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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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どの橋が好きですか? 私は清洲橋

[りょうきち] 2013年10月31日 18:00

今日は、中央区の中で自分が一番好きな橋の風景を紹介します。

中央区は、隅田川、日本橋川、神田川、それ以外にも小さい川があり、海にも面していることから運河もあって、多くの橋があります。

その中で家から近いこともあってよく見ていることもあるのか、清洲橋をこよなく愛しております。

清洲橋のプロフィールを簡単に紹介しますと、1928年開通、清澄と中洲の対岸の町名から清洲橋と命名されました。設計段階から美観を重視し、永代橋のアーチに対応する優美さを求め、吊り橋の形状となっています。そのモデルはかつてケルンにあったライン川の吊り橋がモデルと言われています。2007年には勝鬨橋、永代橋とともに国の重要文化財に指定されています。

能書きはほどほどにして、この美橋の景観について語りたいと思います。隅田川沿いの散歩やジョギングが好きな私は清洲橋のいろいろな表情をみています。特に好きなのは、夕方から夜の時間帯です。清洲橋ではピンク色の光が点灯されます(現在は21時まで)。永代橋が水色、勝鬨橋が緑、新大橋が黄色と緑となっていてそれぞれ個性を放っている中で、清洲橋の美しさは強い存在感を放っています。この写真は、対岸の江東区側から中央区を眺めたものです。江東区側には万年橋や芭蕉記念館の分館史跡展望庭園(芭蕉の像がある)が近所の名所ですが、それらの方向から見る清洲橋はバランスがよく、万年橋辺りには、ケルンの眺め、という紹介があります。日が暮れていく中で見える橋の表情、川の表情は刻一刻変化します。しばらくすると夜の表情となっています。動かない橋ですが、光の変化で表情は変わるものだと思います。

kiyosubashi.JPG

こちらは中央区側から眺めた写真になります。朝は江東区側から太陽が昇るのでその時間帯はまずは中央区側が明るくなります。写真は雪の日に撮影した珍しいものです。機会があり、上から見下ろすアングルから撮影しましたが、川原のテラスからの風景も悪くありません。永代橋は実際、アーチの形状から連想されるイメージのがっちりした印象があるのですが、清洲橋は吊り橋形状からくる優美な印象が見る者を飽きさせません。対比から女性的な印象と言われることがあるのも理解できます。浜離宮公園や浅草からの観光船での橋巡りでも清洲橋を楽しむことができます。また、実際に橋を渡ってみるのも橋を楽しむ上で大事なことです。橋からは何が見えるのか、東京スカイツリー、隅田川花火大会、東京湾花火大会、隣の橋、隅田川を行き交う船、テラスを散歩する人、橋を走り抜ける車両など。こうやって橋が作り出す様々な風景を楽しんでみました。

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私はこのように清洲橋の風景をいろいろ見てきましたので、その中で好きな写真をここに紹介しました。

どうでしょうか、清洲橋は。

このような由緒ある橋が身近にあるのは非常にうれしいことです。

中央区にはここ以外にも素敵な橋がたくさんあります。みなさんも自分のお気に入りの橋をみつけてみてはどうでしょうか。

 

 

素敵なハーブティーのお店

[りょうきち] 2013年9月 3日 09:00

人形町の駅の近く、人形町交差点から小伝馬町方面に数分向かったところに今回紹介したいお店はあります。

名前は、nagomi-NATULURE Organic Herb Tea Cafe (ナゴミナチュルア)です。中央区にある、自然食品、落ち着いた雰囲気の楽しめるお店です。そして、先日オープンして1年を迎えました。お店のコンセプトに共感を覚えて通う常連さんも多いとか。

 

ストレスの多い日常生活、そんな中、私は、パンケーキとハーブティをときどき楽しんでいます。それ以外にも素材にこだわったメニューがあります。偶然ですが、1周年記念のイベントに参加してきました。パスタやサラダがおいしかった。いろいろ素材にこだわったメニューでした。夜の営業も拡大していきたい意向のようです。そうなると楽しみです。

 

朝のパンケーキ、お昼の一杯のティーブレイク、夕方の軽い夕食、楽しみが広がります。人形町方面にご縁のある方、お勧めのお店です。通ってもっと健康になってしまいましょう。

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中央FMのお隣

[りょうきち] 2013年7月30日 14:00

最近、機会があって中央FMを訪問することがありましたが、新しく京橋にできた東京スクエアガーデンのB1に移動していました。スタジアは外から丸見えのガラス張り。収録は今までより緊張しました。あんまりうまくいかなかった 何か飲みたい そんな収録の打ち上げとして最適な店を発見しましたので紹介します。


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場所は中央FMの隣。店名は、「獺祭Bar 23」、日本酒好きの人には言わずと知れた、うまい酒、旭酒造「獺祭」の名称が入っています。実際、獺祭が東京に初めて出したアンテナショップ的なお店で、ストア&バーというスタイルになっています。様々な種類の獺祭が飲めるだけでなく、おいしい食事も摂れるバーとなっています。

 

まずは入ってみての雰囲気。私の目に入ったのは、写真のようにどかんと各種の獺祭が置かれている冷蔵庫。ガラスで見えるようになっているので、ショウケースとしての効果があります。獺祭の蔵元には行ったことがないのでこんなにたくさんの種類の獺祭に会ったのははじめて。少し圧倒されます。調度のよさそうな、椅子、テーブルは落ち着いたバーの雰囲気を演出しますが、バーテンダー(日本酒バーでこの呼称でよいのか?)の後ろにはライトの前にグラスが並べられていて重すぎる感じはしません。きっと、冷蔵庫のガラスといっしょに、透明感を表現しているような印象を感じたのでしょう。コンビニエンスストアや近所の酒屋でもこのような冷蔵庫兼ショウケースであるのに、このような雰囲気にはなりません。それはやはり陰影をつけた光のコントラストの工夫なのでしょう。

 

このようにきれいなお店で、何を飲もうかと気がはやります。この気持ちをどう鎮めようかとメニューに目を通すと、テイスティングのセットがありました。今の自分が求めていたものはこれでした。3種類と5種類があるのですが、迷わず、5種類を選択しました。ちなみに内容はスパークリング(発砲)のにごり酒が2種類、通常の純米酒で精米割合などが異なるもので3種類ということでした。5種類の目玉は、高級指向の新製品「磨 その先へ」が入っていたことでして、それ故にこちらを選択しました。出てきたお酒は、下の写真のようになります。

 

D1IMG_1722.JPG同じ蔵元のお酒がこんなに様々な味をしているのか、とちびちび進めていたのですが、おいしすぎます。テイスティングの常でありますが、あっという間においしいお酒は胃の中に収まってしまいます。少し贅沢な打ち上げになりました。楽しい瞬間は短いものです。今度は別の種類を通常サイズで飲みたいなあ、という思いを感じながらお店を出ました。中央FMの方々はまだ仕事中のようでした。よいお店で飲んだおかげで、少し感じた挫折感は収まり、気分転換は成功です。

 

この店を紹介する、東京スクエアガーデンのHPのアドレスは次の通りです。

http://tokyo-sg.com/shop/b1_15.html

暑い日が続きますが、涼を求めて、これからも中央区の夕べから夜を楽しむべく、いろいろなお店を訪ねたいと思います。

 

 

夜な夜な築地の路地裏へ

[りょうきち] 2013年6月27日 09:00

築地の街は市場の街ということで、夜は早く暗いのですが、そんな中を分け入っていくと居心地のよい空間があちらこちらにあります。季節がよくなってきて、夜な夜な築地の路地裏に誘われ迷い込んでいる人も増えてきました。今回はそんな中の一つ、素敵なお店を紹介します。なお路地裏にあるので普通には見つからないです。特に看板もない明るい間は分かりません。

 

お店の名前は酒膳倶楽部、場所は築地7丁目14−13

聖路加国際病院方向から行くと暁公園の裏側辺りに当たります。といっても路地裏にあるため、最初は場所を発見するのが難しいかもしれません。

でも大丈夫、夜になると、オレンジ色の看板が出ているので、近くまで行けばきっと見つけられます。

その場所までたどり着いてもさらに名物の急階段があり、まるで来る人を拒んでいるようです。写真を参照のこと。

IMG_1429.jpg さて、この急階段を上ると隠れ家のようにお店があります。お客さんが10人程度入るといっぱいになる大きさ。赤い壁紙で明るい雰囲気。そして存在感があるのは女将、小森さん。ご本人は栄養士としてご活躍で、大学でも講義をしている方です。そのような栄養の専門家の立場から、メニューを構成されているとのこと。実際、野菜をふんだんに使用したおいしい食事が出てきます。健康に飲酒、飲食を楽しむ、これをいつも考えてメニューを考えられているようです。さらに市場の新鮮な食材。悪いものはありません。これではお酒が進んでしまいます。でも帰りには急階段を下りないといけません。いくら病院に近いと言っても注意しないといけません。でも女将を中心に、下町っぽい常連さんたちとの会話は盛り上がり、お酒の量も増えてしまいます。異空間? 外のことを忘れて時間が過ぎていました。

 

このような感じで今日も築地の夜は更けていきます。市場はもう数時間で始まってしまいます。

 

酒膳倶楽部は、毎月、落語会やジョギング会なども催していまして、多種多様な趣味の方が集まってきます。また、銀座8丁目にも新店ができていまして、お店には勢いもあります。ご関心の方、是非一度、お訪ね下さい。

 

 

なくなっていくもの

[りょうきち] 2013年5月29日 14:00

銀座で25年間営業してきた映画館、シネパトスが3月31日に閉館して2ヶ月近く。

その後の三原橋地下街を訪ねてみた。

銀座の繁華街に近い、銀座と東銀座の間の晴海通り下に三原橋地下街とシネパトスは位置しています。耐震性の問題から取り壊されることとなり、映画館は3月で営業を終了している。地下街も閉鎖される予定なので、飲食店も風前の灯火の状態です。

 

ここにはまさに昭和レトロが味わえる空間です。元は三十間堀川に架けられた三原橋であった場所を昭和27年に川をがれきで埋め立てた際に橋の下が商店街になったという経緯があります。実際行ってみて面白いのは、橋桁が残っていること。ちなみに現役で日本最古の地下街でもあります。閉鎖後は浅草地下街に最古の称号は譲られることになります。

 

この地下街の近辺にも昭和レトロな雰囲気の空間が多く、路地裏や三原小径には古いお店が営業しています。古い店だけでなく、新旧いろいろな店が盛り上がっているのはさすがに銀座であります。地下街はお店が営業をしているものの、ひっそりしていました。

 

三原橋.JPG

 

いずれなくなっていくもの、寂しいですが、しっかり目に焼き付けてこの訪問を終わりにしました。

買い物でご訪問の際、少し立ち寄ってみるのはどうでしょうか? 懐かしい空間があります。

なお写真の上部が橋桁です。

 

 

行列のたい焼き店へ

[りょうきち] 2013年4月26日 09:15

IMG_0771.JPG仕事がちょっと早く終わって人形町の少し遅い夕方のお買い物をして家路につく。


そんなときに、ふと寄ったのが、柳屋。


人形町駅から甘酒横丁に入りすぐのところにあるたい焼きの有名店です。


長蛇の行列のイメージがある、人気のこの店ですが、閉店近くの夕方には空いているときがあります。こんなときが狙い目です。この日はそんな幸運に恵まれたので、3人ほど待っている列に並びました。ご主人が一生懸命、丁寧にたい焼きを焼き上げています。前の人の会計はあっという間に終わり、5分も待たないで家族分のたい焼きを買ったのでした。その後、私の後、2人目の人で終わりになりました。


なお、できるだけ温かいうちにすぐ食べる方がお勧めです。急いで帰宅後、すぐに食べました。餡子は甘すぎない、表面は少しこげて、食感がよい。おいしい。満足しました。今度はいつ食べられるでしょう。


なお、非常に混んでいるとき、アイス最中を買う。これがなかなかよいです。最中は列に並ばず、正面で言うと待たないで買えます。