[之乎者也]
2017年1月31日 14:00
水辺のまち中央区には多くの橋があります。特に江東区との境を貫流する隅田川には「おはこ十八景(平成19年に中央区観光協会が選定)」にも選ばれた隅田川8橋をはじめとする個性的な橋が多くあります。特派員ブログでもたびたび紹介される永代橋、中央大橋や勝鬨橋は人気も高く、どこにあるかや形もすぐに分かりますが、今回はそんなスター級の橋と比べるとやや知名度のあまり高くない「相生橋(あいおいばし)」を紹介します。
千住・浅草の方向から流れてきた隅田川は、永代橋を越えたところで佃島の大川端に突き当たりますが、そこで中央大橋をくぐる隅田川本流と左側へ向かう隅田川派川(はせん)に分かれます。相生橋は左側に分流する派川に架かる橋です。月島・佃(島)は、現在では多くの橋や地下鉄で築地や深川地域(江東区)と結ばれていますが、1892年に月島が作られた当時は、その名の通りここは隅田川の中州であり、アクセスは渡し船(佃、月島)のみでした。そこで1903年、深川(越中島)と佃・月島地区を結ぶ初めての橋として相生橋が架けられました。相生橋の名前は「上流の永代橋に相対する橋であること(東京都建設局)」や「創設当時この橋が長短二橋であり、2つセットの『相生の松』に由来(wikipedia)」などの説があるようです。相生橋は、派川に浮かぶ中の島(中州)を伝うかたちで2つの橋(相生大橋:147m、相生小橋:53m)から成っていましたが、1980年に相生小橋の下部(現在は清澄通り沿いのカミソリ堤防が立っているあたりです)が埋め立てられ、中の島は越中島との陸続きになりました。 陸続きではあるものの中の島は依然相生橋東詰下に木が茂る円形の公園として残っており、橋の(清澄通り)わきに階段があって降りていくことができます。上流側(北側)の入口から下に降りると川沿いに通路があり、橋の下をくぐって反対側に行くことができます。隅田川テラスではちゃんとした歩道が整備された部分が多いですが、ここは丸い石柱を切ったものが並んでいるだけ、冒険気分が味わえます。下流側(南側)に行くと灯籠のモニュメントを中心とした公園の続きになっています。
左側に海洋大学の明治丸、正面に豊洲のタワーマンション群と春海橋、そして右側には相生橋の全景が眺められる絶景ポイントです。夜にはライトアップされる永代橋や中央大橋と比べるとやや地味な印象の相生橋ですが、写真のように鉄骨を"N"(もしくは"И")字につなげたような複雑なトラス構造の橋です。夜見てももちろんきれいな橋なのですが、その美しさはむしろ燦燦とかがやく太陽に照らされたときに映えるようです。お隣の江東区でではありますが、中の島公園と明治丸は江東八景に選ばれているそうです。
またこちらの中の島公園は月見の名所として昔から知られる場所ですが、ご覧の通り隅田川の水が中に入ってくる構造になっています。特に満月の夜は潮位が高くなり、満潮時や大きな船が通った後には、引き波で水が入ってくるので十分に注意しながら楽しみましょう。
相生橋自体は、やや地味ながらも、橋から眺める風景は絶景です。豊洲地域のタワーマンションとアーバンドックららぽーと豊洲のドックのライトアップのモニュメント、さらには羽田空港から東北・北海道方面へ向かって離陸していく飛行機や豊洲を走る新交通ゆりかもめなど素敵な夜景が楽しめます。
【相生橋】
所在地 :〒104-0051 中央区佃2-20先
(大江戸線・有楽町線月島下車徒歩5分)
[銀狸]
2017年1月30日 14:00
正月の4日は毎年のごとく、三越主催の『日本橋七福神めぐり』を行っている。
三越本店の室町口での受付は、例年通り50人からの列である。
最初の小網神社は、いつものこと長い参拝者の列でのにぎわいである。
七福神唯一の日本の神様恵比寿神をまつる椙森神社は、ゴール地での記念品受取の証明印を押す神社なので、それなりの列は当然である。
今年は、従前とだいぶ異なっていて、角の先、その先にも並びが続いていた。
最後尾の看板を持つ人の話では1時間かかるでしょうと言われ、例年では20分と待たなかったので、今年はどういうことなのだろう、、、申年で猿は群れをなすというので、人間もサルまねで群れをなしたということか。などと考えながら並んだ。
幸いに天気が良かったし、40分の待ちで済んだ。
昨年11月小網神社の『どぶろく祭』で、寒空のもと1時間20分も並んだことを思えば大したことはなかった。
[サム]
2017年1月30日 12:00
週末や記念日、イベント、プロモーション等に応じて点灯され、目を楽しませてくれる東京タワーの「特別ライトアップ」。
1月は7・14・21・28日の各土曜日20:00~22:00の時間限定で、ダイヤモンドヴェール <ホワイト・ダイヤモンド> が点灯されました。
ダイヤモンドヴェールは、50周年を迎えた際、照明デザイナーの石井幹子氏により、"女性にも譬えられるその形状に因み、50歳の女性にダイヤモンドを贈る" 気持ちでデザインされ、スタートしたものと聞きます。
躯体から外に向かって輝く総ライト数は276。
パターンにより、17段ある光の階層それぞれが、色毎にメーセージが込められた7色に変容しますが、今回は、「永遠」「継承」のメッセージが込められた高貴な白の耀き。
冬の透き通った空気の中で、勝どきの隅田川テラスから築地市場越しに、遠目にもくっきりと「ダイヤモンドヴェール〈ホワイト・ダイヤモンド〉」が望めます。
因みに、当該日の日没~20:00、22:00~翌明け方迄は、定番の「ランドマークライト(冬バージョン)」が点灯。
[ジミニー☆クリケット]
2017年1月28日 14:00
[柴犬]
2017年1月27日 14:00
ターレットトラックという乗り物をご存知でしょうか?
築地市場で運搬車として大活躍中のアレです。
見たことありますよね!
このターレットにのんびり腰掛けながら、本当に美味しいコーヒーを飲めるお店があります。場所は、築地本願寺からほど近く。
その名も Turret COFFEE <ターレットコーヒー> 。
コーヒーがお好きな方なら既にご存知かもしれません!そのくらい、「本っっ当に美味しい」ので有名なお店です。
お店に入るとターレットがどん!
後部に座れるようになっています。借り物だそうです〜。
もちろん普通のお座席もあります。
そして、コーヒー。
ホットもアイスも、驚くほど美味しいです。コーヒーの苦みや重さはしっかりあるのに飲みやすく、濁りのないクリアなお味。パンチを効かせてくるのではなく、優しく包んでくれるような感覚です。小さなお店ですが、築地市場の賑わいから程よく離れていて、気持ちが落ち着ける空間です。
店長の川崎さんは、全て手作りのコーヒーが持つ美味しさにこだわり、東海地方で長く修行を積まれたそうです。築地を選んだのは「なんとなく」。周りに美味しい物がたくさんあるのもポイントだったとか。場所柄、客層は厚く途切れません。
一緒に販売しているお菓子も手作りのお店から入荷しているもので、程よく甘くてさっぱり。コーヒーに合って美味しいです。
メニュー!価格も優しいです。
【 Turret COFFEE ターレットコーヒー 】
東京都中央区築地 2-12-6 SK東銀座ビル 1F
築地駅から徒歩1分
営業時間:月〜土 7:00〜18:00
日・祝 10:00〜18:00
電話:080-3344-8819
座席数:10 完全禁煙
それにしても、中央区に素敵なお店を出して下さる若い方は、皆さん「なんとなくこの場所に...」と仰るのが面白いです。「是が非でも!中央区が良くて!!」という方があまりいらっしゃらないのが奥深さかもしれません。
[佃のうさこ]
2017年1月26日 18:00
先日イソヒヨドリをご紹介した相生橋付近の隅田川テラスで、ついに!!ジョウビタキ雄を、見つけました。昨年の11月3日に、同じここ相生橋付近でジョウビタキ雌を見つけて以来、雄がこないかなぁ~と心待ちにしていたのです。
こちらは、
ジョウビタキ 雌
ジョウビタキ 雄
ジョウビタキは、繁殖地のモンゴルや中国東北部から越冬に、日本にやって来る冬鳥です。繁殖期以外は、縄張り意識が強いので、雄雌が一緒に行動する水鳥のカモ類や、小鳥のハクセキレイとは違って、雄雌それぞれが単独行動です。
雄の顔は黒色、頭は銀色、胸はオレンジ色、背はマントのように柄が入り、羽にも白色のアクセント。遠目ではシックな装いも、よく見るとなかなかお洒落さんです。普段は単独行動ですから、いざと言う時のために頑張ったのでしょうか??
小鳥の観察、撮影は難しいのですが、そっと見ていると、近くに寄って来てくれました。
風も穏やかな冬の日差しの中、ジョウビタキさんのお立ち台姿をゆったり見れる隅田川テラス散歩です。