった!思っていたより、回転速度が速いような・・・ずっと見ていると目が回りそうです。
別のエスカレーターで降りて、さらにマーケットセンターに近づくこともできます。みなさん、淡々とお仕事されています。私の視線、気にならないのかな(笑)
昔はここに立会い場があって、人がぎゅうぎゅう詰めになって手を挙げていたんだなぁ・・・今の若いかたはそんな光景ご存じないでしょうね!
1990年代半ば、システム化が進み立会い場に人が減ってきた頃 (東京証券取引所hpより引用) この後、1999年4月30日に立会場は閉場となりました。
中央区日本橋兜町2-1 東京証券取引所 http://www.tse.or.jp/index.html
自由見学は9:00~16:30 (土日祝を除く・入館は16:00まで)
7/1より9/30まで、震災による節電協力のため見学は中止となるそうです。ご注意ください。
[ビッキー]
2011年4月26日 09:00
本年度より観光特派員として活動させていただきます、ビッキーと申します。
主な出没地は日本橋。大好きな千疋屋さんからビッキーという名前を拝借!
中央区がますます元気になりますよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します。
さてさて、本日は「三井記念美術館」をご案内します。
美術館巡りが大好きな私。近代美術館の岡本太郎展、国立博物館の写楽 とともにとっても楽しみにしていたのが、三井美術館での「北斎展」でした。
ところが残念なことに、震災の影響でホノルル美術館所蔵の北斎たちは来日することができず今回は中止に!影響は意外なところにも及ぶものですね。
気を取り直して、「三井記念美術館 館蔵品展」を楽しむことにいたしましょう。
何しろこの美術館は、その建物自体が美しい!三井本館は1998年に国の重要文化財に指定されました。美術館へのアプローチは隣接する三井タワーに設けられ、光が差し込むアトリウムはうっとりしてしまうほど。昭和から未来へタイムスリップするかのような気分です。
今回の目玉は、お色直し(!?)後の初お目見えとなる「東福門院入内図屏風」。北斎の変わりの展示と侮るなかれ。重要文化財の名に相応しいとても鮮やかな屏風です。赤い色の発色の美しいこと。こちらは前半の5/15までの展示となりますのでご注意ください。
毎春の「三井家のおひなさま」コレクションも欠かさずお邪魔していますが、三井美術館の素晴らしいところは美術品のひとつひとつがとても丁寧に展示され、三井家のお宅にお邪魔しているような感覚になるところです。平日に訪れて、じっくり鑑賞するのがお勧めです。そして鑑賞の後は・・・特派員・銀造さんもお薦めの千疋屋さんで、マンゴーカレーをぜひ!
ちなみに、美術館にお尋ねしたところ、北斎展は東京での今年の開催はなくなり、来年以降また開催されるかどうかは未定とのことです。いつかお目にかかりたいものですね。
日本橋室町2-1-1 三井本館7F 三井記念美術館 http://www.mitsui-museum.jp/
入り口には お知らせの看板が
三井本館裏手にて。左から日本銀行、三井タワー、三井本館。時代の流れを感じます。