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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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銀座通りはパリ並み

[阿舒庵亭主] 2015年6月14日 09:00

最近の銀座は海外からのお客様が増加しており、ウイークデイには日本人より外国人の方が多いのではないかと思えるほどです。「爆買い」とか言われお客様方は沢山の土産物を買ってくれるのはイイことに違いありません。

 

先日来、銀座を歩いて気が付いたのですが、一丁目から八丁目に向かって歩くと四丁目を越えたあたりから歩道の様子が変わってきます。「まるでパリ並みだなあ」と感心しながら歩きます。松屋辺りの歩道にはほとんどチューインガムの跡が見られません。

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六丁目辺りに来ると観光バスが沢山客待ちをしています。歩道には外国語を話す人たちがたむろし、先に進むのもままならぬ時があります。その上、その辺りの歩道には沢山のガムの跡がこびりついています。まるでパリ並みです。

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都会が好きな私は銀座もパリも好きな街ですが、パリの街の汚さは感心できません。パリは歩道も地下鉄も東京に比べると汚い。このまま銀座のガムの跡が増えていけば遠からず東京全体の歩道のみか地下鉄までパリ並みに汚れてくると思うと不安です。お金とゴミは汚い所に貯まると言われます。東京オリンピックを前にそのような事態に陥らぬよう、是非とも銀座の街の美化に取り組んで欲しいものだと思います。

 

 

 

歌舞伎写真館

[阿舒庵亭主] 2015年4月 8日 09:00

歌舞伎座の建て替えが終わってもう二年にもなります。建て替え前後から何度も建物の写真を撮っていましたが中に入ることはありませんでした。先日近くを通った時に一時間程時間が有ったので建物の中を見学しました。

 

まず地下一階の「木挽町広場」には歌舞伎やお江戸の土産物が盛り沢山にあり、ついつい買ってしまいました。その後エレベーターで屋上庭園に向かいました。肝心な庭園を見学する前に目がとまったのは「歌舞伎写真館」でした。スタジオアリスが3月に始めたお店で、歌舞伎の扮装をして写真を撮るという写真館です。化粧、かつら、着付けをしてくれて記念写真を撮ってくれると言うお店です。色々なメニューがあり、「お気軽時代扮装」はわずか5分で歌舞伎役者に扮装し写真を撮ってもらう趣向です。

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私が行った時にはアフリカからのご夫婦が大石内蔵助の討ち入り装束と花魁の扮装で写真を撮っていました。そのほかにも手軽な価格で、歌舞伎座来場記念写真撮ったり、着物をレンタルしての記念写真や着物を着ての観劇や散歩が可能で私の観光ガイドと言う商売柄、とても惹かれました。

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5階には屋上庭園の他、歌舞伎ギャラリー(有料)やお茶屋さんでの喫茶軽食が可能なカフェもあり次はゆっくり時間をかけて探訪したいと思いました。

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銀座人形館 Angel Dolls

[阿舒庵亭主] 2014年7月24日 14:00

銀座を歩くと意外なものを見つけることがある。その日も中央通りの七丁目で変わった看板を見つけた。「銀座人形館」とあるのを見て、男が一人で入るのに少し気おくれをしたが、勇を鼓して二階にあるお店に入ってみた。IMG_0004.JPG

 

お店に入ると店中に、アンティーク・ドールが展示されていた。この店はいわゆるアンティーク・ドールの専門店でした。お店の方に伺うと、アンティーク・ドールは130年ほど前にフランスで作られたモノを言うらしい。その後、一時期ドイツでも作られたが、現在ではヨーロッパには工房が無く日本でレプリカが作られているとのことでした。

 

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銀座人形館は現在の場所移って11年目になるとのことですが、以前は6丁目に6年半ほどを出しておられたとのことでした。展示されている人形はアンティークもあれば現代作家の作人もあるとのことでした。素人目にはどれが古いのかよくわからぬほどきれいなモノばかりでした。人形を愛するお客様は日本全国から来店されるとのことで、流石、銀座のお店と驚きました。

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銀座人形館では人形の展示販売だけではなく人形作家による各種の人形作成教室も開催しています。カワイらしい人形たちに会いにぜひ立ち寄られることをお勧めします

 

なお、店内の写真は「銀座人形館」さんのご厚意で提供いただいたものです。

 

 

江戸まち歩き「日本橋・深川ゆらてく」

[阿舒庵亭主] 2014年7月 6日 14:00

6月28日土曜日、あいにくのお天気でしたが「江戸の掘割と老舗めぐり」に参加しました。江東区の住人である私もあまり知らない、東大島の「中川船番所資料館」に集合して江戸の河川交通の歴史を少しおさらいした後でいよいよ船旅が始まりました。

 

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講師として中川船番所資料館の久染さんに乗船頂き、その名調子を聴きながら、中川、小名木川、隅田川、日本橋川と約一時間の船旅を楽しみました。深川や木場の歴史の説明を受け、途中、小名木川の扇橋閘門(こうもん)を通過しました。この閘門は小名木川と隅田川の水位差を調整するパナマ運河の超小型のもので、当日は1メーター以上の注水をして隅田川へと進むことができました。日本橋川を遡上して日本橋のたもとの船着き場で船を降りました。橋の上は見る機会が多いのですが下から見ることは少なく面白い体験でした。

 

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日本橋からは久染さんに代わっては三度笠に車夫の衣装の日本橋地域ルネッサンス100年計画委員会の塚田さんにガイドをして頂きました。まずは橋の説明を受け川床のあるレストラン「豊年萬福」で江戸野菜を中心とした弁当を頂きました。その間、お座敷遊びの投扇興も体験しました。

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ランチの後は三組に分かれて、老舗めぐりをしました。山本海苔店、さるや、日本橋三越本店を訪れ各店のご担当からお店の説明を受けました。山本海苔店は女優の山本陽子さんが40年以上イメージキャラクターをされているということでギネスにも登録されているとのはなしを聞きました。また、日本最初のドライブスルー販売をしたとの話も興味深く聞きました。最近ではキティちゃんとのコラボも行われていて老舗のイメージも時代とともに変わることを実感しました。最後にはお土産まで頂き得した気分でした。

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三越では毎月第二土曜日に無料で約2時間の店内ツアーを提供しているのですが、当日は特別に30分のツアーをしてもらいました。越後屋の由来、天女像の目的、アンモナイトの見学、パイプオルガンのパイプの場所、ライオンの歴史等々人にチョッと自慢したくなりそうな話を沢山聞きました。

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「さるや」は世界でも類のない黒文字爪楊枝の専門店で1704年創業のお店です。何故、楊枝屋さんが「さるや」なのかとの疑問には「サルの歯が白いのにあやかるため」との明解な答えがありました。元々、楊枝は房楊枝が主流で、西洋式の歯ブラシの普及とともに房の部分が無くなり、爪楊枝のみが残ったとの説明にも納得。

 

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池波正太郎は「深川は東洋のベニスだった」とよく書いています。この船旅も興味深いし、日本橋の老舗を巡るツアーも興味は尽きませんでした。

 

 

 

ポーラ ミュージアム アネックス

[阿舒庵亭主] 2014年6月30日 09:00

銀座通りには数多くの小さな美術館や催事場が数多くある。時々、ふらっと立ち寄ってみると意外と面白いモノに出会うことがある。今日も久しぶりに銀座に行って、一丁目のポーラ ミュージアム アネックスに入ってみました。ここは言わずと知れた箱根にある「ポーラ美術館」の分館です。一階の化粧品店の脇で今日の展示内容を見てみると someday, somewhere とある。 嶋本痲利沙さんという若い芸術家の写真展であった。ポスターには街中に咲くバラの花の写真が使われている。このバラが痩せこけて一部の花は枯れている。何処にピントが合っているのか分からない。どう見ても若いころに見た秋山庄太郎の写真とはかけ離れた出来栄えです。

 

このポスターの写真に惹かれて三階のミュージアムに入ってみると、30枚ほどの作品が展示されているが、どれもこれも変わった作品に見えました。ざっと見たところ私にも撮れそうな写真ばかりでした。しかし、もう一度見まわしてみると作品には何か統一感と主張があるように感じました。それが何だかは分かりませんが何故か心を惹かれる先品ばかりでした。結局、帰りにはポスターにある、何処にピントが合っているのか分からないバラの花の作品の絵葉書を買ってしまいました。

 

ポーラ ミュージアム アネックスは無料ということもあって、時々入りますが時として自分の心にストンと落ちる作品に出合うことがあります。今もパソコンの横に嶋本痲利沙さんのバラの花の写真を置いて余韻にふけっています。このミュージアムはポーラ化粧品のメセナ活動の一部として、大人の街、銀座らしい展示会を開催してくれるのは実にありがたい。

 

なお、嶋本痲利沙さんの写真展 somdeday, somewhere は7月21日まで毎日11時から20時まで開催の予定です。

 

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コートヤード・バイ・マリオット

[阿舒庵亭主] 2014年4月 8日 14:00

 4月初めのある日、中央FMで「大好き中央区」の収録を終えたが、お昼には少し間があるので丸善をのぞいてみる気になった。途中、ふと気づくと京橋の新築中の明治屋のビルの隣に新しいビル、京橋トラスト・タワーがあり、「コートヤード・バイ・マリオット 東京ステーション」の表示がある。

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コートヤード・バイ・マリオットはアメリカ勤務時代を含めよくお世話になったホテルの名前なので気になって中に入ってみた。フロントは4階にあり、ロビーには大きなテーブルが置いてあってパソコンを操作しているお客さんたちがいる。フロントの係の女性に話を聞くと4月2日にオープンしたばかりとのことであった。この少し変わったロビーは家族的な雰囲気をイメージした作りらしい。上層階にフロントがあり客室が更に上層階にあるホテルは最近よく見かけるが、聞けばこのホテルはフロントの下の階が客室になっている。注意してみると、確かにエレベーターは客室のキーを入れないと途中階にはとまれないシステムになっている。なかなか斬新な造りだ。さらにこのホテルは日本のホテルには珍しく全館禁煙となっている。アメリカではよくあることだが日本のホテルでは珍しいだろう。

 
 

このビルの一階にはカフェとダイニング・バーがあり、何だかニューヨークの街角のようでお洒落だ。都内では今後も宿泊することはなさそうだが、散歩の途中でカフェやバーには立ち寄ってみたいものだ。

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ちなみに、中央区銀座6丁目には「コートヤード・マリオット銀座東武ホテル」もある。

 

 
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