[皐月の鯉の吹き流し]
2015年8月28日 18:00
幸橋(跡)を渡り築地市場場内に入りすぐ右側に行き突き当たりに「水神社」があり
その脇に大きな石碑「旗山」があります。「旗山」は何回か中央区観光検定に出題されています。
この付近は海軍施設があったところで、子供の頃、よく大人の会話の中で「海軍経理学校」
という言葉が出たことを覚えています。
海軍経理学校 石碑 勝鬨の渡し(勝鬨橋西詰 にあります。)
海幸橋(跡)から「水神社」の間に食堂が並んでいます。
「水神社」のとなりに吉野家さん1号店があり
ホームページに当時の様子が掲載されていますがこの付近はほとんど昔と同じです。
以前、私の実家は酒屋を営んでいて、何軒かの食堂に酒ビール調味料などを納めていました。
先日、その中の洋食屋さんがテレビで紹介されていました。
食堂の中には、オーナーが変わった店があるようですが、屋号は以前のままです。
このお寿司屋さんは、外人旅行客用に英文メニューがありました。
また「おまかせコース」がありましたが、この「おまかせ」は日本ならではのものらしいようです。
(NHKの番組で「おまかせ」を取り上げていました)
さて場内を進み浜離宮方面へ行くと、ここはゆるくカーブしている構造になっています。
ご存知の方も多いと思いますが、ここは貨車の引込み線があったところです。
ここにレールが敷設されていて、子供のとき自転車の車輪を
轍に取られ、転倒して痛かったことを思い出しました。
市場正門前から浜離宮へ行く道のここに(信号機があるところ)
踏み切りがあり、脇に小屋があり有人で、遮断機を下ろしていました。
貨車の通過ばかりではなく、どこかでポイント切替でも
していたのでしょうか、遮断機がおりたままで長く待っていたこともありました。
[隅田の花火]
2015年8月21日 14:00
都会にあって、隅田川の河畔は幾分か空の広い場所。
私は田舎者であるのでしょうか、ついつい広い空を求めてここに来てしまいます。
(5/25勝鬨橋脇より築地市場方面)
今年の夏は晴れの日が多く、そのせいなのか夕暮れが綺麗な日が多い気がします。
(6/27勝鬨橋)
夕暮れって、太陽が沈んでから素晴らしいドラマになる時があります。
茜、オレンジ、ピンク、ブルー。予想もつかない光を放ったりするのです。
(6/27勝鬨橋)
それが河畔だと、川面に光が映り感動が倍増もします。
隅田川越しに日の入りの方向が見られる、 佃・月島・勝どきからの河畔の夕暮れは、 特に綺麗な場所だと思います。
(8/4佃より新川方面)
でも太陽が沈む方向だけが綺麗になるというわけではありません。
太陽が沈んだあとは、光が当たる雲が脇役から主役に代わったりするからです。
(7/15隅田川大橋より永代橋方面)
さて今日はどんなドラマになるのか・・・
数十分の間ですが、刻々と変化していく夕空は展開が読めません。
(8/9勝鬨橋脇より築地市場方面)
少し涼しくなった夕暮れ。いろいろな楽しみ方があると思います。
(8/4佃より湊方面)
私は専ら、デジカメと携帯を持っての散歩。
写真はデジカメの夕焼けモードの設定にお任せです。でも時により携帯写真のほうが綺麗だったり。
夕暮れは、どことなく懐かしさが感じられる風景ですが、それは隅田川でも同じ。
都会の中での夕暮れは、むしろ懐かしさがより際立つような気もします。
もう少し暑さは続きそう。
また新たなドラマを求めて、夕暮れの隅田川を歩いてみたいと思っています。
[之乎者也]
2015年8月16日 14:00
東京高速道路という道路をご存知でしょうか?新京橋から蓬莱橋(新橋)まで銀座をぐるっと囲む形で走る高速道路です。あたかも銀座の街を守る城壁のようにも見えるこの道路、銀座を歩いたことのある方であれば必ずや目にしたことがあるのではないでしょうか?私のブログ記事でも何回か登場(『銀座の酒屋さんで「ちょい飲み」~銀座君嶋屋殻』他記事:
/archive/2015/08/post-2627.html)しているので、今回はこの高速道路について取り上げたいと思います。
高速道路といえば東名高速道路など国の道路、東京では首都高速が思い浮かびますが、銀座を取り巻くように走る全長2kmのこの道路は民間企業が中心となって1951年に設立(道路開業は1959年)された高速道路です。
首都高速八重洲線(Y)、都心環状線(C1)と連絡して首都高速都心環状線のバイパスの役目も果たす道路なので、ドライバーの方であれば気がつかないうちに1度は通ったことがあるのではと思います。
【東京高速道路地図(出所:東京高速道路㈱HP)】
さらにはこの道路、高速道路ではあるのですが通行料が無料という点もユニークです。
首都高速からの乗り入れの場合は勿論ですが、例えば新橋駅前の土橋入口(銀座8丁目)から入って新京橋(銀座1丁目)で降りればお金を払う必要なし、もともと銀座の渋滞を解消するために作られたことや外堀、京橋川、汐留川を埋め立てて作ったこともあり無料としたようです。一方、無料で建設費や高速道路の維持管理はどうするのかという疑問がわきますが、その秘密は、高速道路の下のスペースの活用。
【東京高速道路概念図(出所:東京高速道路㈱HP)】
3階部分が高速道路として使われる一方、下のスペースは、約400の店舗が入居する商業スペースになっています。銀座インズ、西銀座デパート、銀座ファイブ、コリドー街、銀座ナイン等みなさんのおなじみの飲食店街のほか、タクシー会社、駐車場などのスペースとして活用されており、これら銀座の一等地の10万㎡のスペースから得られる賃貸収入で高速道路の運営費用を賄うという、以前ブログ記事「江戸バスの屋根付きバス停」でご紹介したPPP(官民連携パートナーシップ: /archive/2015/08/post-2618.html)を先取りしたような画期的な仕組みが使われています。
さて、東京高速道路の下のお店ですが、冒頭紹介した立ち飲み屋さんの銀座君嶋屋さんを始めとして魅力的な店が揃っています。次回以降『特派員の商店街訪問』で逐次紹介したいと思います。乞うご期待!
[之乎者也]
2015年8月12日 14:00
前回、「平成の蔵屋敷 in中央区~その1~」として中央区のアンテナショップを紹介しました(/archive/2015/08/-in-3.html)。
蔵屋敷とは信長・秀吉による天下統一後、全国で米や物産の取引が盛んに行われるようになったことから、有力大名が取引のために米取引の中心地の堂島(大坂)や幕府所在地の江戸に藩邸の一部として事務所兼倉庫(=蔵屋敷)を建てたことから始まりました。
今回は平成の蔵屋敷~その2~として地域を代表する金融機関である地方銀行(「地銀」)を取り上げます。地銀の東京支店は、地方の企業の東京進出を支え、また東京の中心である中央区に多く見られるまさに現代版蔵屋敷と言えるでしょう。
【秋田銀行(京橋・鍛治端通り)】
さて、日本全国の地銀(全国地方銀行協会加盟の第1地銀)の数は64行に上りますが、正確な数は判らないながらもおそらくそのうちの9割近くが、日本橋、京橋・八重洲を中心とする中央区に東京支店を構えているようです。これはもちろん日本橋本石町にある日本銀行と深い関係があります。【日本銀行(本石町)】
大名が家族の江戸での住居目的とともに幕府との連絡窓口として藩邸を構えたのと同じように、地銀も在京取引先へのサービスに加え日銀の監督(考査)を受けるため、その窓口を日銀のお膝もとである中央区に置いたということのようです。
【常陽銀行のショウウインドウ(八重洲・鍜治橋交差点】
そんなお堅い地銀の東京支店ですので、ショーウィンドウも地域の特産・名所紹介など比較的地味なものも多いのですが、そんなイメージを覆すのが八重洲通りと平成通りの交わる八丁堀二丁目交差点にある某地銀の東京支店。
「OKB3誕生」。。。綺麗なお姉さん3人組の派手なポスターが張ってありちょっとびっくり!お堅いイメージの地銀というよりも銀座のクラブのような打ち出しです。
AKBならぬOKBとは、大垣(Ogaki)共立(Kyoritsu)銀行(Bank)の頭文字で、自行の女子行員からメンバーを募って結成した秋元康プロデュースならぬ銀行公認のアイドルユニット---OKB3とのこと。更にはOKB3にOKB45(45名)が加わり、合わせてOKB48となるようです。これはれっきとした銀行のPRだそうでOKB45も岐阜県各地の商店街などのイベントにも引っ張りだこ。業界で大垣共立銀行は攻める銀行として有名だそうですが、岐阜在住の友人によれば、大垣にはOK牧場ならぬ「OKB牧場」という雑貨喫茶店(ネーミングは軟らかいですが、大垣共立銀行の設置した障がい者自立支援施設)まであるそうで、かなり斬新なカルチャーを持つ地銀なようです。そんな努力の甲斐もあってか、この銀行は顧客満足度の高さ競う日経金融機関ランキング調査(2015年1月)ではメガバンクや外銀を押しのけて堂々4位に入賞したそうです。
【東邦銀行(京橋・中央通り】
地銀の集積する中央区ならではの楽しみ。銀行ですのでアンテナショップのように気軽に店舗の中までは入ることはできませんが、街なかで色鮮やかな看板を見つけたら、ちょっとショウウィンドウを覘いてみたらいかがでしょうか。新しい発見があるかもしれません。
[サム]
2015年8月11日 18:00
東京湾の夜空を彩る第27回「東京湾大華火祭」が8月8日、晴海埠頭で繰り広げられました。
昨年は荒天で中止になり、2年振りの開催。
晴海埠頭沖の台船3隻+晴海埠頭公園の計4個所から、合計約12,000発の花火の打ち上げ。
18:50~20:10、プログラムに沿い進行。
第一部 東京湾大華火祭、グランドオープニング
第二部 夏休み、思い出の花火絵日記
第三部 東京湾、ニューウェーブ花火パフォーマンス
第四部 江戸花火、技と伝統の宴
第五部 東京湾、天空の舞い
第六部 東京湾大華火祭、グランドフィナーレ ~未来への架け橋~
なかでも尺五寸玉(直径約45cm、上空では約400mもの直径に広がり夜空を覆うと云われます)12発、尺玉130発などの大玉は迫力満点。
大きな花火が「ドドーン」と花開く前に、鳴り響くお馴染の「ヒュー」という "笛" の音にはワクワクさせられます。
光が尾を引き球形に開き芯が層をなす「八重芯菊」、小花が一斉に開く「千輪菊」などの伝統の技法から「キャラクター花火」まで、花火師の 創意・工夫・技 満載です。
海面を伝って吹く爽やかな風も感じられ、幾分か凌ぎやすく、文字通りの「納涼花火大会」となりました。
「東京湾大華火祭」は「隅田川花火大会」や「神宮外苑花火大会」と並び、東京の代表的な花火大会の一つです。
約10万人の観覧席が設営される晴海周辺会場(晴海主・晴海第二・豊洲第一・日の出・晴海個人協賛)のうち、晴海地区は2020年東京五輪に向けた選手村整備の絡みで、来年以降制約を受ける為、「東京湾大華火祭」は休止との声も聞かれます。
一部メディアも「事実上今年で見納め」と報じ、現実味を帯びてきたようです。
続きを読む: 第27回 TOKYO HANABI FESTIVAL 2015
[オールドローズ]
2015年8月 9日 18:00
先週の土曜日、午後2時から始まる築地居留地研究会の講演会に参加する前に、
あかつき公園でひと休み をしました。
すると、なにやら「ぷ~ん」と甘い香りがしました。
香りのするほうへ近づいてみると、いちじくの大木がありました 。
まだ青い色ですがたくさんの実をつけていました。
その公園のベンチに座り、お茶 を飲み始めると
ちょうどお昼の鐘 がなり、そしてあまり聞いたこのにないようなリズムの鐘も聞こえました。
讃美歌の一種なのでしょうか?
さて、今回の築地居留地研究会は「教文館の創業物語」。
驚くことに、特別ゲストとして「花子とアン」の原案作家
村岡恵理さん姉妹が参加されていました。
私はこの会には2度目の参加ですが、
毎回サプライズがあり、この会でした味わえない雰囲気が好きです
【NPO法人築地居留地研究会】 http://www.tsukiji-kyoryuchi.com/