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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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見えないお月様の月見は橋の上で

[りょうきち] 2014年10月28日 16:00

最近はめっきり日が短くなってきました。これからの季節、長くなった夜を楽しんでいきたいものです。

先日、10月8日は皆既月食ということで、月を見るために中央区内を散策してみました。

その晩は気候はよく、天気もなんとか大丈夫ということで、恵まれた環境の中の天文観測となりました。

そんな中、私が皆既月食の、月が隠れた瞬間を見るために選んだのは新大橋。

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この通り、隅田川沿いは月見に最高です。都内ではなかなかビルの照明で月がよく見られないのですが、川沿いは問題ないです。ちなみに同じような考えの人がたくさんいまして、橋の上は人でいっぱいでした。

徐々に欠けていく月を眺めながら、私は近所のなじみのお店から生ビールを持ち出し、このように橋の上で静かに余韻を楽しみました。(後でジョッキはちゃんと戻しました)

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肝心なところは月が暗くなってしまうので、用意不足の私の撮影ではいまいちな結果となりましたが、2枚目の写真では暗くなってしまう直前くらいなのでなんなく雰囲気が伝わるのではないでしょうか。

その後は、月見というべきか、月が見えなくなるのを見ていたのでした。

 

 

夏の浜町公園

[りょうきち] 2014年9月26日 16:49

既に話題とされていた2つのイベント、全日本綱引フェスティバルと大江戸まつり盆踊り大会、私も行ってきました。今回、私は、浜町公園という場所をキーに2つのイベントをまとめたブログを書いてみたいと思います。

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全日本綱引フェスティバルは体育館を中心に行われるのですが、浜町公園の入り口から出店が賑やかに並んでいます。写真のような黄色いゲートから中では、本題の綱引きに負けず、お祭りを楽しんでしまおう、という公園訪問者が夏のひとときを楽しんでいます。

飲食店での飲食も楽しいのですが、いろいろな催しも素晴らしかった。

定期的に、音楽(AKB48)に出店の参加者やミス中央区、その他の人が踊って、盛り上がっていました。けん玉チャンピオンが派手な技を決め、これも大注目を受けていました。吉本の芸人さんも和やかな雰囲気を演出してくれています。特筆すべきはお相撲さん。浜町にある、荒汐部屋の力士さんがちゃんこ鍋を振る舞ってくれています。味もなかなか。イベントでも我々を楽しませてくれます。

これらに加え、中央区観光協会が伝統的なおもちゃ、水鉄砲、けん玉などで子供を集めています。

私は中央区のブースで、ヨーヨーを3つとりました。これまでの新記録です。しかも3つ取った時点でまだとれそうでしたが、辞退しています。昔は下手だったのですが、突然、うまくなりました。

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お盆の後の真夏に行われ、少し地味な印象がありますが、来る人、皆に優しい、オススメのイベントです。

実は外の楽しさで、中の綱引大会の盛り上がりを知らないまま、何時間も過ごしました。ちゃんこ鍋、焼きそば、ビール・・・

大会はどんなだったのでしょう。本来の取材を忘れてその日は終わってしまいました。

綱引大会の次のイベントが翌週の盆踊り大会です。

こちらは圧倒されるのが人と出店の量。前の週のイベントと比較すると大きくなっています。幸い、天気にも恵まれ、こちらも盛り上がっていました。

写真2.JPG子供からおじいさん、おばあさんまで素敵な笑顔と出会いました。

浜町公園は空間として素敵な場所です。盆踊り大会に来ると感じます。会場は運動場ですが、その視界の端には高速道路が通っている隅田川の土手があります。高速道路があるために完全には川が見えるわけではないので、川とは少し別の空間となっています。しかし上方は川の広い空間が広がっています。

開けているようで、特別な空間に感じられる、この空間。日常からしばし離れる、盆踊りには最適なのではないでしょうか。

このようにあまり意味のあるようなことは考えられなかったのですが、ぼんやりしていると夕方が夜になってしまっていました。

2つのイベントは両方会わせて、夏の後半を盛り上げてくれます。今年は花火大会が残念でしたが、中央区のいろいろなイベントは我々を飽きさせませんね。

8月の半ばを過ぎると日も短くなり、季節も徐々に秋に。少し寂しくなります。

それでも秋は秋で味のあるお祭りやイベントがありますので、また通いたいと思います。

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十思湯、そして東京銭湯お遍路巡礼

[りょうきち] 2014年8月15日 09:00

今回は十思スクエア(別館)にある、十思湯に行ってきました。

既に新しくできた銭湯を紹介された記事は出ていましたが、少し異なる視点で十思湯の訪問について書いてみたいと思います。

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蒸し暑い夏の夕べにさっぱりできる銭湯は最高です。都内の銭湯はかっては2千軒以上あったと言われていますが、今は800軒を切ってしまっていると聞きます。毎月のように閉店の話が聞こえてきます。時代の流れの中で止められないことかもしれませんが、銭湯好きの私としては悲しく感じていました。そんな中、新しい銭湯が中央区でオープンしたことは非常にうれしいニュースです。

 

実は私は、東京の銭湯組合(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合)に所属する銭湯のスタンプラリーである、東京銭湯お遍路巡礼を地道に進めている銭湯マニアでもあります。

このスタンプラリーの台紙は、銭湯で300円で売られている「東京銭湯ぶらり湯めぐりマップ」を買うといっしょについてきます。湯めぐりマップには都内の銭湯の地図や情報が充実していて訪問の際には非常に便利です。

 

この湯めぐりマップによると、中央区にはこれまで10の組合所属の銭湯があることがわかります。また、各銭湯にはお遍路番号が付されています。金春湯が中央区1番、勝どき湯が中央区11番となっています。6番が廃業してしまった木村湯に対応していたため今はありません。

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そして今回、十思湯は中央区12番ということになりました。写真のようにしっかりスタンプを押してもらいました。これで中央区の銭湯、全制覇です。満足感を感じていざ入浴。

 

銭湯は新しいこともあり、ホテルなどの大きいお風呂のようです。落ち着ける感じがあります。十思公園というと江戸時代は牢屋であり吉田松陰を始め多くの人が命を落としている悲しい歴史の地ですが、今は平和なお風呂で浮き世の疲れを癒せる地に変わったのではないでしょうか。

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その後、私は順調に都内の銭湯巡礼の旅を続けています。

まだ先は長いですが、もうすぐ400軒です。まだまだ悟りへの道は遠い。

 

 

隅田川の新しい橋

[りょうきち] 2014年7月13日 15:00

隅田川に、そして中央区に新しい橋が架かりました。近所のビルから見るとこんな感じです。

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この橋は「隅田川橋りょう」と仮称された、環状第2号線の一部となる橋で、勝鬨橋の下流、すなわち、隅田川の最も下流に架けられた橋ということになります。橋を架ける工事自体は5月8日に行われ、大きなクレーンをもつ船で橋を運んできて置くような方法がとられました。道路は、最近開通した「マッカーサー道路」と言われる外堀通りを延長した、虎ノ門から新橋につながる道路をさらに延長したものとなる予定で、豊洲方面と都心部が結ばれることになります。

 

場所がオリンピックの会場や選手村の予定地と関連深いことになり、まさにオリンピックでの活躍が期待されます。

 

散歩好きの私としては左右にある歩行者用の通路を早く歩きたいところであります。実際に開通するのは2016年3月ということですから、しばらく先のことになります。待ち遠しいです。

 

 

山王まつり 銀座を巡る

[りょうきち] 2014年6月29日 14:00

「徳川時代、江戸城内に入御した御神輿を、三代将軍家光公以来、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭り」として盛大をきわめ」た山王まつりが6月の週末に行われました(参考 日枝神社HP)。

 

神田明神と日枝神社が隔年で大祭を行い、昔なら、江戸城内まで入る名誉を受けてきた、そういう江戸の伝統の名残を感じられるお祭りです。

 

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中央区に縁があるのは、神幸祭です。千代田区永田町の日枝神社をスタートし、あちこちを巡る大祭の中のイベントです。様々な装束で着飾った氏子が行う、いわゆるパレードです。途中、日本橋の分社を通り、そして中央通りを日本橋から銀座に向かって華やかにねり歩きます。

 

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その後、コリドー街からガードを抜けて帝国ホテル方面に去ってしまいます。私は偶然、外出中に中央通りで見かけたのですが、少し追いかけ、コリドー街とその後帝国ホテル辺りで行列を眺めてみました。この行列が非常に長くて驚きました。

 

華やかな銀座に江戸時代の香りを届ける行列。コンビネーションとして面白いものです。

2020年にオリンピックが来ますが、日本の、あるいは、東京の、伝統を紹介するのにこのような銀座でのイベントは非常に効果的で意味があるのではないか、とふと思いついたのですが、こういう発想のイベントが実際に行われることはあるのでしょうか。

こんなことと関係なく、お祭りの伝統は続いていくことでしょう。

 

 

 

 

日本橋川(神田川)源流への旅

[りょうきち] 2014年5月20日 09:00

今回、中央区で大事な川である、日本橋川、そして神田川の源流を求めてジョギングしてみました。

実際には中央区を出てからが長いので、そこはコンパクトにレポートすることにします。

 

スタートは日本橋川が隅田川にぶつかる、豊海橋。はしごを横向きにしたような個性的な橋です。

近くにある力強い形の永代橋に負けない重厚さがあります。

 

そこから川沿いの道があるわけではないので、できるだけ川の近くで川に平行に走っている道路を行くことにしました。

 

湊橋、茅場橋、鎧橋、江戸橋、日本橋・・・と進んでいきます。

旧常磐橋は工事中でした。新常盤橋で中央区は終わりです。

ここまで川はほとんど、高速道路の下なので、都会の川のイメージです。(写真は工事中の旧常磐橋)

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千代田区でも高速道路に覆われて進んでいきます。水道橋で神田川とぶつかります。そこから神田川となっています。飯田橋、江戸川橋、早稲田、高田馬場と進んでいきます。川は護岸を固めた都会の川のまま進みます。徐々に川沿いの遊歩道が整ってきます。川は蛇行して新宿の高層ビルの近くまできています。この辺りは中野区。

 

杉並区くらいまでいくと表情というか雰囲気が徐々に変わってきます。まず川沿いの緑が増えていきます。魚や鳥もよく見られます。井の頭線に沿って進むようになるとゴールは見えてきます。のどかさを感じます。そう、ゴールは井の頭公園。天気のよい週末で人がいっぱいでした。

(写真は井の頭公園)

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井の頭公園の池の水がこぼれ落ちて、その水が一部、日本橋にまで来ている、その事実を自分の足で実感しました。25km程度の距離でした。

暑い日だったこともあり、復路はあきらめ、ここからは公共の乗り物で帰ることとしました。吉祥寺の銭湯で汗を流しすっきりしてから気楽な家路となりました。