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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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2019年元旦 初詣

[達磨] 2019年1月 4日 18:00

元旦、日本橋「七福神」を巡ってきました。土地柄でしょうか、芸能・商売・金運・学業の神様が勢ぞろいです。一番の人出は水天宮です。1月1日戌の日と出産ラッシュが重なって、大変な混みよう。年配者好みの4社をしっかりお参りしました。

左↓写真、強運厄除けの総本社で、約550年前に鎮座した『小網神社』、右↓写真は近郊町方に火災がなかったので火伏の神といわれる『茶ノ木神社』。

1小網神社.jpg1茶ノ木神社.jpg

左↓は勝運を授け、災難をよける神様として、400年前から信仰されている『末広神社』、右↓写真は『笠間稲荷神社』東京別社で長寿(寿老神)、お導き、幸運の神様。

1末廣神社.jpg笠間神社1.jpg

昨年2018年は天変地異が襲った年でしたが、今年はどうでしょう。元旦は穏やかな隅田川でゆりかもめと出合い『築地本願寺』では青空の下、光が射しこんでいました。お寺の作法に従って、初詣をして、安永総務長・新年の書【光】のカードを頂きました。

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築地場外『波除稲荷神社』に向かいます。築地一体の埋め立て工事に難渋していた、350年ほど前に創建されて「災難を除き、波を乗り切る」波除稲荷として、築地地区を守る神様。長~い列でした。此処から隅田川テラスを歩いて15分程で、平安時代に創建され、京橋地区の産神『鉄砲洲神社』です。江戸の富士信仰の場としていたという『富士塚』の浅間神社末社にて〈ニ礼二拍一礼〉(右↓写真)。

波除稲荷2.jpg鉄砲づ稲荷2.jpg

 

 

年末年始の風情あふれる人形町通り

[しばしばしばた] 2019年1月 3日 14:00

人形町駅から水天宮前駅にかけてつづく人形町商店街では、
毎年、年末年始の時期になると、通り沿いにちょうちんが出されます。
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夜になると、ちょうちんの温かい照明が通りを照らし、素敵な雰囲気になります。
江戸の下町らしいイルミネーションの姿といったところでしょうか
人形町通りは、年間を通して様々な装いの変化が楽しめる通りですが、私はこの年末年始のちょうちん飾りが一番のお気に入りです
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「大観音寺」さんの入り口にも、ちょうちんが並びます。
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また、年末の時期には、人形町通りは「歳の市」となり、しめ縄飾りなどを売る露店が並びます。(注:2018年はすでに終了)
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この季節、歳の市以外にも、町会の方々の「火の用心」の声と拍子木の音が聞こえてきたり、玉子焼きが有名な「鳥近」さんや「鳥忠」さんには玉子焼きの予約に沢山の人が訪れていたり、平日の夜になると忘年会帰りの方々がたくさんいらっしゃったり、年末の風情で人形町の街はいっぱいになります。そして、年明けになると、初詣にいらっしゃる皆さんでまた違った賑わいとなります。

いずれにせよ、この街に住んでいる方、働いている方、訪れる方の色んな活動が、こうした「生きた賑わい」を形作っているんだなあと感じる季節です。こうした中央区の「生きた賑わい」の魅力をうまくお伝えできるよう、来年も観光協会特派員として精進してまいりたいと思います

 

 

薬研堀 歳の市と張扇供養

[saru] 2018年12月30日 18:00

年の瀬の12月26日から28日に、東日本橋の薬研堀不動尊周辺で納めの歳の市がありました。歳の市は江戸時代から続くもので、かつては12月に深川八幡から、浅草観音、湯島天神ときて薬研堀不動尊で終わったため、納めの歳の市と呼ばれるそうです。すぐそばに江戸随一の盛り場であった両国広小路があり、昔は露店には羽子板やしめ飾りなど正月用品を売っていたようですが、今は問屋街の場所柄、冬物衣服などがお値打ち価格で売っています。

 

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不動尊境内にはこの納めの歳の市の碑もあります。

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同じ場所には講談発祥記念の碑もあります。

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講談は江戸時代に両国広小路での辻講釈が起源とされており、そのような縁から市の最終日28日夕方には、講談で使う張扇の供養会がたくさんの講釈師が参集するなか、記念碑の前で行われました。護摩が炊かれ、読経の後、参加者は配られた扇型の紙にお願い事を書き、各々護摩の火の中に投じて来年の幸を願いました。

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その後門前にて、辻講釈と称して、当代講談師の面々により、本能寺の変や宮本武蔵の一席が披露されました。

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戸外での催しなので寒かったですが、屋台でお酒や温かい飲み物を買って暖をとり愉しみました。

今、講談もブームだそうですが、落語とはまた違った趣があり、歴史上の著名人を扱ったものも多くて勉強にもなります。薬研堀不動尊では、だいたい月に1回講談を聞く会が開かれているようです。中央区の気軽に行ける演芸場に日本橋のお江戸日本橋亭があります。元旦からは講談協会の初席をやるそうです。中央区発祥の伝統芸能ということで、一度演芸場に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

 

日本橋小網町のおいしいオステリア〔ロットチェント(L'ottocento)〕

[ジミニー☆クリケット] 2018年12月29日 12:00

日本橋小網町11-9 ザ・パークレックス小網町第2ビルの1階にあるイタリアンです

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こちらは、ランチタイム11時30分から、ディナータイム17時30分からで、日曜も営業しています

当日、私はランチタイムの11時40分に入ったので、すぐ座れましたが、12時になると、もう空くのを待つ人がでました

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メカジキのトラパネーゼドルチェフォカッチャ付き)を注文

トラパネーゼは、シチリア島トラパニ名産ソースだそうで、トマトバジルアーモンドがたっぷり

特にこのアーモンド香ばしくソースを引き立てます

並盛100g、中盛150g、大盛200gで、中盛までは無料なので、中盛にしてもらいました

生パスタ太めで、もっちりしていて、それ自体がおいしい

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自家製ゴマパン

パスタソースをつけていただきました

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ドルチェ

チョコレートソースのかかったアイスクリームの食感がザクザクしており、新鮮

おいしいパスタのあとのおいしいデザートです

お店の方のサービスきめ細かく気持ちの良いランチタイムをすごすことができます

お勧めです

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同店のHPはこちら ⇒

http://www.lottocento.tokyo/

 

 

【中央区観光検定対策】俳句・川柳編

[Hanes] 2018年12月28日 18:00


こんにちは。新人特派員のHanes(ハネス)です
中央区観光検定受験日が近づいてきましたが、勉強は順調に進んでいますか?
今回は俳句・川柳対策を兼ねて、中央区の史跡を巡ってみたのでご紹介します。

■九条武子夫人歌碑
彼女は西本願寺門主の次女として京都に生まれ、21歳で男爵九条良致と結婚
夫の英国留学・勤務により別居生活が10年近くにおよびましたが、
その間、和歌(佐佐木信綱)、絵画(上村松園)、生け花(西川一草亭)を学び、才能に磨きをかけました。

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彼女が残した歌集には『金鈴』『薫染』、随筆には『無憂華』があり、
築地本願寺にある歌碑に刻まれた「おおいなる もののちからに ひかれゆく わがあしあとの おぼつかなしや」はおさえておきたいですね

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■五世川柳・水谷緑亭句碑
佃島の風紀を心配し、自宅で忠孝節義の話をした彼の句は、住吉神社の境内で見ることができます。
「和らかで かたく持ちたし 人ごころ」

■銅鐘 石町時の鐘
この鐘は二代将軍徳川秀忠の時代に本石町に設置され、江戸城下の人々に時刻を知らせていました
近くに長崎屋(オランダ商館長の宿所)があったことから、詠まれた川柳が...
「石町の鐘はオランダまで聞こえ」

■石川啄木歌碑
彼は京橋区滝山町(現・銀座6丁目)の朝日新聞社に入社し、
肺結核等で26歳の若さで亡くなるまでの約3年間、校正係の仕事をしながら創作活動を行いました。
「京橋の 滝山町の 新聞社 灯ともる頃の いそがしさかな」

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また、彼の第一歌集『一握の砂』が、「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」で始まることもおさえておいて損はありません

■越後屋
蕉門十哲のひとりで、江戸座(江戸っ子気質を反映した派手な句風が特徴)と呼ばれる一派の代表である榎本(宝井)其角は、越後屋についてこんな句を詠んでいます。
「越後屋に きぬさく音や 衣更」
情景がふと目に浮かぶようですね

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せっかくなので、其角のその他の句も合わせて覚えておきましょう
(ここでは詳しく解説はしませんが、それぞれの句が詠まれた背景も合わせて確認しておくことをオススメします!)

「日の春を さすがに鶴の 歩み哉」
「鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春」
「この人数 舟なればこそ 涼みかな」

■海水館跡
明治38年に開業した「海水館」は、仙台市から移築した木造2階建ての割烹旅館。
当時このあたりは東京湾が一望できる風光明媚で閑静な場所であったため、名だたる文化人が滞在しました。
海水館に関する一首は以下の通り
「冬の海 見ればかなしや 新佃 海水館は わび住みにして」
(吉井勇の歌集『毒うつぎ』より)

■十返舎一九墓
『東海道中膝栗毛』の作者である彼の墓(真円山東陽院)の左側面には、
有名な辞世の句が刻まれています。
「此の世をは とりやお暇に 線香の 煙とともに 灰さようなら」

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■吉田松陰終焉之地
幕末の志士の多くを育てた優秀な人物でありながら、小伝馬町牢屋敷内で処刑された彼の辞世の句が、小伝馬町に設置されています。
「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留置まし 大和魂」

■寿司
すしを握る職人の手つきが忍術使いの呪文を唱える様子に似ていることから、こんな句が詠まれました。
「妖術と いう身で握る 酢の飯」(川柳句集『誹風柳多留』)

ここまで俳句や川柳をピックアップしてみましたが、
どれも記憶に残るような印象的なものばかりですよね
知らない句があった方、検定前にチェックしてみてはいかがでしょうか?

※本記事は、個人的な検定対策の一部をご紹介するものです。
 ここに書かれた内容を覚えると合格できるというものではございません。
 予めお含みおきくださいませ。

 

 

橋の工事

[皐月の鯉の吹き流し] 2018年12月27日 14:00

この時期よく耳にする「平成最後の・・・・・」、これもその平成最後の橋の大規模工事です。永代橋、清洲橋、その間の日本橋川に架かる豊海橋の工事。この3つの橋が同時に補修・改修大規模工事は今しか見ることができない光景です。

 

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永代橋、清洲橋は橋の構造において対照的で、仮設足場で囲われていてもその特徴が分かります。

 

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何回か同じ角度で撮った隅田川大橋からの東京スカイツリーを背景にした永代橋。

写真は中央大橋からですが、隅田川大橋からは、永代橋・清洲橋、両方見ることができます。

スカイツリーは世界で最も高い電波塔ですが、日本の伝統技術や工芸を取り入れています。

 

建築構造は五重塔のような制振構造で建築物の中心に心柱がありその周囲を三角形のトラス構造で接合したものだそうです。この三角形は強度の点ではこれほど細かくする必要はないとのことですが、江戸切子を意識したデザインだそうです。

また外観は心柱を中心とした対称ではなく、日本刀をモチーフにした非対称になっています。

 

 

さて、豊海橋の工事は橋の補修・補強および嵩上げを行っています。今年の初めより来年の5月末までの予定なので、平成から次の時代をまたぐ大がかりなものです。

 

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豊海橋_004.JPG<<<<< 豊海橋工事の進捗がわかります >>>>>>

 

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< これが仮設の橋 歩行者・自転車はここを渡ります 自動車は通れません >

 

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