[滅紫]
2018年10月14日 18:00
昨年銀座SIXに移った(戻った)観世流では毎月の定期能上演前に演じられる演目についての「講座」が開かれています。今回は12月定期能「乱」がテーマです。講師は松岡心平先生(東大教授)と宗家のお二人。「黒澤明の「乱」ではありません」(笑)」という松岡先生の解説のあと、宗家による実演があり、その後更にお二人の対談と約2時間半のプログラムです。今回は初めて「乱」を演じる宗家長男・三郎太さんも登場しご挨拶。17歳の初々しい将来の次期宗家に大拍手。今年の講座は今回が最後ですが、内田樹、渡辺保、林望さんなど専門を超えての鼎談も企画され毎回楽しい刺激を受けていました。他にも若手能役者の「荒磯能」の事前講座もあり、観世流が「能の魅力」を広く知ってもらいたいという意欲がひしひしと感じられます。おまけにこの講座「能楽講座」が1500円、「荒磯能」は500円という料金(能公演のチケット購入の方は無料)ですからお得感一杯。1,2回目は空席が目立ったこの会も回を追うごとに来場者が増え、今回はほぼ満席。来年以降の企画は未定とのことですが、何とか続けて頂きたいものだと熱望しています。能は長らく見ているのですが、最近漸く「能も面白い」と少し面白さの欠片が見えてきたところなので、年齢を重ねるということも有難いことだと感じています。何しろ宗家と松岡先生の掛け合い(失礼)はお二人の該博な知識に裏打ちされていて興味深くしかも話しぶりが洒脱でエンターテインメント性たっぷり。TV放映したいくらいです。来年も続きを見たい・聞きたいものです。
荒磯能の第六回事前講座は「胡蝶・春日龍神」で11月8日(木)18時~500円
荒磯能の公演は12月13日13時~ SS席4500円 共に銀座SIXの観世能楽堂
お問い合わせは03-6274-6579まで。
[銀造]
2018年10月11日 14:00
第13回中央区内アンテナショップスタンプラリーが10月4日から始まりました。 スタンプラリーの台紙は、各アンテナショップで入手できます。今年の各県の参加店は25店舗です。
全25店舗のなかから、異なる17店舗分のスタンプが集まったら、この冊子にとじ込みの葉書でご応募できます。全25店舗のスタンプを集めた方は、Wチャンス 全店の提供賞品詰め合わせ「コンプリート賞」に自動的にエントリーされるそうです。
スタンプラリーのアンテナショップガイドに記された説明を読み、「クーポン券のご利用について」、「クーポン特典」を最大限利用しましょう。
「先着200名様に、・・・」というのは開催期間中、なるべく早く行かないと貰えませんね。「毎日先着20名様に・・・」お店の開店早々の時間に必着ですね。 今日は、昼からのスタートだったので、「先着200名様に、・・・」というお店とその周辺のお店を訪問しました。
「お買い物代金から5%割引」というお店は大変ありがたいですね。 慌てずに、期間内に利用させて頂きましょう。
今回は、各県のスイーツ探訪ということも考えています。
例えば、今日訪れたお店の一つ、「食の國 福井館」では、羽二重餅が人気とのことで、購入しました。
今年のアンテナショップスタンプラリーの最終日は10月23日(火)です。 どうぞ、お楽しみ下さい。
応募締切は、10月28日(日)備え付けのBOXへの応募は、当日中、郵便の場合は、当日の消印有効です。
[ジミニー☆クリケット]
2018年10月10日 14:00
銀座2丁目、銀座大塚ビルの地下1階にある「メグミオギタギャラリー」で、10月5日(金)から10月27日(土)まで、フランク・トランキナ個展「Every Story Tells a Picture」が開催されています
開廊時間は、11時から19時です。
日・月・祝日はお休みです。
フランク・トランキナ氏は、シカゴを拠点に活躍されている画家で、今回は彼の新作絵画展になります
メグミオギタギャラリーでは、グループ展「トイ・ショー」(2010年)、「マリンコング」(2012年)に参加された他、2015年には初個展「RUCKUS()」が開催され、今展が2回目の個展となるそうです
展示されている作品は、すべて彼が集めた()おもちゃを描いたものなのですが、おもちゃに役割を与えてドラマ性をもたせたような作品や、静物画のようにおもちゃを配置したものや、作品ごとに感じ方が違っていて、見ていて飽きません
(作品(右)と制作のためのセット(左))
おもちゃだからこそ、さらに空想が広がるような気がします
そのおもちゃも、"高級"なおもちゃではなく、いわゆる食玩のようなジャンク・トイで、それが一層、ストーリーの裏にあるものや因縁めいたものを感じさせてくれるように思いました
(作品(右)と制作のためのセット(左))
本当に、見ていて飽きない、ずっと見ていられる作品群です
作品の横には、その作品を制作するために作者が配置したおもちゃのセットの写真も展示されていて、このセットで作者はこの作品を作ったのかということがわかり、興味深かったです
なお、ギャラリー内のプロジェクトルームでは、10月5日(金)から10月20日(土)まで、こちらのギャラリーではおなじみの、中村ケンゴさんと土屋仁応(つちやよしまさ)さんの作品も展示されています
中村さんは、Eメールの顔文字、ワンルームマンションの間取り図、マンガの吹き出しやキャラクターのシルエットなど、現代社会を表象するものをモチーフとして作品を発表されています
土屋さんは、白く神々しい動物や幻獣を生み出す木彫作家
仏像彫刻の技法を用いて作り出された幻獣や動物は、まるで生きているようで、静かに佇んでいたり、すやすやと眠っています
今回は、このプロジェクトルームに「LAMMFROMM(ラムフロム)」と土屋さんのコラボレーショングッズ、子猫のぬいぐるみも展示されています
こちらも併せて、ご覧下さい
なお、ギャラリー内での写真撮影についてはご了解をいただき、今回も、作者および作品についての懇切丁寧な説明をしていただきました
ありがとうございます
メグミオギタギャラリーのHPはこちら ⇒
http://www.megumiogita.com/
2015年、同ギャラリーでの中村ケンゴ個展を紹介したブログ記事はこちら ⇒
/archive/2015/04/post-2390.html
2016年、同ギャラリーでの土屋仁応個展を紹介したブログ記事はこちら ⇒
/archive/2016/11/post-3822.html
[滅紫]
2018年10月10日 12:00
「十八世中村勘三郎七回忌追善」の十月歌舞伎の幕が開いています。「もう7回忌?」とてもそんな気がしないとお感じの方も多いかと思います。今月はその勘三郎さんが得意とした演目が並び、二人の息子、勘九郎・七之助さんがその役を演じるのが話題です。
5日目にやってきました。幕見の列が長―い。ロビーにはお香の香り、18代目の写真が飾られています。客席は満員です。「吉野山」は玉三郎さんの静御前に勘九郎さんの忠信という組み合わせ。玉三郎さんの美しいのはいつも通りですが、二人揃うと「勘九郎さんてこんなに美男だったかしら」と思うほどぴったりの美男美女。狐を思わせる軽やかな動きに決まる所はぴたりと決まり、見事な忠信です。さあ、「助六」です。今回は成田屋さんではありませんので外題も「助六曲輪初花桜」(くるわのはつざくら)になっています。演奏も河東節ではなく、長唄です。花道に仁左衛門さんの助六が登場しました。歌舞伎座では襲名公演の平成10年以来20年ぶりの助六です。見どころの「出端」。上の階の観客にもたっぷりと見せてくれます。私は花道のすぐそばだったのでまじまじと見つめてしまいました。7-8年前の南座の顔見世の時は見納めかと思いましたが、また見ることが出来るとは、ただもう感激です。ご本人もインタビューで「この歳で助六が演じられることは本当に有難く嬉しい」と語っていますが、確かに70歳過ぎての助六は稀なことだと思います。でもこの颯爽とした粋な格好良さは格別で全く年齢を感じさせません。七之助さん初役の揚巻は綺麗なのは言うまでもありませんが、花魁の意地と張りが溢れ出て「悪態の初音」は大拍手。勘九郎さんが白酒売りの新兵衛、母親の満江に揚巻役者の玉三郎さんが廻り。通人役の弥十郎さんが松嶋屋と中村屋の袱紗を使い分けて笑いをとり、「二人の息子さんはこんなに立派になりましたよ」と花道で泉下の勘三郎さんに語りかけると客席もしんみり。
興奮醒めやらぬ夜となりました。もう一回来ようと思ったのですが、席が取れません。
お昼の部を見て満足することにしましょう。追善興行は2ヶ月続きで来月は「平成中村座」です。写真は「宮島のだんまり」に因んで「もみじ饅頭」。
昼の部は「三人吉三巴白浪」「大江山酒呑童子」
「佐倉義民伝」です。
千穐楽は25日
お問い合わせはチケットホン松竹
0570-000-489 (10時―18時)
[銀造]
2018年10月 9日 12:00
10月4日から11月30日までの期間限定で、銀座ソニーパークにTurret Coffee GINZAが開店しました。
築地でお馴染みの、タレー車が展示されています。
メニューも大変お手頃な値段です。クロワッサンなどのパンも召し上がれます。
ここでの開店期間は、11月30日までです。 ソニーパークの観葉植物をお楽しみの前後に、こちらで、美味しいコーヒー・ブレイクを
[ジミニー☆クリケット]
2018年10月 8日 14:00