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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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茶屋復元現場見学会(Ⅲ)

[サム] 2010年9月 4日 22:51

RIMG0125S.JPG  平成16年から始まった旧浜離宮庭園の復元・整備事業。

その一環として現在「松の茶屋」の復元工事中であるが、文化財庭園の修復事業に対する一般の人々の理解を深めて貰おうと今回3回目となる「茶屋復元現場見学会」が9月4日(土)開かれた。

復元の方針、施工上の工夫や工法、現況等々概括的な説明を受けた後、今回は特に、①サワラ材を薄く割ったものを重ねて葺いた「こけら葺き」手法 ②天井や縁側の木工事(もっこうじ) ③壁の内装下地工事 等の見学が中心。

室内の壁は張付け壁と呼ばれる和紙貼りに金小松模様の木版摺りの意匠、長押の釘隠し金具は松毬形の意匠、法隆寺五重塔の裳階の屋根材にも使われた大和葺き工法、といった興味深い当時の特徴的な意匠・技法の話等々を興味深く聴かせていただく。創建当時の姿・材料・工法を出来るだけ忠実に再現するよう努められた工事関係者の皆さんのご苦労・ご腐心がひしひしと伝わってくる。

11月には工事完了予定。完成が待たれる。

 

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昭和の残影「看板建築」

[サム] 2010年9月 3日 15:00

瞼に残る昭和の家並みも、再開発と建替え進展により、年を追うごとに急速に姿を消しつつある。

関東大震災復興の過程で出現したとされる所謂「看板建築」もそのひとつ。

区画整理による街路拡幅で狭められた敷地                  ②耐火性向上                                ③芽生えた新デザインへの指向                        こうした条件を背景に、建物前面を平坦にし、銅板張付け・タイル貼り・モルタル塗り等耐火素材で仕上げたのが、こんにち「看板建築」と称される建造物。和洋折衷の木造2階建てで、アーチ型の窓や、銅板に江戸小紋(亀甲・青海波・網代等)様の装飾を施したりと、バラエティに豊んだデザインが特徴。屋根裏部屋も敷地面積が狭くなったための苦肉の策であったという。

このような時代背景で生まれ、昭和の雰囲気を色濃く残す建物も、戦災に加え戦後の再開発の波で取り壊され徐々に消滅。それでもこの築地界隈はその殆どが戦災を免れ、かつ近年大きく街区も改編されることもなかったため、当時の独特の家屋が連なる家並が残存し、戦前の面影を残している。

そして緩やかでどことなくまだ心にゆとりがあった時代を偲ばせてくれる。

          

   <築地1~3丁目>

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   <築地4丁目>

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   <築地6丁目>   CIMG1224RS.JPG  RIMG0225RS.JPG  RIMG0183RS.JPG

  <築地7丁目>

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日八京の再開発がんばって

[illy-ship燦壱朗] 2010年9月 1日 16:30

最新トレンド発信地としてすっかり有名になった大丸有(だいまるゆう:大手町HI3D0052.jpg+丸の内+有楽町)。
三菱地所さんの大型ビル建替えとブランド誘致戦略が当たって来ました。

 

以前は人通りの少なかった土日も、別の街のようです。

 

9月1日の日本経済新聞に、それに対抗する形で、東京建物さんが日八京(にちはちきょう:日本橋+八重洲+京橋)を再開発をてこに変わらせようとしているといった記事が載っていました。

 

確かに最近の京橋近辺の槌音は賑やかです。

「日八京」として新しい東京都心の顔になって欲しいものです。がんばって!

 

 

大川端の水鳥

[サム] 2010年9月 1日 09:00

RIMG2059S.JPG高層マンションが立ち並ぶリバーシティ21東側のウォーターフロントにある石川島公園。

スーパー堤防事業による公開空地と一体となった、隅田川の川面から清々しい風が吹き抜ける親水公園です。

都会の喧騒を遮るかのように広々と視界が開け、水辺に沿って遊歩道が設けられています。

愛犬の散歩に訪れる人も多い。

水鳥も多く飛来し、朝方の干潮時には水が引いた岸辺で採餌する姿・羽繕い等々、川辺に生息する様子が見られ、生き物の息吹を間近で感じることが出来ます。

 

 

 <採餌> (左からコサギ、イソシギ、カルガモ)

RIMG1358RS.JPG   RIMG0008RS.JPG   RIMG1351RS.JPG

    <羽繕い> (左からコサギ、カルガモ、ウミネコ)

RIMG1383RS.JPG   RIMG1365RS.JPG   RIMG1305RS.JPG

    <羽干し> (カワウ)

RIMG1320RS.JPG ウの仲間は尾脂腺が発達していないので、羽毛が水を弾きにくく、水から上がったあとは必ず翼を広げて乾かすと云われている。

 


 

 

築地川公園 8月 サルスベリ 蝉

[銀造] 2010年9月 1日 08:30

 CIMG5630.jpg

7月より、ずっと咲き続けている百日紅ですが、サルスベリ(猿滑)と発音します。

どうしてかな?と、ずーっと思っていました。 Wikipedia によると、

「中国では長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため紫薇と呼ばれるが、比較的長い間紅色の花が咲いていることから百日紅ともいう」 とあります。

 

  

 紫陽花と書いて、アジサイと発音、百合と書いてユリとか、中国語の表意語が、日本では

そのまま用いて日本語的意味に変換して読んだりしています。

学名のラテン語ではLagerotroemia indica、英語名では、Crape myrtle です。 

インド原産というラテン語で決めていますが、インドからタイ、ベトナム、中国、日本と

幅広く分布しているのですね。

僕が英語名を付けられるなら、Hundredday's vermillion とつけるかな。

もしくは、Monkey slippery tree  ?  coldsweats01 

CIMG5587.jpg 

新富町駅から、えき済会ビル 前経由

聖路加看護大学へ向かう途中の

紅白の百日紅の植栽は

散歩している私たちも嬉しくなる

爽やかな彩です。 

 

 

                                                            

 

 ハナノキに脱皮した蝉の抜け殻が。

長かった夏ももうすぐ終わりです。 あと少し、熱中症にお気をつけ下さい。CIMG5629.jpg 


 

 
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